主人公再び
あれから、何回も何回も基本の魔法を練習していくが俺が成功出来たのは一ヶ月後だった
才能EXがまったく作用しておらず、この世界の魔法は俺には合っていないようだった
しかも、俺が基本の魔法を練習しているときにはもうエヴァンジェリンは初級の魔法をあらかた覚えていた
俺がいつも使っている魔法や゛念゛能力、エヴァンジェリンがこの世界の魔法を使って模擬戦を行い、エヴァンジェリンの戦力アップをしていった
他にも、魔道具や薬品などの調査などしていたら、数年経っており、俺もこの世界の魔法を初級まで覚えていった
いつの間にかエヴァンジェリンが俺のことを呼び捨てで呼んできたり、言葉遣いも尊大になったりと、距離感が近くなっていったが、特に何も起きることなく、日々が過ぎていった
そして、ちょくちょく帰って行たが、そろそろミラとアイリーンが出産間近になっていて、俺は向こうの世界に帰らなければなって、そのことをエヴァンジェリンに言うと
「ゴジョウ、お前結婚していたのか!?」
と驚かれた
「え?あ、うん。妻が3人と子どもが、これから産まれてくる子たちを含めて4人いるよ」
「ふむ。そうか」
「あれ、妻3人いるんだよ?あまり驚かないんだね」
「ん?妻が複数いるのは普通だろう?」
ああ、そういうこと
エヴァンジェリンは貴族の生まれだ。正妻や側室の概念は普通のことなのだろう
「なら、そろそろ俺は元の世界に戻る。だからエヴァとはここでさよならだな」
「な!?なぜだ!?私も連れて行け!」
「それは無理だ。俺は眷属以外を他の世界に連れていくつもりはない」
「ならば、私も眷属にしろ!」
「駄目だ」
「なぜだ!?」
「俺は、俺に付いてこれるだけの実力がないと眷属にはしないからだ」
そう、俺の妻たちは強い。少なくともひとりで逃げられるだけの実力はある
「だからエヴァとはここでさよならだ」
俺の言葉にエヴァンジェリンは俯いてしまう
そんなに俺と離れるのがイヤなのかと考えながら、エヴァンジェリンに渡しておく物資や魔法関係の品物を出していく
「…イ」
「え、なに?」
「だから!次、この世界に来たときは私も連れて行け!」
「ははは、強くなってたらな」
「言質はとったからな!私は、今よりずっと強くなっているからな!」
俺は笑いながら期待しているよと言って、この世界を後にする
ーーーーーーーー
「…」
俺は今ずっと貧乏揺すりをしている
「…」
ずっと、2時間くらいしている
そして、さらに1時間後やっとそのときが訪れた
「おぎゃー」
「よっしゃ!」
「生まれたわよ。女の子ね」
ルカのその言葉に俺は苦笑しながらやったと踊っていた
「ふふ。あなたは子どもが、産まれるたび色々な反応をするわね」
「もちろんだよ!俺の子だ!嬉しさはマックスだぜ」
ルカは、俺の行動に笑いながら見てくる
ルカは、ハンター×2の世界で引き継ぎなど必要なことはすべて終わらせているので、FAILYTAILのある世界に来ていた
ルカとの子どもたちは、2人とも全寮制の学校に行っているので、最近は不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)に入り浸っている
今回は出産の補助として2人のそばにいてもらっている
そう、ミラとアイリーンの2人同時に産気づいたのだ
俺は慌ててしまったが、ルカは経験者らしく2人を病院に連れて行って、もろもろの手続きをしてくれた
その間、俺は何もできず、おろおろしていただけだった
やっぱり女性は強い
そして、ミラに続き、アイリーンも女の子を産んで俺は2人に会いに行く
「2人ともお疲れ様。調子は大丈夫か?」
「ええ、大丈夫よ。これでも一回子どもを産んでいるのだから」
「私は、疲れたのかも。出産ってこんなにつらいのね」
アイリーンはあっさりと、ミラはすごく疲れていた
「とにかく、ミラもアイリーンも休んでくれ」
「「ええ」」
そうして俺は早速子供たちを見る
アイリーンとの子は、紅い髪に黒い目、エルザによく似ている。
ミラとの子は、白髪に青い目。俺とミラとの特徴を合わさった感じだ
「かわいいなぁ」
子どもたちはただただ可愛かった
手足を動かしていて、本当に産まれたばっかりという感じだ
「この子たちを見ていると、ルナたちが産まれたときを思い出すよ」
「ええ、そうね。あの子たちももうだいぶ大きくなったけれど、よく考えているとまだまだ子どもね」
俺とルカは笑いながら、目の前の子供たちを見ながら笑っていた
翌日、また病院に訪れて、アイリーンたちに会いに来たときに、子どもたちの名前の話になった
アイリーンもミラももう名前を決めているらしい
俺が紙に色々な名前の候補を考えてきたのだが、無駄になってしまった
そして、子どもたちの名前はアイリーンの子が、エリカでミラとの子が、ミランダになった
「いい名前だな」
「そうね、あなたが考えたのよりずっといいわ」
ルカにツッコまれた
なんで?エリザベスとかよくね?
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2人との子どもが産まれて、一ヶ月
今は新しく建てた貴族の館みたいな家で、みんなで助け合いながら過ごしていた
今は、ナツたちのチームが100年クエストに行っているので、張り合いがない
一時期、ギルドメンバーが全員いなくなったのには驚いた
すぐに、帰ってきたけど。なんでも別の大陸に連れて行かれたらしい
なんやそれ?
ちょうど、出産して家でゆっくりしているときの話だから、俺達に被害はなかった
もし、妻たちが連れて行かれていたら、俺はその大陸を滅ぼしていたかもしれない
まぁ、たらればの話だが
早くエルザにも妹を見せてあげたいな
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