『自』奏者に寄り添うヘメロカリス 作:ある日そこに居たであろうクマさん
活動報告にも書いてありますが、九つの話はそれぞれほぼ全て書きかえる部分がありますクマ。で、物語の根本は変わらないから心配しないでほしいのと。
多分前回のロンの世界改変術式について分かりにくいかったからここで説明を入れますクマ。
先ず第一に『最自由』のロンは二つの世界を掛け持ちで動いてたんですクマ。最初はフィン達を殺害した世界。で、それから数年後の時点。封印された(と思わせていた)時に並行世界に移動し、そちらのまだ誕生して間もないロキファミリアに接触、入団。新しいフィン達や他の仲間達と共に冒険をしつつ、ゼウス・ヘラの両ファミリアをこっそり助け出し、自身の封印能力で封印。そのままその世界での自身の『本来の目的』も叶えつつ両世界を行き来していたという訳でです。
更に、元々の世界とその並行世界では少し時間の流れが違います...という事は無く。最自由のロンは時空に干渉する能力も持っていて、これの影響でどの時間軸だろうが、どんな空間、世界だろうが、『自由』に行動する事か出来ます。
そして世界改変、というよりは世界複合の時には最初に自分が居た(アルテミスと結晶のアルフィアが出てきた)世界をベースとし、そこにもう一つの(新しいロキ・ファミリア達と共に歩んだ)並行世界での歴史の幾つかを複合させたという事です。
で、この作品も上記の説明や活動報告や駒王学園の狂気U☆RA☆MEなどでも話していると思うのですが、書き直しが入ります。
また、ゆっくりと行っていくので、その時はぜひ見てね。
時刻は午前 10:00
ロキ・ファミリアの本拠地である黄昏の館。
その中の中庭では自然の探検隊のメンバー達の入団試験が始まろうとしていた。
「じゃあ...よろしく」
「はっはい、よろしくお願いします!」
庭の中央で向き合うのは自然の探検隊所属 鈴音。ロキ・ファミリア所属の冒険者
(ん?この人、魔法使い?...まあ、いっか)
(一応実力テストというのは分かりますが...なんというか、悪い人では無いと思うんですけど...)
ただ、レフィーヤは一人迷っていた。自然の探検隊。確かに怪しい集団ではあったが、ロンが連れてきた時点で相当信用に値する。確かに濃いメンバーばかりの五人だが、
では、何が問題なのか?それは...
(この鈴音って子...やっぱり
「???」
「おい、レフィーヤ!何を固まっている!もうすぐ試験を始めるぞ!!」
「はっはい!」
レフィーヤ・ウィリディス。ロキ・ファミリアの中でもLv5の貴重な第一級冒険者である。というのも本来の歴史と違い、この世界では彼女は『ロン』が早期接触を図り、そのまま学区に通う前からある程度の戦闘能力や正史の彼女よりも自身の才能や力量。その他得意から苦手の大部分を理解しているからに他ならない。
だが、レフィーヤは...彼女は感じていた。目の前の少女。彼女から自身の愛する憧れ アイズ・ヴァレンシュタインに近い何かを...
それは性格や口調。そしてどこか感情が表に出づらい様な顔。更に雰囲気に至るまで。更には潜在的に感じる才能に近いもの...この少女は何かを持っている。レフィーヤはそう感じていた。
だが、すぐに試験が始まる以上...
「それでは...
「「ッ」」
油断はしないし
「先ずはッ!」
「遅い」
「っ!」
様子見がてら、杖を構えつつ距離を取り、同時に詠唱を始めようとしたレフィーヤ。先ずは後ろに下がろうとした彼女の眼前には最初の時点で十メートル以上は離れていた筈の鈴音が飛び蹴りの体制で現れており、そのままレフィーヤの胴目掛けて両足でのドロップキックを叩き込もうとしてきていた。
だが...
「っフッ!!!!」
「!」
「うん。やはり凄いね」
(一応知識としてこちらの世界のものも貰ってはいるが...こちらの世界の
「レフィーヤ、どんどん技の精度が増してるな」
「ああ!
「先ずは一手でも多くッ!」
「っ!?」
レフィーヤは消力を使い、そのまま鈴音からの蹴りを受け流し自身の体を空中で数回転させながら杖を空中に放り投げ、彼女の首を両脚で締め上げ、持ち上げる。そして空いた両手を再び脱力で力を極限まで抜き、一瞬だけ大地に指が捩じ込むほどの力を発揮させた。
「仕掛ける事ッ!!」
「!」
彼女の脚はそのまま鈴音の首を掴みつつ、空中から大地へと落下。試合という事で多少威力は抑えたものの、それでも技の威力は相当あったのか、大地には人間サイズの穴が一つと幾つかの亀裂が周囲に...
