主人公多芸
マインを妻に迎えて数年、俺のステータスも変化していた
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名前:ゴジョウ・ガードナー
年齢:139歳
体力:EX(F)
力:EX
知力:A
素早さ:S
神力:C
才能:EX(E)
能力:不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)
絶対遵守(ギアス)
大人の空間(ラブホテル)
どこでも祭り(レッツパーティ)
不思議な出口(ランダム・ドア)
物語を操る程度の能力
マーキング
転嫁
昇華
快楽
精霊魔法
セロセロの実
万華鏡写輪眼
迦具土
櫛名田比売
大国主
備考:転生者、不老、神殺し
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あれから、神を7柱殺してきた
日本以外にも行って、神と戦ったのだが、権能が手に入ったのは日本だけだった
なんか相性でもあるのかね
しかもどの神も強敵で迦具土と戦ったときと同じように何回か生贄を差し出さなければならなかった
他にも、俺以外の神殺しに会って戦いになり、それで勝ったら私と夫婦になる栄誉をあげましょうとか言ってきたので、逃げた
あの世界には当分行かないと誓った
神殺しになってから、勘が良くなって、神が顕現したら変な予兆としてわかるのだが、無視することとした
あの女めんどくさいし
あと、新しい世界に行ったら、戦場で死体ばっかだったので、収納だけして帰った
そしたら、霊力なるものを手に入れた際にエネルギー的なものが神力になった
この神力はすべてのエネルギーの上位互換っぽくて、使い勝手が良かった
万華鏡写輪眼も強化されたし、危ない目にあったけど、神殺しして良かった
…
「あ」
俺がステータスを確認していたら、精霊魔法の項目が目に入った
そういえば、100年くらい前に行った世界の魔法だっけか
この魔法、俺に合っていないのか、上級を一つ覚えてからはまったく上達しなかったんだよなぁ
それで、他の能力が手に入ったからはそっちにのめり込んだんだった
「そういえば、エヴァ元気してっかな」
あのとき、吸血鬼にされて異端と言われ魔女狩りに遭っていた女の子
確かあの世界は、普通の世界より時間の進みが早かったんだよね
…久しぶりに行ってみるか
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そこは現代の学園
いや、学園都市といったほうがいいだろうか
小、中、高、大学と教育機関が揃っており、食事処や研究所など多種多様な施設があるのだ
だからこそ、学園都市と言われている
そんな学園都市の端に隠れるようにログハウスが佇んでいる
そのログハウスの中のベッドに金髪碧眼の西洋人形のような女の子が寝ていた
見れば見るほど可愛らしい女の子だが、何か夢を見ているのかその表情は少し険しい
「うーん、むぅ」
寝汗でもかいているのか、服もはだけてしまっている
「ッ…はっ」
女の子の目が唐突に覚めた
その表情は何か嫌なものと、嬉しいこと混ざったような顔をしていた
「なぜ、あのときのことを…」
『助けてやろう』
『助けます!』
「これもぼーやがあいつと同じことを言うからだ」
どうやら女の子は2人の人物のことを考えているようだった
「はぁ、いつなったら会えるのだゴジョウ」
コンコン
「む?」
「失礼します。マスターお客様がいらっしゃっております」
「客だと?誰だ?」
「見たことがない男性です。名前はゴジョウと…マスター?」
部屋に入ってきた人、人?が来客の名前を言った途端女の子の時が止まった
ダッ
女の子が急に動き出したかと思ったら、走り出した
その顔は必死だが、嬉しさと怒りとが混ざったようだった
ガチャ!
「ん?おぉ、久しぶりエヴァ。元気だった?」
女の子、エヴァは返事をしない
俯いたままだ
「おーい」
ポタポタ
「グズ、遅いっ」
「…ごめん」
エヴァは泣いたまま男、ゴジョウに抱きついたのだった
…
「それで?今まで何をしていたのだ?」
今俺はエヴァに取り調べのように問いかけられていた
「人助けとか、神殺ししてた」
「は?」
「だから、」
「いや、いい。お前がまた変なことをしていたのはわかった」
エヴァに呆れた顔をされてしまった
「あー、それでエヴァはなんでこんなところにいるんだ?」
「ぐっ、そ、それは、そのだな…」
俺の素朴な質問にエヴァは、言いたくないのか押し黙ってしまう
その後、悩みに悩んで、あれから500年ほどは魔法の研鑽や研究、襲ってくる正義の魔法使いの撃退などしていたが、少し前にある魔法使いに助けられたあと、おもしろいと思い、付きまとっていたらこの学園都市に呪いをかけられて押し込められてしまったのだそうだ
俺は、神妙な顔をしながら内心爆笑していた
「(付きまとって封印されるとか…ワロスww)」
「…そうか。それ、はた、大変だった、ぶふっ、な…ぐふっ」
「貴様っ、絶対笑っているだろう!?」
「い、いや、別に?」
「ぐぬぬぬ」
ガチャ
「失礼します」
エヴァが悔しさと恥ずかしさで呻いていると、ひとりの女性が部屋に入ってきた
