才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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43話目です
主人公弱者


魔法

この世界で2週間、鍛錬しながら歩きそしてついに街へ着いた

 

「とーちゃーくっ」

 

「…」

 

エヴァンジェリンがなんだこいつって目で見てくる

 

俺はそんなエヴァンジェリンの目線を無視して、街を見ていく

 

この街はこの国で2番目に大きい街であるらしく、商人や大工、木工職人など多くの人々がいる

 

「大丈夫だ。ここでは、お前はただの女の子だ。誰も吸血鬼なんて思いもしないさ」

 

そうエヴァンジェリンは怯えていた

 

それもそうだ。エヴァンジェリンはつい最近に火あぶりにされていたのだから

 

こんな人が多いところで恐怖を感じることは普通だろう

 

俺がそう言うと、エヴァンジェリンはまだ怯えは残っているが俺を見て安心したように笑う

 

そうして俺達は魔法使いを探すため、街を練り歩くことにしたのだ

 

ーーーーーーーー

 

1時間後、俺達はあっさり街で占い師をしていた女魔法使いを見つけた

 

なんか、歩いていたら話しかけて来て、占ったかと思うとエヴァンジェリンを見て恐怖の顔をして騒ぎだそうとしたので気絶させた

 

「おい、アンタ大丈夫か?エヴァ、この人疲れたのかもしれないから休めるところに行くぞ」

 

「え、あ、うん」

 

俺は自分で気絶させたにもかかわらず、さも占い師が疲労で倒れたかのように演技をして、この場を脱出するのだった

 

隣でエヴァンジェリンが戸惑いながらも俺に付いてくる

 

そして俺達は適当な宿を探して、大人の空間(ラブホテル)を発動させてその中へと3人で入っていった

 

「おい、起きろ」

 

俺は女占い師を拘束して目隠しをしながら、起こしていく

 

「う、うーん」

 

女占い師が起きた

 

「起きたか。今どういう状況かわかるか?」

 

「な、なに?暗い?え、なんで?…セッテ・クライン・アイnっぐふ!」

 

女占い師が起きた瞬間、詠唱をして魔法を行使しようとしたので腹を殴って詠唱を中断させた

 

「次、魔法を行使しようとしたら、爪を剥がしていく。さらに行使しようとしたら、体に穴を開けていく。そうされたくなければ、俺の質問に答えろ」

 

これだけ相手を脅せば、拷問に慣れていない者は簡単になんでも答えるようになる

 

「ゴホッゴホッ…ッは、はい。わ、わかりました」

 

「そうか。いい子だ」

 

「さて、まずなぜ、金髪の女の子を見て騒ごうとした」

 

「は、はい。あの子を占った瞬間、吸血鬼とでてきましたので魔法を撃とうとしました」

 

「お前の故郷はどこだ?」

 

魔法使いなど、表の人間にバレるわけにはいかないってのは、どの世界でも共通なのだろう。ハンター×2の世界でも゛念゛能力者もそうだった

 

「…」

 

女占い師は、仲間のことは売れないのか、黙ってしまう

 

俺は黙って女占い師の爪に力をいれる

 

「ご、ごめんなさい!話ますから、話ますから!」

 

「私の故郷は、ここから北に3日ほど歩いたところにある山の麓です!」

 

「故郷の名前は?」

 

「…イヴァンカ村です」

 

俺は女占い師の爪を剥がす

 

「ぎゃあぁ!」

 

「本当の故郷はどこだ?」

 

そう女占い師は嘘を言ったのだ。村の名前を言うときに一瞬考える間があった。山の麓というのは本当だろう。しかし方向が違うと俺は判断した

 

「う、うぅ。痛い、痛いよぉ」

 

女占い師は泣くが、そんなこと関係なくもう一度次の爪に力をいれる

 

「ま、待って待って、言う。言うから!」

 

拷問とはスピードだ。相手は痛みに慣れる前に情報を聞き出さなければならない

 

エヴァンジェリンにも、勉強のためにこの尋問を見せている

 

「こ、故郷は、ここから7日ほど西に歩いて山の麓です。村の名前はローデン村です」

 

ほら、こんなに簡単に喋ってくれた

 

後ろでエヴァンジェリンが驚いたように目を瞬かせている

 

「故郷には何人の魔法使いがいる」

 

「村人、全員が魔法使いなので150人くらいです」

 

「魔法とはなんだ?」

 

「え、えっと何を話せば、いいですか?」

 

「お前が知っていることすべてだ」

 

