千堂 「あんた本っっっっつ当にバカじゃないの?」
‶馬関要塞”に蜘蛛の巣状に拡がる坑道や地下鉄網にバカでかい声が響いていく
「バッお前…本当の事を叫ぶなよ……(泣)」
千堂 「私はあんたみたいな本物のバカには、ハッキリ大きな声で言うのよ!」
「もう良いよ(泣)」
千堂 「そんな調子で、本当に‶天号作戦”から‶転号作戦”に出来るの?」
「基本的には三笠長官達‶帝国海軍”から切り崩して貰うからね…ここまで来たら自分じゃ
どうにもならないよ」
千堂 「バカで馬鹿だと思ったけれど、ここまで大馬鹿だったとはね……」
「……?どういう意味だ?バカは自覚しているけれど?」
千堂 「それが解らないから大馬鹿者なのよ……さぁ着いたわよ」
地下要塞であり、海底要塞でもある、‶馬関要塞”の扉は隔壁扉も兼ねているので、かえって
重々しい雰囲気を醸し出しちゃている
「…………お家に帰っても良い?」
千堂 「諦めて腹を括りなさい!」
再び伏魔殿の扉が、前よりも重くゆっくりと開かれた
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要塞内とは思わない程広く、華美にならない程度に装飾された部屋に、正面奥の議長席に皇国
海軍参謀総長の百月大将が座り、左側には三笠長官、敷島局長、初瀬総長達‶帝国海軍”が座り
右側には禿大将、簾大将、斑中将、鬘中将(名前は知らない)‶皇国海軍”が座っている
千堂 「千堂‶帝国海軍”少将入りま~す」
議長と三笠長官達に敬礼して、トコトコと‶帝国海軍”側の席に座る
………早速おっぱじめるなよ………
斑中将「千堂‶皇国海軍”少将、貴女の席はこちらではないのかね?」
千堂 「私は帝国海軍兵学校を卒業した生粋の‶帝国海軍”少将ですよ~‶皇国海軍”少将の階級は
単に‶華族責務”って奴なので、お気になさらずに~」
斑中将「‶華族責務”と言うならば、尚更‶皇国海軍”側に附くべきだろう!」
千堂 「イヤよ、わざわざこのタイミングで、八島お姉さまに全国の沿岸警備担当にして、此処に
参加させない様にした奴の所なんかには、いかないよ~だ」
敷島 「まだ会議は始まっておらぬぞ!……失礼しました議長殿」
百月 「いや、先に注意してくれて助かった……盛んな討論は構わんが、せめて宣言してからにし
て貰いたい」
斑中将「解かりました」
千堂 「はーいです」
場が一端落ち着き、今度は自分に視線が集まってしまう(泣)
嚙みつくのが早過ぎるんだよなぁ……まぁ遅かれ早かれか……
‶皇国海軍”側の席に向かい、物理的に刺される位痛い視線を浴びる
……そんなに刺さないで(泣)
「申し訳ございませんが自分は……」
椅子を持ち左右に机が並ぶ真ん中…恐らくこの中で一番怖くて厄介な百月皇国海軍参謀総長
に正対し座る
「自分は‶皇国海軍”と‶帝国海軍”両方に‶軍籍”があり、階級も両方とも准将を頂いております
が、本来ならば将官会議に出れる身ではありません」
‶皇国海軍”の将官と千堂に睨まれている……千堂が怖すぎる(泣)が、声も震えるのを我慢して
「見た所、議論をするなら‶皇国海軍”、‶帝国海軍”共に人数が同じ様ですので、あえて中立
な立場から始めさせて頂きたいと思います……‶皇国海軍”と‶皇国陸軍”両方を統帥されて
いる百月皇国海軍参謀総長みたいに」
百月 「解かった、では始めるとするか」
……文句が出る前に間髪入れずに始めやがった……やっぱり一番怖くて厄介だなぁ……
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当然の如く会議は荒れに荒れた
鬘中将「大和を中心とした第一遊撃部隊を琉球に送り、南西諸島解放目指す事を‶天号作戦”の
一環とする為に必要最小限の戦力で向かうべきだ」
千堂 「何をどう計算したら、そんなおめでたい答えが出るのよ?少なくても練度が高い連合艦隊
と空母機動艦隊、二つの水雷戦隊、持続的に島嶼防衛の為の補給路確保等々あるはずよ?
