水平行の別世界   作:??????

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不慣れな所が多々ありますので、もしよろしければご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします




開設!編成!!初めての拠点作り

大淀 「お疲れ様です……どうされました?…顎を抑えられていますが?」

 

   「いえ……何にも無いれふ……」

 

 外れてしまった顎を片手で抑えつつ、半日ぶりに椅子に座った

 

叢雲 「初日から色々と欲望丸出しにするからよ」つ旦

 

   「ありがとう……咬傷に優しい良い温度だ(泣)……大淀さん、これで一通り着任手続きが

    終わったと思いますが……」

 

大淀 「はい、秘書艦娘の配置、各施設の巡察、関係各所への連絡等々終了しています…後は私

    からの申し送りですが、艤装が来るまでこのまま施設面や妖精さん達の業務のサポート

    を続けながらさせて頂きます」

 

   「助かります、よろしくお願いいたします m(_ _)m……近辺の警備等は何時からになる

    のかな?今までは叢雲しか居なかったみたいだけど」

 

叢雲 「この辺りは三笠長官の横須賀鎮守府と、富士校長の帝国海軍教導学校の管轄なので、今は

    その直轄部隊が周ってるわ…私はここの警備と、周辺の漁港や要港部への手助けね」

 

大淀 「初霜さんは、今明石さんに船体検査して貰っていますので…実働は本日の1800からにな

    ります、また初瀬総長の大湊警備府から駆逐隊が着任も同じ時間の予定になっています…

    第一艦隊編成はその後になります」

 

   「……と言う事は……取り敢えずは一休みって感じかな?」

 

叢雲 「残念ね…アンタにはもう少しやる事があるのよ?大淀よろしくね」

 

大淀 「はい、ここは今、皇都湾と外海との境目にあります…対岸に横須賀鎮守府、湾内奥には

    帝国海軍教導学校、そしてここに軍港と基地航空隊を設置する予定です」

 

   「どおりであんなに長い原っぱを歩かされたのか(泣)……?〝帝国海軍”だけならあそこまで

    デカい土地を確保しなくても良くない?」

 

大淀 「それが……〝帝国海軍”だけではなくて〝皇国陸海軍”も後から来ます……本来大本営から

    発せられた皇都湾要塞構築計画の一端なので……」

 

叢雲 「アンタが今日乗ってきた皇都湾沿岸を通る線路を利用した列車砲や海堡の建築、各地に

    砲台基地とか作っているわね…深海棲艦達が大分接近してきたからね……」

 

   「皇国軍…というか、人間の兵器だと深海棲艦や艦娘達には効きにくいんだよなぁ……

    サスケハナさん達四人が来た時も結局あんまり役に立たなかったし(泣)」

 

大淀 「流石にサラトガさんの御祖母さんとは時代が違いますので……」

 

   「対深海棲艦への技術発展と、妖精さん達からの技術交流に期待かな~…と言う事は

    もしかしてだけど、ひょっとして…」

 

叢雲 「皇国軍への連絡、連携はアンタの仕事よ?そっちも頑張りなさい」

 

   「…(泣)職業軍人選んじゃた悲劇か(泣)…まぁその辺は戦局に合わせて流されれば良いか」

 

叢雲 「アンタね…もう少し頑張りなさいよ……」

 

   「はい……さてそろそろ遅い昼御飯にしますか~…食堂って何処かな?」

 

叢雲 「?何言っているの?まだ食堂出来ているけれど、給糧艦どころか主計すら来てない

    わよ?」

 

   「……はい?!今までご飯どうしてたの?」

 

叢雲 「私は毎日漁港とか廻ってたから、ちょこちょこお裾分けを頂いているわね……秋刀魚とか

    ……大淀は?」

 

大淀 「私は書類整理の合間に、片手で食べれる期限切れの戦闘糧食とか頂いていました……

    在庫整理も兼ねてましたので」

 

   「明石さんとか夕張君とかはどうしてるの?」

 

大淀 「明石さんは主計以外の購買部をしてまして…修理用品や軍需品の受け取り先で頂いてい

    るみたいですね」

 

叢雲 「夕張は、毎夜毎夜整備妖精さん達とどんちゃん騒ぎしてお腹満たしているわね」

 

   「!それだ!妖精さん達の食料を!」

 

叢雲 「私達艦娘はともかく、人間のアンタが妖精さん達の食料を食べれるの?」

 

   「……良いか叢雲…人は古今東西ありとあらゆるものを食べてきた…河豚を初め海鼠や

    蝗、蒟蒻等々…毒や見た目に負けずに食べてきたんだ!何とかなる!」

 

叢雲 「アンタね…まだそこまで切羽詰まってないでしょ?」

 

   「いーや!食事という補給の根本的な部分に関して妥協はダメ・絶対!…こうなったら…」

 

 確か…背負い袋の中に入れて置いた筈……あった!

