虹を咲かせたい!   作:さかなヒロシ

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すぐとはいつのことだったのか・・・・・えいがさき2章めっちゃ感動しましたね。2回目行く前に地元の映画館では終わってたのが悔しすぎ


9番勝負4

彼方さん(寝落ち)と愛のおかげで3勝2敗でリードすることができた虹学。リードしているとはいえ、あと4回も残っているし気は抜けない状況ではある。

 

「次の勝負いくわよ!」

 

「次の勝負って、なんだっけ?」

 

「ふふっ♪次もスクールアイドルに欠かせない能力を競ってもらうわよ」

 

「全部そうであってくれよ・・・・・」

 

「9個も思いつかなかったんじゃないか?秋介だって9個も思いつかないだろ?」

 

それを言われるとそうだけど、だからって大食いは選ばねぇよ・・・・・。

 

「そこ、うるさいわよ!・・・・・6回戦、音楽知識対決!」

 

「ここはやっぱり、真姫ちゃんだよ!」

 

「凛ちゃんの敵討ちやね。頑張ってね♪」

 

「真姫ちゃん、応援してるにゃー♪♪」

 

「敵討ちって・・・・・仕方ないわね。まぁ、やるだけやってあげるわ。負けたままは私も悔しいし」

 

予想していたとはいえ、μ'sは真姫ちゃんだよなぁ。冬樹の話だと作曲は彼女がやってるって言ってたし、知識量は相当あるだろう。それに対して、虹学は音楽に精通しているメンバーがいるわけじゃないしなぁ・・・・・正直今回は捨てだな・・・・・

 

「私にいかせてください!」

 

「せつ菜?いいのか?」

 

「私もスクールアイドルとして、音楽に関してはそれなりに勉強してきました。ここで実力を測るのもいいかもしれません」

 

「そうか・・・・・ならここはせつ菜に任せる!秋介も問題ないよな?」

 

わざわざ俺に聞かなくてもいいんだけどな・・・・・

 

「まぁ、本人がやる気ならいいんじゃない?それよりも、具体的な勝負内容はどうなんですか?」

 

「ペーパーテストでもやるわけ?」

 

「それも考えたけどね。今回はズバリ!『ピーンとひらめけ!イントロ早当てクイズ』にこ♪」

 

「はい?」 「はぁ!?」

 

多分、今俺と真姫ちゃんは同じこと思ってるんだろうな・・・・・

 

「今から音楽プレーヤの中に入ってる曲をランダムで流すから、歌詞が始まる前に、曲と歌手の名前を答えてもらうわ」

 

「ちょっと待って、音楽の知識を競うんでしょ?それなら音楽の歴史とか、作曲の技法とか・・・・・」

 

「いいえ、真姫さん。曲名や歌手名も立派な知識です。曲の分析も歴史の研究も、曲を作る人、歌う人がいるから勧められるのです!」

 

せつ菜の言ってることも間違いではないけど・・・・・だからといってイントロクイズで何がわかると言うのかさっぱりわからん・・・・・。

 

「なかなかわかってるじゃない、優木せつ菜。真姫、初めていいかしら?」

 

「・・・・・わかったわ。私だって。有名な曲や音楽家の名前は一通り覚えてるし・・・・・やってやろうじゃない」

 

真姫ちゃんもこれ以上の反論は無駄と悟ったのか、諦めて受け入れていた。

 

「流す曲は全部で5曲。先に33曲答えた方の勝ちよ。じゃ、まず1曲目」

 

にこさんが再生ボタンを押して音が流れ始めr「はい!」

 

「早っ!ええ!?」

 

せつ菜が勢いある声で回答権を獲得した。さながら、クイズ番組に出るような人だ。

 

「短すぎて曲っていうより音って感じだったんだけど?」

 

「せつ菜のことだから自棄になったわけじゃない、はずだ」

 

「・・・・・ほ、ほんとに分かったの?」

 

流石のにこさんも信じられないものを見るようにせつ菜に聞いていた。

 

「もちろんです!歌手名は『ミントチョコ』曲名は『貫き通せ♡愛のプライド』です!」

 

さて、自信満々に答えたせつ菜の回答は・・・・・

 

「正解!」

 

まさかの正解。

 

「チョコ・・・・・?」

 

これには真姫ちゃんも驚き、というより状況が理解できていないと言った方が正しいか。多分、自分の想像していた音楽クイズとかけ離れてたんだろうな・・・・・。花陽ちゃんが熱心に真姫ちゃんに解説をしている。そんなことよりも、今回の早押しクイズの曲ってもしかして・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝者、勇気せつ菜ー!」

