水平行の別世界   作:??????

19 / 22
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m


くれなずむ海

   「場所が変わっても結局書類整理に埋もれるのか……(泣)」

 

 艦隊訓練詳報、試製装備試験運用計画書、誰も居ない呉鎮守府の警備代行の詳報等々……

 

叢雲 「…まぁある程度は仕方ないと思うわよ?〝転号作戦”の布石になるしね…」

 

 元々居た艦娘達は他の鎮守府や警備府等に配属して、ここの主すら工廠に籠って誰もいない

 

 二人の書類整理の音と外の声以外聞こえない静かな呉鎮守府の執務室から、窓外の艦隊の艦娘を

 眺める…

 

   「…皆、元気だなぁ……」

 

叢雲 「そうね、本当に助かるわ」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

那智 「良し休憩だ、次は20分後に試製タービンを装備して計測するから、その間に装着してお

    くように頼むぞ」

 

 雷 「はーい!」

 

 電 「なのです!」

 

 暁 「…ぜぇぜぇ……し、時雨!次のかけっこは第六駆逐隊筆頭レディの暁が勝たせて頂く

     わ!覚悟しなさいよ!!」

 

 響 「……アレは暁姉さんが勝手に勝負を挑んで、勝手に転んだだけだったよ?」

 

夕立 「ぽい?」

 

時雨 「勝負だったのか…ゴメン、途中で引き返しちゃったね……」

 

 暁 「助けてくれてありがとう(ペコッ)…兎さんの絆創膏も可愛かったし……で、でも真の淑女

    豪華絢爛レディ七本勝負の一本を譲っただけなんだから!第六駆逐隊筆頭レディの座は

    譲れないわ!」

 

  しっかりとお礼を言いつつ、ビシッと時雨を指差し宣言する

 

時雨 「な、なんだって?!真の淑女豪華絢爛レディ七本勝負だって!?」

 

夕立 「時雨?!それを知っているっぽい?!」

 

時雨 「うん〝こちらの世界”の真の淑女豪華絢爛レディ七本勝負……まさか本当に挑んで来る

    レディがいるとはね……」

 

 暁 「え゛っ……そ、そうよ!ここに居るのよ」(((プルプル)))

 

 響 「Ядрожу……暁姉さんは分かり易いな……」

 

時雨 「〝こちらの世界”の真の淑女豪華絢爛レディ七本勝負……一つ目の僕との競争」

   「二つ目は、満潮の魚雷発射管に入り、射出された距離を競い、」

   「三つ目は、朝雲の一斉射撃を一身に受け、耐久力を見せ付け、」

   「四つ目は、山雲の爆雷投射機に入り、射出されて潜水深度を競い、」

   「五つ目は、最上のカタパルトから、飛ば出されて飛距離を競い、」

   「六つ目は、山城の主砲に砲弾として自ら入り、破壊力を競い、」

   「七つ目は、扶桑の艦橋を別々に登りあい、見事登りきった者しかレディになれない…」

   「そんな過酷な真の淑女豪華絢爛レディ七本勝負をやろうと言うのかな?」

 

綾波 「そ、そんな過酷なレディ勝負があったなんて……(メモメモ)この世は広いですね~」

 

 暁 「…えっと…そ、そうよ!だけど、残念ながら扶桑さん達はまだ、ここに居らっしゃらない

    ので、勝負はお預けね!」

 

夕立 「でも⦅ドラム缶圧縮艀運べる君⦆の中に、時雨の私物の35.6cm連装砲(リアル)とかあったと

    思うけど、使えないっぽい?」

 

夕張 「使えるわよ?時雨ちゃんの思いが詰まってたし、最上ちゃんの15.5cm三連装砲(リアル)から

    材料溶かしてカタパルト(リアル)に作り変えても動いたから」

 

 暁 「……こうなったら五つ目と六つ目を勝って、第六駆逐隊筆頭レディの力を見せつけてやる

    んだから!!」

 

那智 「いかん!暁が自棄になったぞ!」

 

那珂 「時雨ちゃん、暁ちゃん何でも本気にしちゃうんだから……」

 