 

   「海軍兵学校時代の酒呑み教官の隼鷹さんから、銀蠅したお酒との交換で手に入れた富士

    校長の直通電話番号だ!…これで勝つる!」

 

叢雲 「アンタ…とんでもない物を持っているのね…」

 

   「膳は急げ!早速連絡だ!ぜんだけに!」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

富士 『どうしたのじゃ?今日の報告は大淀経由で聴いておるぞ?…〝こちらの世界”に来ていな

    かった初霜との邂逅は嬉しい限りだが?』

 

   『それも大事ですが、実はお願いがありまして…実は此処に主計というか御飯が作れる方が

    居ないので、富士校長のあれやこれやで何とかしてもらえませんか?』

 

富士 『ふむ…話はそれだけか?兵站管理は確かに重要事項ではあるが、こうゆう駆け引きをする

    上で、何処で手に入れたか解らない我の個人の電話にかけるまででは無いと思うが…他に

    は何か無いのか?』

 

   『無いですよ?大淀さん達の申し送り的に、直近で必要なのはそれだけだと思いますので』

 

富士 『無欲だな…成程解ったが、既に給糧艦の間宮を派遣しておる…定時報告の時に伝達する筈

    だったが、予定時刻の1800頃に着くじゃろう』

 

   『本当ですか!?ありがとうございます!!これで色々と潤います!』

 

富士 『まぁ待て、貴様の件は解決したかも知れないがこちらは問題があってだな…』

 

   『……電話番号はとっとと消去させてもらいます』

 

富士 『そのままで良い、隼鷹を通じて貴様に渡させたのだからな』

 

   『(泣)…いやまぁ今回は互いの要望がかみ合って上手くいっていますので良しなに…』

 

富士 『二週間以内に貴様の第一艦隊の実績練度を示し、我を納得させてみろ、それで今回の…

    そうだな抗命罪の容疑から外してやろう』

 

   『そこまで重い罪なんですか!?チョット使えるコネを使って何とかしようとしただけ

    なのに(泣)』

 

富士 『それはそうだろ?既に整っている事態に対し我の貴重な時間を奪ったわけだからな』

 

   『わかりました(泣)叢雲と初霜君に明日来る駆逐隊の皆様の頑張りに期待します(泣)』

 

 

          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

   「orz」

 

叢雲 「…何か疲れているわね……ダメだったの?」

 

   「いやそこは大丈夫だったよ…大淀さん、1700の定時報告の時に給糧艦の間宮さんが来る

    手筈になっていますので、上手く纏めておいて下さいです」

 

大淀 「了解いたしました…本当に大丈夫ですか?」

 

   「叢雲も大淀さんもありがとうね……チョット富士校長に無理難題言われちゃっただけなの

    で(泣)」

 

叢雲 「無理難題?どうせ上司に直接上訴したから抗命罪やら何か疑いでもかけられたんでしょ?

    …まったく…」

 

   「よくお解りで(泣)……取り敢えずお腹空いたので、空き地で焚火して飯盒で御飯焚いてき

    ます…」

 

大淀 「それでしたら奥に給湯室がありますので、お使いください」

 

   「そう言えば先程叢雲がお茶入れてくれたっけ…使わせていただきます」

 

 

          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

明石 「(コンコンコンッ)明石、初霜、入ります」

 

   「どふぞー(どうぞ)」(モグモグタイム中)

 

 大淀さんが答えて貰う前に返事をしてしまった…おかげで

 

叢雲 「……ちょっと、ご飯粒が出ているわよ?」

 

 叢雲が嫌そうにハンカチを渡してくれる

 