 

1問目の様子から結果は簡単に予想できたが、案の定せつ菜の勝利で勝負は幕を閉じた。

 

「3曲全部1秒以内に当てるなんて、あんた相当ね!気に入ったわ」

 

「にこさんこそ、かなり深くスクールアイドルのことを理解しているご様子。ぜひ一度語り合ってみたいです!」

 

「仲良くなった・・・・・?やっぱり一度勝負すると仲良くなるものなのかな」

 

「勝負したのはあいつらじゃないけどな」

 

「にこさんも、仲良くなるなって言ってたのになー」

 

なぜか仲良くなった2人を他所に、

 

「〜〜〜〜なんで流すの全部スクールアイドルの曲なのよ・・・・・!」

 

真姫ちゃんは非常に納得がいっていないようであった。まぁ、音楽知識って言われて勝負したのに実際は全くもって関係なかったもんなぁ。μ'sのみんなが丸めこもうとしてるのか宥めてるのかよくわからない会話をしているし。なんだかんだ真姫ちゃんも渋々納得はするだろうとは思うが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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せつ菜のおかげでと言うべきか、4勝2敗と王手をかけることができた。

 

「7回戦は衣装対決!ここでもスクールアイドルとして蔑ろに出来ない能力を競うわ!いくら歌やダンスが上手くても、着ているものがダサくちゃ魅力は半減!自分のイメージや曲のコンセプトに合うものを選べてこそ人のアイドル!」

 

「衣装対決か。まだ出てないのは歩夢とかすみ、璃奈の3人か」

 

「果林さんが出れたら良かったんだけど」

 

ダンス対決に出たことで果林さんを出すことはできない。読者モデルの彼女が出ていたら確実に1勝することができただろう。なんて、たらればの話をしたところで何かが変わるわけでもないし、三人の中から誰に出てもらうかを考えた方がいいか。

 

「服のセンスは・・・・・あんまり自身ないなぁ・・・・・」

 

「そうか?オレはそんなことないと思うけど」

 

「そんなことないよ・・・・・」

 

「ちなみに、衣装対決のあとってどんなことするんですかね?」

 

「確かに、ここまで来たら残りも教えてもらってもいいですか」

 

「・・・・・カリスマ対決とアイドル力対決よ」

 

どっちも意味わからんな・・・・・アイドル力ってなんだよ、スクールアイドルに必要な要素っていうかそのものじゃねぇか。

 

「それなら、かすみんはアイドル力対決に立候補します。絶対にこ先輩出て来るでしょ。あの仕切りたがりの鼻っ柱をべきべきにしてやりますよ!」

 

「そ、そうか・・・・・なんか頼もしいな・・・・・」

 

そうか?俺には盛大なフラグにしか思えないんだが・・・・・言わない方がいいか。

 

「えっと、そうなると・・・・・璃奈ちゃん・・・・・?」

 

「消去法みたいになって申し訳ないな。璃奈、いけるか?」

 

「・・・・・分かった。やる。カリスマ対決は何やるか分からないけど、多分私向きじゃない気がするし、頑張る」

 

「各自代表が決まったところで、勝負の内容を発表するわ。コスプレファッションショーよ!お互いのメンバーの中からそれぞれ5人選んで、似合うコスプレ衣装を選ぶ!残りの6人と・・・・・それからあんた達も特別に!審査員として良いと思ったほうの見立てに票を入れてもらうわ。より多く票を獲得した方が勝ちよ」

 

「偶数になっちまうしオレは投票しなくていい。秋介の方が公平に判断できるだろうしな」

 

「衣装は今日のために演劇部から借りてきたものがあるから、それを使いなさい。選ぶ時間は30分!さぁ、可愛くドレスアップにこー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「μ's対虹ヶ咲、ドキドキ☆コスプレファッションショー♪まずは1人目。先行はμ's、モデルは高坂穂乃果!