時雨 「冗談が過ぎたかな?」

 

 響 「 Нет проблем…そもそも暁姉さんが悪いからね」

 

足柄 「暁ちゃん!勝負から逃げないその姿勢!私は応援するわ!」

 

 雷 「足柄さんも煽らずに止めてよ!」

 

 電 「なのです!」

 

川内 「…むにゃむにゃ……夜戦は幾らでも食べられのよぅ……」

 

神通 「……川内姉さんも隙見て寝てますし……」

 

伊26 「なになになに?!まだまだ皆のノリについていけないよ?!」

 

明石 「もう、しっちゃかめっちゃかね……」

 

大淀 「皆さん!落ち着いて下さい!……初霜さんも手伝って下さい!」

 

 一見、周りの喧騒は無い様に、西南の空を眺めている

 

初霜 「………凄い数の方々が居らっしゃいますよ?」

 

大淀 「?初霜さん?どういう意味ですか?」

 

 聞くと同時に大音量の空襲警報が鳴り響き、続いて音声で注意喚起が流れる

 

   『第三四三海軍航空隊情報、現時刻、豊後水道、伊予灘にて敵深海棲艦機多数と交戦中、

    敵深海棲艦機の編隊多数は、松山、今治を経て呉軍港へ進攻中、およそ十五分で到着

    する模様、呉軍港周辺は注意されたし……繰り返す……』

 

那智 「総員、事前打ち合わせ通り所定の位置に集合!」

 

 喧騒は即座に収まり、各自戦闘準備の為走り出す

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

叢雲 「!?今すぐ集合場所にいくわよ!」

 

 返事を待たずに襟首を摑まれ、引きずられる

 

   「ちょ、ちょっと待って!走れるから(泣)とにかく立たせて(泣)」

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

朝日(超高速言語)「あらら……これはお手並み拝見かな?」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

伊33 「やっぱり呉軍港に空襲が来ました!!」

 

百月 「そうか、では〝馬関要塞”に行ってくる」

 

伊33 「いやいやいやいや!あっち方面今空襲中ですよ?!撃墜されちゃいますよ!宇須々木基地

    の戦闘詳報で予想出来たじゃないですか?」

 

百月 「だから汽車で向かうのじゃ…どうせそれで〝皇国海軍”の大将達は焦って〝天号作戦”を早

    めるじゃろう…先に行って儂の準備をしとくわい」

 

伊33 「色々計算済みですか……それでも気を付けて下さいね?……お土産期待してますから」

 

百月 「……貴様達もこの前の課題の精査をしておけ…では行ってくるぞ」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

大淀 「第三四三海軍航空隊の戦闘無線を傍受、粘ってくれていますので、敵機襲来時間、編隊数

    共に下回るようです!」

 

那智 「聞いての通り、第三四三海軍航空隊の奮戦により、貴重な時間を貰った!各自もう一度

    兵装の確認!」

 

夕張 「対空兵装中心に持って来たからよろしくね!那智さんと足柄さんは三式弾もあるから!」

 

 全員普段の訓練通り、兵装の再点検をしながらも、この艦隊での始めての大空襲に向けて、僅か

 な心の揺れが、小さく動作に反映している

 

那智 「………やはり緊張はするな……」

 

叢雲 「遅くなったわ!」

 

ヒキヅラレ「引きずられて来ました(泣)」

 

一同 「「「「「「〝提督“!!」」」」」」

 

ヒキヅラレ「時間が無いから、このままで…状況は?」

 

那智 「事前に決めた戦闘序列に従い、私の指揮で対空戦重視編成で集合完了です」

 

ヒキヅラレ「了解です、大淀さん、明石さん、間宮さんは呉軍港にて対空監視、無線制御、被弾艦の

    手当てをお願いいたします」

 

大淀 「了解しました」

 

ヒキヅラレ「ニムちゃんは軍港口で深く潜水し、恐らく居ると思われる深海棲艦の戦果確認艦を警戒

    報告をよろしく、発見しても無理に攻撃したり、海上の深海棲艦機に見つからないよう

    にね?」

 