私と鹿屋基地の艦隊でやってあげるから、もう一回鬘を作り直して出直しなさい!」
……ハッキリ言うなよ……とか
斑中将「そんなに南西諸島解放を拒むなら、小笠原諸島の解放に向かえば良いのでは?」
三笠 「おかしな事をおっしゃる、‶帝国海軍”は南西諸島解放を拒んではいない、無駄な犠牲を
払う必要は無いと言っているのだ」
斑中将「同じ事だろう、結局は南西諸島や小笠原諸島の人々を見捨てているのと変わらん」
三笠 「だからこそだ、琉球を始め南西諸島や小笠原諸島の人々が耐え忍んでいるからこそ
乾坤一擲の戦いでは無く、一度敗れている我々は捲土重来で二度と奪われ無い戦い
をしなければならない」
………とか………
簾大将「北方地区は深海棲艦も少なく、戦力が余っておるからそれを他にまわせば良いのでは?」
初瀬 「………無理よ、北方地区を警備している大湊警備府はその特性上、海防艦中心になってい
るわ……」
簾大将「海防艦?それなら貴女みたいな戦艦等数隻で十分ではないか」
初瀬 「……貴方、流氷の上から水中の潜水艦倒せるの?足元は氷、吐く息すら落ちる、空には
日差しを隠す厚い雲……そして、北方棲姫を始め数多くの鬼級や姫級もいるわ………
それに最大の敵である、自然の力には誰にも勝てない」
………等々………長い(泣)
敷島 「刃袈大将、流石に面倒くさいので、そろそろ本音を語ってくれませんかね?」
禿大将「どういう意味だ?深海棲艦達を退け、我が国を始め、人間を助ける為に戦っているだけ
だぞ?」
敷島 「そうだ、だが先程から‶天号作戦”には何かを誤魔化して話しを進めようとしている……
それでは‶帝国海軍”は納得できない」
禿大将「何も誤魔化してはおらん、寧ろ‶天号作戦”に対して難癖をつけているのは‶帝国海軍”では
ないか?」
敷島 「なら、まだまだ折り合いを見つけなければならないな」
………こんな感じで互いに‶天号作戦”をつついて行くが、全く纏まらない(泣)
百月 「………互いにもう一度意見を纏める為に一時間の休憩を取る…一旦退出せよ」
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バキッ!!
艦娘の力にも耐え得る妖精さん作の執務机が真っ二つに割られる
叢雲 「あのバカタレ何処に消えたのよ!!大淀!誰も知らないの?!」
大淀 「叢雲さん!少し落ち着いて下さい…ほとんどの方は昨夜から見ていないのですよ…」
叢雲 「………探しに行くわ!あのバカの事だからどっかで迷子か何かになっているんだわ!」
大淀 「それなら妖精さん達も捜索してますから、秘書艦の叢雲さんは此処で待機してください」
叢雲 「大人しく待機なんて出来る訳ないでしょ?!」
今までに無い怒りとは少し違う感情にイライラしている所に、
明石 「入るね……あちゃ~…これは予想以上の荒れ方で……」
叢雲 「何?今物凄く機嫌が悪いのだけど?」
これまた今まで見せた事が無い、冷たく濁った瞳を向けてくる
明石 「いや……あの…‶一提督”さんの事情を知っている方をお連れしました」
叢雲の何とも言えない視線を避ける為、全てを自分の師匠に押し付ける
朝日つ〖お久しぶり叢雲ちゃん、会いに来ないから来ちゃった(╹◡╹)ノ♡〗(0.22秒)
何とも言えない空気の中、更に何とも言えない静寂が僅かな耳鳴りと共に現れる
明石(超高速言語)「何やっているんですか!朝日師匠!しかも知り合いだったのですか!」
朝日(超高速言語)「いや~失敗失敗…前にチョットね~」
叢雲 「その話し方は大淀が聞こえないから、さっきの黒板で話しなさい」
大淀 「えっ?聞こえない?何がですか?」
朝日つ〖そう言えば、叢雲ちゃんには聴き分けできるんだった〗(0.19秒)
叢雲 「それで、アイツは何処にやったのかしら?」
