もつれにもつれた打開策
赤城 「一番!一航戦、わんこ飯櫃をやります!」
一同 「「「「「カガサンガンバッテ!! ドンドンツミカサナッテイク! ナノデス!」」」」」
飛龍 「二番!ニ航戦、蒼龍が敷波の真似をします!」蒼龍「出来ません!」
一同 「「「「「イケルイケル! イチオウチョウセンダ! ナカノヒトチガイカナ?ナノデス!」」」」」
千歳 「三番、三航戦、マリオネットで艦娘音頭を躍らせてみます!」
一同 「「「「「イイゾ! スゴクイキピッタリ! トテモウマ!ナノデス!」」」」」
日向 「四番、四航戦、瑞雲と見せかけて、剣技からの水芸だ!」
一同 「「「「「ズイウンダケジャナカッタ! オオヨドサンノメガネカラミズガ!ナノデス!」」」」」
翔鶴 「ご、五番、五航戦……芸がないので脱ぎ」瑞鶴「ません!翔鶴姉、何言ってんの!?」
一同 「「「「「エー! ヤッテミヨウヨ?イケルイケル!アノコタチニハキタイシテタノニ…カガサン?!ナノデス!」」」」」
暁 「六番!第六駆逐隊!レディを見せるわ……ひぃっく///」
雷 「誰!!自称レディ(仮)の暁姉ぇに、お酒飲ましちゃったの!」
電 「なのです!」
響 「多分匂いだけで酔ったと思うよ?Zhiznennia Voda очень вкусная」
木曾 「あんまり変わってないような…それと響…お前のそれ…ウォッカだろ?匂いだけであいつ
ぶっ倒れるぞ?」
太陽がまだ高過ぎる昼食時、大人数でごった返す食堂が、何故か宴会場と化していた
「誰!?会議前の昼御飯で、お酒を出しちゃったのは!」
間宮 「〝提督“さんの御学友さんが、遠い鹿屋から演習しに来られたとお聞きしまして……」
千堂 「ナイスです間宮さん!こうなったら鹿屋に来てくださいです!」
「やめて(泣)そんな事になったらここがメシマズ〝鎮守府“になっちゃう(泣)…そんな事より
この宴会どうするの!?」
千堂 「どうにもならないから、なるようになるまで飲み食いしましょ?ねー雪風ちゃん」
雪風 「しれぇ!ご飯、とても美味しいです!」
千堂 「それにね…アレ見たら暫く無理よ……」
と、指差す
長門 「良いか?駆逐艦娘や海防艦娘達を始め、小さくて可愛い娘達は守護ればならん!」
矢矧 「確かにそれもですが…しかしながら戦艦や重巡達みたいな肉体美もまた至高では?」
磯風 「……すまない矢矧さんは酔っ払うとああなってしまって……」
陸奥 「うちの長門も大概だから……」
千堂 「多かれ少なかれあんな感じよ…夕張ちゃんは古鷹ちゃんのメカ部分調べたがっているし、
高雄ちゃんと神通ちゃんは、首振り扇風機に向かって正座で愚痴っているしね……」
「…………叢雲もまだ入渠終わっていないし……出て来たら、素面の方達でやろう(泣)」
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伊33 「百月参謀総長、酷い目にあいましたが助けて頂きありがとうございます」
百月 「ご苦労だった…貴様が捕まったお陰で定時報告が無くて手を回せた…良くやった」
こちらを見もせず、ひたすら書類整理をしていく
伊33 「…怒らないのですか?懲罰として艤装実験隊で耐水圧試験やらされるとか、何かしらやら
されるかと思いましたが……」
百月 「成程な…それなら丁度、河川遡上の実験をやるから行って来い」
伊33 「そんな実験は河川砲艦娘の伏見さんにでも、やらせてくださいです!」
百月 「まだ〝こちらの世界”に来ておらんから実験をするのだが?……まぁ良い」
伊33 「そうゆうモノですか……ところで〝天号作戦“どうするのですか?何かあっちこっちバレ