伊26 「解かった!居ても我慢するね」

 

ヒキヅラレ「叢雲は今の標準的な兵装のままで、相手の戦果確認艦を発見次第叩いて欲しい…敵機も

    いるし、難しいけれど頼めるかな?」

 

叢雲 「頼まれたわ!むしろそれ位の難易度の方が、やりがいがあるわ!」

 

ヒキヅラレ「怖……残りは深海棲艦機の編隊と正対する呉軍港内で対空迎撃する、指揮はそのまま那智

    さんでお願いします」

 

那智 「了解した、皆の日頃の訓練を発揮させる努力をする」

 

ヒキヅラレ「お願いします……皆、空襲とは言え、この艦隊全員での始めて戦闘だ」

 

    全艦一斉に自分に注視する

 

ヒキヅラレ「普段の訓練や生活を共にして、ある程度は慣れているとはいえ、緊張はすると思う」

ヨコムキデ「だが、互いの事を知るのは十分だと思うし個々の強さは自分を含めて互いに知っている」ソノママ 「仲間を信じ、仲間を知る皆なら、今回の対空戦闘においては、非常に有効な武器になる」

ウエヲ  「弾幕を貼り、隙間を無くし、敵機位置を教えあい、奇襲に備え、敵機を落とす」

ミアゲルト 「皆の団結力や一体感を自分は体感している……何故ならば!!」

 

 

     全艦注視したまま、〝提督“が発する次の言葉を待つ

 

 

コウナルヨネ?「何故ならば皆お揃いのパンツを履いているからだ!…いや、試製兵装の速度測定してい

    たから、運動し易いスポーツインナーか…しかし足柄さんは少々キツ…アピゃぎゃ!!」

 

一同 「「「「「「こんな時に何処見て力説してんだ!!この変態!!」」」」」」

 

   一斉に、隙間なく満遍なく弾幕のお手本の様に踏み抜かれる

 

叢雲 「浮輪をあげるから、アンタは私と一緒に来なさい!」

 

ヒキヅラレ「やめてあげてね(泣)浮輪だけじゃ掠っただけでやられちゃうよ(泣)」

 

叢雲 「五月蠅い!……ぴぃぴぃ泣いて深海棲艦をおびき寄せるのに丁度いいかしらね……」

 

ヒキヅラレ「撒き餌にしないで(泣)誰か助けて(泣)」

 

  騒ぎながら連れていかれる〝提督“を見送りながら

 

那智 「我等が選んだ〝提督“は大した者かもしれないな」

 

足柄 「そう?私は少し後悔したけれど…妙高姉さん達の所に行けば良かったかな~」

 

那智 「見てみろ、皆程よく緊張が解けている…あれなら実力以上の戦果も期待できそうだ」

 

足柄 「……まぁ確かに力は抜けているわね…でも買い被りし過ぎだと思うけど」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

   「本当に連れ出すなんて(泣)鬼級なの?姫級なの?女王様なの?」

 

叢雲 「前にも同じ事を言ってたけど、違うわよ!艤装解除しているから、これで戦果確認の深海

    棲艦を探しなさい!」(ヒョイ!)

 

   「(コツン!)痛っ……ミミのソレって電探だったのか…」

 

伊26 『……叢雲さん聞こえる?そのまま真っ直ぐに行くと、多分向こうの深海棲艦と交差すると

    思うよ~気をつけてね』

 

叢雲 『解かったわ、ニムも気を付けなさいね』

 

   「……無線も出来るのか……益々謎だなぁ……」

 

叢雲 「このまま進んで、那智達が始めたら艤装展開して潰しにいくわよ!」

 

   「自分がいる事を忘れないでね(泣)」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

大淀 「……第三四三海軍航空隊からの情報と、私の索敵を合わせて……敵機編隊数は……?」

 

 航空隊からの無線、自身の索敵能力内の情報等様々な情報や無線内容が勝手に統一されていく

 

間宮 「今艤装を通して情報整理してます、大淀さんはそれを管制して那智さん達に指揮統制を

    お願いします」

 

大淀 「ありがとうございます!『那智さん、三分後に今治方面から敵機第一波が見えます!