朝日つ〖‶馬関要塞”に会議に行ったよ~、ワタシにこの艦隊を預かれって言ってね?〗(0.14秒)
執務室の扉の前を塞ぎながらアッサリと叢雲に告げる
叢雲 「……邪魔よ!どきなさい!」
朝日つ〖まぁまぁ落ち着いて?‶一提督”さんの艦隊は、誰にも預けれないのは叢雲ちゃんも知って
いるでしょ?〗(0.27秒)
叢雲 「そうだけど…」
朝日つ〖それに‶一提督”さんの艦隊の秘書艦は叢雲ちゃんでしょ?‶提督”不在時の代理は秘書艦の
仕事、やる事やってから捕まえに行きなさいね~〗(0.25秒)
叢雲 「大淀、悪かったわ…あのバカの捜索打ち切って通常業務に戻って貰って」
大淀 「大丈夫ですよ、落ち着いてくれたら……連絡してきますね」
叢雲 「明石には後でたっぷりと、話を聞かせて貰うわね?」
明石 「あはは…お手柔らかにお願いします」
朝日つ〖落ち着いたわね?はい富士からのプレゼント(╹◡╹)ノ□〗(0.17秒)
一枚の電報を手渡す
〖発 一艦隊秘書艦叢雲 同艦隊の‶提督”に対する督戦、訓戒、懲罰の権限を与える〗
〖叢雲よ、初期艦として‶提督”をしっかりと教育しろ〗
叢雲 「……まだまだダメね……解かったわよ……やる事やってから迎えに行って教育してやる
わ!」
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「急に悪寒が(泣)何か途轍もなく酷い目に合いそうだ(泣)」
千堂 「こんな時に風邪?バカは風邪を引かないんじゃなかったの?」
「風邪も引きます!気付かずに遊んじゃうだけです!」
初瀬 「……そんな事より…このままで良いの?…‶皇国海軍”思ったより主張を変えないけど?」
三笠 「そうだな…‶帝国海軍”から譲歩しようにも、その切っ掛けすら無い」
敷島 「とにかく下らない‶玉砕命令”だけは阻止したいな、そもそも‶転号作戦”の根幹はそこだ」
千堂 「お姉さま達ばっかり頑張って、発案者が何にもしてないけれどね!」
「(泣)…この休憩で‶皇国海軍”の方針が変わると思いますので…そろそろ時間ですね…」
それぞれ確認しながら再び会議室に向かう
………このまま‶天号作戦”自体潰れてくれれば良いんだけど無理なんだろうな(泣)……
トボトボと重過ぎる足を引きづって後を追った
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自分の所にも机と椅子が用意され、会議が再開される
最初に口火を切ったのは‶皇国海軍”からだった
禿大将「本来ならば、‶帝国海軍”の積極的な協力が望ましかったが仕方ない」
無駄に勿体ぶりながら、鬘中将が数枚の書類を議長の百月大将に提出する
禿大将「今提出しましたのは、‶海軍軍令”です…既に帷幄上奏し下達されております」
千堂 「‶海軍軍令”ですって?!」
議長席の百月大将を睨み付ける
百月 「皇国海軍参謀総長として軍令に関する帷幄上奏権者であるが、この軍令には関与しておら
ん……が、必要手続きは取られておる様だな」
嚙みつく程の破壊力を込めた視線をアッサリと躱し、事実のみを伝える
禿大将「皇国海軍参謀総長には、事後報告になりましたが…これで‶天号作戦”は‶皇国海軍”主導で
進めさせて貰う…‶帝国海軍”は‶海軍軍令”に従い‶天号作戦”を進めたまえ」
勝ち誇る皇国大将の勝利宣言を聴きながら、正対している怖くて仕方ない百月大将と視線が合う
………貴様の策はそれだけか?………
「ちょっと発言しても宜しいでしょうか?と言うか確認みたいなモノですが」
視線に負けたと言うか、自分の切り札は此処しかないと促された感じを受け、挙手をする
百月 「当然だ、述べてみよ」
………叢雲達を預けて来て正解だったな…富士校長にはバレてるし…やるだけやってみるか!
