主人公暗躍
何か背筋に悪寒が走ったように感じたが、俺は気にしないようにして新しい街に来ていた
あれから1週間修行や能力の確認、この世界の常識などをしてきた
そして一番にしていたこととは、闇ギルドの場所を探すことである
何でも最初に滅ぼした闇ギルドのなかに、闇ギルド同士のネットワークがあったようで、ある程度の場所がわかっているのだが、細かい拠点の場所がわからないがところが多く、俺は「物語を操る程度の能力」を練習を兼ねながら駆使し、いくつかの闇ギルドの拠点を探しあてていた
そしてさらに1週間後、最初の街から一番近い場所の闇ギルドの拠点に俺は来ていた
ここの闇ギルドの名前は二枚舌の狐(ダブル・フォックス)という
主に詐欺や人身売買、違法魔道具の取引など真っ黒なことばかり行っている
そして今日はあらゆる場所にある子拠点から幹部たちやその護衛たちが集まって集会をしているらしい
ほんと犯罪者ってなんでそんなことに頭を使うんだということばかりしているよね
まぁ、俺の「物語を操る程度の能力」にすればこんな情報簡単に得られるし、能力様々だぜぃ
さて、ちょうど幹部たちとギルドマスターを含めた者たちで会議をしているので、作戦を開始する
はい、終わり
やったことは簡単。潜入させていたぬいぐるみを通してマーキングの魔法を使う。その後、不思議な出口(ランダム・ドア)を使い会議の部屋に転移、そして部屋にいた全員をぬいぐるみにする。
ね?簡単でしょ?
後は、酒盛りをしていた下っ端全員をぬいぐるみに変える
これでこいつらは動けない。意識はあるけどね
そして俺はここにある価値がありそうな物を片っ端から不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)なかに収納する
全部終わったら、ひとりひとりステータスを閲覧し、有能そうな魔法を持っている者から殺して収納していく
幹部やギルドマスターは強そうな魔法を持っていたが、能力を奪うことは出来なかった
少し残念に思っていると、ギルドマスターが持っていた本が目に入った
「そういえばこれを回収するのを忘れていたな」
俺はギルドマスターが持っていた本を手に持って内容を確認していくと、顔を喜びに変えていった
「なるほどなるほど」
これはいい物を手に入れた
嬉しさを隠すことなく、俺は残りのぬいぐるみを破壊して証拠隠滅していく
そしてもう興味ないとばかりに最初の街に転移していくのだった
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side???
「くそ、ここもいつもと同じでぬいぐるみしかのこってねぇ」
俺はクエストにあった闇ギルドの壊滅という依頼を何回か受けて来たが、ここ最近、闇ギルドの多くがギルド員ごと消え去っているという事件が何件も起きていた
世間的には嬉しいことかもしれないが、仕事を勝手に取られている俺たちとしては怒りだしたいくらい憤っていた
「ったくよー、こっちは日々の暮らしがあるってーのに、こうも仕事を奪われちゃやるせないぜ」
「だよなー。ここ1年ずっとこうだもんな」
俺の愚痴によく依頼を一緒に受けている同じギルドの友人が同意とばかりに頷いている
この1年多くの闇ギルドが謎のぬいぐるみを残してギルド員が消え去るという事件が何件も起きていた
それで闇ギルドに関する依頼がほとんどなくなって、俺たちの食い扶持が少し減っちまっている
「はぁ闇ギルドが減るのはいいんだけどなぁ」
これじゃあ、稼げなくてあいつに告白することもできねぇよ
お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願い