主人公家族想い
あー動きたくねぇ
家でくつろいでいたら、ナツに細工していた仕掛けが発動し、活動を始めた気配が伝わってきた
しかしもっと家族で過ごしていたい俺は動きたくなかった
それからまた明日、また明日としているうちに一ヶ月が経っていた
「あら、今日こそ行くの?」
「ああ、そろそろ行かないとまた、俺だけ出遅れそうな感じがする」
俺はそういいながら、ルカと子どもたちにキスをしながら言ってくるの挨拶をする
ふふふ、俺やルカは゛念゛の力で見た目は20代後半くらいに見えるのだ
しかも若さだけじゃないぞ!
体臭、髪、体型など中年になったら嫌でも通る加齢の原因を気にしなくてもいいのだ
だから俺は娘たちにキスしても嫌がられないし、まだパパ大好きと言われているのだ
゛念゛能力最高!イケメン最高!
これであとひとつのピースが揃えれば、俺とルカの目的のひとつが叶う
まぁそれがわかんないだけどね
さて、さっさとFAILYTAILに行くか
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「なぁハッピー、あとはゴジョウだけだけどどこにいんのかなぁ」
「さぁ?みんな探してるけど、情報も一切ないから見当もつかないよ」
「だよなぁ、じっちゃんもゴジョウがいてくれればとか言っているから見つかったほうがいいだろうけどさぁ」
「ナツ、今自分だけで十分だとか考えなかった?」
「うぐっ」
ナツとハッピーが、そう話していると、ルーシィが話に入って来た
「そうねぇゴジョウがいれば敵のトゥエルブに対して勝つ可能性が上がるんだけどねー」
そうこれから戦争が始まるのだ
フィオーレ王国がある大陸の上にある大陸から宣戦布告を受けたのだ
相手はひとつの大陸を纏め上げた国だ
纏め上げたということは大陸ひとつが相手となる
なのこちらも大陸で協力して相手をする
いわば大陸対大陸なのだ
しかし相手には聖十大魔道より強いとされている魔道士が12人いる
その名前がトゥエルブというらしい
だからルーシィはこちらの大陸でも有数の強者であるゴジョウに早く戻って欲しかったのだ
FAILYTAILのギルド員どころか他のギルドなどと協力しても、ゴジョウは見つからない
自分たちが天狼島でいなくなったときと同じく、見つからないのかなと考えているといつの間にかナツの横にゴジョウがいた
「いたー!?」
ルーシィは目が飛び出すほど驚いていた
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「ふむふむなるほど」
俺はルーシィからこれから戦争があること、敵が別大陸まるごとであること、敵の戦力など色々聞いていた
…俺はだらけてたらなんか起きるのはお約束なのかね
だが俺はこの戦争で最後のピースが埋まるものが見つかる予感がする
断言は出来ないが、毎回この勘で間違ったことはない
「それで?戦争はいつから起こるんだ?」
「え?それはーーー」
俺がルーシィに戦争の日時を聞こうとしたところ急に脳に声が聞こえてきた
「街の東から多くの艦隊の接近を確認!」
聞こえてきた声はウオーレン・・ラッコーだった
内容はちょうど話していた敵の反応があったことを確認したということだった
「今度は間に合ったか」
俺はギリギリみんなの危機に間に合ったことに笑顔でつぶやいた
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早速行こうと思ったがマスターに止められた
「ゴジョウよお主はトゥエルブが来たときまで待っててくれ」
「むぅ」
敵はまだ部下しか来ないだろう、とマスターが言うのでナツたちが対応しにいった
「おう、おう派手にやってんなー」
「ああ、だがまだまだ敵の戦力はこれで一部だ」
俺の言葉にマスターは実感がこもっているんだろうな、と考えていた
まぁマスターは向こうの大陸で特に敵を見てきたから、強さがわかってしまうのだろう
なんでも敵の幹部の戦力は、強さの桁が違うというとのこと
こっちの戦力も強者はそのトゥエルブと戦うことになるだろう
俺はナツたちが戦っているのを見ていたのだった
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その後、空飛ぶ船でエルザとトゥエルブのひとりと戦ったらしい
ただ、トゥエルブは強かった
あのエルザが援護があってやっと勝てた
確かに今回のトゥエルブは砂を使った広域攻撃で強かった
だが俺は思った
「ふむ、あの程度なら俺やギルダーツなら勝てるな」
そう感じた
だがマスターが
「ゴジョウ油断するでないぞ」
「ん?」
「確かにあのトゥエルブは強いが、あれより強いのが3人いる」
マスターの言葉に俺はほぉと相槌をしたが、説明では、その3人は他のトゥエルブより桁違いに強いらしい
「なるほど。俺の相手はその3人の中の誰かということか」
「まぁそうなるな」
俺の言葉にマスターは頼むぞという返答をするが俺は言葉を続けた
「だが、マスター」
「なんじゃ?」
「別にひとりだけじゃなくてもいいんだろう?」
俺は冗談めかしてマスターに言うが、これは結構本気だ。味方の犠牲は、少ないほうがいい
そしてそんな俺の言葉にマスターはポカンとしたあと、大笑いしながら任せたと言葉を返すのだった
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その後、マグノリアにて敵が侵入し、フリードたちが怪我がをしたが、命に別状はなかった
そして時間が少し経ち、敵本隊が上陸したという
それから急にナツがハッピーと飛び立って行き、敵の本隊へと挑んで行ってしまった
それからは本格的に戦いが始まり、主力同士の相対が始まった
しかしどこも劣勢で敗戦が続いている