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「ありがとうございます…それって‶海軍軍令”で宜しいでしょうか?‶皇国海軍”と‶帝国海軍”
両方の?」
鬘中将「勿論だ、ただ‶帝国海軍”には帷幄上奏権者が居ない為、‶皇国海軍”が帷幄上奏権者を通じ
て上奏させて頂いた」
「ありがとうございます…いわゆる法の穴って奴ですが、まぁ良いです」
千堂 「あんた何が言いたいの?」
「……次の確認ですが、その‶海軍軍令”って‶天号作戦”の発令より前ですか?後ですか?」
簾大将「この‶海軍軍令”は軍にとって極めて高い優先度がある、遡及効も踏まえた上で言うならば
‶天号作戦”発令等全てにおいて前後などは無い」
「ありがとうございます…要は‶天号作戦”関係にすれば今後‶帝国海軍”は‶皇国海軍”の命令通
りに動かせるって事ですね」
簾大将「…その通りだな、軍人なら‶軍令”には絶対に従わなければならないからな」
「………そうとも限りませんけどね?幾つかありますし…あ、最後の確認ですよ?」
斑中将「貴様先程から何と言う口の利き方をしておる!‶皇国海軍”と‶帝国海軍”の両方に所属して
いるとは言え、貴様は‶海軍軍人”なのじゃぞ!まさか叛逆を考えておらぬよな?」
千堂 「あんた、まさかこのタイミングで‶海軍軍人”を辞める気?!」
「両方共ハズレ✖…叛逆したらそれこそ国賊になるし、辞めても軍人は軍人なんだよな…
ヒントは自分は何処から海軍士官学校である帝国海軍兵学校に入学したのかな?」
千堂 「私みたいな‶華族”特権以外は‶皇国海軍”からでしょ?」
禿大将「そうだ、‶軍籍”にいなければ士官学校には入れん」
三笠 「帝国海軍兵学校は‶妖精さん”が視える‶提督”を発掘、育成する為の機関だ…富士が適合者
を‶軍籍”から探したと言ってたがまさか……」
「自分は元‶陸軍機動騎兵実験旅団”所属でしてね…そこには‶妖精さん”が視える方達が
集まっている…いわゆる‶皇国陸軍”と‶帝国陸軍”の混成旅団なんですよね~」
ハゲチラカラーズ「「「「陸軍だと!?」」」」
絶対に富士校長ここまで狙ってただろ(泣)じゃなかったら、あんな成績で卒業させる筈が無い(泣)
「因みに四重軍籍なので‶海軍軍令”に積極的に従う必要も無いですし」
「命令を拒絶して 懲戒除隊になりましても、他の‶軍籍”がありますしね……」
「それに、陸軍としては海軍の‶天号作戦”に反対し、代案を提供しても良いですしね~」
「そうだ、‶海軍軍令”の撤回、若しくは法体制の是正を求めても良さそうですね~」
ハゲチラカラーズ「「「「き、貴様あぁぁ!?」」」」
三笠 「待て、‶一提督”それは遣り過ぎだ……‶帝国海軍”としては‶天号作戦”そのものが反対では
無い…あくまでもこの国の護りと深海棲艦達に囲まれている人々の救出だ」
敷島 「そうだ、その為にも‶海軍軍令”は行使せず、互いに協力しよう…そうすれば南西諸島も
小笠原諸島も我等‶帝国海軍”が全力を持って解放する」
初瀬 「………必要ならば‶皇国海軍”を援助するし、‶皇国海軍”独自の行動も邪魔はしない……」
千堂 「お姉さま達がここまで譲歩しているのよ!?まだ駄々を練り練りするなら……伯父様に
頼んでその軍令より、上の勅令を出して貰っても良いのよ?」
ハゲチラカラーズ「「「「ぐっ……グヌヌ………」」」」
百月 「……ならば‶天号作戦”は大本営預かり、つまりは皇国海軍参謀総長の儂が預かる…軍法
制度も見直す必要もあるし、精査する必要もあるからな」
三笠 「解かりました、‶帝国海軍”はそれでお願い致します」
禿大将「‶皇国海軍”も了解しました……しかしこいつの処遇はどうされますか?」
あっ……やべぇ……逃げ損ねた(泣)
