アジアカ〜亜人のヒーローアカデミア   作:豊川鮎丸

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第二話を見に来てくれてありがとうございます。


2話

ある夜、俺は今、裸で浴槽の中にいる。

 

両親には少し眠ってもらっている。

 

俺は今からかなり危ないことをする。

 

俺の予想を確定付けるために必要なことだ。

 

俺は今から、、、自殺する。

 

控えめに言ってめちゃくちゃ怖い。

 

だがこれは必要なことだ。できれば早めに死への抵抗を減らしておきたい。

 

理由は3つ。

1、亜人は死なないと怪我を治せない。

亜人はたとえ手がもげようが足がかけようが体が木っ端微塵にされようが復活する。

だが、それは()()()の話だ。

死ななければ、手がもげようが足がかけようが再生しない。

この先、もしものことがあったとき、咄嗟に死ねないようではとても困る。

 

2、亜人の特性をフル活用できるようになるため。

さっきも言ったように、亜人には様々な特性がある。

だがそのほとんどが死ぬことによって使える物だからだ。

亜人に登場する敵キャラの佐藤が強いのはこのためである。

佐藤は亜人の特性を含めた自分に使えるものをフル活用して戦う。

だからこそ常人にはできない行動をとることができ、それによって主人公サイドの人間を追い詰めた。

流石にそのレベルまでとはいかなくても、最低限、躊躇わず自殺できるようにはなりたい。

 

3、ここがヒロアカの原作スタートの10年前であること。

正直,理由としてはこれが1番である。

もしここが原作終了後などならよかったが、思いっきり原作と同じ時系列なのだ。

このままいけば11年後あたりには原作最終決戦が始まってしまう。そうなれば沢山の人々が死んでいく。

正直、対して関わりのない人が死ぬのは別にいいが、俺の家族などには死んで欲しくない。

そんな人たちを守る力が欲しい。これが1番でかい。

 

手が震える。

 

あんなに何度も諦めようとしたのに、

 

あれだけ逃げようとしたのに、

 

俺は今更生きることに執着しているのか。

 

反吐がでる。

 

なんにせよ、俺は覚悟を決めた。

 

口をタオルで塞ぎ、声が出ないようにする。

 

手に取った包丁で,手のひらに傷をつける。

 

そしてそのまま包丁を、一気に鳩尾に突き立てる。

「ンンンンンン!!!」

一瞬の違和感のあと、一気に激痛が走りなんとも言えない感覚が体を突き抜ける。

(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、、、、、、、、、)

 

 

 

 

ジュワァァ

 

 

「、、、ハッ!ハァ、ハァ、ハァ、、、生き返った、、、俺は、、、亜人だ、、、」

 

よく見ると手のひらの傷はきれいさっぱりなくなり、腹の傷も塞がっている。

それだけなら俺が見た幻覚の可能性もあるだろう。

だが、何よりの証拠として、刃先が途中から消えた包丁が、浴槽の中に転がっていた。

 

(大丈夫、大丈夫、アレに比べたら大丈夫、大丈夫。)

 

これではっきりした。

俺は亜人だ。

 

これでこの先の大まかなプランが組立られた。

 

1、体を鍛える

2、IBM の操作、自走

3、死への抵抗を減らす

4、自分の戦い方を見極める。

 

まず1に関してはそのままで、なんらかの武術を含めた素手での戦い方を習得すること。

亜人はかなり戦闘で有利になれる能力が多いが、それに頼り切りでは、相手がちゃんとした作戦を立ててきた場合、何も出来ずにやられる場合がある。

いくら不死身の体や透明な分身なんかがあっても原作では佐藤以外のほとんどの亜人が人間相手に負けている。

特にIBMに関しては雨の日には操作しにくかったり、使用回数制限があったりと使い所を考えなければならない。

たとえ出せたとしても、眠らせる,または気絶など、本体が意識を失えばすぐに動かなくなる。

実際に、原作でも佐藤は常にIBMを使うのではなく、ほとんどの戦いをその他の亜人の特性と体術や銃火器で戦っている。

流石に閃光手榴弾をくらいながら特殊部隊と殴り合えるとか、そんなイかれたレベルまでは行かなくt、、、

いや、できればそのレベルを目指したい。

 

2のIBMに関してはかなり重要だ。

ここで解説をすると、IBMは【Invisible Black Matter】の略称、つまり物質である。

これは、亜人が死亡し、復活する際に体から出る物質の事を指す。

ついさっきや、生まれたときにジュワッという音と共に出るあの黒い煙のようなものだ。

この物質は一般の人間には見えず、亜人のみが、目視でそれを確認する事ができる。

たまに例外として、殺意などの強い感情を向けられると、人間にも見える時があるが、それはまた別の話。

話を戻すが、この物質はとんでもない性能をしている。

 