    魚雷装備の艦攻0、艦爆50の敵機編隊!』

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

大淀 『繰り返します、敵機第一波、魚雷装備の艦攻0、艦爆50の敵機編隊!』

 

那智 「…良い指揮統制だ…敵機第一波、艦爆50の敵機編隊!打ちか~~~た……始め!!」

 

 合図と共に弾幕の分厚い雲が深海棲艦機の編隊を包み込む

 

那智 「……打ち方止め!報告!」

 

綾波 「第一波殲滅、こちらの損害ありません!」

 

那智 「良し!第二波に備えろ!」

 

夕張 「対空機銃の砲身冷却確認!合間で砲身交換も忘れないで!」

 

大淀 『松山方面から敵機第ニ波!魚雷無し艦攻20、艦爆60の敵機編隊!』

 

那智 「目標松山方面の敵機第ニ波!魚雷無し艦攻20、艦爆60の敵機編隊打ちか~~~た……

    始め!!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

叢雲 「始まったわね…艤装展開して戦果確認しに来たのを潰すわよ!」

 

 艤装展開した直後に急発進し、反応があった場所に向かう

 

   「何?!今までと初速加速が違いすぎる!」

 

叢雲 「試製だけど、良い加速とパワーだわ…これなら一気に詰められる!」

 

 反応があった地点に強襲、爆雷をばらまき様子を見る

 

   「置いていかないで(泣)曳航索分、爆発地点に近いの(泣)」

 

 泣きながら懇願している途中、足元から爆発の圧を感じる(泣)

 

叢雲 「手応え有ったわ……まだ来るわよ!」

 

 深海棲艦の破片と共に、見慣れない三隻の深海棲艦が浮上して来た

 

   「何アレ……あんな深海棲艦見た事も聞いた事も無いけど…叢雲知ってる」

 

叢雲 「知るわけないでしょ?!……とにかく気を付けなさい!」

 

 ワ級とヨ級を足して人型の部分を引いた様な見た目から、中央からパックリと口を開けた

 様に開く

 

   「……?見た感じ兵装は無さげだけど…何か出て来た!」

 

 口(?)から魚雷みたいなのに乗った小鬼を次々と吐き出す

 

叢雲 「なんなの?!こいつら!」

 

 叢雲が2、3隻アンテナマストで叩き潰すが、次々と吐き出され潜水していく

 

   「!解かった!こいつら新型の深海棲艦だ!吐き出した小さい奴らは多分、特殊潜航艇だ」

 

叢雲 『ニム!そっちに深海棲艦の新型の小鬼が乗ってる特殊潜航艇が向かっているわ!』

 

伊26 『なになになに?新型?』

 

   『特殊潜航艇…甲標的よりもっと小型みたいな奴だから、ニムちゃんなら倒せるはず』

 

伊26 『わ、解かった!やってみる!』

 

  試しにミミのソレに喋ったら無線も通じた……本当にコレは何なんだ?

 

叢雲 「なら、このデカ物も新型?」

 

  小さい新型を吐出し終わったのか、格納庫(?)みたいのを閉じ始めている

 

   「かな…恐らく輸送潜水艦だと思う、シオイちゃんや、まるゆ君みたいな感じかな…」

 

叢雲 「シオン達と一緒にすると怒るわよ?…だけど兵装はないみたいね……」

 

   「本当なら、ああいうのは兵装乗せる場所が無いからね……!?」

 

格納庫(?)みたいな口(?)を開け閉めし、突然襲いかかって来る

 

   「ぎゃー(泣)逃げてー(泣)食べられる(泣)」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

那智 「打ち方止め!今の内に弾補充と砲身交換!」

 

明石 「⦅ドラム缶圧縮艀運べる君⦆で弾薬と替えの砲身を持って来たわ!そのまま取って、焼け

    た砲身は海に投棄して構わないわ!」

 

夕張 「助かる!焼けた砲身は暴発するからどんどん投棄で!」

 

