主人公女騎士化
俺は女騎士のように打ちしがれていた
あれから俺は一カ月間絞られていた
もうレイプされすぎて抵抗ができなくなった女騎士のように
ルカが言うには、自分の周りの友人たちが結婚して子どもがいることを毎回自慢されていて鬱憤が溜まっていたから、俺が帰ってきたら絶対妊娠すると決めていたとのこと
これが俺の冤罪をはらすのに必要なのか聞いたところ何も関係ないとキョトンとした顔で言われた
俺はもう笑うしかないとばかりに乾いた声で笑うのだった
まぁ、いいか。いずれこっちからルカに言うつもりだったんだ
俺はそう思いながら、1つの箱を用意した
「ルカこれ受け取ってくれ」
「え、なに?」
俺が渡したものを見てルカの目から涙が溢れていた
「どうだ嬉しいだろ?」
「ええ、人生で2番目にうれしいかもしれない」
「え、2番目?」
「1番はあなたと出会ったことよ」
一瞬2番目と聞いて焦ったが、次の言葉を聞くとたまらず嬉しくなってたまらずルカに抱きついた
「遅くなったが俺と結婚してくれませんか?」
「…はい」
そう俺が贈ったのは指輪だ。何の変哲もないプラチナの指輪である
わかっていたが肯定の言葉を聞いて俺は嬉しさが頂点に達していた
俺は興奮のあまりもう一回戦運動するのであった
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それからもう一ヶ月ルカといちゃいちゃしてから、FAILYTAILがある世界へ帰ることとした
「じゃあ定期的に帰ってくる」
「ええ、絶対に妊娠するから待っててね」
俺はルカの言葉に苦笑しながら、マーキングの場所へ転移するのであった
ちなみにこの部屋にもマーキングの魔法をしておいたよ
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「ただいま」
俺は自分の部屋のマーキングへと帰ってきていた
この家はこの世界での主な俺の拠点である
結構でかくて最新の魔道具を使って暮らしやすいようになっていた
まぁ闇ギルドから奪った金で買ったものなので誇るものではないんだけど
そして約2ヶ月ぶりにFAILYTAILのギルドへと着いたら
一斉に中にいるギルド員から見られることとなった
俺はなんでこんなに見てくんの?思いながらマスターのもとへと歩いていった
「マスター帰ってきました」
「お、おうゴジョウ帰って来たか」
なんかマスターもよそよそしい
俺は疑問に思いながらマスターの横に座り、初めて見る給仕に牛乳を頼む
そこで俺はふと既視感を覚え、改めて給仕を見ると
「ミラ?」
なぜかへそ出しルックで周りに喧嘩を売りまくる不良みたいな子だったミラがにこにこと笑顔で、まるで別人のような格好で給仕をしていた
「おかえりなさいゴジョウ」
にこにこと前のミラでは絶対に言わなかったおかえりを言ってきて本当にミラかと目を丸くしていた
「ミラ何かあったのか?」
その言葉を聞いてミラの笑顔に陰りが出た
俺がさらに頭のなかを疑問符でいっぱいにしていると
マスターがちょいちょいと端のほうで俺を呼んでいる
とりあえずマスターのほうに行って耳を寄せる
そこでマスターから聞いた言葉はミラがあのようになることがわかるくらい残酷なものだった
「ミラ、ちょっと来い」
「え、あちょ、ちょっと」
俺はミラを奥の誰もいない部屋に引っ張っていき、入った瞬間ミラを抱きしめた
…どのくらいだろう
5分、10分いや30分くらいだろうか、だいぶミラのことを抱きしめていた
そしてミラが身じろぎをしたときに、離した
「マスターから話は聞いた。リサーナのことは俺も悲しく思う」
「…」
「でもな無理に笑うな。泣きたかったら泣け。全部吐き出したら笑え」
俺の言葉に、ミラの体が小刻みに震える
「そんでまた泣きたくなったらいつでも胸くらい貸してやる。だからもっと俺を頼れ」
さらに言葉を続けると、ミラの体が心が震えた
「うえ、うぇぇぇぇぇえんっ」
ずっと耐えていたのだろう。子どものように、何かを掴むように、寄る辺を見つけるようにミラ俺の胸で泣いていた
それを俺はまた抱きしめるようにして受け止めていく
「グズッ」
「落ち着いたか?」
あれから1時間ミラは泣きっぱなしだった
だが顔を見る限り、少しは晴れやかな顔をしている
まぁ目が腫れて、涙と鼻水とでぐちゃぐちゃになっていたけど
「う、うん大丈夫、もういい…よ?」
ミラは恥ずかしそうにしながら俺から離れる
そして俺を見た瞬間固まった
「うん?ミラどうした?おーいミラ?」
俺の呼びかけにしばらく動かなかったミラだが、その目線が俺の左手に向かっている
「結婚、した、の?」
「あ、あぁちょうど2ヶ月ほど前にな」
そうミラは俺の左手薬指にある指輪を見ていたのだ
「そう…」
それを聞いてまたミラが暗い顔になる
だが、俺は漫画の鈍感系主人公などではない。この数年ミラからの好意には気づいていた
だが俺にはルカがいる
でもこの前情事の休憩中にちょっと話しちゃったんだよね
俺のことを好きっぽい女の子がいるんだよねと
そしたらルカはあっけらかんにいいんじゃない?嫁が何人いても
と、言ってきたのだ
貴方がハーレムをつくる?それは私の男が雄として最強ってことでしょ?
だから貴方が何人女をつくろうと私は構わないわよ
この女最高すぎではないだろうか?とそのとき俺は興奮して腰を振りながらそう思っていた
「ミラ、俺の結婚した女は最高な女でな」
「…」
「俺のためになることなら何でもやってくれる奴なんだが、15年くらい自分の人生を台無しにされていてもそれでも俺と一緒にいたいと言ってくるやばい女なんだが、そいつが1つ言っていたことがある」
ミラが暗い顔をこちらに向けてくるがそこに希望はない
だからこの言葉を言ってやる
「そいつ、まぁ俺の妻なんだが、あいつは私以外にも妻がいるって最高じゃないと言ってきやがった」
その言葉にミラは顔を驚愕に歪ませて希望が溢れたような顔をしている
「まぁ、そういうことだ。俺はめんどくさいやつだぞということだけ伝えておく」
その言葉を残し部屋を足早に出ていく
扉を閉めるときに見えたミラの顔は茹でダコのように赤くなっていた
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