『夜』幻想に泣くユウガオ 作:ある日そこに居たであろうクマさん
そこは何年前の記憶だろうか...
とある幻想の世界 そこにあるとある神社
そこには...
「ねえ...貴方」
「あへへ〜お姉ちゃん達、だあれ〜」
三人の人物が居た。
「アンタこそ、誰よ。人の修行中に勝手に「まあまあ、霊夢」紫...あんたは良いかもしんないけど私は「ねえ〜」...何よ...」
その内の一人...来訪者たる彼は本来...その場の主である彼女達にこう言ったのだ。
「お腹すいた〜」
「「は?」」
二人はその言葉に呆気に取られるが...
「ちょっとあんた!人の神社に上がり込んで挙げ句の果てには食事までして行こうって訳!?いい加減に「ちょっと...霊夢」何よ紫!これはこいつが悪「いや...彼、もう中に上がったわよ」...なっ何ですってえぇぇぇッッッ」
二人の内、霊夢と呼ばれた少女が目の前の来訪者...その少年に怒鳴る中、紫と呼ばれた彼女が霊夢に少年が既に自身の居場所である神社の中に入っていった事を告げられると霊夢は怒り狂いながら神社の中に突撃していった。
「こらあぁぁぁッッッ!!!」
「どこにいって...何?この良い匂い...」
そして彼女は彼を探そうと神社の中に入ると部屋の中からとても良い匂いが漂ってくるではないか。
そして...
「紫...これって」ゴクッ
「ええ...おそらく、先程の彼の仕業ね」ゴクッ
二人はその匂いに警戒しつつも、どうしてもその香りによって内なる食欲を我慢できず襖を開けてしまった。
そこには...
炊き立てのホカホカの白米。
きのこや海藻そして豆腐など基本的ではあるが、その味と栄養は抜群の味噌汁。
そして彼女達が知らない物も含めて追加でそれぞれ、焼き鮭のちゃんちゃん焼き、豚の生姜焼き、煮込みハンバーグ、豆腐サラダや卵サラダ、他にもテーブルいっぱいいっぱいに様々な料理が置かれており、極め付けはデザートに杏仁豆腐や桃や梨などのシャーベット。
そして...彼女達がその料理に目を奪われている間に彼は一言。
「あ〜あ...誰か住まわせてくれないかなぁ...オレだったら料理も作れるし、材料も能力で全部揃え『ッッッ』れるのになぁ...」
彼が何気なく放った一言。
それは彼女達を思考の航海へと誘うには十分だった。
(嘘...こいつさえ居れば...こんな美味しい料理がずっと食べられるの?それもこいつの能力で本当に食材も確保できるなら...)
(なんですって...確かにうちはそこまで食料に困ってない...でも、霊夢は違う。この博麗神社にはあまりにも金銭の余裕が無い。即ち食事に関しても問題が発生してしまう。でもこの男の言っている事が本当ならその問題はあまりにも簡単に解決してしまう...そして、なによりここにくれば目の前の料理をいつも食べられる...)
今ここに...楽園の駄目な巫女と楽園の駄目な賢者の心は一つになった。
「ん〜また、他のとこ「「ちょっとまった!!」」えっ何!?」
そして...
「あんた...」
「貴方...」
「「ここに住みなさい!!!」」
「うへへ〜やったあぁぁ寝床を手に入れた〜.....おやすみ〜」
「「いや、寝ないでよ!?」」
そうして彼はこの博麗神社にやってきて本人の知らぬ間にここに住める事になっていたのだ...
現在〜
幻想の世界こと幻想郷
その一角博麗神社にて...
「と言う事があったんだよー分かった...魔理沙お姉ちゃん」
そこに居たのは頭にピンク色の謎の天使の輪の様なものを浮かべた少年と...
「いや.....全く分からん!」
先程から彼の過去を聞き顔がヤケクソになってきている魔法使いの霧雨魔理沙だった。
そして...
「魔理沙ッッッ!!!」
「げっ霊夢の奴が戻ってきた!それじゃあ私は帰るから後はよろしくな!頼んだぜッ」
ビュン!
「うん、それじゃあね〜」
「こら!」
主...ご帰還である。
「ロン...ここに魔理沙が来てなかった?」
「え〜魔理沙お姉ちゃんは来てないよ〜」
「オレ一人だったし〜うへへへへへ〜」
その時...主は...霊夢は激怒した。今日こそはこの男を叱ってみせると
「こ「今日はステーキにしよっか」ほら、早く準備なさい」
まあ、それも叶わぬ夢だった様だが...
「うへへ〜幻想郷は今日も平和だね〜」
男は今日もにへらと笑う。
「のんびりが一番良いよ〜♪」
「それじゃあおやすみ〜」( ̄∀ ̄)〜zzz
そうして『
いつか目覚める...その時まで...
「うへへ〜ヴォルカお姉ちゃんに似たお姉ちゃん誕生日おめでとう!お姉ちゃんともまた何処かで会えそうな気がするよ〜その時は一緒に美味しい物いっぱい食べようね〜」
「それじゃあ、みんな...」
「おやすみなさ〜い。うへへ〜」〜\( ̄∀ ̄)/〜