水平行の別世界   作:??????

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引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m

今回の舞台のモデルは東京湾(仮)なイメージでお送りいたしますm(_ _)m


序戦、湾内攻防戦(仮)

富士 『……成程な…それが貴様の答えか…ギリギリ落第点だな』

 

   『ダメですか(泣)』

 

 因みに電話は夕張特製〈第三者には普通の会話に聴こえる君〉という名の対盗聴対策器を通して

 いる

 

 ……謎の技術過ぎる(妖精さんは全てを解決する)

 

富士 『演習結果の加点を加えて及第点だ、加点要素は教導艦隊の殲滅判定か、貴様の第一艦隊

    全艦小破判定までだな…それ以外は考慮無しだ』

 

 流石富士校長…物凄くキツイ絶妙なラインで来るなぁ…

 

   『いや、あの…もう少し可愛い生徒に手心を(泣)』

 

富士 『それ以外の条件では貴様も不服だろう、榛名以下教導艦隊には偽装と貴様への通信

    回線、三笠の所にも合わせて伝えておく…これでも不足なら教導艦隊に潜水艦娘も

    付け足すが?』

 

   『これ以上難易度を上げないで下さいよ(泣)十分すぎる支援ありがとうございます(泣)』

 

富士 『ふむ、よろしい、貴様と貴様の艦隊に期待する』

 

 ツーツーツー…………

 

    「…………(泣)…………」

 

 かくして偽装演習に向けて、胃と頭髪の消耗戦が始まった……

 

 

           ~~~~~~~~~~3~~~~~~~~~~

 

 

叢雲 「・・・・・で以上よ、後、はぐれ深海棲艦が目撃情報が多い南西方面は、私と初霜で

    見回り重視しておくわよ……アンタちゃんと聞いている?」

 

 既に偽装演習の為に欺瞞行動をしてもらっている榛名さん達の動き凄いな~っと思っていたら

 

   「ほへっ?……キイテマスヨ?ナ、何にもオカシクナイヨ?どどどどうしたのかな?」

 

 不意打ち気味だったが、動揺せずに完璧に返す

 

叢雲 「……アンタまさか…また何かしでかしたりしてないでしょうね?」

 

   「何もしでかしたりしてないよ!?夜中にこっそり銀蠅しに行こうとしたら、雷ちゃんと

    給糧妖精さん達に見つかって、朝まで糠味噌かき回されの刑とかされてないよ?ホント

    だよ!」

 

叢雲 「しでかしているでしょ!ただでさえ人手不足なのにあっちこっちに迷惑をかけないでよ!

    まったく…」

 

   「はい、ごめんなさい(泣)……要港部に格上げしたけれど、本当に人員不足だからね(泣)」

 

叢雲 「そうね……本来の通常艦隊勤務業務に加え、はぐれ深海棲艦の目撃情報の増加、それに

    従う〝皇国軍”民間作業員さんの派遣延長や、皇都湾要塞構築計画の資材貯蔵施設警備の

    延長……」

 

 流石に歎息混じりに尋ねられる

 

叢雲 「この前の書類整理で、アンタも大変な事も解るけれど、ちょっと如何にかならないか

    しら?」

 

   「人員、艦娘増員はダメだったけれど、大淀さん、夕張さん、明石さん達の艤装は何とか

    なりそうかな……今、無線室で大淀さんが最後の調整交渉しているよ~」

 

叢雲 「それは朗報ね!多少は楽になるわ」

 

   「まあね!出来る男はやる時はやるのです!」

 

叢雲 「やれる男は銀蠅とかしないの!……もしくは何か変なものを拾い食いをして、正常になっ

    たとか……大丈夫?熱とか無い?」

 

   「ありません(泣)熱とか風邪はひいた事無いし、夜中の食堂に何故かあちこちに置いてある

    お団子しか食べてません!」

 

叢雲 「アンタそれ……」

 

 叢雲が何か言いかけたが、(打ち合わせ通り)大淀さんが無線室から帰ってくる

 

大淀 「司令官さん、叢雲さん、私達の艤装は何とかなりました、ただですね…」

 

叢雲 「何か不具合でもあったの?なるべく早めに大淀達も来て欲しいけれど」

 

大淀 「はい、そこを強く要望しましたので、艤装のみ呉の海軍技術機関から阪神海軍補給部経由

    で送って頂くそうです…が……受領先が横須賀鎮守府なのです」

 

