「遂に着いちゃったな……(泣)」
汽車も事故や深海棲艦の襲撃も無く時間通り、乗り換えも大淀さんの乗換案内のしおりで完璧に
時間ピッタリに到着してしまった……(泣)
……逃げるならまだ間に合うかな…いやいやいやダメダメとブツブツ悩みながら正門に向かう
盗聴防止の為、一応⦅第三者には普通の会話に聴こえる君改⦆を起動しておく
衛兵 「お待ちください!所属、氏名の確認をさせていただきます!」
「〝帝国海軍”准将及び〝皇国海軍”二等海尉の一(にのまえ)です、照会願います」 ('-')ゞ
衛兵 「!失礼いたしました!途中までですが、ご案内させていただきます!」
返礼を返し、やたらと張り切っている様子で通される
…………これは…思っているより誤解されまくって、最早嫌な予感しかない(泣)
「……こんなに早く埋立てて、次々と兵舎や庁舎等施設の建設が進んでいるのですね」
衛兵 「これも〝一提督”が皇都湾内の深海棲艦達を駆逐して貰ったお陰です!これから我々人間
の逆襲が始まるかと思いますと…感無量です!」
…………(泣)……やはり嫌な予感は当たるんだな……叢雲の言う通りだ(泣)
衛兵 「しかも私みたいな一兵卒にまで気さくに話をしてくれる…正に将に相応しいお方です!」
ギャー(泣)更に悪い方に心象表象が拡がってる(泣)このままだと祭り上げられて謀殺される(泣)
「自分一人の力ではありませんし〝鎮守府”の艦娘達を始め数多くの皆様のお陰ですよ」
衛兵 「謙遜も兼ね備えて、流石であります!」
(泣)……案内して貰いながら、一際大きい庁舎に着く
衛兵 「報告します!十野一等陸兵は〝一提督”をご案内いたしました!」
衛兵長「ご苦労、庁舎内は私が案内をするので、元の位置に戻り職務を遂行せよ」
引継ぎ報告し、颯爽と走って戻っていく……練度も士気も高いなぁ…
衛兵長「ここからは私が案内いたします〝一提督”殿よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします…〝皇国軍”的には貴殿の方が年も階級も上ですので、
畏まらないで下されば助かります」
衛兵長「いえいえ〝帝国海軍”准将にして人間の〝提督”でありますから、それなりの敬意を払わ
せて頂きますよ」
……益々色々とやりずらいな~…(泣)
衛兵長「…実は先程の陸兵は私の一番下の弟でして…あんなに興奮した姿は久しぶりに見まし
た……私達の個人的な事ではありますが、私達の両親の仇でもある、皇都湾内の深海
棲艦達を駆逐して頂きありがとうございます」
「そうでしたか…しかしそれは〝鎮守府”の艦娘達のお陰なんですよ…でもその事を彼女達
に伝えておきます」
衛兵長「そうでしたか…正直艦娘に対して偏見の気持ちがありましたが、これからは改めて考えて
みたいと思います…こちらが待機室となっています」
「ありがとうございました」
衛兵長「こちらこそありがとうございました…短い間でしたがとても有意義な時を過ごせました、
では」
無駄に豪華な待機室に通され、扉が閉まる
「……何か本当に色々と誤解されているな…頼むから過剰な期待は止めて欲しい(泣)」
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伊33 「参謀総長〝提督”さんが来られたみたいです」
百月 「そうか、もし会議が紛糾もしくは査問じみてきおったら、直ぐに報告しろ…その時は儂も
会議に顔を出す」
伊33 「富士大将との約束を果たすのですね」
百月 「少し違うな、将来的な貸しを作る為だ…利用する為にな」
伊33 「……やっぱり怖い怖いな~…」
百月 「安心しろ、貴様には使わん…そもそも貴様は口が軽すぎる…早く行け」
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那智 「お待たせしました、今から会議室に御案内いたします」
足柄 「私達に着いてきてください」
「解かりました、よろしくお願いします」
何か聞いていた話と感じが違うな…盗聴とか気にしているかもしれないけれど……
「那智さんと足柄さんですよね?この前、千堂司令との演習の際、妙高さんと羽黒さんに
お会いしましたよ?」
那智 「!……そうでしたか…演習に参加しているなら、お元気そうですね…」
足柄 「ですね、お互い無事ならいつかまた、お会いできるのを楽しみにしております」
……やっぱり警戒されるけれど、今は取り敢えず伝えられて良かったって事にしておこう