亜人は一度死亡すると体の全てを完全に元通りにする。

今の状況を腕が切り落とされたと仮定しよう。

この時、切り落とされた腕が近くにあるなら、その腕と本体は引っ張られるように、近づき、くっ付き再生する。

だがまれにこの切り落とされた腕が、離れた場所にあった場合、腕は切られた場所から、新しく生み出される。

この際、IBMは失われた腕という物質そのものを生み出している。

さらにこの時、失われた腕が生える場所に、何か障害物があると、その物質を分解して、再生する。

この仕組みを使えば、一瞬でどんな強固な壁も破れるのだ。

そしてIBMは人型にまとめて、操作できる。

実質、透明な分身ができる。

人間は体が壊れないよう、無意識に、リミッターをかけているが、こいつらはそれがないため、人間以上の動きが可能になる。

そのため使いこなせば、この世界でもそれなりにやっていけるような能力だが、問題点と、弱点もある。

問題点は、回数制限と持続時間の二つ。

 

IBMは個人差があるが、1日に出せる量が決まっている。

IBMは本人が亜人として初めて死亡した時からの時間が長いほど濃い、つまり,量が多くなる。

量が多くなれば、1日に何度も出せるようになる。

原作では1番量が濃い永井が、1日に調子が良くて、9体出せる。

 

持続時間も個人差があるがほとんどの場合5分ほどで自然消滅する。

これはIBMそのものが常に崩壊し続けているかららしい。

これも量によって変化し、調子のいい永井で最大30分持つとのこと。

 

そして弱点は、本体と雨,そしてIBM

まず本体だが、これは一つ目の体を鍛えるで話したことなので、割愛する。

 

雨のに関しては、うまく伝えられないが、雨の日のラジオのように、IBMを操作しにくくなる。

スプリンクラーでも同じことが可能な上に、IBMは透明なだけでそこにちゃんと存在しているので、付着した水滴で位置がバレるなど、悪いことしかない。

 

そしてIBMは基本破壊は不可能だが,同じIBMだけは可能なのだ。詳しいことは割愛するが、ようはIBM同士がぶつかり、相殺しあうことで、破壊できる。IBMの破壊方法としては、『打撃で、頭に当たる部位を破壊する』が1番早いがあくまで打撃、それ以外の切り裂いたりの攻撃では効果はない。

まぁこの世界でIBM同士の戦闘なんてほとんどの確率で起こらないと思うが。

 

ただ、それらをひっくり返す方法もある。

それはIBMの自走だ。

IBMは基本、本体の命令に忠実に従うが、作中で佐藤はこう発言している。

IBMに命令するのは、犬に命令するような物だと

これはIBMにも明確に自我が存在することを示唆している。

IBMを自走させる方法は、、、放置すること。

IBMを放置することによって、IBMにある自我を成長させる。

それによって、IBMに勝手に意思を持って行動させられる。

この自走出来るIBMはかなり強力で、本体が行動不能に陥った場合、普通のIBMでは、そのままIBMも動かなくなる。

だが、自走出来るIBMはその状態でも行動可能である。

この為、自殺できず、行動不能に陥った場合、IBMに殺してもらうことで復活出来る。

佐藤はこれを利用して、I眠らされた時、IBMを暴れさせて場をかき乱したりさまざまななことが出来る。

そのためにも、まずはIBMの限界を知り、使いこなすのが先決だ。

 

3つ目、これはかなりトップクラスで重要だ。

さっきも言ったように、亜人の特性上、死亡することによって、使えるものが多い。

そのため、いざというときに死ねなければ、ただの役立たずとなってしまう。

だから、かなり急いで慣れなければならない。

 

4つ目、これはまぁ、後回しだ。

何度も言うが亜人の力に頼りすぎてはダメだ。

いくら死なないとはいえ基本的なスペックは普通の人間と同じ。

できる限り、能力を使わなくてもある程度戦える方法を手に入れたい。

それに加えて、銃やその他の武器も使う事を考えると、何を主体に戦う事が1番いいか、見極めなければならない。

だがそれはおいおい考えていけばいいだろう。

 

そんな事を考えていると、かなり時間が経っていたようで、俺は急いで風呂を出ると、包丁を窓から家の裏に投げ捨て、寝室に戻り,眠りについた。




第二話はここで終わりです。次は第3話、幼稚園パートを書こうか,自主練パートを書こうか悩んでます。

また,アンケートのために時間を稼ぎたいのと、私本人の都合や他の作品も描きたいので、おそらく更新が遅れます。

それではまた今度。

4/21 誤字報告ありがとうございます。

Re.ヒロイン誰にする?

  • 八百万百
  • 筒美火伊那(レディ・ナガン)
  • 波動ねじれ
  • 耳朗響香
  • 葉隠透
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