簾大将「四重軍籍を意図して取得しているのが怪しいですし、各軍を諜報している可能性がある」
三笠 「それは無い、そもそも‶一提督”は‶妖精さん”が視えるだけだった筈だ」
斑中将「そんなものは誰にも解らないから‶皇国海軍”が調べさせて貰う」
千堂 「だったら帝国海軍兵学校に入れた‶帝国海軍”が軍法会議にかけるわ!こっちは‶提督”に
しているし、諜報が疑われているなら‶帝国海軍”の方が遥かに被害がでかいわよ!」
百月 「そうだな、‶帝国海軍”は‶一提督”を逮捕し、軍法会議にて処分を検討せよ、それまで
‶天号作戦”は停止する……以上だ」
三笠 「敷島、初瀬は‶一提督”を逮捕せよ!千堂小将は‶華族責務”として裁判官を頼む」
禿大将「参謀総長!お待ちください!」
千堂 「とっとと、出てけ!今すぐ‶帝国海軍”の軍法会議をするんだから!……あんた達のお陰で
ね?」
簾大将「ぐっ……一刻も早くやるが良い!」
千堂 「言われなくてもやりますよーだ!」(ベーッダ!)
‶皇国海軍”の将官達(ハゲチラカラーズ)は百月参謀総長を追いかけて、部屋の中は‶帝国海軍”の将官
だけになる
千堂 「さてと、とっととやりますか?軍法会議♪」
「………なんで一番ノリノリなんだよ(泣)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
禿大将「お待ちください!百月参謀総長!」
百月 「…なんだ?刃袈大将、裁定に不服か?」
禿大将「当たり前です!既に北方地区にて部隊を派遣済みなのですぞ!」
百月 「なら余計な事をせずにそれだけに集中すれば良いだけだ…余計な事をせずにな」
簾大将「ですが、それでは余りにも損害が多く……」
百月 「違うだろ?お前達はただ艦娘達が邪魔だと思っているだけだ……狡兎死して走狗烹らせる
のはまだ早いぞ?」
ハゲチラカラーズ「…………」
百月 「ある意味‶一提督”に感謝するんだな、でなければ逆に儂が、お前達を煮ていたんだがな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
千堂 「早速このバカタレの軍事裁判を始めたいと思いま~す」(ピコピコピコッ!)
「何処からそのピコピコするハンマー持って来た?……まぁ無駄に似合っているが……」
千堂 「ソコ静粛に!(ピコピコッ!) 私が法律だ!(ピコッ!)被告は今までの罪を数えなさい!」(ピコッ!)
「今さら数え切れないよ(泣)と言うか、自分に対して一番不公平な奴に裁判官なんて、やら
しちゃダメでしょ(泣)」
初瀬 「‶一提督”に早速質問……‶四重軍籍”らしいけれど……‶帝国陸軍”は私の記憶では出来て直ぐ
に硫黄島防衛で存在不明な筈だけど……」
千堂 「ほら!病弱な初瀬お姉さまが頑張って質問したんだから、早く答えなさい!」(ピコピコッ!)
「自分が居た陸軍機動騎兵実験旅団の旅団長が、事前に妖精さん達が視える人達を配属
変えしてたのですよ…数は少ないですが、自分もその一人でした」
千堂 「陸軍出で、海軍の知識が無かったから、海軍兵学校であんな成績だったのね…考えてみれ
ば棋兵演習時のあの逃げ方は塹壕戦に似てたし……」
三笠 「‶鎮守府”に着任してからの演習等確かに戦い方は陸軍の戦術に近かったな……では次の
質問だが、‶一提督”が発案してくれた‶転号作戦”はどうする?」
「今回で、‶天号作戦”の奸悪な部分は、ほぼ封じられたと考えられると思いますので、‶転号
作戦”もほぼ達成出来たと思います…」
「‶玉砕命令”阻止がまだ残っていますが、南西諸島と小笠原諸島解放は恐らく‶帝国海軍”が
担当になるので、それも防げて問題はないと思います」
千堂 「……アンタのそう言うトコが本当に心底おバカよね~」(ピコピコッ!)