那智 「着きました、ここが会議室です」
足柄 「準備はよろしいでしょうか?」
「はい、よろしくお願いします」
こうして伏魔殿の扉が開かれた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
那智 「一(にのまえ)二等海尉をお連れしました!」
中将 「うむ、那智、足柄は下がり、会議室を警備せよ」
那智・足柄「はい、解かりました、失礼いたします」
無駄に豪華で重々しい扉が閉まっていく
両端に中将、大将達が座る机の間に席が一つ空いている
………そういう事ね……という事は、後は叢雲達にお任せだなぁ…手加減して欲しいけれど(泣)
「一(にのまえ)二等海尉、招集に応じ、参上いたしました!」
中将 「……君は准将ではないのかね?」
早速ですか……取り敢えずこいつは斑禿にしとくか
「いえ、自分はあくまでも〝皇国海軍”の二等海尉であります!」
斑中将「そうか、良い心掛けだ」
「はい、ありがとうございます!」
大将 「一応自分の分を弁えているようだな、近頃は礼儀も教練も碌になっておらん」
そういうアンタは、先ずは席に座らせて下さいよ……取り敢えず簾禿にしておくか
「申し訳ございません!下士官、兵卒の教練不足は士官の末席である私達の責任でありま
す!」
簾大将「そうか、これからの指揮に期待しよう」
中将 「……資料によると、皇都湾内の深海棲艦達をほぼ壊滅させた剛の者らしいが、中々教育が
行き届いているようですね」
「はい、ありがとうございます今後も〝皇国海軍”士官として精進していきます!」
ちょっとは機運を読んで席に座らせてくれ(泣)……眼鏡クイクイしやがって何が剛の者だよ!
お前の頭に乗っかている鬘のが、よっぽど剛のモノだよ!
大将 「まあまあ桂被中将、このまま立たせても仕方ない、座りたまえ」
「お気遣いありがとうございます」
危な!苗字まで鬘だったなんて…思わず吹く所だった…どうやらこの丸禿がこの中で一番序列
が上か……議長席が空いている時点で、この先長いんだろうな……(泣)
禿大将「では、これから〝天号作戦”に置ける、君の資質を確認したいと思う」
…………ですよね(泣)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
叢雲 「定時連絡が来ないわね…私は艤装を外すから、手伝えないけれど、夕張が用意した
⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆を起動準備を頼むわね」
伊168「解ったわ、このまま連絡がなかったら、1700に攻撃開始で良いのよね?」
叢雲 「そうよ、その時は私も鬼級に偽装して、中に潜入して浜風達とあの馬鹿を探すから、
それまで陽動をよろしくね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鬘中将「~で、~~~なので、うんたらかんたら…………」
もう何時間経ったのかな……叢雲達も準備しているだろうし、いい加減終わらないかな……
禿大将「なるほどのぅ…全員起立!敬礼!」
なんの前触れ無く会議室の奥の扉が開き、一人の大将が返礼しながら入室し、議長席に座る
百月 「…全員着席せよ」
それを合図に一斉に着席する
禿大将「百月参謀総長、どうしてこの会議に?」
どうやらこの爺様が、この大本営〝皇国軍”の実質的なトップらしい
百月 「儂は〝皇国海軍”の〝天号作戦”には口出ししてはおらんが、大分長引いておるようだ
な?」
禿大将「はい、この者は士官といえどもまだ階級的にも若輩であるが故に、前例のない将官以外の
艦隊司令官に見合うかどうか査問しておりまして……」
百月 「ここまで時間を掛けてるのだから、問題点はそこなんだな?」
禿大将「は、はい、ですがこればかりは……」
百月 「…こいつには本日この時間付けで〝帝国海軍”と同じ准将に昇進させる…特別階級な為、
既に陛下の勅許を仰いでおる」
ハゲチラカラーズ「「「「!?」」」」
百月 「准将とは言え、将官なのだから、これで資格はあるだろう?…一准将、この会議が終わり
次第、先程の待機室に将官服と階級章を用意させたので受領するように…以上だ」
…………伏魔殿の主様は凄く怖かった(泣)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊33「お疲れ様でした」