   「ありがとう、ついでに口を拭いて…いや、良いですので、アンテナマスト降ろして(泣)」

 

初霜 「司令官さんと叢雲さん、仲が良いですね」(ニッコリ)

 

叢雲 「どこがよ!まったく…」

 

   「もうちょっと優しくしてね(泣)…今度から別に入室する時は自由にしましょう!開かれた

    執務室をスローガンに!」

 

大淀 「よろしいのでしょうか?」

 

   「大丈夫ですよ~風紀粛清するほど自分は品性高潔でもないし、実際に動くのは皆さんなの

    で~」

 

叢雲 「自分が楽したいだけでしょ…まったく…」

 

   「その通りです(泣)……ところで明石さん、予定より少し早いようですが初霜君の船体

    検査は終わったのかな?」

 

明石 「はい、船体検査自体は問題ありませんが…」

 

 そう言って検査成績書を提出するが

 

明石 「……数値的には異常ありませんが…何と言えば良いのか…何か数値外の能力が何か不思議

    な感じでして……あやふやで申し訳ございませんが…〝あちらの世界”の記憶もあやふや

    みたいな感じなので、それの影響かもしれません」

 

 確かにごちゃごちゃした数値は正常値に収まっている(肝心のスリーサイズは、機密保持で完全

 検閲黒塗りされていたが…)

 

大淀 「…初霜さん、北号作戦とか覚えていませんか?完部隊として一緒に行動しましたが…」

 

初霜 「……すいません…余り覚えていなくて…」

 

叢雲 「…まぁ中にはそんな艦娘もいるわよ?〝こちらの世界”に来ても同じ戦友でしょ?大事

    なのは今よ!」

 

   「叢雲の言う通り!……替わりに艦隊指揮してくれない?」

 

叢雲 「それはアンタの仕事でしょ!?隙みてさぼろうとするな!」

 

   「はい(泣)…頑張ります…初霜君もチョット怖いこの叢雲とよろしくね」

 

初霜 「?叢雲さんはお優しいですよ?でも頑張って皆様をお守りいたします」(ニッコリ)

 

大淀 「…基本的な所はお変わりなっていませんね…良かったわ」

 

明石 「大淀が言うなら考えすぎか…それと司令官さん、そろそろ軍需列車と大湊からの駆逐隊

    が着く時間です、既に夕張が妖精さん達と荷卸し作業に向かっています」

 

  残りの御飯を搔っ込んで時計を確認する

 

   「間宮さんもそろそろ着く頃なので、皆で出迎えるか!」

 

 

          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

夕張 「もうすぐ着くわ!総員張り切って仕分けるわよ!」

 

 やたら長いプラットフォームに夕張さんの号令が響く

 

夕張 「〝帝国海軍”のは明石さんと大淀さんの所に運ぶので、皆よろしくね!〝皇国軍”のは

    いつもみたいに後で起重機でコンテナごと纏めて運ぶから!」

 

   「……こりゃあちょっとした戦争だなぁ…」

 

大淀 「〝帝国海軍”と〝皇国軍”の物質が一日二回来ますので、いつも大騒ぎなんですよ……」

 

間宮 「あの……お忙しいところ大変恐縮ですが…給糧艦、間宮着任いたしました」

 

   「おおぉ間宮さん!昨日ぶりです!……質屋から買い戻した懐中時計の件、ありがとう

    ございました!」

 

間宮 「いえいえ…ところで今から荷降ろしですか?給糧艦として私もお手伝いしますが」

 

夕張 「本当ですか!?本当に助かります!私は起重機で〝皇国軍”のコンテナ等やりますので、

    明石達と一緒に〝帝国海軍”の方の物資の仕分けをお願いできますか?」

 

間宮 「?艤装展開すれば一人でコンテナ運び出来ますが?」

 

夕張 「あっ!」

 

……そう言えば艦娘は艤装展開すれば〝あちらの世界”での馬力が出せるんだったなぁ…

 

夕張 「そう言えばそうだった!私の艤装まだだったからすっかり忘れてた!……あー…私の

    中の効率廚が…」

 

   「夕張さん、ドンマイ(泣)」

 

夕張 「だけど負けないわ!」

 

