主人公慈善
あれから俺は賞金稼ぎとして生活しながら自分を鍛えている
悪魔の実が奪えなかったことについては、やはり同様に奪えなくて、新しい悪魔の実が出ていることを確認した
例として、倒した海賊が能力者で、その後、子どもに同じ能力を持った子を見たことがあるので間違いないだろう
悪魔の実の能力者が死んだら、また世界のどこかに悪魔の実が現れるというのは、本当のようだった
そして、自分で食べる悪魔の実だが、図鑑を見ながらこれだっと思ったのはあるが、中々見つからない
まぁ俺は不老だからそこまで気にしていない
いずれ見つかるだろうと能天気である
それよりも覇気だ
覇王色、武装色、見聞色の3種類の覇気だが、難しい
覇王色は才能が、ないと駄目だし、武装色は見えない鎧を纏うといってもずっと己の身ひとつで戦ってきた俺にはイメージしづらい、でも見聞色は前から才能が、あったのか、それらしいことは出来ている
確かに、気配とか自然に捉えていたときもあったので、見聞色の覇気は順調だ
でも、早く武装色の覇気を覚えなければ、自然系の能力者来た時に不安がある
「物語を操る程度の能力」があれば難しいことはないが、出来れば武装色の覇気で対抗出来るようになりたい
そのためには修行だ
主人公たちがやっていた修行みたいに、無人島にでも行こう
そうすれば嫌でも強くなる
悪魔の実を探すのは一旦中止して、覇気を覚えていこう
それでは、修行パートへゴー!
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はい、5年経ちました
覇気バッチリです
え?修行はって?そんなも飛ばすに決まってんだろjk
主人公たちも一気に2年経っていたでしょ
あとは、和の国で出てきた琉桜だろう
これは結構難しい
触れないで倒すって何それ?って感じだ
無人島の木を壊しまくっても、いまだに出来ていない
このとき思ったね。主人公たちってどれだけ強いんだって話
まぁ、強い相手と戦っていけばいずれ覚えるだろう
覇気は戦いのなかで成長するって話だからね
さぁ、この無人島ともおさらばだ。これから俺は悪魔の実を探しに行く
いざいかん。マリージョア!
…
さぁここはレッドラインの上にある聖地マリージョア
ここには天上人がいる
その名は天竜人という
この者たちを一言でいえば、屑だ
人を見せ物のように扱い、気に入らなければ殺す。奴隷を当たり前のように使役し、時には一般人を奴隷にする
ね、屑でしょ?
そんな天竜人がいる聖地マリージョアに今俺はいます
なぜかって?
それは、原作の描写で見せ物のように悪魔の実を食べさせることがあったので、そういう目的として、俺が求めている悪魔の実があるかもしれないと思ってここに来た
潜入方法として、転嫁魔法で風景と同化して見つからないようにする
もし見聞色の覇気で見つかっても大丈夫。いざなれば、転移で逃げればいい
なので、早速いっきまーす!
…
はい、到着
入ってみたらそこは白くて豪華な建築物が建っている、荘厳な場所だった
一瞬すげぇと思ったが、中に入ると鎖に繋がれた人たちが暗い顔をしながら、天竜人に連れられていた
俺は、自分が良ければ別にいいと思うタイプだがこれはちょっと胸糞悪い
後で、ちょっといたずらをしようと決めて、宝物庫らしい場所を探しに行く
透明化しながら歩いていると、一人の気配が強者の奴隷が見えた
その奴隷は男で、ボサボサの髪を汗いっぱいにしながら、天竜人の馬になっていた
俺はなんでこんな強い奴がと思い、ステータスを覗くと
ーーーーーーー
ケインズ・ワンダー
体力:A
力:A
知力:C
素早さ:B
才能:A
備考:ウマウマの実能力者
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…へぇ
こいつは強いな
多分こいつ、俺に気づいていることから覇気も使えるんだろう
しかも悪魔の実の能力者だ
ウマウマの実って…
馬の能力者だから、天竜人の馬をしているってわけか?