那智 「明石は私の後ろに!松山方面の敵機第十二波!魚雷無し艦攻34、艦爆81の敵機編隊打

    ちか~~~た……始め!!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

伊26 「来た来た来た!あたしだって、やってやるんだから!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 叢雲が咄嗟に後退しそのまま下がるが速度が上がらず徐々に差が縮まる

 

   「ぎゃー(泣)ガシガシガシ迫ってくる(泣)早く逃げるか打ち取って(泣)」

 

叢雲 「五月蠅い!今向きを変えたらアンタが食べられるし、砲撃しようにも射線にアンタが居て

    邪魔なのよ!」

 

   「(泣)こうなったら!破れかぶれだ(泣)」

 

 浮輪を出て、曳航索を掴もうと、身を持ち上げる

 

叢雲 「そんなことすると、弾かれるわよ!」

 

 叢雲の言う通りに曳航索を掴もうとしたら、海面に弾かれ新型深海棲艦の口(?)に飛んで行く

 

 さっきまで乗ってた浮輪が咬みつかれ、丁度閉じた口(?)の上に乗る

 

 そのまま新型深海棲艦の口(?)が開き、乗ってた口(?)に乗って新型深海棲艦のオデコっぽい所

 に貼り付く

 

 全てがパラパラ漫画を一枚ずつ捲る様に目に映った

 

   「あ、危な過ぎる(泣)助けて叢雲(泣)」

 

 まだゆっくりと流れる視界の中で、必死に叢雲に手を伸ばす……

 

叢雲 「!今だ!」

 

 急停止して2基の12.7cm連装砲で、2隻の新型深海棲艦を打ち抜き、アンテナマストを構えて

 突撃してくる

 

叢雲 「新型か何か知らないけど、私の前を遮る愚か者め、沈めっ!」

 

 手を伸ばした脇…新型深海棲艦の眉間にあたる所を突き刺しそのままの勢いで、後方に降り立つ

 

   「何で自分が居るのに突き刺すの?!しかも艤装に摑まらなかったら一緒に轟沈する所だっ

    たでしょ(泣)助けてって手を伸ばしたのに(泣)」

 

叢雲 「アレって、よく見る⦅構わん!自分事撃て!⦆って事じゃなかったの?」

 

   「何なの?!女王様を超えて叢雲様って新境地なの?!」

 

叢雲 「助かったから良いでしょ?!私だって愛用のアンテナマストを沈めちゃったんだから……

    コラッ!変な所掴むな!まだいるかもしれないから他にも探さないと!」

 

   「泳げないし、仕方ないでしょ(泣)そもそも凸凹が少ないから落ちやすいし……えっと…

    その手に持っている…その切れた曳航索は何に使うのかな?」

 

叢雲 「沈んでも、直ぐに拾える様に縛って運んであげるわ」

 

   「ソレ、溺れる前提じゃないですか(泣)」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

伊26 「ぜぇぜぇぜぇ……私の活躍、全カットなの?!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

那智 「打ち方止め!……『大淀、次は?』

 

大淀 『………残りは第三四三海軍航空隊が押し返してます……鹿屋基地航空隊と合流し、殲滅戦

    に入りました!』

 

那智 『了解した!』総員警戒解除、点呼!」

 

一同 「「「「「「「「「異常無し!!」」」」」」」」」

 

夕張 「………大丈夫みたいね……疲れた~」

 

那智 「駆逐艦から逆牽制順で帰隊……足柄悪いが残ってもらうぞ?」

 

足柄 「はいはい、今夜の晩酌まで付き合うわよ?」

 

那智 「そうだな、今夜ばかりは飲ませてもらおう」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

簾大将 「何たる事だ!‶天号作戦”本格発動前に、深海棲艦共の大規模空襲とは…」

 

鬘中将 「しかし、今までの資料通り、上手く九州と四国が防波堤となっています」(クイックイッ)

 

斑中将 「‶馬関要塞”は未だ健在……やはり早めに鹿屋のお嬢とあの若造を‶天号作戦”に嵌め込ん

     だ方が良いのでは?」

 

禿大将 「……既に百月大将は‶馬関要塞”に向かわれたそうだ…ならば我々はもう一つ決定的な

     なモノが必要だ」

 