叢雲 「……かなりギリギリね……私達の艤装は、艦娘か妖精さんが居ないと急速に経年劣化する

    から……陸路だと間に合わないし、だからといって艤装が無い大淀達を深海棲艦達が出没

    する海域に行かせられないわね」

 

   「なら叢雲達にやってもらうしか無いかな…大淀さん、艤装到着予定時間は?」

 

大淀 「明日の1200横須賀鎮守府着予定です」

 

   「ならまだ時間があるな…叢雲、今晩2000会議室…はまだ出来て無いから食堂集合で」

 

叢雲 「解ったわ……第一艦隊の初仕事ね?」

 

   「輸送作戦だけどね…皆に伝達よろしくね」

 

叢雲 「解ったわ、伝達がてら今夜の警邏も見直してくるわ…それとアンタ、ちゃんと胃薬

    飲みなさいね」

 

 

           ~~~~~~~~~~2~~~~~~~~~~

 

 

 勢い良く出ていった叢雲を見送りつつ、深い溜息をつく

 

   「……疲れた(泣)慣れない事をすると、お腹が痛いなぁ…(泣)……その為の胃薬なのかな?」

 

大淀 「大丈夫ですか?」

 

 今の自分好みのぬるい白湯を受け取りながら大淀さんに尋ねる

 

  「何か昨日の夜からお腹の調子が悪いんだよね(泣)…頼んでおいた暁ちゃん達の大泊時代の

   戦闘詳報等纏まりましたか?」

 

大淀 「はい、直接艤装、装具妖精さん経由の情報も明石経由で纏めて貰いました」

 

 そう言って4冊の戦闘詳報を湯吞と交換で置いてもらう

 

   「…四人揃っての行動の評価がやっぱり凄いな…単独ではやはり叢雲が飛び抜けている

    けれど…」

 

 良く纏めて貰った戦闘詳報を見ながら、榛名さん達に演習指揮要領を頭の中で纏める

 

大淀 「…司令官さん、今更ですが、……本当に偽装演習をするのですか?」

 

   「はい…どっちみち人間の自分は能力を見せないと……めんどくさいけど(泣)」

 

大淀 「私達は司令官さんの事を疑ったりしませんが?」

 

   「正確に言うと〝皇国軍“に対してですね(泣)本当にめんどくさい(泣)」

 

 いや、本当にめんどくさい(泣)

 

   「……〝妖精さん“が視える人間って最近は増えてはいますが〝皇国軍“内ではまだまだ少な

    いのが実状です……寧ろ〝妖精さんが視える皇国軍人“は上級士官への暗黙の資格すらな

    っています」

 

 ホント世の中色々とめんどくさい(泣)

 

   「正直言うと、自分の保身の為でもありますが…ある程度の実績を〝皇国軍“と〝帝国海軍“

    に示せれば、暫くここは安全になりますので……戦局的に多少の時間稼ぎにしかなりませ

    んが(泣)」

 

大淀 「司令官さんが此処に着任されて良かったです」

 

   「あ~……今の話は厳重に機密保持でお願いいたします」

 

 

           ~~~~~~~~~~1~~~~~~~~~

 

 

   「ごめんごめん、チョットお腹の調子が悪くて遅くなった!」

 

叢雲 「やっぱり……アンタ本当に大丈夫?ちゃんと胃薬飲んだの?」

 

   「あれ?いつもは烈火の如く酸素魚雷、アンテナマスト、過剰なツッコミの三連撃を決める

    のに……妙に優しくて逆に怖い……」

 

叢雲 「アンタねぇ……昨日の夜、食堂のホウ酸団子食べたでしょ?!」

 

 雷 「司令官さん!昨日の夜捕まえた時、何かモグモグしていたと思ってたら……」

 

 暁 「ま、まさか間宮さんと作った【超強力メロン印のホウ酸団子】を食べちゃったの!?」

 

夕張 「あっ……前に深夜テンションで作っちゃったアレを使っちゃったか……」

 

明石 「……それって工廠に居た妖精さん達と夕張が、一日中コサックダンスしながら仕事してた

    時のアレ?」

 

 電 「なのです?」

 

 響 「процесс…それはとても興味あるかな」

 

大淀 「だ、大丈夫ですか!?」

 