「この娘は?」
「私と同じクラスに所属している科学者が作った魔法と科学のハイブリッドメイドロボだ」
「へぇ、すごいなそいつ。魔法と科学の融合か、ってうん?同じクラス?」
エヴァがやっちまったという顔をした
「…先ほど、呪いをかけられたという話をしたろう、その呪いが登校地獄という呪いでな。定期的に登校しなければならなくてな、もう十年以上中学生をやっている」
「登校地獄ねぇ、解こうか?その呪い」
「なっ、と、解けるのか!?」
「楽勝」
エヴァは驚いているが、俺にとって人間がかけた呪いなどままごとも同然だ
「そ、そうか。しかしこの呪いをかけた奴の魔力は馬鹿げていてな、魔法は適当なのに私でも解けない呪いになっている」
エヴァの言葉の通り、呪いを見ていると、確かに構造はめちゃくちゃなのに、効果が発動しているのだ
だが、俺にはそんなもの関係ない
そして、俺はここ数年で得た権能を行使する
櫛名田比売
それがこの権能の名前であり、殺した神の一柱だ
能力は顕現した櫛で相手の強さや能力、思考などあらゆるものを鋤くことだ
櫛名田比売は稲作と農耕の神で須佐之男の妻である神だ
櫛名田比売が八岐の大蛇に生贄にされそうなときに、須佐之男が櫛に変化して櫛名田比売の頭に装備されていたという
そして、須佐之男が作らせておいた酒を飲んで酔い潰れていた八岐の大蛇を櫛から戻った須佐之男が討伐した逸話がある
そして、もちろんこの能力は呪いでも鋤いてしまう
「よいしょっと」
少し大きめに顕現させた櫛で、エヴァを鋤く
「な、なぁ!?」
はい、おしまい
「…本当に呪いが、登校地獄がなくなっている」
「どうだ?出来ただろ?」
「確かに…ってそうではない!今のはなんだ!?しかも、その魔力は!?」
「ああ、今のは…」
コンコン
説明しようとした時に、ふいに玄関からノック音が聞こえた
ロボメイド、茶々丸が応対しに行き、その人物を連れてきた
「マスター、学園長が来られています」
「ちっあのジジィめ。やはりあれだけの力が流れれば気づくのは当然か」
「ふぉふぉふぉ、エヴァよひどい言い草じゃな」
「うるさい、貴様なんぞに誰が敬意を払うか」
「わし泣いちゃうよ?…それよりも先ほどの莫大な力はそこの青年が原因かね」
「ふん、だとしたらどうだというのだ」
「むぅ、どうしたもんかのぉ。本来ならば、制圧をして討伐するか封印するしかないんじゃがのぅ。でも魔力が戻っておらぬお主とそこの青年、特にそこの青年がやっかいそうなんじゃよなぁ」
「はん、結界のせいで魔力が戻らないのは業腹だが登校地獄の呪いは消えたんだ、私はここを出ていく」
「ふーむ。せめてネギくんとアルカくんが修行を終えるまで居てくれんか?」
俺がネギくん?アルカくん?と考えていたが話し合いは続いていく
「やはりあのクラス編成はぼーやたちに従者を作らせるためだったか」
「…本国から命令されておるのじゃよ。それだけでない、彼らのパワーアップも命令されておるのじゃ」
「もしや、私にぼーやたちを鍛えろとでも言うのではないだろうな」
「おい、顔を逸らすな」
「…エヴァ、お主がここでネギくんたちが修行を終えるまで居てくれるのであれば、儂のほうでお主の生死など誤魔化しておくが、駄目か?」
「そんなもの、数百年追われていた私に通じるとでも思っているのか」
学園長は策を考えているが、中々エヴァを振り向かせる内容を思いつけないようだ
「いいんじゃない、エヴァ」
「ゴジョウ!?」
なぜか俺は学園長の味方のような言葉を吐いていた
「なぜだゴジョウ、そんなことをして私に何の徳がある」
「エヴァ、誰かに追われ続けるというのはいいもんじゃない。それはわかるだろう」
俺の言葉に思い当たることがあるのだろう
エヴァは、黙ってしまう
学園長は俺が味方になっている状況を好奇とでも思っているのか、俺たちの会話を聞いているだけだ
「それに、相手は組織的みたいじゃないか。そういうのはめんどくさいものだよ」
実感がこもっている俺の言葉が届いたのか、数分後、エヴァから是という回答がきた
「よし、じゃあそういうことで。学園長も手配書の件頼むよ」
「ふぉふぉふぉ、任せておけ」
「…まぁ一応、」
万華鏡写輪眼 櫛名田比売
俺の眼が赤色に変わり、時計のような紋様が浮かんでいる
「エヴァの懸賞金は絶対に取り下げさせろ。あと、俺をエヴァのクラスに編入させろ」
櫛名田比売を殺したときに、俺の万華鏡写輪眼は強化された
だから、前は操るだけなら出来ていたが、記憶を残さないようには出来なかった
しかし今は相手に操られたことさえ気づかせずに、操ることさえできる
それなんて別天神?
これで、万事おーけー
人間に俺の能力は抵抗出来ない
「ゴジョウ、今何をしたんだ?あと編入だと?」
「学園長を操った。これは絶対に解けない。編入はおもしろそうだから」
「…まぁいい」
よし、学園長も操って帰らせたし、このあとについてエヴァと話し合いをしよう
「って、男のお前がどうやって女子校に編入するんだ!?」
お読みいただきありがとうございます
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