なんで奴隷になったか知らんが、あとでいたずらするから待っててね
…
それから俺は宝物庫らしい場所を探していき、宝物ってくらいだから厳重な場所でしょって考え、歩いていくと簡単に見つかった
「ふへへへへ」
不気味な笑い声をあげながら、俺は宝物庫の中身を物色していく。宝物庫の中は、金、銀、宝飾物、貴金属など山のようにあり、あるものすべて収納していく
ある程度収納していくと、ようやく悪魔の実を見つけ出した
数としては7個
マリージョアの宝物庫としては、少ないのではないか
いや、見せ物として使うくらいだ。このくらいが妥当なのではないか
まぁ、奪っていくからもう俺のものだけどね
そして、宝物庫が空になったので、宝物庫を出ていく
出ていく時に眠らせた警備員がいたが、どうせあとからマリージョアはパニックになるので、気にしない
そのまま歩いていき、見聞色の覇気でマリージョア中を探っていく
…結構、強者がいるな
だが、関係ない。俺は行動を開始する
…
その日、マリージョア中の奴隷が消え去った
いつものように奴隷で遊んだりして、暮らしていた天竜人たちは騒然とした
自分たちの奴隷がいない
どこにいった
すぐに探せ
いや、見つけたら殺せ
ということがマリージョア中で起きていた
天竜人たちは知らない。宝物庫の中身もすべてなくなっていることに
…
「はい。元奴隷の諸君。私は君たちを助けてあげた者だ。存分に感謝してくれたまえ」
マリージョア中から奴隷を攫った俺は、ローブで顔を隠し、人相が分からないよう奴隷たちに会っていた
「どうだ?君たちはもう奴隷ではない。証拠にここはマリージョアより遠く離れた島で、君たちの枷も取れているだろう?」
ここは、比較的安全な無人島であり、そこに転移して奴隷たちの枷を外しておいた
「うん?どうした。もっと喜べ」
俺の人柄がわからないよう、話し方を変えているが、なぜこんなに誰も喋らないんだ?
「話してもいいのか?」
そのなかで、俺が強者だと思った、ケインズ・ワンダーが言葉を発した
「ああ、聞きたいことは何でも聞いてくれ」
「なら、俺が代表で聞いてもいいか?」
ケインズは俺じゃなく、周りの元奴隷たちに聞いているのだろう
周りの元奴隷たちも、それでいいのか黙ったままだ
「…じゃあ聞かせてもらうが、俺達はもう奴隷じゃないんだな?」
「ああ」
「もう天竜人に酷使されることはないんだな?」
「ああ」
「俺達はもう自由なんだな?」
「ああ」
俺はケインズ質問に答えていく
しかし、どうやって連れ出したとか、侵入方法とか聞かないんだな
最初に聞くことが、安全かどうかとは
…ずいぶん大変だったんだな
元奴隷たちは、やっと自由だという実感が出てきたのか、喜んだり、泣いたり、呆然としたりと反応が様々だった
そして、ある程度落ち着いてきたら、元奴隷たちにこれからどうしたいかを聞いた
そうしたら、故郷に戻りたい者が結構いたので、その通りにしてあげようと思ったら、ケインズから待ったがかかった
「お前たち、本当にそれでいいのか?俺達は元奴隷だ。居場所が分かればまた捕まってしまうだろう。それだけならまだいいが、見つかって、家族などにも迷惑がかかってしまうかもしれない。天竜人は普通に殺してくるだろう。いや、殺すだけならいい。俺達みたいに奴隷にされてしまうかもしれない」
「そこで提案なんだが、俺たちでこの島を開拓してここで暮らしていかないか?」
他の元奴隷たちはみんな戸惑っている
家族にも会いたいが、自分が戻ったら家族にも迷惑がかかる
しかし、新しい島、それも無人島で生活なんてと考えてしまう
「なぁ、助けてくれた、ええと「白とでも呼べ」…白、この島はどんな島なんだ?」
「春夏秋冬があり、危険な生物もいなく、作物が育ちやすい島だ」
「だ、そうだ。これ以上に安全に暮らせる場所はない。どうだろうか?みんなでここに暮らさないか?」
その言葉に元奴隷たちは前向きになっている
ここでもう一押し
「ここに住むのなら、最初の基盤は私が整えてやるが」
その言葉がトドメであった
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