俺とルカは修行とか仕事とか色々あったが、一カ月間ほぼホテルの一室で体を重ねていた
いや、俺もそろそろハンターの仕事に行きたかったんだよ?
でもルカがこれからまた会えない時間が長くなるから、一カ月ほっとかれたことも話題にだしてずっと拘束されていた
それからは一カ月ぶりの自由を手にした俺は逃げるようにハンターの仕事に従事することとなっていた
「えーとなになに?対象の名前はイル・ゲイザー。行く先々で゛念゛能力を使い10歳前後の女児たちを犯したり、殺めているか」
俺はハンター協会から受け取った犯罪者の人相、傾向、犯罪歴、゛念゛能力の有無について情報を集めていた
情報は武器だ
情報があえうのとないのとでは依頼の成功の可否がだいぶ変わってくる
俺は使えるものはどんなものでも使っていく男なのだ。卑怯?ここは現実なんだよ?王道なのは主人公たちに期待してください
そして粗方の情報を手に入れた俺は荷物(見せかけ)を持って飛行船に乗っていくのだった
ーーーーーーー
いやー飛行船といっても最高級の部屋は快適だったな
ほんとハンターライセンス様々だね
「さて、対象はこの街にいるのが三日前の記録だったな」
俺は対象が潜伏しているという街に着き、早速仕事に取り掛かることとした
このイル・ゲイザーという人物はハンターライセンスを持っており、゛念゛能力も持っている
゛発゛の能力も粗方わかっており、判明しているのは、相手を催眠状態にすることと相手を絶対に逃さないストーカーのような能力の2つだ
まぁだいたい手を出す女児たちを催眠状態にして誘拐し、親とかにバレて誘拐しづらくなったとしてもストーカーのような能力での誘拐対象を捕捉し行動に移すんだろう
なぜ俺が今回この依頼を受けたかというと、゛念゛能力を発現しており、゛発゛も持っていると思われる犯罪者がこのイル・ゲイザーという人物しかいなかったのだ
俺はこいつの持っている゛発゛を本当に取れるかの確認として依頼を受けた
俺の゛発゛不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)の能力の一つである、対象を死後10秒以内に収納すれば確率で相手の能力を習得出来るというのがある
これはもう゛発゛の容量いっぱいな俺が唯一能力を習得出来る機会なのだ
今回の賞金首はデッドアライブである
俺は嬉々としてこの依頼を受けたのであった
ーーーーーーーー
対象を探して3日、俺はついに見つけた。こういうとき対象を簡単に発見出来る能力を持つやつが羨ましいな
イル・ゲイザーはある一軒家にいた。そこは普通の家族が住んでいそうな家だ。
しかし、今その家には対象のイル・ゲイザーと10歳ほどの女児しかいない。奴はこの家の、女児の両親らしき人たちを殺していたのだ。遺体がゴミ袋に包まれているのを確認している。
俺がもっと早く見つけていればと思うこともあるが、現実なんてそんなもんだ。
世界には今知らないところでも犯罪が行われている。
俺がこの世界で目を覚ました時にも少年少女たちが儀式のために使われていたし、街に住んでいるときにも何度も犯罪の場面を見ている
俺は俺が一番可愛いのだ
俺に不利になるようなら全力で抵抗するし、今回の依頼だってイル・ゲイザーの能力が手に入るかもしれないからだ
それで俺に能力が手に入れれば戦力の拡充にもなるし、依頼をだした側も笑顔になる。こんなwinーwinな関係にもなる
ルカは最初SEXの相手のひとりに過ぎなかったが、ルカは俺のために生きると言っているようなものだ
まぁ、要するにこれからもどんどん強くなって、やばいときには逃げ、使える戦力は味方に引き入れる。それが今の俺の目標かな
さて、長々と話しているが対象のイル・ゲイザーに動きがあったので作戦を開始する
作戦は簡単だ。家を出たイル・ゲイザーを人手のないところで殺す。そして能力を奪う
…よし対象が出てきたので尾行する
ーーーーーーー
sideイル・ゲイザー
ちっ犯していたガキが反応しなくなってきた
この街には結構長くいる。そろそろ拠点を変えなきゃいけねぇな
そもそもあの家は母子家庭だと聞いていたんだぞ!
それが母親の恋人が家に来るなんて、誰が想像できるかっての!
あのガキの母親らしく顔は良いからなすぐに恋人でも出来たんだろうが、せっかく催眠にかけてガキを犯す時に手伝わせたりしてガキの反応を良くするためにいいおもちゃに出来たと思ったのによぉ
くそが。恋人なんてつくってんじゃねぇよ。つい殺しちまったじゃねぇか
俺が考えごとをしながら一目に気をつけながら歩いていると、急に体に振動があった
なんだと思いながら下を見ると心臓のところから手が生えているのが見えて、俺の意識は闇に沈んでいったのだった
ーーーーーーーー
俺はイル・ゲイザーが一目のつかないところを歩いているのを確認し、゛絶゛で気配を消し、縮地を使い一気に近づき後ろから心臓を貫いた
俺の攻撃は一瞬で終わり、イル・ゲイザーを殺すことが出来た
暗殺のようになったが俺には関係ない。勝てば官軍なのだ
そしてすぐ不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)を発動し、イル・ゲイザーを本の中に収納していった。一応゛円゛で周りに誰もいないことを確認している
そしてイル・ゲイザーを収納してみて本に変化が起きた
ーーーーーーーーー
名前:イル・ゲイザー
年齢:39歳
能力:螺旋の脳(ブレイン・ゲイザー)
あなたとともに(ストーカー)
備考:死者
ーーーーーーーーー
「このあとどうすんだ?」
俺がそう悩んでいると、不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)が勝手に発動するのがわかった
「うお!?」
発動したと思ったら俺の中に何かが入ってくるのがわかった
それが終わってから何気なく、イル・ゲイザーのステータスを見ると
ーーーーーーーーー
名前:イル・ゲイザー
年齢:39歳
能力:螺旋の脳(ブレイン・ゲイザー)
備考:死者
ーーーーーーーーー
あなたとともに(ストーカー)の文字がきえているのが確認できた
もしかしてと思い、自分のステータスを見てみると
ーーーーーーー
名前:ゴジョウ
年齢:19歳
体力:B
力:B
知力:B
素早さ:A
才能:EX
能力:不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)
あなたとともに(ストーカー)
備考:転生者
ーーーーーーー
「お?おぉぉっ!」
やった!やったやったやったやったやったやったやったやったやったやった
イル・ゲイザーの能力を奪えた!
体にも違和感はないし、この結果は大成功だろう
早速俺は自分のステータスからイル・ゲイザーより奪った能力を確認していく
ーーーーーーーー
能力
あなたとともに(ストーカー)
・自分が見た対象にマーカーを付けることができる。このマーカーは自分以外には見えない
・対象はどこにいてもマーカーで発見することができる
制約
・マーカーを付けられるのは1回につきひとりだけ
誓約
特になし
ーーーーーーーー
ひゃっほーい!
便利な能力ゲットじゃけぇ!
見た感じ螺旋の脳(ブレイン・ゲイザー)のほうがこの先戦力になってくれるかもしれないが、それでも新しい゛発゛を手に入れられたのは僥倖だろう
「うっひょーい、あびゃー」
…ひとしきり騒いだあと俺はこの街の警察を呼び、イル・ゲイザーのことを確認させ、監禁されていた女児のことも教え後処理を頼んだ
そして警察やハンター協会からの事情聴取を終わらせて今回の一件は収束した
能力を奪ったあとイル・ゲイザーは勝手に本から出てきたよ
お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願いします