主人公有名
あのミラとの会話から約2年、俺は毎日のように攻勢を強めてくるミラに屈しそうになっていた
屈しそうになる度にルカのところへ行き、大人の時間を過ごし、去年生まれた娘と遊んだりして誘惑に耐えている
いやぁ娘はかわいいなぁ
顔はルカにそっくりなんだけど髪色や目が青いことなど俺の要素が多々ある
その娘が初めてパパって言ってくれたことには、思わず涙した
ルカが、もうひとり欲しいなと言ってくるが今はまだ娘と戯れる時間が欲しい
世界を行き来しているせいでなかなか会えないし、会っても最初は誰?って目で見てくることがあったんだから今はまだ2人目は考えていない
そんなこんなで幸せを感じていたところナツが金髪の女の子をFAILYTAILに連れてきた
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「は、はじめまして!私ルーシィと言います!よろしくお願いします!」
「あぁ、よろしく。俺はゴジョウだ」
「きゃあ!週間ソーサラーでいっつもイケメン魔道士にして彼氏にしたい魔道士上位ランカーのゴジョウさんだぁ!」
「ルーシィ説明口調でどうしたの?」
「だってハッピー、ゴジョウさんだよゴジョウさん!強くて結婚しているのに今でも人気は衰えないすごいひとなんだよ!?」
「あい、オイラルーシィよりゴジョウのこと知ってるよー」
なんか新人のルーシィがテンションMAXで俺に話しかけてきている。あ、握手お願いされた
「きゃあ!ありがとうございます!」
顔を赤くしながら、ルーシィが俺と握手していると急にミラが割り込んできて、迫力のある笑顔で俺に体を押し付けてくる
「ごめんね、ルーシィ。ゴジョウはこれでも奥さんがいるからここまでね」
「は、はい」
ルーシィはミラの迫力に萎縮してしまっている
「ね、ねぇハッピーなんかミラさん怒ってるんだけどー」
「あい、ミラはゴジョウのこと…んぶっ」
「ハッピー?今何を言おうとしたのかなー?」
ミラがハッピーが言おうとしたことを遮って口を塞ぐ
でもちょっと遅かったな、ルーシィがもう感づいてるぞ
「もしかしてミラさんってゴジョウさんのこと…」
それを聞いたミラがルーシィに黒い笑顔を向けながらハッピーを足で潰しながら
「ルーシィ何か聞こえた?」
「い、いえ何も聞いていません!」
そう言いながらミラとルーシィの格付けは終わった
「まぁよろしくルーシィ、俺のことは呼び捨てで呼んでくれ」
「あ、はいよろしくお願いします。いやよろしくねゴジョウ!」
そう言いながらまた握手してその場を別れた
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ときは俺がS級依頼に出ている時だった
持っていた通信用ラクリマから連絡が入って来た
内容としては幽鬼の支配者(ファントムロード)が襲撃してきたとのことだ
しかもルーシィを誘拐したらしい
それで俺にも助力の連絡が来たのだ
しかし今俺は依頼の真っ最中だ。しかも討伐対象が大勢いるタイプのだ
すぐには行けないことを連絡して、俺は休憩なしで討伐を再開する
そして全てが終わったあと、すぐに転移で自分の部屋に戻り、ギルドへ行くと黄金の光が街を包んだ
「この光はフェアリーロウかっ!」
FAILYTAIL3大魔法のフェアリーロウ
マスターの切り札だ
ってことは全部終わったってことかな?
「っ!?」
いや、まだだ湖にいる巨人から凄まじい魔力が放たれている
そして巨人の前にある魔法陣から極太光線、ジュピターが放たれた
「ちっ」
誰も反応出来ていない
そう、俺以外が、だ
「はぁ!」
俺はジュピターの魔力の通り道に干渉して、向きを上に「転嫁」して上空にジュピターが行くよう軌道修正させる
これを文字で書くと簡単そうだが、向きの修正、魔法の行使、照準の再設定を同時進行で行っているのだ
しかもひとつひとつが神業なのだ
出来る者は世界中見ても限られているだろう。結果、俺超カッコいい
相手の最後っ屁も不発に終わり今回のギルド抗争はFAILYTAILの勝利で終わった
周りの人たちの目がポカンとしているのが何気に笑えた
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「いやぁ助かったわい」
「マスターこそ体大丈夫なのか?」
「大丈夫、大丈夫。こんなもん怪我にも入らんわい」
マスターもギルドのみんなも怪我だらけだ
だがこれくらいの怪我ならすぐ治るだろう
それよりももっと酷いのはギルドハウスそのものだ。全壊している
「マスターギルドハウス壊れちゃったな」
「家くらい壊れたところで何の問題もないわい。家族が無事だったことが何よりも大事なことじゃ」
やっぱりうちのマスターは最高だね
その後ルーシィが泣いたり、マスターも泣いたり、評議員が来たりして大変なことになった
評議員の事情聴取はすぐ終わった。俺は最後しか参加していないからだ
その後、全員分の事情聴取も終わり、今回のギルド間抗争は幽鬼の支配者(ファントムロード)が悪いということになり、解散ということになった
そして現在みんなで今ギルドハウスを作っている
だって業者に頼むとお金がかかるからね
ある程度時間が経ち、ギルドも運営再開することとなったが、みんなが久々の依頼に飛びついているが俺はカウンターで牛乳を飲んでくつろいでいた
何でって?
そりゃ俺が金持ちだからだよ
いやほんとに。依頼が少ない現在、俺が進んで依頼を受ける必要はないだろう
なので暇だ
何かやることねーかなーと牛乳を飲んでいると、なんかロキの女って子たちがめっちゃ来たんだけど
それでロキに別れ話をされたというややこしいことが起きているらしい
ミラとルーシィが対応している、あ、ルーシィ逃げた
ぼーとその風景を見ていたら、ひとりの女の子が俺に気づいた
さっきまでの悲しそうな表情はどこへやら、頬を赤らめて俺のほうに寄ってくる
「あのぉ週間ソーサラーで有名な魔道士のゴジョウさんですよね?私ぃ前からゴジョウさんのファンでぇ良かったらこのあと一緒にお食事でも行きませんかぁ?」
定番すぎて固まっちゃったじゃん
「あのぉ?」
「はーいそこまで」
俺が固まっていると背後からミラが割り込んできた
「何よアンタ…ってさっきの給仕の娘じゃん。なに?私たち今忙しいんだけど」
さっきまでの態度と違って冷たい顔で女はミラに言う
だがミラはそんなのも意に介さず、女に向かって言い放つ
「ゴジョウは駄目だよー?この人結婚しているから」
そう言って、俺の左手を持ち薬指の指輪を女に見せつける
「な、なに?結婚してたんだ?相手アンタ?」
女は強がりながらミラに言うと、その言葉にミラは顔を暗くして否と答えた
「へぇそうなるほどね」
そのミラの態度で女は何かを察したらしくニヤニヤとしながらこの場を去っていった
「…」
ミラは落ち込んだ顔でまだ無言で俺の左手を持っている
はぁとため息をつきながら俺は
「頑張るんだろ?」
とミラに言うと
ミラは途端に笑顔になり、給仕の仕事へとスキップをしながら戻っていった
そんなミラに俺はかわいいなぁと思いながら見ていたのだった
他の娘たちは空気に耐えきれず帰っていった
その後ロキは本当は星霊で、ルーシィのおかげで星霊界に帰れたとか、ルーシィと契約したとかおもしろいことになってた
お読みいただきありがとうございます
今後ともよろしくお願いします