ているみたいですが……」
百月 「他の大将達が勝手にやっていることだ……失敗したら粛正とそいつらの尻拭いだな」
伊33 「あ~…組織内のあれやこれやですね…怖い怖い……」
書類整理する手を止め、顔を上げる
百月 「貴様も、儂の秘書艦で参謀なのだからしっかりやっていけ…それと工廠に居る艦娘達の
最低限の手当てや補給をしてやれ……最低限だぞ、解ったな?」
伊33 「解かりました……ついでに冷たいお茶でも入れますか?」
百月 「儂の好みは熱めのお茶だ!用意するならとっと行け!」
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叢雲 「私が入渠している間に、とんだ大惨事ね…これは…」
既に時刻はそろそろ夕方に差し掛かっている
千堂 「まぁお酒は強い弱いが出るし、長旅と戦闘もあったから仕方ないわね!」
「……酒呑んじゃいけない容姿をしているくせに強いのね……」
周りは酔い潰れた艦娘、介抱する艦娘達や救護妖精さん達でごった返している
大和 「こちらも矢矧が呑み潰れまして……珍しいですねこんな事は」
「今まで相当気を張ってたのでしょ……もうここで話して決めちゃおうかな?」
千堂 「そうね、うちの五月雨ちゃんは長門達を介抱しているし、私はこのままで良いわよ」
「こちらも叢雲がいるし、事務処理に大淀さんがいってくれたし、外の警備は初霜君が
行ってくれたからこちらも大丈夫です……大和さんは?」
大和 「大丈夫ですが、私達の方は先程海上で話したのがほとんどです」
千堂 「取り敢えず浜風ちゃんと朝霜ちゃんの救出からね!捕えられている大本営の新工廠に
殴り込みよ!」
叢雲 「良いわね、分かりやすくて!」
「やめてね(泣)それに元々南西諸島解放は千堂も準備していたんだろう?」
千堂 「そうだけど、わざわざ大和ちゃん達だけで目指させる意味が解らないわ!」
「その情報は当然大本営も知っている筈だし、人質取ってまでやる事かな?」
叢雲 「何が言いたいのよ?」
「……大和さん、大本営のどこがその〝天号作戦”を主張しているのですか?
おそらく〝皇国海軍”だと思いますが」
大和 「そうですが、大多数は少将以下が中心で、上に対して意見具申を繰り返しているよう
です……そこで一〝提督”さんの名前があがってまして……」
「忘れていたかった(泣)…結局若手将校の焦りと少将級の出世欲が絡まった感じだな…」
千堂 「やはり諸共ぶっ潰しましょ!その後で鹿屋に艦娘ちゃん達のパラライスを創るわよ!」
「だから、色々と捲き込むからやめてよね(泣)……う~ん…………悪い予想しかない(泣)」
叢雲 「アンタの事だから、その悪い予想が当たるから言いなさいよ?どうせイジイジ考えた
って無駄なんだから」
「はい(泣)…恐らく数日中に自分が大本営に呼ばれると思います……生贄に(泣)」
千堂 「そこで自爆テ〇でもしてくれるの?」
「伏せ字になっていない危ない発言はやめてね(泣)……その時点で恐らく第一遊撃部隊の
指揮官に任命されちゃうと思うので、浜風さん達含めて全て千堂の鹿屋基地に転属させ
ます」
大和 「自ら指揮権を手放すのですか?それだと敵前逃亡か、最悪艦隊の私物化の越権行為で軍法
会議ですよ」
「それは嫌なので、ここの〝鎮守府”の艦隊と、千堂の所と合同で征けば勝率はグッと上が
る筈です……結果的に勝てば官軍ってやつです」
千堂 「成程ね~、あんたの下に附く形にはなるけど、この際我慢してあげるわ」
叢雲 「それは良いけど、もし一回目の呼び出しで指揮官に命じられなかったらどうするの?
