『自』奏者に寄り添うヘメロカリス 作:ある日そこに居たであろうクマさん
わたし♪ワタシ♪私は.....!!
...色んな私がいっぱい居て、色んなオトモダチがいっぱいいる♪
たのしいっタノシイっ楽しいな〜♪♪
でも.....
なんで、猫さんは遊んでくれないの?
なんで...
「ナンデ ワタシヲ オイテイクノ?」
さあ〜て、今週の俺様は!!
「サザエで...やってる場合じゃあねえな!?」
「レフィーヤァァァァッッッ!!」
「いや、だからなんでレフィーヤァ!?」
『おい、どうしたロン!?一体何が起きている!』
先程、戦闘を行いながら手持ちの魔道具の一つでリヴェリアやロキ・ファミリア側と連絡を取った俺様だったが...
これは、ひどいw!!
「イカレてやがるぜ...!!
「何がって?」
「ハッハッハッ!そりゃあ勿論...!」
「決まってんだろッ!」
『おい、ロン!お前...一体誰と話して誰と戦ってる!?』
ああ、あまりにも酷いぜ!うん♪なんというか、ほんっとうに...!!あの顔で来られる事による今の俺様の頭の頭痛、そして同じく聞こえる
誰と喋って、誰と戦ってるか?
その答えはとても簡単だ。答えは...
「レフグギュギギギギギギギッッッ!?」
「「「「
『は?』
ドドドドドドドドドッッッ!!
「そのトンデモ顔でこれ以上笑わすなよ...!!」
「この
リヴェリア...そしてロキ・ファミリア。更に自然の探検隊。全員悪ィな...!!確かにお前らは強い。そしてこれは今の質問に100%答えられているかと言ったら絶対に嘘になる。だが...基本的に俺様が
故に...
現時点で駆ける事が出来る並行世界の俺様達。その全員、計4体。それら全ての俺様達で奴を轢き殺...してはない。だが、ダメージは入った。何せ手応えがちゃんとあったからな。奴は少し離れた壁に激突して動けないみたいだな。だが、それ故にまだ続きを言っておくぜ。
「
「
「
「
「なんでも良い...!!かかってこいよ!」
「その代わり.......この勝負!!」
友人の言葉を借りるなら...
「『頂点』の作法を教えてやるよ...
リヴェリアとの繋がりなんかの疑惑も晴れた。これで思いっきり殺れる!最初は驚いたが、もう
答えは『今』を超えるか超えられないか。この結果だけで自身と相手。両者の全てが決まる。俺様と奴...戦ってんのはこれらではない。俺様の相手は俺様自身!相手を超えたその未来を俺様が実現できるかどうか。これが重要なのだ!
「お前がいくら強かろうが、俺様がいくら弱体化してようが、全く持って関係ねぇ...てめえを踏み潰し...俺様が
この調理を終えて...
俺様は更に先へ.....!!
リヴェリアside
「おい、ロン!無事なのか!?」
「リヴェリア、ロンからの返事は!」
「いや、もう聞こえてこない!先程の会話から察するに...!!」
「
現在、我々は全員で黄昏の館の中庭で集まったまま、魔道具の水晶を囲みつつ話し合いをしていた。無論、先ほどまで共にいた自然の探検隊の彼女達も一緒だ。
「ロキ、様?筈っていうのは?」
「おぉ!カガミちゃん♪やっとうちと「それどころじゃないでしょ!」もーう!ティオネはこんな時だけなんで堅いんや!...まあ、ロンに関しては大丈夫や。みんなも知っての通り、このファミリア...いや、オラリオ内では随一の強さやからな」
「ただ、問題なのはそこや無い。問題なのは...」
「リヴェリアそっくりのモンスター...だね。それが本当に
私そっくりのモンスター。もしくは
「あれは不味いな。実際にあってはいないし、それに一瞬見えただけだが...あれは明らかに不味い。少なくともロンに使った格闘技術と槍術」
「それにあの動き。同レベルの近接戦主体の者達より...速さだけなら
「リヴェリア...僕も良くは見えてなかったが、君が言うなら間違いないだろう...だが、それでも気になるのはどうして、尚且つどうやってそれが生まれたのかだ。そもそも何故リヴェリアの姿をとっているのか?その根本的な疑問が一番大事な気がする」
「フィン、小指は?」
「確かに震えている...でも、これは一瞬だけあの水晶に映ったリヴェリアにそっくりだというソレを目にしてからだ」
「団長、それじゃあオレ達もロンさんを助けに!」
皆がそれぞれ現状での情報を纏めつつ更なる不安を持ち始め、更には一部の者達がロンの居る場所に行こうとまで言い始めている。だが...