「レフィーヤ!何やってんの!あの子「違うわよ」ちょっあの子本当に」
「アキ、落ち着いて」
「大丈夫、寧ろ相当強いよ...あの子」
「それにまだ始まったばっかじゃない」
「えっ、アイズ、ティオナ、ティオネ?」
それを見た瞬間一部の団員。特にその光景を見ていち早く危機感を持ったアキことアナキティ・オータムが声を上げるも、ロキファミリア幹部陣がそれを静止し、他の自然の探検隊メンバーも笑いながらその光景を見ていた。そしてそれらを目にしたアキはまさかと思い、レフィーヤの方を見つめ直すと、そこには
そう。存在したのは亀裂と
「あの子、技が決まる直前に穴を掘って逃げたって事!?」
「ああ〜鈴音ちゃんはうちでも屈指の穴掘り名人だから、スコップ使わない場合は穴掘りの速さトップクラスなんだよねー」
「それにあの子、手足の頑丈さが異常に硬くて、骨格に至っては猫に近いから」
「それ、
レフィーヤの技が決まる直前。実はあの時既に鈴音は自身の両手を高速で突き出しており、そのままレフィーヤが認識する前に穴を掘りながら拘束を抜け出し、地中に退避していた。そして彼女が気づいた時には拘束していた筈の少女の姿はどこにも無く、下はもぬけの空であり、下を見れば一つの穴とそれにより生じた亀裂があるのみだった。
だが、それを確認したレフィーヤは警戒をしつつもいち早く次なる一手を打つ。彼女はその場から杖を持った状態で走り出し、自身の魔法発動の為の詠唱を唱えながら、そのまま大地の僅かな揺れとそれにより発生する音を察知し、魔法の標準を合わせる
【解き放つ一条の光、聖木の弓幹 汝、弓の名手なり。射撃せよ、妖精の射手。穿て、必中の矢】
「!もしかして、アレって」
「ああ、あの話だと貴女達は初めてなのよね」
「そっかー五人は異世界出身だもんね〜あれがいわゆる魔法。この世界ではエルフか
「少なくとも、オラリオや他の幾つかの場所では珍しくない」
「へえ〜」
ヒリュテ姉妹とアイズの説明を聞きつつ、他の自然の探検隊のメンバーはその詠唱とそれにより発動するレフィーヤの魔法を直視する。だが、現在のレフィーヤは走りつつ並行詠唱という形で地中に向けて魔力を高めている。
だが...
【三度の鼓動、十の心音。鳴り響く旋律に共鳴せし王冠よ。終わりなき旅路にその証を示せ】
「ッ!」
「は?...レフィーヤすっごーい!いつの間に新しい魔法を習得「馬鹿ティオナ!違うわ、よく聞きなさい!あれはレフィーヤの声じゃない!」え?」
「おいおい...こいつはなんの冗談だ!?」
「嘘、あの子...」
それは...誰の声だったか。最初にそれに反応したのは走りながら魔法の詠唱を進めていたレフィーヤ。続いてティオナがそれをレフィーヤのものだと勘違いし、続いてティオネ、ベート、アイズ。無論、それと同時に三人の幹部達も気づいた。
それは...
「あの子、
アイズの一言で確定した。
「そんな馬鹿な!?あまりにもデタラメが過ぎるぞ!第一あの娘っ子はまだ
「馬鹿な...まさかとは思うが...!!」
「どうした、リヴェリア?何か分かったらのかい?」
「まさかとは思うが...あの子はただ『真似をしようとしただけ』なのでは無いだろうか」
「「「「「!」」」」」
「ちょっと待てよ...!!お前、自分が何言ってんのか分かってんのか?ババア!?」
「ちょっとベート!落ち着きなさいよ!」
衝撃の事実から更に衝撃の発言。この中では魔法という分野に関しては一番詳しいであろうリヴェリア。彼女の発言は基本的に普段の団員達ならどんな物でも納得出来たかもしれない。だが、今回は訳が違う。まさか神の恩恵も刻んでいないヒューマンが特殊な事例とは言え、現在レベル5の実力者であるレフィーヤの真似を試みて、更に本当に魔法を使えましたなどと...
だが、彼女はすぐさま穴の中から飛び出て、皆のその驚愕を新しい真実に塗り替えるが如く...
「っアルクス・レイ!!」
迫る極光を前に一言。
「ホワイト・バラライカ...!!!!」
一匹の白猫から発せられた三つの白き閃光。バラバラに放たれたそれらは一気に一つの極光へ変わっていき、迫り来るもう一つ極光。レフィーヤ渾身のアルクス・レイを迎え撃たんと辺りの空気などを裂きながら進んでいく。
そして二つの光がぶつかる直前。
「ザ・ワールド!時よ止まれ!!」
声が...
「「「「「!」」」」」
響いた...!!
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」
「やってみたかった...!!」
「「「「「いや、誰!?」」」」」
AM:10:00 元:シスター...
「ぶっちゃけ、吉良吉影のキャラって面白くね?」
真なる黒はギャグも齎す!!
あと、好みは聞いてないです。