 

にこさんの視界に合わせて前に出た穂乃果さんが着ているのは婦警の格好だ。本人の明るい印象もあって子ども人気は高そうな感じがするな。

 

「じゃじゃーんっ!悪い子は逮捕しちゃぞ〜っ☆」

 

「意外と似合ってるな。かっこいいぞー!」

 

「衣装のポイントはあるんですか?」

 

「うん!穂乃果ちゃんの元気いっぱいな笑顔と、警察官のキリッとストイックな制服の組み合わせは、ギャップがあっていいかなと思いました!」

 

穂乃果さんとことりさん、海未さんは幼馴染って聞いてたし、互いのことをよく分かっているってことなのか・・・・・

 

「後攻、虹ヶ咲いくわよ!モデルは朝香果林!」

 

いったい、璃奈は果林さんにどんな衣装を渡したのか。普段の印象からはファッションに興味がありそうには見えないけど・・・・・

 

「・・・・・うふっ」

 

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

 

みんなの前に姿を現した果林さん。だが、果林さんの顔イラストが描かれたスケッチブックを持っているだけで特に衣装を着ているわけではなかった。これには全員が言葉を失った。俺もよくわからん。

 

「・・・・・天王寺璃奈!ちょっとこっち来なさい」

 

「なに?」

 

「なにじゃない!どういうことのなのアレは!服選べっていたでしょうが!」

 

にこさんが言わなければ俺も同じこと言うだろうな。普通にルール無視してるし・・・・・

 

「似合うものが無かった。だから作った。世界でただ一つ、果林さんにだけ使いこなせる璃奈ちゃんボード、ううん、果林さんボードを!」

 

「不思議な安心感があるわね、このボード」

 

「そうなのか?」

 

「冬樹も乗るんじゃない」

 

「だって、前髪のとことか、結構うまく描けてると思わね?ただ一つ惜しいのが色だな。果林専用っていうことなら、青系統で描いた方がそれっぽくなると思うぜ」

 

「冬樹さんの言うとおりかも・・・・・ちょっと待ってて。今描き直すから」

 

「描かんでいい!早く二人目の準備しろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気を取り直して・・・・・ドキドキ☆、コスプレファッションショー2人目♪先攻、μ's、絢瀬絵里!」

 

「神々の世界へようこそ・・・・・なんてね♪」

 

純白のドレスのような衣装で絵里さんはみんなの前に姿を現した。クォーターである彼女の透き通るような容姿を押し上げるような、そんな印象だ。

 

「これは・・・・・まるで神話に登場する女神のようですね。なんて美しい・・・・・」

 

「絵里ちゃんは、ギャップは狙わずにストレートに選んでみました。絵里ちゃんの惹き付けられるような美しさが引き立つように」

 

「もう、ことりったら・・・・・恥ずかしいわよ」

 

ことりさんの言葉に、照れ隠しのように言葉を返す姿も違和感がないというか・・・・・絵里さんのこの仕草を出すためにわざと言っているようにも思える。

 

「照れてる顔もサマになってるのが憎たらしいわね〜。次は後攻、虹ヶ咲、エマ・ヴェルデ!」

 

「は〜い♪」

 

出てきたエマさんの胸元にはスケッチブックが抱えられている。うん、さっきと同じだ。

 

「って、またかー!」

 

「えへへ♪エマちゃんボードだよ〜♪」

 

「エマさんの優しい心をボードに描いてみた。意外と難しかった・・・・・」

 

「えっ、ごめんね。璃奈ちゃん、わたしの顔、難しかった?」

 

だからそういう問題じゃないんだが・・・・・

 

「なんでファッションショーでこんなにシュールな光景見なくちゃならないのよ・・・・・」

 

「俺も同じこと思ったわ。一体何を見せられてるんだか分かったもんじゃない」

 

「まぁ、ショーに出てくるようなファッションって変わったデザインも多いし、これはこれで良いんやない?」

 

「今回は一応対決なんですけど・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「μ's対虹ヶ咲、ドキドキ☆コスプレファッションショー♪勝者、南ことり!!」

 

「わあ〜い♪ありがとうございます♡」

 

「まぁそうだろうな。ボード持たせただけだし、審査できねぇよ」

 

「ううん、私こそごめん。もっと上手く顔を描いていれば・・・・・」

 

「そういう問題じゃないわよっ」 「衣装を着せろ!」

 

他のみんなが思ったことをかすみと冬樹が代弁するようにツッコミを入れている。二人が言わなければ俺が言っていただろうな。璃奈は同好会の中でも、ボードを常に持っている点を除けば常識人だと思ってたんだが、これは認識を改めた方がいいな。全く、まともなのが歩夢くらいしかいないんじゃないか?ともかく、これで4勝3敗、リードしてるし気持ち的には有利と言ったところだな。




次で勝負は終わります。
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