主人公闇披露
高級そうな本についてある程度理解し、能力についても自分のステータスを確認したらだいたいのことはわかった
自分のことがわかれば次は周りについて把握しなければと行動することにした
いや、不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)の能力とか制約と誓約の物騒な説明とか色々考えないといけないけど、まずはここから脱出しなければならない
最初にやることとして俺と手を握っていた汚れている銀髪の女の子についてから手をつけていくことにした
やることとしては簡単だ。不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)の能力にある10秒間対象に触れていれば、ステータスを確認できるというチートな能力を使って行けばいいのだ
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名前:アリス
年齢:10歳
備考:死体
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「...」
うん、そうだよね。多分そんな気がしてた。ずっと手を握っているんだもの。髪色も同じだし(さっき自分の髪の色を確認した)、名前だって俺の能力と同じなんだもの
「はぁ、そーだよなー。多分俺が俺になる前のゴジョウ君はこのアリスちゃんと兄妹だったんだろうなー」
ため息をつきながらほぼ当たっているだろうと俺は考えていた
それから俺は少し目を閉じながら、体をくれたゴジョウ君にできる最大限の感謝はなにかと思考を巡らせたが一向に思いつかないので、とりあえず後回しにすることにした
そうして次は何をしようかと考え、周りの少年少女たちひとりひとりのステータスを確認していくのだった
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「ふぅこの子で最後っと」
俺はあれから100人はいるだろう子どもたちを片っ端からステータスしていき、特にアリスちゃんと変わらないことが確認できた
「ふむ、さすがに゛念゛を使えるような子はいなかったか」
俺はもしかしたら?と思い根気強く確認していったがそうそう゛念゛を使えるような子はいなかった
そうして、確認が終わったあと俺は本命に行くことにした
そう、本命すなわち檻の向こう側で白目を剥いて倒れている中年の男についてだ
「この檻邪魔だなー。どうすっかね」
檻からどうやって抜け出そうか考えながら、檻を触っていると、まだ宙に浮きながら出現していた高級そうな本に檻が吸い込まれていったのだった
「この能力マジチート」
俺はそう思いながら、中年の男に歩いていき10秒間男に触れるのだった
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名前:ヘイケイ・ナフタ
年齢:71歳
能力:天の杯
備考:死体
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「こいつジジイじゃん!」
この男は中年などではなかった。年齢が71歳と明らかに高齢に差し掛かったおじいさんだったのだ
「念を覚えるとこうも若作りできんのか。世の女性達は超ほしいだろうなー」
逆に考えると、俺も念を鍛えれば若作り出来るってことになる。念の可能性にワクワクしながら他の項目についても文字をタップしながら見ていく
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天の杯
・生命力を代価に願い事を叶えることができる
制約
・生命力は自分からは抽出することはできない
・一度生命力を集める儀式が発動したら、自身は動くことができない
・生命力を集める対象以外に儀式を見られてはいけない
・願い事は生命力に比例したものしか叶えられない
誓約
・対象以外に儀式を見られたら、この能力は使えなくなる
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はい犯人かくてーい。もうね証拠十分じゃん。要するに、こんなに子どもたちを集めたのは、儀式のために生命力が必要だったってことでしょ
そして、生命力が吸われたゴジョウ君が死んでそこになんの因果か俺がゴジョウ君になったってことかな
誓約にある他の人物に儀式を見られてはいけないってことに俺が対象として当てはまったってのかな
ってことは、俺とゴジョウ君は別々の人物ってことになるのか。まぁ、強引に成り代わったとかじゃなくてよかったよ
他にもこいつの能力では、能力は消えるがこいつ自身は何ともないんだよなぁ
「なんでこいつ死んだんだ?」
そう、俺というイレギュラーがあってもこいつが死んでいるのはおかしいのだ
「考えられるのはこいつになにか病気があって突然死したか、他の第三者に殺されたか、これは考えたくないけど...」
゛俺が殺したか゛
お読みいただきありがとうございます
今後とも拙作をよろしくお願いします