 そうこうしているうちに、夕闇が迫る中、プラットフォームに滑り込んだ貨物列車に、気合いを

 入れなおした夕張さんの号令と共に妖精さん達が一斉に群がる

 

叢雲 「なら、私達も艤装展開して手伝うわ…初霜も行ける?」

 

初霜 「はい、お手伝いします」

 

 二人は艤装を展開し、間宮さんと共に自分の身体の何倍もあるコンテナを運んでいく

 

   「ほぇ~……やっぱり凄いな~……ん?」

 

 ? 「レディも手伝うわ!」

 

 ? 「なのです!」

 

 荷降ろしでごったかえすプラットフォーム中、元気に艤装展開しながら飛び降りた二つの影

 

 先に颯爽と飛び出した影は華麗に………転んだ…しかも顔から…

 

 ? 「……れでぃは泣かない……」(グスン)

 

 ? 「なのです……」

 

 ? 「ちょっと二人とも大丈夫?」

 

 後から出てきた艦娘に介抱されている…どうやら大丈夫なようだ……ん?誰か横に来た気配が?

 

 響 「ここの司令官さんかな?大湊警備府から転属してきた第六駆逐隊の響だよ」

 

   「ビックリした!…第六駆逐隊というとあの艦娘達は暁ちゃん、雷ちゃん、電ちゃんか~」

 

 響 「そうだよ、あそこで転んだのが暁、介抱しているのが雷、なのですって言っているのが電

    だね……」

 

 ジィーっと思考が吸い込まれそうな印象深い瞳でこちらを覗いてくる

 

 響 「……司令官さん、私たちの事よく知っているようだね?」

 

   「まあね…海軍兵学校で君たちの言う所の〝あちらの世界”の事を調べたからね~……一緒

    に戦ってくれる仲間だから」

 

  周り喧騒も気にならなくなり、その瞳に負けてペラペラと喋ってしまう……

 

  響 「……Хорош、私達の事をよろしくお願いするね……姉さん達を助けてくるよ」

 

 …………何か不思議な艦娘だなぁ………

 

叢雲 「ほら!ボーっと突っ立っていると、危なくて邪魔よっ!」

 

 叢雲の頭上まで持ち上げたコンテナが、丁度自分の頭髪を数十本巻き込んで過ぎ去っていく

 

   「ギャー(泣)これはこれで、肉体的にも精神的にもイタイ(泣)」

 

叢雲 「危ないから、端っこで大人しくしてなさい!」

 

   「……はい(泣)」

 

 

          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

夕張 「終わった!皆のお陰でいつもの半分以上早く終わったわ!やはり本職の方がいると助かり

    ます!」

 

明石 「そうだね、間宮さんも着いた早々ありがとうございます」

 

間宮 「いえいえ…給糧艦として当然なので……」

 

大淀 「それにしても早かったですし、艤装展開の助言がなかったらもう少しかかる所でした」

 

叢雲 「そうね……暁たちも長旅から着いてすぐに手伝ってくれてありがとう」

 

 暁 「レディとして当然のことよ!」(エッヘン)

 

 電 「なのです!」

 

 雷 「そうそう、もーっと私達に頼っていいのよ!」

 

 響 「これで互いに信頼が出来れば安いもんだよ」

 

初霜 「……ところで司令官さんは何処にいます?」

 

   「……此処だよ~……」

 

叢雲 「アンタ……なんで列車止めの上で腕組んで立っているのよ……」

 

 暁 「……何か、意味不明だけどカッコイイ……」

 

 電 「なのです…」

 

   「……邪魔にならない所がここしかなかった(泣)……さてと」

 

 列車止めから降り、フォームをよじ登って皆に正対する

 

   「皆様お疲れ様でした、仲間も揃い本格的に始動します、この先色々と困難があるとは

    思いますが、取りあえず今夜は……宴会だー!」

 

一同 「「「「「「「「「やったー司令官ご馳走です!!!!!!」」」」」」」

 

   「…………えっ!?」

 

叢雲 「……アンタとことん自分の首を絞めるわね……ま、せいぜい頑張りなさい……」

 

   「はい(泣)」

 




三笠連合艦隊司令長官(大将)、富士帝国海軍教導学校長(大将)、初瀬帝国海軍令部総長(大将)
……というオリジナル艦娘の設定です
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