『生』永遠を紡ぐジンチョウゲ 作:ある日そこに居たであろうクマさん
場所は超常災害対策機動部S.O.N.Gの本部。
その潜水艦の中にて...
「師匠!どう言う事ですか!?何で翼さんがッ」
「そうだ!こればっかりは納得いかねえ!説明してくれるよな、オッサン!」
「そうデス!こんなのあんまりデス!」
「翼さんは...」
「みんな...すまん」
そこでは急遽自身達の仲間の一人でる風鳴翼の逮捕。そして彼女が政府によってある場所に投獄されたという話を聞いてS.O.N.G所属のシンフォギア奏者達が指令である風鳴 弦十郎。彼に向かい此度の一件について声をあげていた。
だが...
「みんな、待って!!」
「まっマリアさん!?」
そんな響達の後方から司令室に入ってきたのはもう一人の奏者。マリア・カデンツヴナ・イヴ。彼女は弦十郎に必死に抗議する響達を呼び止め...
「みんな、違うの...悪いのは当然司令じゃない。他の職員でも、ましてや、みんな自身でも無い。これは当然濡れ衣。悪いのは本来捕まるべきだった者達。そしてその罪を翼に着せたある存在達」
「マリアさん...それってッ!」
「マリア君...聞いてしまったのか」
「ええ、申し訳ないけど...でもね、あの子のピンチに何もしてあげない程情が無いよりマジでしょ」
「すまんな、マリア君。それにみんなも...だが、現状は何も出来ない。本来なら...翼が被った冤罪だけなら何とか出来た。だが、途中で奴等が介入してきたのが問題だったッ!」
そうしてマリアと弦十郎の口から語られた真実。
それらは今から始まる新しい戦い。
並行世界、異世界、全てを巻き込むとある戦いの...
前哨戦でもあったのだ。
場所は変わって...
日本に存在する何処かの山奥。
そこでは...
「邪...」
「ぐっ!?」
とある存在達による死闘が行われていた。
一人は長い海のような青の髪を揺らし、その手に持つ黒き槍で迫る斬撃に応戦する!たが...
「邪ッ」
「なっ!?」
その斬撃を放った者。水色の長髪に黒と白が入り乱れる着物を着た、肩に薔薇の刺青を入れたその女。彼女は自身を迎え撃つべく迫るその槍を刀を空中に投げ、そのまま両手で掴み、槍を持ち上げ相手を自身の後方へと放り投げた。
「ぐっ...だが、貰ったァ!」
「ほう...やりますね」
だが、相手はそれ利用し彼女の頭上で一度回転しそのまま彼女に向けてその槍を振るう。
そしてその時彼女は思い出した。
自分が戦っていたのは...
「やめてもらえますか?」
「ッ!?」
シュルルルッッッ!!
一人では無かったことを...
そこに突如として大量の糸の様な何かが飛び交い彼女の周りを覆い尽くし、更にそこから上に飛べば...
「ッ」
「あら、良く今のを避けれましたね...でも」
「もう、終わりだよー!!」
「嘘だろ!?」
二つの黒き刃が迫り、避けるまもなくその身は大地に叩きつけられる!
数多の屍が転がるその山では、計五百人の集団と一人の人間の戦いが巻き起こっていた。そしてその人物達こそ...
「グハッ!」
「諦めなってどうせ死ぬんだから大人しくしときなよ〜」
「ああ、人間って汚い!シスター!私、貴方とまた!」
「...煩いですね」
「まあまあ、そう言わないの...この子だって良く頑張ったじゃん☆」
「その通り、ゴミの中の一つの分際でこの我々相手にここまで粘れたのだ。褒めてやらねば哀れすぎて流石にこちらが気まずくなる」
「お前達は一体...」
そして敵対していた彼女。そこにあったある組織の支部。そこを守る最後の砦、今まで戦っていたこの支部のメンバー 1081人のメンバーの最後の一人が居なくなった。
「やれやれ、醜い虫の最後はいつ見ても醜いものだな」
「リーダー、言い過ぎです」
「そうか、それより例の件はどうなった?」
「ああ、はい。その件でしたら...」
彼等は神に従う者にあらず。
彼等は暴れるだけの獣にあらず。
彼等は薔薇の為の養分なれば...
目指す果てにあるべきは...
薔薇が咲き誇る未来のみ!
故に...
「次の目的地が決まった」
彼等の歩みは...
そして別の場所でも...
「そうですか...
「ええ...」
「なるほど...では、少し...」
鴉達も動き出していた。