「いや、それはダメだ」
「だっ団長、どうして「ラウル、フィンの話をよく聞け」りっリヴェリア様!でもっ」
「ラウル、君がロンを心配するのはわかる。もちろん、他のみんなの気持ちも...だが、ダメなんだ。そもそもあそこにすぐには行けない」
「!っそうか...あれは
「そう。ロンの異常な強さと速さなら一日どころか30分...いや、モンスターや周囲への被害を無視すれば10分とかからない」
「だが、僕達は違う。特に人数がいればいるほどあそこまでの時間はかかるし、単独で向かおうにも道中のモンスター達のことを考えればより時間がかかる」
「その通り。ワシらがどれだけ急ごうとその時点で奴らの戦いは終わった後じゃ...じゃが、先程ロキやが言った通り。ロンに関しては心配はいらん!!奴なら問題は無い!」
「寧ろここでお前達か駆けつけ、間に合いでもしたら返って奴の足を引っ張る。それだけの事よ」
「そっそれは...」
ラウルや他の皆には申し訳ないがその通りだ。奴の強さは圧倒的、それもあの
だからこそ、心配こそすれど命の危機は無いと...
そう、信用できる...
(筈だった、のだが...何故だ?何故、このような胸騒ぎが...!!)
今の私の胸には、何故か『不安』というものしか残らなかったのだ...
所変わって...
「シャアァァァァァァァァッッッ!!」
「ReeFaaaaaaaa!!!!!」
ダンジョンという巨大な穴。それは人類にとって数百年以上、千年近くの時を超えても未だその全容を知りうる事の出来ない
「ここは...」
「!」
あまりに...!!
「狭すぎるッ!!」
「!"
「!コイツは...!!」
駆け回る両者の間。移動を繰り返しながら隙あらば攻撃に転じる二人、現在はロンが攻勢に転じた...訳だが、彼の繰り出した拳はこの世界とは別の...未知の魔法で防がれた。
だが、それは彼にとってはあまりにも縁深い代物。概念そのものに作用するであろうとある存在達にしか扱えない結界魔法。緑、色、そしてその効力。
それは...
「...やはりと言うべきか.....それが使える時点であの方の差金、というよりその刺客が作った存在と言うべきか」
「.....ロン...
「!オマエ...少し知能が上がってねえか?」
「抹消...しなければ...ッ!!」
「来るかッ!」
ドンッ!!
「かあァァァァッッ!!」
「絶拳・
ダンジョン内の壁を蹴り付け、再び飛び出してきたリヴェリアそっくりの
だが...
「REEEEEEEEEッッッ!!」
「知能が上がってんのか、それとも下がってんのか...?」
(いや、それよりもコイツ...!!何か、おかしくねえか?)
相手側の彼女が放った蹴りは...若干不利に見えながらもそれと『拮抗していた』。
「いや、違うな.....
俺様の拳が弱まってんのか...!!!!
「っ
「!.....チッほんっとうにめんどくせぇ奴だな...!!」
この
「てめえの能力.....
「始...マツ、スル!厄サイ.....を!」
やはり、また知能が向上して力も上がりやがった!これがコイツの能力の真価って奴か!
