『死』辺獄のスノードロップ 作:ある日そこに居たであろうクマさん
我が名はクマさん!
この物語の作者にして一週間の徹夜でぶっ倒れそうな者!
いざ!
ハンター協会が所有する無人島。
その中で...
「それで...何でここに来るの?兄貴」
「ウェルムの能力で貴方の上に運ばれただけですわ。
「やあ♦︎数日ぶりだね。お兄「あら、失礼手が滑ってしまいました」おおっと怖い怖い♠︎」
「あまり調子に乗らない事ですね。クソピエロ...ただ、貴方の場合はイルミより好感度が高いので『まだ』よろしくてよ」
「イルミ。君、嫌われ過ぎじゃないのかい?」
「いや、オレは何もしてないよ?ただ『こっち』の兄貴があまりにも五月蝿いから静かにしてあげようと思って...」
「それで実の兄に針を刺して操ろうとした事をわたくし永遠に忘れませんわ」
「あぁ〜それはそれは...」
(ボクも人の事言えないけど...この家族も大概だね♤)
ウェルムの能力により、試験中に遭遇する事は無かったイルミと序盤に争ったヒソカ。二人と出会ったロンだったが...
「第一兄貴がウェルムの能力を使ったって事は何か緊急の事態でもあったのかい?アレを使うって事は兄貴にとっての面倒ごとがある時だと思うけど...」
「ええ、ええ。実はあの後、飛行船内で襲撃がありまして...しかも最初は相手がハンター二人だったのが...まったく別の化け物が出てきましてね」
「化け物?よくわかんないけど...まあ、深くは言及しないよ。それに今はキルの方が優先だしね」
「貴方ねぇ...まあ、貴方がどうしようと勝手ですけど。あまりやり過ぎるとかえって逆効果に...キルアが歪んだ形で」
「
「分かってる。だから最低限用心して、やり方もなるべくは選ぶよ。それにキルアの才能はオレが一番理解してるから...」
「なら良いですが...」
先ず最初に彼らが話したのはゾルディック家の...この試験に参加しているもう一人にして二人がハンター試験を受けた理由。キルア・ゾルディック。そしてロンが二次試験の後、どうしていたかの経緯についても話していた。
「ところでもうこの試験は終わったので?」
「いいや、オレは条件を終えたってだけ。それで今から土の中で寝ようとしてたら兄さんが空から降ってきてさ...」
「あら、そうでしたの〜それは良い事ですわ♪さあ!早くお眠りなさい!可愛い可愛い弟くん♡」
「...兄さん、もしかしてオレの事...嫌い?」
「
「
(う〜ん♠︎この兄弟、何でこんなに歪んでるんだろうねぇ♣︎)
そしてそんな話をしつつイルミは自身が掘った穴の中で睡眠を取り始め、ロンはヒソカとトランプをしながら時間が経過するのを待っていた。
尚、ヒソカから見て二人とも実力は百点満点であり。兄弟仲の悪さ...もしくは歪みも百点満点だったとか...
因みにその光景を草むらから覗いていたゴンはというと...
(ヒソカを見張ってたら
ヒソカと彼のプレートを狙っていた所、ロンの落下とイルミとの会話も見て、聞いていたが...どうやら話は聞き取れていなかった様だ。
そして後日...
「キルア、キルア〜♪キルアは何処へ〜♪」
ロン・ゾルディック。四次試験へ乱入。
一方そのころ〜
「いや〜すまねえな。急に現れてメシまでご馳走になって...」
「本当よね〜もう少し遠慮ってものを...」
「ああ?何がえん「何が何だってガキ?」ずっずびばぜんッだから、首をっおォォォ!?」
「こらこら、メンチ。貴女もやめなさい...ですが、貴方達ほどの者でもそこまで苦戦しましたか」
(それも更なる
「ああ...酷い目にあったぜ。それに、奴に至ってはまだ幾つも文字通りの隠し弾を持ってた。乱入してきたラオウとやらといい、渡る世界は何とやらって奴だ!」
ハンター協会が所有する飛行船の中で話し合うのは五人の人物達。第一次、第二次の試験を務めたサトツ、メンチ、ブハラの三名。それに加えて昨晩のロン襲撃時に彼と相対していたナックルとモラウだった。
「でも、問題なのはそのラオウって言うのが何処の誰で...」
「どうやってそこにやってきたか...」
「その上、未だ目的すら不明。先程までの話によるとロン・ゾルディックと何らかの因縁。もしくは一方的な関係がありそうですが...」
「ただ、俺と師匠が居た時。奴もあのデカブツを知ってる様な言い方をしていた。つまり、奴はあのラオウとか言う奴に会った事は無いが存在だけは知っていたって事になる」
「それに気になるのはやはり何処から現れたかってとこだな。あの時飛行船は高度800m。到底自力で到達出来る距離とは思えねえ。念能力なのか、はたまた別の方法で入ってきたのか...少なくとも最初から潜り込んでたって事は無いだろうな」
(第一、あのデカさだしな)
今話題に上がっているのはロン・ゾルディック...では無く、あの時現れた乱入者ことラオウ。彼についての事。彼は一体何処の誰でどうやって飛行船に乗り込み、どうしてそこにやって来たのか?