俺は魔法とは何かを漠然としたことを、女占い師に聞く

 

そうしてわかったことは、この世界の魔法は精霊の力を借りて現象にすることで、その際、詠唱を基本的に必要としているらしい

 

詠唱には色々と種類があるらしく、とりあえず分かる限り聞き出してメモをした

 

他にも属性があって、火、水、風、土、雷、光、闇、影などがあるとのこと

 

他にも聞き出し、尋問は終わった

 

そして俺は、女占い師の目隠しを外し、目を合わせた

 

俺はある゛発゛を発動させた

 

絶対遵守(ギアス)

 

目を合わせた相手に約束をさせる強力な能力だ

 

内容は今回のことを他言しない、だけだ

 

それだけシンプルなほうがより絶対遵守(ギアス)が効きやすい

 

そして、そのまま女占い師を外に出し、その日はもう寝た

 

ーーーーーーーー

 

次の日、早速俺とエヴァンジェリンはローデン村という、おそらく隠された魔法使いの村に向かった

 

そして、あっという間に1週間が経ち、ローデン村に着いた

 

だが、このまま村に入れば見つかってしまう。こういう場所は、閉鎖的で他所から人が来れば追いかけ回されるだろう

 

だから、俺達は真夜中に侵入することにした

 

見たところ、侵入者用の結界魔法が張り巡らされているっぽいので、「転嫁」魔法で俺達に対する認識を転嫁してごまかす

 

そうしたらもう簡単

 

村にある魔法書や魔道具、研究資料などありとあらゆる物を盗んで…借りていく

 

この間、エヴァンジェリンはいいのこれって顔をしながらついてきている

 

そして、真夜中の間に取れるものは取って、村を出た。村人たちは朝起きたら、とてもびっくりすることだろう

 

村を出て、森の中をしばらく歩いて、大人の空間(ラブホテル)で休んだ

 

ーーーーーーーー

 

「よーし!魔法覚えていくぞー!おー!」

 

「お、おー?」

 

朝起きて俺はこの世界の魔法を覚えるってことで、興奮していた

 

エヴァンジェリンは乗り切れていなかったが

 

「よーしエヴァ!文献や研究資料にはある程度目を通したな?」

 

「はい。世界にはこんな不思議なことがあったんだってびっくりししました」

 

「ほんとなー。俺も精霊に関しては初めてのことだから楽しみで仕方ない」

 

「そうですね。今ここにも精霊はいるみたいですね。他にも、魔道具や薬品など魔法の他にも多様な不思議が世界にはあるみたいですね」

 

「ああ、他にも魔法世界っていうのがあるみたいだな。そこでは魔法が普通で一般人でも魔法が使えるらしい」

 

そうなのだ。この世界にはもうひとつ世界があるらしい

 

行き方はゲートというのがあるとのこと

 

まぁ、今はまだ行く気はないけど。いずれは行こうと思っている

 

「さて、まずは俺達に合う属性を調べよう」

 

俺は得意属性を測る魔道具を取り出し、早速調べていく

 

「なるほど、俺は土と影か」

 

「私は氷と闇、影ですね」

 

「なるほど、なんかエヴァは吸血鬼っぽい属性だな」

 

「ええ、そうですね」

 

しかし、俺は土と影か。ふむ研究資料によると、どちらも応用が利きやすい属性ってことらしいな

 

「私の氷は殲滅や拘束など使い勝手がよさそうです」

 

「いいよなぁ氷、カッコいい」

 

「そ、そうですか」

 

「まぁ、影とか2人ともあるから一緒に学んでいけるだろう」

 

そして、一番簡単な魔法から練習していく

 

「プラクテ・ピギナル・アールデスカット!」

 

「…あれ?」

 

基本中の基本である火種を出す魔法が出ない

 

俺の才能はEXだぞ!?この世界の魔法はそんな俺でも難しいというのか!?

 

「くそっプラクテ・ピギナル・アールデスカット!」

 

「出来ねぇ!エヴァはどうd…」

 

ボッ

 

俺が、基本の魔法が出来ないとムキになっていると横ではエヴァンジェリンが魔法を成功させていた

 

「あの、出来ました」

 

「何回で?」

 

「…一回です」

 

「なんでや!?なんなんそれ!チーターやん!」

 

「え、あの、その、すみません」

 

俺は嫉妬していた。なんか嫉妬しすぎて言葉遣いが変になっている

 

「しゃーない。出来るまでやるか」

 

「はい、それがいいと思います」

 

それからは、来る日も来る日も魔法の練習をしていった

 

 




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