才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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11話目です
主人公成長


修行回って飛ばされること多いよね

その場所ではひとりの人物が動いていた

 

その人物の動きは決して速くはなかったが、しかしそこには力強さと美しさがあった

 

しかし、そこにあったのは人影だけでなく、その人物の周りには様々な大きさの岩がところ狭しと佇んでいた

 

そしてその人物、男だ。それも長身で服は上半身が裸で下半身には中華の服に似ているが、それよりも少し細めにつくられているスリムなズボンを履いていた

 

下半身はわからないが、上半身を見る限りでも、無駄な肉はなくそれでいてただ筋肉がついているようには思えない体であった

 

その男が周りの中でも一際大きい岩の前に立つ。大きさは一軒家くらいはあるだろうか

 

そんな岩の前で男は足は少し開き、右腕を後ろ、左腕を前に、まるで引き絞られた弓のように構えている

 

そして男の存在感が一瞬肥大化したと思えば、いつの間にか男の右腕は振り抜かれており目の前の岩が粉々になっていた

 

男はそれが当然であるかのように呼吸を整え、目をつぶりながら残心をしていたのだった

 

ーーーーーーーー

 

「ふぅ」

 

あれから約5年、俺は18歳になっていた

 

この5年で大きく変わったことを挙げれば、真っ先に思いつくのは外見だろう。身長は190cmになり、体つきは誰もが羨む細マッチョになっている

 

容姿はほとんど呪術の五条さんだった。術式は使えないけどね

 

゛念゛については基本と応用それぞれ才能EXのチートをふんだんに使い毎日欠かさず修行した結果、一流と言ってもいいほど使えるようになっていた

 

武術に関しては八極拳も極めていたが、それに加え太極拳にも手を出していた

 

太極拳は八極拳よりもさらに型を重要視するらしく、その中には仙術に通ずる呼吸法が指南書に記載されていたのでそれも鍛えれば鍛えるほど自分が成長しているのがわかるので嬉々として修行にのめり込んでいった

 

その結果、弱冠18歳にして超一流に手が届くくらいには強くなったと思う。まぁ対人経験皆無なんだけどね

 

゛念゛については一流に近いと自負しているが、それでも欠点はあった

 

それは゛発゛についてだ。修行も単純化していたので、アクセントをと思い新しい゛発゛を開発しようと思ったのだった

 

しかしそれはすぐに頓挫することとなった。新しい゛発゛を開発する容量がまったく残っていなかったのだ

 

これには俺もまいってしまった。そりゃ不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)はチート過ぎる能力だ。普通に考えたら常人では開発すらできないくらいの能力なのだ

 

才能EXを持つ俺だから発現した能力でもあるし、転生したときから持っている能力だからしょうがないところもあると思う

 

そんな俺だがちょくちょく不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)の能力で、自分のステータスを測っている。

 

そして今の俺のステータスはこんな感じだ

 

ーーーーーーー

 

名前:ゴジョウ

 

年齢:18歳

 

体力:B

 

力:B

 

知力:B

 

素早さ:B

 

才能:EX

 

 

能力:不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)

 

備考:転生者

 

ーーーーーーー

 

あの貧弱だった頃よりも全ての項目でB以上を叩き出している

 

いや、こんなに毎日欠かさず修行に明け暮れていたのにまだこんななのかというくらい俺には低く思えた

 

ずっとひとりで修行してきた俺にとってはそう思うのかもしれないが、もしかしたら街にいる念能力者たちはもっと低いのかもしれないと思うことにして、自尊心を保つようにしていた

 

本当だったら、そんな油断になるようなことを考えること自体危ないのだが、俺は修行のモチベーションが下がらないよう自分の成長を自分で褒めることで毎日欠かさず修行に取り組むことが出来た部分もあった

 

だが、そんな生活が続くわけもなく、とうとう俺はもう一度街に行く決心がついたのであった




お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願いします
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