主人公プチ成長
街に行くことを決心して翌日、俺の座右の銘即断即決に基づき街に向かっていた
いやっていうかもう街に着いていた
5年前に残していた目印がまだあったし、前回よりも圧倒的に成長した俺ならば10分の1くらいの速度で街に着くことが出来る
そして、またしても警備員に疑われることなく俺は街に入ることが出来たのであった
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俺はまず自分についてのなにか賞金がかけられていていないか、雑誌などにいまだに記事にされていないかと用心しながら街のあらゆるところで情報を集めていった
そして半日ほどかけて得られた情報は、賞金はかけられていているが、写真は当時のもので今の俺とは似ても似つかないものとなっているよいうことだった
賞金額も10億とやばいくらい高額だが、゛発゛を使わなければバレる心配はないだろうと結論つけた
今俺は、値段がそこそこのホテルに泊まっておりこれからどうするかを考えている
「うーん、この街には武術を競うところがあるのか」
俺の知識にも確かそんなところがあったと記憶している
実際、俺の漫画の知識なんてニワカな部分が多いし転生してから6年も経っており、結構な記憶が飛んでいた
原作がいつ始まるのかとか、主人公組がどの回のハンター試験に受けるかとかほとんど覚えていない
だが別に俺は気にしていない
俺にとってこの世界は現実だ。怪我をすれば痛いし、ご飯を食べなければお腹がすく。食べたら排泄だってするし、人物の顔も身体も全部3次元に見えている
だからこそ、この世界に転生したときに奪ってしまったノーマードの街の人々の無念も忘れないし、背負っていくつもりだ
長々と説明していたが要するに、楽しまなきゃ損だよねって話
少し戻るが、この街には勝てば階を上がっていき、名声や賞金なども手に入れる場所があるという
ぶっちゃけ例のピエロが待っている場所だね
いやまぁ今いるかはわからないが
でもこれはチャンスだろう。迷いに迷ってたどり着いた先が自分の力を試したかったところだ。
これは運がいいだろう
早速明日受付をして、挑戦しよう。即断即決である。座右の銘だからね
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「そ、それでは番号が呼ばれましたら指定の会場までお越しください」
受付を終わらせて選手の控室まで向かう
歩きながら俺は考えていた。やっぱり俺の容姿って五条さんそのままだからモテるんだろうね
何か街を歩くたびに女性に見られるし、たまに逆ナンされるし。少しだけ男にナンパされるのもあったけど、女性に好意を向けられるのも悪くない
しかし必要以上に目立ってしまうのも、もしもがあるため危険だろう
ここは少し変装でもするかな
そうして俺は懐からあるものを取り出し、顔につけるのだった
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「弱っ」
俺は1回戦をむかえ、さっそく腕試しだと対戦相手の筋肉ムキムキの男と対戦したが、瞬殺だった
本当は相手の技術や対人戦の経験を取ろうと考えていたのにこれじゃまったく訓練にならない
はぁとため息をつきながらとぼとぼと選手の控室まで戻る。途中でトイレに向かい不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)を発動する。もちろん個室でだ。
なんのために発動したかとういうと
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名前:エリック・ガーランド
体力:C
力:B
知力:C
素早さ:C
才能:C
備考:筋断流
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「やっぱりそうか」
俺は納得がいったとばかりに頷いていた
ある意味おかしかったのだ。あんなに修行をして才能を除いてAがひとつもなかったのだ
だが、今回の対戦相手の情報を見て理解した。同じ体力といっても才能に開きがある場合はランクが同じでも才能が高い方の成長率の伸びしろが多いのだろう
今回の対戦相手エリックとは力が同じBだったが、俺が少し力を加えるだけで押し勝ってしまったのだ
だから俺が修行に明け暮れても、一向にB以上に上がらないのだと考えついたのだ
あとどれくらい修行をすればランクが上がるのだろうか、まだまだ強化される道があると喜べばいいのか、それとも長い修行が待っていることを嘆くべきか俺には判断出来なかった
そしてなぜ俺が対戦相手の情報を離れたトイレで確認できたかというと、一度10秒間触れた相手の情報はそれ以降相手に触れずとも確認することが出来たのであった
エリックとは試合前に少し長めの握手をしたので、今情報を確認することが出来たのだ
これに気づいたのは本当に偶然で、逆ナンしてきた人に軽く手を握られて撒いたあと、ホテルに帰って能力を発動したときに逆ナンしてきた女性のステータスが表示されていたのだ
そのときは、確証が得られなかったが今回、エリックの情報を確認することが出来たことで確信に変わったのだった
ちなみに変装道具は大きめのサングラスだよ
お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願いします