ロンが察した通り。相手側のリヴェリアを模倣した存在。『彼女』の能力は自身の名とも呼べるものと同じ
たくっ序盤で出して良い
「玉座に至れり千の苦痛!幾多の穢れを纏う原初の罪人...!!」
「!おいちょっと待て!そいつは.....!?」
そしてその向上した知能はより魔術や魔法へのより深い『理解』へと変貌し、再びこの世界に異界の魔術を降臨させるに至る。
そう...彼に...『ロン』にとって馴染み深い『
「幾千を超えた永久の時 那由多に唱える『奇跡』の
「チッ!こりゃあもう少しギア上げねえとダメだな...!!」
それを見た彼の動きは先程までの動きよりも確実に鋭く、より早く。更なる魔力の解放を見せつつダンジョン内を
「枯れ果てた王国 死にゆく
「汝、一を授かり全を失う者 汝、全を失い絶対となりて...!!!!」
対する彼女は次々とその
ただ、それは敵を抹殺する為の言葉では断じてない。彼女はこの地、この世界に産み落とされた瞬間。自身の誕生の時より幾つかの使命を授かっている。よってそれは自身の存在意義として本能に刻まれており、これが最優先で行動などに移される。
一つは『ロン』という存在を世界から抹消する事。
「我、全を知り『魔』を求め 我、一を超え『真』に至る」
二つ目に
そして三つ目は...
「我が名は■■■■■!!」
「!」
詠唱が終わった...!! なんとか抑え込まねえとマジィな...
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
「
「秘術!」
二人の怪物達の魔力は完全に整えられ、両者互いに更なる手札を手に強大な滅びとも取れるソレらを眼前の敵目掛けて解き放つ。
特に
その魔法を現象として再現することによって、威力や精度を本家により近づけた結果...それは
ただ、両者の技の大きな違いとして
「!これ...は!」
「ケケケケケッ!なんとか間に合ったな!」
眼前の敵対者より放たれた黄金と翡翠の極光。それは波の様にその一点から全てを呑み込む様に思われた。実際、現在オラリオに待機している冒険者や神々がこれを目にすれば殆どの者はその生存を諦めたことだろう。
だが、それは...
ズウウウウウウウウゥゥゥゥゥ!!!!
「秘術:
「!吸イン...!!マリョク ヲ 吸い込んでいる!?」
秘術:禍離鉤割儺 ロンの持つ封印術の一種であり、自身の作った異次元空間に通ずる
「さてと...この封印術は特別でな。お前の能力や力はちと厄介すぎる...だからこそ封印させて貰ったぜ」
「!きさ、ま!ナニヲしたッ!!」
「ケケケケケッ!やっぱり知能が向上してんなァァ!だが、もう問題はねぇ!てめえの能力は成長と退化の取引。そしてもう一つは自身が知る得るあらゆる事象の
「!」
「だが後者の能力はもう使えねえ。何故か...?簡単だッ!さっき使った封印術は対象を一つの事象記録に変換し封印する」
「まあ、正確にはそれに該当する存在。さっきのやり取りで言えばテメェが使った『最魔』の魔法とそれを
「そしてその過程でテメェの能力もセットで封印された。分かるか?もうテメェは事象の再現は使えねえ...!!後はもう一つを攻略してジ・エンドだ」
禍離鉤割儺による吸引。それにより彼女こと黄金の蜂にとっての主な手札の内の二つ。その一つである魔術と魔法の事象再現は封じられた。
だが...
「ソウ...カ。だが、マだ負けてはいな。レフィーヤ、世界、全てを護る。キサマラを殺して...!!」
コイツ、やっぱりというべきか...肝心のもう一つをどうにかしねえと不味いなァァ〜出来れば早期決着で終わらせたかったんだが...
それでも未だロンの中から安心という文字は出てくる事は無かった。やはりこの存在を相手取るに当たって一番厄介なのは...!!
「ヤレ...!!」
ギギギギギギギギッッッッ!!!!
「またソイツら...かッ!?」
おいおい、冗談だろ...!! この気配!?
コイツら、まさかこの蜂ども.....
能力を.......!!
共有してやがるのか!?
ギギギギギギギギギギッッッッ!!!!
次回 黄金の蜂 ④