だからこちらも強者を出して、相手の強者を倒して相手の戦意を削がなくてはならない
そう思った俺はマスターに
「ちょっとトゥエルブ倒して来る」
とだけ言って転移をしていった
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俺が来た場所は蛇姫の鱗(ラミアスケイル)と人魚の踵(マーメイドヒール)が担当しているところだ
そこの野営地に来ていた
「おーす。状況どう?」
俺は野営地にいたカグラに戦況がどうなっているのか聞いていた
「これはゴジョウ殿、なぜこちらに?」
「うん、ちょっと大変そうだからね。それで敵はどんなやつ?」
「そうでしたか。それで敵ですね、敵のトゥエルブの名前はディマリア。女です。能力はわかりません」
「わからない?」
「はい。敵のトゥエルブの攻撃はいつの間にかこちらに当たっているのです」
「ほーん。ふむふむ」
俺はカグラの説明に気づいたら当たっている?と考えてだいたいの予想はついた
「なるほど、わかった」
「わ、わかったのですか?」
「ああ、多分時間を止めているんだろうよ」
「時間を!?」
カグラと周囲の人々はゴジョウの言葉に驚愕していた
「ああ、そう考えるのが無難だろうな」
「ですが、そんな相手にどう戦えば…」
カグラはありえない魔法にどう戦えばいいのかわからなかった
「大丈夫だ。俺に時止めは効かん」
俺の言葉にカグラは呆気に取られたあと、ハハと乾いた笑いをあげるしかなかった
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それから俺は前線に歩いていった
俺ひとりでいいって言ったのに、なぜかみんなついてくる
そして、前線に着いたときには相手もすべて準備を終わらせていた
「なによ?次はあなたがお相手?」
「ああ。FAILYTAILS級魔道士ゴジョウだ」
大将らしい女の眉がピクッと動いた
「へぇ、あなたが噂のゴジョウさんねぇ。ゴット・セレナから話は聞いてるよ」
「ふーん」
「でも、ゴット・セレナが1番強い大陸の強者なんて私たちに勝てると思わないんだけど」
俺は女の言葉に落胆の感情がでた
やっぱり聖十大魔道がしかも1番強い奴が裏切ったのは事実だったかと
「聖十大魔道がすべての頂点だと思わないことだ」
「へぇ、あなたはゴット・セレナよりも強いって言いたいのね?」
「ああ」
「でも、ゴット・セレナよりも強いって言っても、たかがゴット・セレナでしょ?それでも私には勝てないと思うけど?」
女の言葉に眉をしかめるが、多分この女の能力は時間を止めることだ
ならば俺が負けることはほぼないだろう
「じゃあやってみるか?」
「ふふ、いいわね。私の名前はディマリアよ。少しの間よろしくね」
そう言ってディマリアは歯をカチッと鳴らした
その直後、ディマリアと俺を除いたすべての時が止まった
「な、なんで…」
「やっぱり時間関係の魔法だったか」
予想通りディマリアの魔法は時止めだったか
ディマリアはすごく狼狽しているが、魔法を破られたことがないのだろうか?
「…驚いたけど、肉弾戦は強いのかしらっ」
そういいながら、剣で切りかかってくるが俺は肉弾戦のほうが得意なんだ
相手の剣をかわしたり、剣の腹を反らしながらしていると、ディマリアの動きが荒くなってきた
そこで俺は相手の懐に縮地をして八極拳の基礎である崩拳をみぞうちに打ち込む
ディマリアは吹っ飛んでいき、止まったあと咳き込んでいた
「ゴホッ、ウ、ゴホッ、オエッ…」
息も出来ないようで、立ち上がれていない
しかし俺はあえて追撃しない
こういう相手は徹底的に追い込んで、戦意を削がなくてはいかない
負けたことがないような奴はもう戦いたくないような思いをしてもらって、戦意に参加したことを後悔してもらったほうがいい
「来ないのか?」
「ゴホッ、ハアハア。確かに肉弾戦はあなたが強いようね」
ディマリアは立ち上がりながら言う
「でもね、私にだって奥の手はあるのよ」
そう言って、ディマリアが魔法を使う
体がだんだん変化していき、全身を異形のものにはしていく
「接収(テイクオーバー)か」
ディマリアによると時の神を接収(テイクオーバー)したという
ミラが、悪魔を接収(テイクオーバー)するとしたら、ディマリアは時の神を接収(テイクオーバー)したのだという
いわばゴッドソウルというらしい
「なるほど、その時の神の力が時間関係の能力ってことか」
俺がそう言うと肯定される
そして相手が強者でも見失いそうな速度で肉弾戦を仕掛けてくる
「(確かに奥の手というだけはあるな)」
だが、ただ速くて力が強いというだけだ
それでは武術家のなかでも超一流には勝てない
かわし、反らし、はじき、流れを変えたりと力や速度で劣っていても俺に勝ったことがある奴もいる
それに比べればこいつは子どもが、駄々をこねているようにしか見えない
そして十分後俺は立っていて、相手は倒れていた
そしてすぐに魔法も解け、時も動き出した
「え、は?なぜ相手が倒れているのだ?」
カグラが周りの仲間が何が起こったのかわからないでいた
「こいつの能力は教えただろう」
俺の言葉にカグラは
「あ、ああそうだったな。しかしもう倒したのか。いや時が止まっていたのだからゴジョウ殿にとっては時間が経っているのか?」
「まぁそういうことだ」
「心強いことだ」
俺達は笑いながら勝利を喜ぶ
それからディマリアが倒されたことで狼狽した敵軍がいたので、カグラが号令をかけて全員で襲いかかっていった
狼狽した敵軍は足並みを揃えることなく対応してくるので、制圧するのは簡単だった
捕らえた敵やディマリアは収監され尋問に回されていくだろう
俺は負けたことがない奴は尋問辛いだろうなと考えていたのだった
お読みいただきありがとうございます
今後ともよろしくお願いします