席に座ると同時にお茶を出す
百月 「…珍しく熱いお茶じゃな?」
伊33 「丁度お湯が沸いたところでしたので…しかしあそこまでやってよかったのですか?」
百月 「構わん、これで〝帝国海軍”と〝皇国海軍”両方に恩を売った事になる…後はこちらから
軌道修正させれば良いだけだ」
伊33 「なるほどなるほど…もし軌道修正出来なくなったらどうするんですか?」
百月 「そうならない様にするのが参謀の仕事だ…貴様もその末席なのだから、常日頃から
良く考えておけ」
伊33 「努力しておきます」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
那智 「お疲れ様です、一准将」
足柄 「先程の待機室に準備が出来ております、どうぞこちらへ」
やっと伏魔殿を脱出し、一息つく間も無く連れて行かれる(泣)
時間的にそろそろ叢雲達も動く時間だし、連絡しようにも、那智さん達とも話さないと連携も
取れないし、どうしよう(泣)
グルグル考えているうちに無駄に豪華な待機室に着いてしまった
那智 「将官服と階級章はそちらに用意されてます」(カチャ)
……ん?今の音は?
足柄 「今着ています士官服は私達が返納手続きをさせていただきます」(カチャ)
……今とさっきの音って……両方の扉の鍵を閉めた?
那智 「一准将どうされましたか?」
と、言いつつ、二人は厚手のカーテンを閉め、室内の灯りを点ける
「だ、大丈夫ですよ?一人で着替えますので……って何しているんですか!?」
完全に密室になるやいなや二人は脱ぎ始める
那智 「英雄色を好むと申しますので」
足柄 「着替える前に一戦交えて、互いを良く知りましょう」
ギャー(喜)じゃなくて(泣)助けてー!叢雲(泣)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
叢雲 「……何か物凄くイライラするわね?」
伊168「ひょっとして愛しい提督さんの心配(バ゙キッ!)あ痛っ!
叢雲 「ほら!もう時間だから下らない事を言ってないで始めるわよ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ま、待って(泣)話せば解るから!」
じりじりと壁際に追い詰められ、上着が剝ぎ取られる……前門の四つの名峰、後門の壁(泣)
「この部屋の盗聴器とか聞き耳とかは大丈夫ですから!だからそんな変な事しないで(泣)」
自分の声を聞くなり、二人は素早く周囲を確認する
「〝鎮守府”に所属している夕張さんが作った⦅第三者には普通の会話に聴こえる君改⦆と
いう装置が動いています、適当な無線を傍受してもらえれば解ると思います!」
一瞬二人が目を合わせる
「試しに自分が喋りますね……自分の夢は夢のお気楽極楽楽園な恩給生活…驚きの快適人
生ここに有り……どうです?まったく違うでしょ?!」
足柄 「那智姉さん、どうやら本当らしいわ」
那智 「そうみたいだな…失礼した〝一提督”」
「良かった(泣)わかってくれて…しかし幾ら何でもこんな事をしなくても……」
那智 「仕方なかったのだ…私達は半分騙されて此処で警備をさせられているのだからな」
足柄 「しかも外からの情報遮断されてね……ホント嫌になる」
「あ~………だからといって、それはやり過ぎでは?」
那智 「これは…足柄が言うにはこの方法が一番だと聞いてな?」
足柄 「ハニートラップって言うのよ、那智姉さん…男は狼だから威力偵察には丁度いいわ!」
「狼は足柄さんでしょ!…まぁ四つの名峰の絶景が見れて眼福だったけれど……」
慌てて二人は服を着る
足柄 「……那智姉さん、やっぱり素っ裸にして、こいつを盾にして脱出しない?」
「やめてあげてね(泣)社会的にも軍人的にも〝提督”を抹殺しないでね(泣)」
足柄 「大体こんな事する破目になったのは、あの娘達を助ける為だったのよ!」
「!その娘達は浜風さんと朝霜さんですか?」
那智 「そうだ……あの二人と知り合いなのか?」
「大和さん達から頼まれたのです、浜風さんと朝霜さんの救出と、那智さんと足柄さんにも
手伝って貰おうかと」
足柄 「ならサッサと言いなさいよ!」
「重力に負けないお椀型の美しい連峰を見せつけてたでしょ!?そんなの見せつけられたら
スッキリサッパリ忘れちゃう悲しい生き物なんですよ?!」
足柄が反論をする前に爆発音が鳴り響く
那智 「港が攻撃されているだと?」
しまった(泣)攻撃開始時間も忘れてた!