全てが謎に包まれた存在。
だが、いくら考えてもそれは憶測の域を出る事は無く...
「とにかく今は食事の続きでもしない。そんな訳の分からない奴の事をいくら考えても仕方ないわよ」
「そうですね、私もメンチと同意見です。こればかりは我々の考える事では無い。もし、次に敵対する様な事があれば別ですが...」
「そうだな。おい、ナックル!お前もしっかり食わしてもらっとけ!いつあの化け物どもと再戦するか分かんねえからなッ!」
「おうッ!任せといて下さい!」
こうして彼らの話し合いは一旦...
「あっその料理ってアンタらが言う化け物の一人が大量に作ってった物だからね〜」
「「ブウゥゥッッッ!?」」
新しい衝撃を与えながらも終幕を迎えるのであった。
そして...
無人島内では...
「凡そ7000回...これが何を意味する数字か、分かるか?」
数日間の釣竿の素振りと命懸けの尾行の末に自身の
そして自身のプレートを持つゲレタがその敗因を語ろうとした...
次の瞬間ッ
「オレが...おま「凡そ2億8285万9427回...これが何を意味する数字か、お分かりですか?」ッ!?」
一つ。たった一つの軽い様でとても重い。簡単な様でとても難しい。命を沈め、命が沈む。二つの意味を両立させる...そんな音が響いた。
「おま...え、は?.....」
「確かに貴方の考えはとても素晴らしいものでした...ですが、貴方はあまりに慎重すぎ...
「そ...んな」
「貴方は7000回のチャンスをこの一回に活かしたと思っていたのでしょう?」
ゆっくりと歩み寄ってくる『
それは...
「でぇ、もォ...わたくしから見たらそれは別。貴方のそれはただイタズラに...
「こ、の...あく「無駄口を叩く暇がお有りで?」...」
「っ.....!?」
それは悪魔か悪夢か。それとも怪物か人間か?例えそれがどんな形であれ...それは一つの『絶望』という言葉を体現するであろう存在に変わり無く...
ただ、これをゴン達『人間』に言わせるならば...
(分かんない...人の命を躊躇いなく奪って。でも、この人は...)
「ゴンさん、不思議ですか?何故わたくしが貴方達人間の命をそこまで躊躇なく奪えるのか」
「!?」
「そう驚かないで下さいな...貴方がそう感じるのも無理はありません。それが人が持つ最大の利点にして世界に生きる者の中で人間が最も愚か者と称される所以...そう、『未知』なのです」
「...み、ち?」
未知。これこそが彼女達が『人間』に対して一番に評価する点であり...
「人は未知を求めるが故に探求し、
「人は自身に理解出来ぬ事象を未知と称し、恐れ、蔑み、惹かれ、憧れ、それを知らぬが故に『既知』としようとする。それ故に破滅する」
「怪物、化け物、妖怪、モンスター、様々な者が様々な事を叫び。『あの方』を追い詰めました。そしてそれを乗り越えて尚、人間は愚行を繰り返す...」
(未知...それが理由で人を殺してる?...いや、オレがそう感じてるって事なのかな...でも、
「貴方にわたくしのこの行動の意味は理解できぬでしょう。でも、それは仕方ない事なのです。わたくしはどこまで行っても人間を好きになれません。わたくし達はいつだって...
彼の言葉。それらのほぼ全てが今のゴンには到底理解できないものであった。
だが、彼は一つだけ...確信していた。
ロン・ゾルディック。それは自身と共には歩めない者なのだと...
「後、話が長くなりましたが...ヒソカから伝言を預かっています」
「ぇっ...!」
『さっきのプレートの奪取。見事だった♠︎ただ、その程度の相手に遅れを取るくらいじゃあボクの合格点はあげられない♣︎だからそのプレートは君に預けることにするよ...いずれ君が及第点まで成長出来たならボクのところにその拳と一緒に挑んでくるといい。期待しているよ、ゴン♥︎』
「だそうです。何とも気色の悪いと言いますか...」
「まあ、兎にも角にも...わたくしも貴方の事は評価していますの...ですので...」
「ッ!」
「おいでなさい!
そして彼からすればゴンは相容れぬ者であり...
「
その銃弾はゴンの頭部に入り込み、次第に浸透していく。
十の弾 ゼクス。その効果とは...?
「ゴンさん。わたくし達と貴方達は確かに違う。それでも貴方は進まねばならない。人間のソレがわたくし達からすれば汚点である様に...」
「人間からしたら、貴方達からしたら...ソレはきっとこの様に呼ばれるのでしょうね...
こうして無人島での『時』は過ぎていく...
たった一つの