やっぱり討ち入りかしら?」
「……なんで君たちは発想が過激なの(泣)……その時は情報集めて救出かな…大和さん、
他に大本営に艦娘さんいませんか?」
大和 「おります、重巡の那智と足柄の二人が配属待機の名目で居た筈です」
千堂 「その二人、妙高さんと羽黒ちゃんが探してた姉妹の二人ね…妙高さん達の名前を出せば
協力を頼めそうね」
「それは助かります……なら場所を見つけて救出、そのまま保護かな…」
叢雲 「なら、大本営に行く時は私も付いていくわよ、秘書艦だから行けるでしょ?」
「喧嘩を激安販売になるしかないような気がする(泣)……叢雲は深海棲艦に偽装して待機か
な…自分が任命されずに救出に変更になった時用に」
大和 「その時、比較的自由に動ける私達は自力で脱出……ならいけると思います」
「その後、三笠長官の横須賀鎮守府や富士校長の帝国海軍兵学校や最悪ここでも良いと思い
ます……こんな感じかな…何か凄く嫌な予感しかしないけど(泣)」
叢雲 「どうせ直ぐに解るわよ…大淀が来るわ」
叢雲の言う通り大淀さんが駆け込んでくる
大淀 「〝提督”さん、電報が二つ来ました!一つは〝帝国海軍”の富士校長からと、大本営の
〝皇国海軍”からです!」
「ここで大丈夫ですので、大本営の方から読んでください…どうせ符号読めないし……」
大淀 「はい、……⦅今から三日以内に大本営皇国海軍に登庁せよ、日時時間は連絡されたし⦆
……以上です」
「本当に嫌な予感は当たるな……(泣)富士校長のは?」
大淀 「そちらは……⦅貴様の階級を一つ上げ、新設した准将とする⦆……以上です」
「完全にこっちにぶん投げた(泣)しかも准将ってわざわざ作るな(泣)」
千堂 「流石富士校長ね、新設の階級で体裁を誤魔化したわね~」
「まぁ…千堂は少将だから、その方が都合が良いのか…責任逃れ出来るし……」
叢雲 「やるなら二日後の明後日かしら?とっとと準備したいわ」
大淀 「?何が始まるのですか?」
「いや、三日後かな…すいません大淀さん、後で詳しく教えますので三日後で連絡してくだ
さい…理由は今日の演習と深海棲艦のせいにして良いので」
大淀 「解かりました」
千堂 「随分ギリギリね……サッサとやりなさいよ」
「ほとんどの艦娘さん達が酔い潰れているでしょ!?それに通常業務もあるの(泣)」
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百月 「……どうした、茶なら今はいらんぞ、それとも何かあったか?」
富士 「耄碌したか?気配を間違えるとはな」
百月 「すまん…最近あの馬鹿者しか艦娘と接しておらんからな…で、何の用だ?」
富士 「その前に」
と言いつつ秘書艦室の扉を開ける
伊33 「ぅわ?!……バレてた……」
片手に湯吞、片手に羊羹を構えて立っている
富士 「そんな所に立ってないで、中に入っても良いぞ?」
伊33 「バレたので御遠慮します……」
百月 「儂の湯吞を武器替わりにしようとしたのだから、お前も入れ」
伊33 「はい……」
百月 「改めて何の用だ?富士」
富士 「そう急かすな、考えてみれば最後に顔を合わせたのは百月の孫が生まれた時だったな?」
伊33 「孫…というか子どころか、結婚できてたんだ……」
百月 「当たり前じゃ、深海棲艦みたいに自然発生した訳じゃあるまいし…それ位長い間会って
いないながら、今何故現れた?そんな話をする為ではなかろう?」
富士 「相変わらず短気だな…解かった、例の〝天号作戦”は貴様の発案か?」
百月 「違う、儂ならもう少し上手くやれる…利用はするかもしれんが」
富士 「解った、我も利用して良いな?」
百月 「止めたところで無駄だから構わんぞ…結局の所、我等は深海棲艦という共通の敵がいるの
が全てだからな」
富士 「そうだな、それだけが我々の共通点だ…すまん邪魔したな」
そう言って静かに退出していった
伊33 「何というか…妖怪大破壊大会って感じだった……」
百月 「とにかく熱めの茶を頼む…羊羹は儂の目が届かぬ所にな?」
伊33 「はい!解かりました!」