足柄 「あの方向だと二人も危ないわ!」
那智 「〝一提督”、二人はこっちだ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
百月 「……どうやら遅かった様だな、若い者は早急過ぎる」
伊33 「何をそんなに落ち着けるんですか?!移転中とはいえ、大本営が攻撃されているんです
よ!早く逃げないと」
食べかけの羊羹や、やかんを両手にバタバタとぐるぐる回転している
百月 「落ち着け、どうせ被害は無い筈だ、それに相手は深海棲艦では無い…奴らにしては数が
多過ぎる」
目張りした窓越しに外を視る
百月 「もっとも大将達の保身で長引かせたのが原因なのだがな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊58 「これ、難しいでち……」
伊19 「そう?結構楽しいのね~」
伊401 「晴嵐さんの替わりに積み込まれた時、かなり嫌だったけれど……」
伊400 「!あれを見て下さい!」
水中から指差す先には、あちこちから黒煙を吐く艤装を付けた二人の艦娘が⦅有線式偽装深海棲
艦ハッタリ君⦆に対して迎撃態勢に入る
伊8 「あんな艤装じゃ掠っただけで大爆発しちゃう……」
伊58 「……ダメ!あの二人は覚悟を決めた目をしている!」
〝あちらの世界”の記憶に刻まれたあの目と同じ目を二人の艦娘が……
伊58 「皆、とにかく叢雲が来るまで避けて!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
那智 「砲音と砲煙の割には被害はなさそうだが……」
港は蜂の巣をつついて蛇が出た様な騒ぎで大混乱している
衛兵 「〝一提督”!ご無事でしたか!」
正門で出会った衛兵と、その一団に出会う
衛兵 「兄さ……いえ、衛兵長から港の避難誘導指示が出ています!〝一提督”も一旦避難して
ください!」
……叢雲達の誘導攻撃と知らないので、攻撃の規模と数からしたら当然の反応と対処だ…あの
衛兵長、流石に冷静だ
「いや、君達は衛兵長の指示を忠実に遂行してくれ…深海棲艦の相手は艦娘と〝提督”で
ある…自分達の軍務だ」
衛兵 「!解かりました!先程、そちらの二人とは別の艦娘が、黒煙を吹きながらも深海棲艦迎撃
に出てくれています…彼女達も助けてください!」
「勿論だ、早く君達は自分達のやる事をして来て欲しい」
衛兵達は敬礼し、一斉に走っていった
那智 「……中々の武人だな…なら」(艤装展開)
足柄 「さっきと同じ人とは思えないけれどね」(艤装展開)
ん?……何かまたまた嫌~な予感が……
那智 「艤装展開し、海上を突っ切る!地上より早い筈」ガシッ
足柄 「両手に花で照れないでね?さぁ深海棲艦をヤるわよ!」ガシッ
「ちょ、ちょっと……ぐぅわわわわああぁぁぁぁ!!」
両腕をガッチリ固定され、海面を引きずられながら連れていかれた(泣)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝霜 「ちっ、こいつらウロチョロと…やる気あるのかよ!」
浜風 「このままじゃ艤装が持たない……こうなったら……」
朝霜 「ばっかやろー!〝こちらの世界”でもあたいを置いていく気か?まだやるだけやって
いねーだろ!」
浜風 「で、でも艤装も私達も限界よ?!」
朝霜 「まだだ!大和達が待っているんだ!絶対に諦めねーぞ!」
浜風 「そうね…また絶対に皆に会いましょう!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊19 「ここに来て更に動きが速くなるの!?」
