『生』永遠を紡ぐジンチョウゲ 作:ある日そこに居たであろうクマさん
何故...
何故、彼女は『死』なねばならなかったのか...
この世界に来て初めての事だった。
凡そ数百年の時とそこに三年と二百七十八日と言ったところか...
既に虚様と...虚殿の様に奈落を立ち上げ、組織として完成させた。
そんなある日の事...
『貴女は...楽しめていますか?』
それが彼女と私の『始まり』だったのかもしれない...
七之姫 ロンの始まりにして...刹那の記憶だったのかもしれない...
暗い暗い島の中。悲しき哉、悲劇は続き...
『絶望』は始まる。
「新虚刀流
彼女達にとってそれは...あまりにも残酷なものであった。
何故なら....
「っイヤァァァァッッッーーーー!!!!」
マリアの悲鳴に近い叫びを聞き、目の前の光景が現実であり、自身達にとっての絶望そのものだと言う事を...
自身達の仲間が
そして...
「では次「「はあァァァァッッ!!」」これはまた、随分と小さなイタチが二匹」
これを理解し、家族同然の...今まで共に戦って来た自身達の先輩を殺された事で目の前の存在を排除しようと切歌と調が自身達の予め展開していたギアを元にその牙を向ける!!
禁合β式・Zあ破刃惨無uうNN!!!!
二人の纏うギア イガリマとシュルシャガナ。二つのギアによる敵対者を切り刻む為の...大切な人の仇を取る為の絶対的な威力を誇る連携攻撃。
以前の二人ならクリスが目の前で殺されたなどとあっては眼前の状況などを無視してかつての響や魔剣の呪いに呑み込まれた時のマリアの様に理性を失い暴走するなどの事態に発展していたかもしれない。
だが、今は違う。数々の戦いや並行世界や異世界などでの出会いを通して絶望以上の希望を知った二人だからこそ、怒りこそすれど、その先の希望を見据え、今やれる事を...敵討ちと同時に皆を守る事を優先させるという思考に至る!
だが...
「良い一撃です」
「「!」」
「確かに素晴らしい力を持ち、使い方もよく分かってはいる...」
「だが、それが私に通づるかどうかは別だ」
「「ッキャアァァァァ!?」」
二人のフォニックゲインが最大まで高められた連携攻撃をロンは片手で難なく受け止め、そのまま飛んできたイガリマとシュルシャガナの重なり合った二つの武器をもう一方の手で軽々と引っ張り上げ、自身の側に来た二人を膝蹴りで少し離れた森の中へと吹き飛ばした!
一方、マリアと弦十郎の二人は...
「二人とも!マリア君っしっかりしろ!」
「っこんな.....ぐっ、ごめんなさい!絶対に仇は取るから!」
「大丈夫か!ショックを受けているところ悪いが、俺は二人の援護は向かう。いや...
「あのクソ野郎をぶっ飛ばす!!
「気にしないで...私も同じ気分だから...!!!!」
そして二人が立ち上がり、切歌や調達の戦闘に加勢しようとしていた時。
ドンッ!!!!!
「あの娘達はまだ若い。加減してやりなよ」
「貴女も来ますか」
もう一方の不死者も動いていた。
二人が攻撃を仕掛ける内に一時的に龍脈や星人記録帯への干渉を止め、そのまま飛び蹴りの体勢で飛んできた江華である。
その一撃は彼女の元々の種族が異世界における三大傭兵部族の夜兎族の身体能力と今回出会ったとある人物の影響で他の星のアルタナでも干渉と吸収可能という性能がプラスされている事も相まって、かつての自身における全盛期に匹敵、もしくは上回る威力を誇っていた!