斑中将 「少将級も連れて数で押し切りますか?」

 

鬘中将 「有力な少将級は、既に北方地区に向けて行軍待機していますぞ」(クイックイッ)

 

簾大将 「なるほど…参謀総長が不在の今、‶皇国海軍軍令”を出させるのですな?」

 

禿大将 「そうだ、恐らく今が最大の好機だ、発令より遥かに上の‶皇国海軍軍令”があれば、軍人

     ならば必ず従わなければならない」

 

鬘中将 「早速手続きに入ります!」(クイックイッ)

 

禿大将 「桂被中将、どんな圧力をかけても構わん、早急によろしく頼むぞ…わしらは先に

     ‶馬関要塞”に向かうぞ!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

車掌 「百月閣下、お寛ぎのところ大変恐縮ではございますが、秘書艦殿から符号電文が届いて

    おります」

 

 久々に見る流れる風景を邪魔されたが…仕方ない

 

百月 「…ご苦労、今どの辺かね?」

 

車掌 「はい、先程関ヶ原に入りました」

 

百月 「そうか、直通の軍事列車とは言え、速くなったものだ…ありがとう」

 

 敬礼し、車掌は持ち場に戻る

 

百月 「どれどれ……やはり先に出て正解だったようだ」

 

 穴開き定規を利用した簡単な暗号符号を読み解く

 

 〘‶皇国海軍軍令”、帷幄上奏、即日下達〙

 〘お土産は鮟鱇は旬外れなので、出来れば漬け海栗か河豚毒無しの、ふくの諸々を待ってます〙

 

百月 「…………あやつは毎回毎回……」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

   「すいません、なんやかんやで報告が遅くなりました」

 

 あれから、簀巻きにされたまま哨戒され、帰って戦果確認しながら労って、艦隊及び呉軍港の

 被害状況を調べて、役目を全うした機銃砲身の供養に付き合い、アンテナマストの手配して来

 た……

 

朝日 〖お疲れ様でした~大戦果おめでとう(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ〗(0.31秒)

 

   「いえいえ、皆が頑張ってくれましたので」

 

朝日 〖‶一提督”さんの影響もありますよ~、新型深海棲艦の件は私がやっておきます〗(0.19秒)

 

   「お願いします……やっぱり新型ですか?」

 

朝日 〖そうね‶一提督”さんの見立て通り、揚陸型輸送潜水艦と小型特殊潜航艇ね〗(0.28秒)

 

   「数で来られるとちょっと嫌ですね…ただでさえ数が多いのに、そんな搦手も混ぜられる

    と厄介過ぎる(泣)」

 

朝日 〖まぁ深海棲艦達も大変なんでしょ?それよりも、有線電報でコレきましたよ?〗(0.21秒)

 

   「……明日なんて……これまた急だなぁ(泣)今日の空襲でビビったのかなぁ(泣)」

 

朝日 〖直通列車は用意しているけれど、本当に艦隊の誰も連れていかないのかな?〗(0.22秒)

 

   「はい…そのまま朝日大将預かりでお願いいたします…手荷物だけ持っていきます」

 

朝日 〖解かったわ、三笠達によろしくね!‶転号作戦”上手くいきますように〗(0.14秒)

 

 ………また伏魔殿に行くか(泣)はぁ~…いつ平和な夢のお気楽極楽魅惑の恩給生活パラライスが

 訪れるんだろうな……(泣)

 




深海揚陸型輸送潜水棲艦=一応シオイ達より実用実績はある型、兵装は積んでおらず口に似た
            格納庫扉の嚙みつき(衝角攻撃)のみ使用、因みに水中で開けると溺
            れるらしい……

深海特殊潜航棲艦小鬼群=siluro a lenta corsa小鬼群で正式(艦これ)表示するならSlc小鬼群か
            な…‶こちらの世界”での運用は難しく、深海棲艦達の‶進化”の過程と
            考えられている、非常に脆く明石の握力で掴んでも倒せる程度

どちらもオリジナル設定ですm(_ _)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。