主人公モテモテ
俺は今日も今日とて日課の修行を行い、150階で対戦をして勝ち上がっていき、午後からは先日俺にいきなりSEXしませんかと言ってきた女とホテル(女の家が所有している)に行き、夜の大人の遊びを嗜んでいく
そんな暮らしを続けていき、遂に一般の登竜門と裏の世界で言われている200階に到達した
ここまで来るのは超簡単だった
対戦をしていると、お?っと思うような戦術を使う武道家も確認できたが、それでも俺との戦力差は明らかになるほどであった
200階よりもさらに上に上がっていくのであれば、゛念゛を使用した戦いになる
実際に試合を観戦したが、゛念゛能力者同士の実力は、何か゛発゛などの切り札があったとしても俺が本気を出せば一瞬で勝てると見切りをつけていた
まぁ階層としてはまだまだ低いほうなのだけど、この階層でこの実力ならば得るものはほとんどないだろうと考えていた
なので、俺はこのままここで対戦していても自分のためにならないと考え、次の゛念゛能力の対戦はしないことに決めた
それはつまり、この街を出ることにしたのだった。まさに即断即決である
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早速俺は、受付にて次の試合から参加を止めるむねを伝えた
なぜか受付にいた女の子たちが残念そうにしていたのが、印象的だった。…この子たちの何人かとは体の関係があるんだよなー
街を出るときは刺されないようにしないとね
そして外に出てから、この街で知り合った人たちに通信機器で街を出ることを知らせていく
1分後、いきなり俺にSEXしませんかと言ってきた女、ルカ・ガードナーから連絡がきた
【今から会いましょう】
通信機器の文面をみた瞬間、たった一文で俺の背筋に悪寒が走っていた
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ある豪華な部屋の一室に若い男女2人がいた
その2人はベットに横になっており、男が女に腕枕をしながら何かを話していた
傍から見れば仲睦まじい恋人同士に見えるかもしれないが、よくよく見れば2人は裸だった
男は無駄な筋肉なんてないとばかりに細マッチョであり、対して女も凄まじい。モデルのような体型なのに胸は大きく、お尻は安産型であった
容姿も美男美女と言えるような造形をしていて、男は白銀、女は漆黒の髪の色をしており、画家が見れば絵に残したいと思うようなキラキラ空間であった
「ねぇ、どうしても私も連れて行ってくれないの?」
女が男に対して、まるで捨てないでとでもいううように目を潤ませて問うていた
そんな普通の男であれば即OKを出してしまうような質問に男は
「無理」
即NOをつきつけていた
「むぅ」
男の即決に、女は美しい顔を膨らませて子どものように拗ねていた
今回、男が急に街を出ていくことを知った女が実家が経営しているホテルに男を呼び出し、取り敢えずムラムラしていたので一発事をすましてから男に自分も連れて行けという話をするのだった
「そんな顔をしても駄目。ルカじゃただの足手まといにしかならないんだよ」
「しょうがないじゃない、私これでも良いところのお嬢様なのよ?戦闘なんて無理よ。喧嘩だってしたことがないんだから」
男は、強かった。それはもう男より強い者を探すのが大変なくらい強かった
女、ルカ・ガードナーはただ男といたいがために連れて行けという
「じゃあ、なおさら駄目だろう。本当は誰にも言うつもりはなかったんだが、俺は、今回ハンターの試験を受けに行くつもりなんだ」
男が言うハンターの試験とは、その資格があれば世界中のあらゆる国で優遇措置を受けられる存在だ
もちろんハンターの試験に受かるのは難しい。それこそ毎回死者がでるくらい難しい
男はそんな試験を受けに行くという。客観的に見れば男に惚れているであろう女、ルカは突発的に引き止める言葉を発していた
「駄目よ。行っちゃ駄目!私も話くらいは聞いたことがあるわ、あの試験で毎回死者だって出ているのよ!?」
「いやもう決めたことだ。お前がなんと言おうと俺は行く」
「それにお前も知っていると思うが、俺は余裕で200階までいける実力があるんだぜ?」
ルカの懇願に男、ゴジョウは余裕そうに答えていた
「そうだけど、でも、でも」
ルカは泣きそうになりながらも、ゴジョウを引き止める言葉が思いつかない
ルカがうーうーと何かを喋ろうと口をモゴモゴさせながら、しかし言葉が思いつかないのでその状態が少しの間続いていた
そうして何かを思いついたのか、ルカは言葉を発した
「じゃあ、行くのはいいけど今から私と子どもを作りましょう」
「…はい?」
お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願いします