「っなるほど...確かに強い」
「アンタもね...本当に敵対する事が残念で叶わないよ」
「...確かに強い。そこは今納得しましたが...今、もう一つ納得しました。貴女とは...少なくとも
「ぐっ!?」
そんな江華の渾身の蹴りを受け止めたロンだが、彼女の発言が気に障ったのか、先程までと少し違う声色で彼女の身体を空中へと吹き飛ばし、そのまま追撃の形に入る。
「では私も少し彼女達を真似ましょうか」
「真似...!!まさか、アンタ!?」
そう言うと彼の身体はある二つのものに...否、者へと変化を遂げていく。それは一時的なものに他ならないが、リスクもデメリットも無し。それはただ彼女達を
彼にとってはそれはただの既存能力。元々の肉体に備わっていた身体機能。もしくは才能に近いソレ。
最生のロンの人格モデルにおいて最も厄介な存在の能力。
本家よりも能力の中身は若干違う部分もあるが、彼のソレは本家と比べても絶対的な脅威に変わりなく。
それこそが...
「
「ガハッ!?」
「嘘ッ!アレは調達の...!!」
「馬鹿な、アレは二人の...調くんと切歌くん。二人の奏者とシンフォギアあってこその技だぞッ!?何故奴がそんなものを使える!?」
正確には身体能力の一部に近いソレたが、その能力の本流とも呼べるのが人格モデルにされている一人 鑢 七実であり、彼女の体質に近いもの。
即ち、『見稽古』である。
元の世界の歴史では彼女は一度見た技を全て真似る事が出来て、更には異能に近いものまでも一度見えさえすれば真似る事が出来た。
そして七之姫ロンの能力 生王複合とはそこ『見稽古』に虚こと吉田松陽のアルタナによる不死性と『最生』の権能の力が影響を及ぼして出来た能力。
そしてこの能力の効果は...
「我が名は『最生』のロン。この世で最も生きるという行為に近い者...いや、
「したがって私はこの世の『生ある者』全ての身体、肉体、異能に至るまでの全てを100%コピー可能という訳です」
「尤も、魂はコピー出来ないのと
「そんな...じゃあ...!!」
「ッいや、まだだ!諦めるな!」
「そうだ、彼の言う通り。諦めるにはまだ早い!」
そして今問題なのはこの様な能力を持つ存在を相手にどう戦うか?こればかりは非常に困難と言わざる得ない状況であり、敵の力を考えるなら本来、逃げという選択が正しいのだが...
「っそうね...そもそもこの男相手に逃げても無意味ッ!今この瞬間、ようやく理解できたわ!」
「そう。仮に切歌くん達や響くんと翼を回収出来ても、こいつがいる限り我々はこの島から脱出は出来ない。そもそも先程の会話から星人記録帯とやらに惑星一つくらいの範囲は干渉出来ると言っていたからな。それを考えれば何処へ逃げようと無駄なのだろう」
「その通り、貴方達が何処に逃げようとその瞬間に星人記録帯に接続し貴方達の身体を再現。後のその身体を殺せば晴れて
そう。
「なら、やる事は変わらないって事ね」
「ああ!どうにか奴を倒し、この島から脱出する!」
「分かってる。そして君達二人に朗報がある。アンタには朗報が一つと悲報が二つ」
「「?」」
「ほう...どうぞ、その朗報と悲報とやらが何かは知りませんが言ってみていただいてかまいませんよ」
「じゃあ...早速」
「朗報その一...」
響く足音...否、行進音!!地獄を行き交い、天へ登り、
そして...
「うわあァァァァッッッ!?」
『
「
「悲報その一
知らされたのは立花響の到着と自身の知るオリジナルの前世に存在した組織 黒薔薇の庭園の到着。
更に...
「そして悲報...いや、朗報その二.....!!!!」
「狂信者のお通りだ」
アレクサンド・アンデルセン神父。
及び、風鳴訃堂と...
「皆、無事か!?」
「「翼!!」」
「みんな!翼さん!!」
風鳴翼 見参!!
役者は揃い.....
「フハハハハハッ!!...
舞台は更なる展開へと進みだす!!