伊400 「ダメです!このままじゃこちらの爆発で、二人の艤装も誘爆しちゃう!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
那智 「あの二人の艤装…既に限界を超えているぞ!」
足柄 「幾ら何でも無茶しすぎよ!」
「かぼボボボボぼぉぉガボボ!」
スゴイ勢いで口と鼻から海水が入ってくる
…………しまった(泣)まだ那智さん達に、この攻撃は味方という事を伝えてない(泣)
那智 「くっ…この距離で射撃したら巻き添いにしてしまう!」
足柄 「〝一提督”、もっと速度を上げるわよ!」
「かぼボ!がボボボ、ガボぼぉぉ!」
…一旦泊まって(泣)このままじゃ穴という穴から海水が出入りして、暁ちゃんから借りた漫画の
膨漢丹を吞んだみたいになっちゃう(泣)
足柄 「姉さん〝一提督”が…」
那智 「なっ?!それは…しかしそれで良いのか?」
「がぼボボ!ガボボガボボ!」
聞こえた?一旦助かったのか?…さっきからヒシヒシと嫌な予感が、海水以上に湧いてくる(泣)
那智 「そこまで打倒深海棲艦の気概を持つとは…解かった!」
足柄 「そうね、やるなら力一杯やるわよ!」
「がぼボボ?カボボボボボぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!」
重巡二人の全力射出+今までの速度の慣性+海水により膨れ紡錘状の身体による空気抵抗減=
恐るべき人間…いや〝提督”砲弾となり、浜風達と⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆の間に飛
んで征く(泣)
浜風「何?!」朝霜「なんだ?!」
二人が攻撃しようとした⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆を、黒煙の中から突っ込んだ自分が
着弾、海水を吐きながら上空に跳ね返る(泣)
浜風 「キゃ!」
全ての海水を吐出し、落下しながら顔に何か柔らかいモノを軸に、弧を描いて足先が着水
しかけるのと同時に
朝霜 「てめえぇ!何しやがるんだ!」
咄嗟に出した朝霜の強力な尻蹴りで吹っ飛び⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆のグロくて生臭
くてまだ柔らかい新鮮な深海棲艦の偽装部分に再び着弾し、その影響で二人から距離が離れる
「……生きてる?自分はまだ生きているぞおぉぉぉおお!!」
しかし、⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆に搭載されている夕張特製自爆(浪漫)装置がそれを
許さない!
「あべし!!」
四度空に飛ばされ放物線を描いて空を舞う………
叢雲(鬼)「やめなさい!浜風、朝霜!私達とソレは味方よ!!」
深海棲艦の鬼級に偽装した叢雲に落下していく……
叢雲(鬼)「私達は助けに…きゃあ?!」
「こ、これは…叢雲ぉ…少し鍛え過ぎじゃないのか?中々硬いぞ?」
叢雲(鬼)「いきなり押し倒して、言う言葉はそれなの?!これでも喰らいなさい!!」(ヒザゲリ!)
直後、男なら人生においてもっとも経験したくない感覚を全力で味わい、意識と視界が薄れ
ながら海へ倒れこむ……
伊168 「……こんな所で、そんな理由で轟沈しないでよ……」
最後に見たのは差し出された浮き輪だった……(泣)
⦅有線式偽装深海棲艦ハッタリ君⦆夕張特製な時点でお察しなモノ、しかも二日酔い中に連装砲
ちゃんから着想を経て、破壊した深海棲艦の肉片や貝殻等で
デコレーションした…なお自爆(浪漫)装置はゴリアテvを参考
にしたらしい…当然オリジナル設定です