百月 「……仕方ない、もう少し〝皇国海軍”も調べるか」
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夕張 「……う~…頭痛い…………」
「夕張さん二日酔いか~…明石さん、陽動用の深海棲艦の偽装って出来ます?」
明石 「出来ない事はないけれど、細かい調整は夕張のが良いかと」
「ですよね(泣)夕張さん、治るかどうか判りませんが、入渠してみて下さい……最悪
ウコンとバケツを混ぜて入れても良いので」
夕張 「……は~い……うっぷっ……」
明石 「〝提督”さん、後で船渠掃除しておいてくださいね?……盗聴器とか付けられると困る
ので、やっぱりやらなくて良いです」
「そんな真顔で断らないで(泣)……千堂達は欺瞞の為、帰った振りしてもらったし、
大和さん達も戻ったから、時間がもう今日しかないんです(泣)」
明石 「なら仕方ないですね…あら、走って帰ってきたわ」
牛乳片手にこちらにダッシュで帰ってきた
「本当に効くんだな……温泉もビックリな効能だね…」
夕張 「お陰で牛乳も美味しいです……じゃなくて、忘れてました!」
明石 「?何か忘れる様な事あったっけ?」
「やる事増えちゃったけれど、トリプルチェックしているから大丈夫だったかと……
ほとんど自分のサボり対策だったけど(泣)」
夕張 「違います!鹿屋の潜水艦娘達の事です!あの後、生け簀に入れてそのままでした!」
…………あっ!!
明石 「そうだった!確か防潜網に見せかけた生け簀に入ってもらってた!」
「早く助けに行きましょう!」
夕張 「ちょ、ちょっと待ってぇ!暗証番号付きの鍵だから、私も行かないと!」
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伊58 「まったく酷い目にあったでち!……でもオリョクルよりずっと快適だった」(真顔)
伊19 「海苔も美味しかったなのね!」
伊8 「牡蠣も栄螺も美味しかった……」
伊401「海鼠も美味しかったね!」
伊400「欲を言えば、調味料が欲しかったですね…」
「……オリョクルって過酷なんだなぁ……」
伊168「そうなんですよ……(涙)」
夕張 「本当にごめんなさい!お詫びに資源回収upの晴嵐と、魚雷型水中資源探知機作るから
ね?」
明石 「…あんた……結構鬼ね……」
「それよりも、深海棲艦の自航偽装装置を作って欲しいです(泣)」
夕張 「それって明日だからね……時間的に有線式しか出来ませんけれど、それだとバレますし」
「……丁度よく頼める方々がいらっしいました…お願いいたします!少し手伝って下さ
い!」(_|\○_ジャンピング土下座)
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間宮さんが火熨斗を当ててくれた、白い〝帝国海軍”士官礼服を久しぶりに着こむ
叢雲 「……」
「何?余りの格好良さに惚れたのかな?」
叢雲 「いいえ、絶妙な似合わなさが、返って独特な個性が出ているのよね…」
「馬子にも衣裳ってやつかな?……まぁ行って来るから、叢雲達もよろしくね」
叢雲 「アンタも気を付けてね、何せある意味伏魔殿なんだから」
「ですよね(泣)では行ってきます!」
階級=〝帝国海軍”の人間においては、名誉称号の元帥を除く、大将、中将、少将、(准将)、大佐、
中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、准尉までが士官となっています(下士官と兵は別の機会
に)艦娘に関しては、たとえ付与されていても人間に対しての対外的な物なので、特に気
にしてはいない(強いて言えば〝あちらの世界”の記憶や〝こちらの世界”での飯の数等)
〝皇国軍”は、軍の統帥権は唯一人(〝帝国海軍”においても)なのだが、名誉称号以外特別
に元帥になる事がある、よって元帥、大将、中将、少将、(准将)、一佐、ニ佐、三佐、
一尉、ニ尉、三尉、准尉までが士官となっています(下士官と兵は別の機会に)
当然オリジナル設定ですm(_ _)m