   「…………そんなヤバい物だったの(泣)まだ、あんな事やそんな事していないのに(泣)」

 

間宮 「暁さん達が作ったお団子は給糧倉庫に置きましたので…食堂に置いたのは普通のホウ酸

    団子ですよ?」

 

初霜 「良かったですね、司令官さん」(ニッコリ)

 

   「良かったよ~(泣)」

 

叢雲 「結局アンタの食い意地が悪かっただけでしょ!?普通のホウ酸団子でも毒なのは間違い

    ないので、気を付けなさい!」

 

   「はい…そんなこんなな空気の中、初めての第一艦隊の作戦概要を説明します(泣)」

 

 

 間宮さんが厨房のメニューボードを用意し、大淀さんが作戦概要書を配る

 

 

   「読んでもらえればわかると思いますがザックリ言うと横須賀鎮守府から大淀さん達の艤装

    を受け取る輸送作戦です」

 

 暁 「どんな任務でも遂行するのがレディなんだから!」

 

 電 「なのです!」

 

   「流石レディだ!……ただ最近、海路周辺で深海棲艦が数多く回遊しているので、行きは

    最大の戦闘力を持って深海棲艦の掃討に努めて貰います」

 

 響 「Понятно、しっかりやってみるよ」

 

 電 「Всё ништякなのです!」

 

   「…帰りは艤装を二人一組で運んで貰う関係上、横須賀鎮守府から護衛を出して貰いますの

    で、なるべく行きで掃討よろしくね~」

 

 雷 「わかったわ、しっかりと運んでくるわ!」

 

 電 「なのです!」

 

   「その関係で、明日0800出撃、横須賀着1200、同発1300、帰投1400に予定している

    けど、その辺はあまり気にせず、今晩はしっかり休んで万全でよろしくね」

 

第六駆「「「はーいです」」」(ナノデス!)

 

   「最後に、今回の作戦の優先順位は艦隊安全第一でお願いいたします、不測な事態…例えば

    掃討中に手強い深海棲艦が現れたりしたら、逃げても良いので自軍を守る事をお願いいた

    します」

 

初霜 「解かりました、皆さんと一緒に守ります」(ニッコリ)

 

   「こんなモノかな……叢雲これで大丈夫かな?」

 

叢雲 「大丈夫よ、旗艦としてしっかりやっていくわ」

 

   「では解散!…」

 

 

           ~~~~~~~~~~0~~~~~~~~~

 

 

  「おーい叢雲~」 

 

それぞれ配置や明日の準備等進める中、呼び止める

 

叢雲 「なによ?アンタちゃんと胃薬飲んだの?」

 

   「お腹ゴロゴロ言っているけど大丈夫です!」

 

叢雲 「大丈夫じゃないじゃないのよ……まだまだ先は長いのだからしっかり薬飲みなさい」

 

   「叢雲も無理するなよ~…明日の為に今晩の夜間警備は中止で」

 

本当は明日の準備と、既に海域に浸透している榛名さん達教導艦隊が見つけられない様にだけど…

 

叢雲 「そうも行かないわよ……今は動ける艦娘が少ないのだから、誰かが多少は無理をしないと

    いけないわ」

 

   「それは自分の仕事だな~……もうちょっと自分と妖精さん達を頼って欲しいな~」

 

……これも本音だ、叢雲の性格的にこうなる事が解っている

 

   「いつも叢雲に頼っているし、これからも頼るよ?たださっき叢雲も言った様にまだまだ先

    は長いのだから」

 

叢雲 「…わかったわよ…まったく似合わないその態度に免じて、聴いてあげるわ」

 

   「えっ?」

 

 意外にもアッサリと承諾しビックリする

 

叢雲 「何よ?」

 

   「いや…毎日毎日色々としでかしちゃって…今でもお腹ゴロゴロしているのにアッサリ聴い

    てくれたから」

 

叢雲 「自覚あるならもっとしっかりしなさいよ!……まったく…」

 

   「はい…とにかく明日は、第一艦隊をよろしく頼むね」

 

叢雲 「頼まれたわ、約束通り今日は休むわね」

 

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

カウントダウンは進み、全ての準備が整い、偽装演習が始まる

 

 

           次回、本戦!湾内攻防戦(仮)へ続く




阪神海軍補給部=大阪警備府がモデルです……ちなみに筑波帝国海軍補給部長(大将)というオリジナル設定&艦娘です
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