『夜』幻想に泣くユウガオ 作:ある日そこに居たであろうクマさん
突如として先程の倍以上の月明かりが場を照らす紅魔館。
そこに現れたのは...
「あんた、誰?」
「いや、マジで誰だお前!?」
「...あれ、なんかまた運命が...ん?」
「えっ嘘.....うん?」
「ぱっパチュリー様、現実逃避しないで下さい。どう見てもあれは...」
現れたのは所々に桃色が入った長い白髪を揺らし、見覚えのある白いチャイナ服を着た身長が2m近くまである二十代後半ほどの男性。だが...霊夢達はそれが何者なのか...全く理解出来なかった。そう、決して理解したく無かったのでは無いのである。
そう。その人物は...
「この
「アァァァッッッ!!」
「「「「「・・・・・」」」」」
その場の全て。未だ暴走するフランと倒れ伏し、彼の事を知らぬ咲夜以外。その全員が理解した。あの男の言った言葉...
『最夜のロン』という単語と...
「じゃあ、やっぱり...」
「「
「嘘、でもさっき見た運命だと...あれ、またねじ曲がった?」
「は?えっいや、でも?」
「パチュリー様。落ち着いて下さい。あの男が先程の彼なんです。ほら、深呼吸、深呼吸」
そう。彼は先程のフランの四つのレーヴァテインで吹き飛ばされた者。その名を最夜のロンこと小鳥遊ロン。
だが、しかし...
「アンタその姿何!?そんな変身出来たの!」
「いや、もしかしたら偽物かもしんねえぜ!」
数名。特にその場でロンを良く知る霊夢と魔理沙はまだそれをロンとは信じていなかった(信じたかなかった)が...
「ム...霊夢や魔理沙か?まさか、奴めと戦っていたのか!」
「「・ ・ ・」」
「どうした?...何故返事をしない...とにかく、何もしないなら離れていろよ...」
二人(ついでに一人)とも無念。その巨体は確かにロンだった。だが、本人達の気持ちもいざ知らず、彼は一人でフランの方を向き、そのまま空中で足を踏み込み...
「なんで、なんでッごめ「フン!」グガッ」
すぐさまフランの懐に入りその顎を掴み...
そのまま...
「シネエェェェッッッ!!!」
「アァァァッッッ!?」
湖の中へと投げ捨てたッ!!
これによってロンとフラン。二人の戦いの最終ラウンドの幕が切って落とされた。
ドオォォォンッッッ!!!
「アハッアハハハハッッッ!!!」
「なるほどな...先程よりも理性が薄れたいる。いや、閉じているな。これは...」
ドドドドドッッッ!!!!!
空から光作を超える速度で湖に叩き落とされて尚余裕を持って復帰してくるフラン。そして彼女は再び理性がまだあった時の様に紅色の弾幕を連続で放ち、ロンにぶつける。だが、ロンはそれをまたもや素手ではたき落とした。だが、次は...
「近接戦闘か!」
「ヒアァァァァッッッ!!!!!」
襲い来るはフランの吸血鬼故の怪力とそこから繰り出される打撃の数々。最初に自身の背後の光弾を4、5発ロンへと向かわせ、ロンがそれに対応している間に自身が接近してその右足による蹴りを顔面に叩きつけるッ!
だが...
「残念」
「ッ!?」
そこには一人、フランの蹴りを余裕を持って受け止めた上でその足を手刀で貫通させるロンの姿があった。
「グゥゥ!」
「させるかァ!」
そしてフランが自身のありとあらゆるものを破壊する程度の能力により眼前のロンを諦め、本能的にその背後の霊夢達を狙う事に決め、自身の手をそちらに向けたがロンがそれに気づき彼女の脚から手刀を抜き、抜いた直後の足を掴みなおして、そのまま紅魔館の壁へと叩きつけたッ!
だかしかし、
「ぐっグガアァァァァッッ!!」
「ふふっフハハハハハッ!!なるほど、実に良いな。流石は吸血鬼ッ
未だフランの肉体は弱る事も無く...
ただひたすら失ったものを探すかの如く、何かを破壊し続ける。
その先にあるのは...
「だが、貴様とはともかく...あの紫もやしとは約束しているのでな。そろそろ貴様を倒し。その精神性とやらをどうにかしてやろう」
「ガアァァァァッッッッ!!!」
『夜』が救う未来か...
はたまた...
一方そのころ〜
幻想の世界の...
とある山の中では...
「ふふっふふふふっ」
「なんだ、こいつら...」
「誰かっ誰か助けてぇッ!こいつらっただの人げぎゃあッ!?...」
「アハハハハッッ!!!!!」
美しい故の...
「今日も私達は輝いている」
終焉か.....
美しい舞い...
我々の登場..,
楽しみになさって...