「自覚しているけれど、そこまで?(泣)後ソレ地味に煩い(泣)」(ピコピコピコッ!)
三笠 「…成程な…そう言う事か……富士も厄介な者を……」
敷島 「朝日のやつも気に入ってるらしいしな…でだ、何で朝日に‶一提督”の‶鎮守府”に所属する
艦隊を預けようとした?」
「それはそうでしょ?軍令まで持ち出すとは予想外でしたが、このまま自分と居ると、‶皇国
海軍”に利用されて、磨り潰されるのがオチですので、‶帝国海軍”に返しただけです」
千堂 「どうせ‶四重軍籍”を利用して、とっとと下らない夢の何たら恩給生活に逃げるつもりなん
でしょ?」(ピコピコピコッ!)
「そうだけど、それだけじゃないでしょ?これでも色々と考えたの(泣)」
千堂 「だからあんたはバカなのよ!……そもそも朝日お姉さまは‶一提督”の‶鎮守府”の艦隊は
受け取れないの!」(ピコピコッ!)
「?朝日技長は呉‶鎮守府”の‶提督”を兼務しているでしょ?それに大湊警備府の初瀬‶提督”
から暁ちゃん達が配属されて来たのだから、‶提督”同士だと大丈夫じゃないの?」
初瀬 「……私も朝日も‶提督”じゃないよ?……‶帝国海軍”の艦娘だしね……」
「…え?千堂は?お前人間だし、‶提督”だよな?」
千堂 「私は(ピコッ!)とっても(ピコピコッ!)悔しいけれど(ピコピコピコッ!)提督にはなれないのよ(バキッ!)
「痛(泣)なんでなんだよ?!」
三笠 「千堂小将はかなり特殊でな…‶華族”でもあるし‶こちらの世界”では我々艦娘や妖精さん達
に近い存在なのだよ……」
「……アレ?もしかして、もしかすると、自分がやってた事って……」
千堂 「そうね、‶提督”として対処して来た事よ…初期艦の叢雲ちゃんと出会った時からね」
三笠 「艦娘達が‶一提督”の‶鎮守府”に着任し、艦隊を結成したのも、」
初瀬 「……‶一提督”さんが‶天号作戦”に対して‶転号作戦”を発令したのも、」
敷島 「朝日に‶一提督”の艦隊を預かれないのも、」
千堂 「あなたが‶こちらの世界”の唯一‶帝国海軍”‶提督”だからなのよ!解ったらとっとと諦め
て‶転号作戦”を完遂しなさい!以上、閉廷!!」
「………取り敢えず、拘束を外してくださいです(泣)」
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富士 「ふむ…ようやく‶提督”と、自覚したか…だが……」
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朝日 「マダマダ、ナノヨネ…こちらにもアルしね~♪」
帝国陸軍=元は皇国陸軍機動騎兵実験旅団と言う皇国陸軍の対深海棲艦研究隊に所属していた
ある日、出向してた艦娘達と、当時の旅団長と妖精さん達が視える者達が宴会の悪ノリ
で‶帝国陸軍”を名乗ったのが始まり…
翌日二日酔いで見た倉庫には、妖精さん達が陸軍機や戦車を始め、陸軍兵器を小火器に
至るまで作り始めた
この事が‶皇国陸軍”に発覚し、島嶼防衛を兼ねて硫黄島で‶帝国陸軍”として実験を続け
る事になる
華族=深海棲艦がいる‶こちらの世界”での士族制度で、千堂はその中でも最上位の公爵位
‶華族責務”と言われる義務や役割倫理が非常に強く、一般的に特権となるもの(軍隊内での
一定の地位における優遇や貴族院議員の選出権)等も全て‶華族責務”の為とされている
当然ですが、オリジナル設定ですm(_ _)m