主人公美人
「はじめまして、防人 五条です。北海道から転校してきました。これからよろしくお願いします」
そこには、長い白髪に青色の瞳、身長170cmほどでスタイルが良く、胸がGはありそうな浮き世離れした美人が制服を纏って立っていた
もちろんゴジョウである
なぜ女性になっているのか?
こう能力でぱぱっとやっただけだ
…
キーンコーンカーンコーン
ガタガタガタ
そんな音をたてながら、数人の少女がある場所に走っていった
「ねぇねぇ!防人さん!なんでこんな時期に転校してきたの!?」
「っていうかめっちゃ美人なんだけど!胸デッか!うちのクラスでも上位に入るんじゃない?」
「それより、彼氏いる!?いるんなら彼氏の友達とか紹介してほしいんだけど!」
「えっと、あの」
俺が一気に話しかけてきた、このクラスの中でもイケイケっぽい女子3人の対応に戸惑っていると、横から助けが来た
「皆さん、落ち着いてくださいまし。防人さんも困っていらっしゃるでしょう?」
そう言って、間に入ってきたのは金髪長髪でお嬢様のような言葉使いのおよそ中学生には見えない外見の少女だった
「はじめまして防人さん。わたくしこのクラスで委員長をさせてもらっています雪広あやかと申します」
「あ、私、椎名桜子!よろしくね!」
「私は柿崎美砂、よろしく」
「釘宮円。それより、防人さん彼氏いないの?」
イケイケの女子3人からも挨拶をされた俺は返事を返していく
「ありがとう雪広さん。みんなもよろしくね。あと彼氏゛は゛いないよ」
「はい、よろしくお願いしますわ。何かわからないことがありましたら、遠慮なく聞いてください」
「「「よろしくー」」」
どうやらこのクラスの子たちは、いい意味で騒がしい子たちのようだ
俺は、一通り会話をして4人と別れたあと、横にいるエヴァにジトっとした目を向けていた
「…そんな目で見るな。私はクラスの奴らと接するのが苦手なんだ」
ジー
「わかったわかった!次からは手助けくらいしてやる」
「そう?助かるわエヴァ」
「…その口調も慣れないな。よく言葉使いを変えられるものだ」
エヴァの言う通り、俺の口調は今の容姿にあった話し方だ
この言葉使いが出来るのは、たまに女性に変化して遊んでいることがあるからだ
色んな意味でね
だから、口調なぞすぐに変えられる
そんな会話をしながら、クラスメイトの対応をしていると、1時間目の授業のチャイムが鳴った
1時間目は数学のようだ
ーーーーーー
sideアルカ・スプリングフィールド
俺の名前はアルカ
アルカ・スプリングフィールドだ
…マジか
どうやら俺はネギまの世界に転生したみたいだった
なぜか前世は思い出せないが、もう一度の人生だ
しかも魔法ある世界、楽しみじゃないはずがない
だが、俺が言葉をわかるようになったとき、苗字がスプリングフィールドと聞いて絶望した
確かに、双子の兄がネギとか言われているし、従兄弟の金髪美人もアカネという名前が聞き取れていたから、だいたい察しはついていたが
この世界は死亡フラグが満載だ
ラブコメとなっているはずなのに、死亡フラグが満載なのだ
そこで俺は思った
強くならなければと
俺はスプリングフィールドの片割れだ。父親が戦争の英雄で、母親が厄災の女王。厄介ごとが向こうからたくさんやってくる家系のひとりなのだ
強くならなければ、傀儡にさせられるか、最悪殺されるだろう
兄であるネギが、あれだけ才能があり強くなれたのだ
双子の弟である俺もあの領域までいける下地はあるはずだ
だが、まずは3歳のときの悪魔襲撃を乗り越えなければ!
…
魔法学校を無事卒業して、麻帆良に副担任として就任したあと、バカレンジャーと図書館で探検、吸血鬼のエヴァンジェリンとの対決があった
だが、エヴァンジェリンとの対決の際、俺の父親を探している言葉に必死さがなかったのは疑問に感じた
そして、停電が終わって少ししたあと、異物が来た
「は?」
その日、ネギと一緒に学園長室に呼ばれたあと、転校生がアルカたちの担当クラスに来ることが知らされた
学園長が合図をすると、扉から2人の生徒が入ってきた
「キレイな人…」
横でネギが言っている通り、その女生徒は美しかった
白い長髪に青色の目、スタイルが良く、いるだけで目線を集めてしまうような清廉な魅力があった
「(だ、誰だこいつ?原作には出てきてないキャラか?いや、しかしこれだけビジュアルが良い奴がモブなはずが…)」
そんなことを考えていると、女生徒の陰にいた者が話しかけてきた
「おい、ぼーやたち。私もいるんだが?」
「あ、エヴァンジェリンさん!いらっしゃったんですね」
「まぁな、今回私は付き添いだがな」
「その、彼女は関係者か?」
俺ははやる心を抑えきれず、エヴァンジェリンに質問をしていた
だが、答えたのはエヴァンジェリンではなく学園長だった
「うむ、彼女は魔法の存在を知っておる。だが、魔法生徒とは少し違うがのぉ」
「魔法生徒ではないのですか?」
「そうなんじゃよネギくん。彼女はエヴァの関係者でな、基本的に魔法生徒のような活動はしない。いわゆる治外法権というやつじゃ」
「彼女は戦えるのですか?」
俺が、彼女の戦力を確認しようと学園長に質問すると学園長はエヴァンジェリンを見た
「まぁ、こいつはかなり強いぞ」
エヴァンジェリンがそう答えるとネギが目を輝かせながら彼女、防人五条を見ている
しかし俺は焦っていた。もしこいつが転生者で俺のような存在を許さないような性格だったら、強いというのは困る
しかもエヴァンジェリンと懇意にしているという。それすなわちエヴァンジェリンも敵になるかもしれないのだ
そんなことをグルグル頭の中で考えていると件の彼女が初めて口を開いた
「やぁ!私は防人五条だ。世界でも有数の美人だ!おもしろいことがあったら遠慮なく教えてくれ!」
あ、なんか大丈夫っぽい
ーーーーー
「お、おぉぉ、おぅ?」
俺は今エヴァのログハウスに住んでいる
一応、寮も紹介されたが、エヴァに一緒に住めば良いと言われたのでログハウスに厄介になるとにしたのだ
そこでエヴァにダイオラマ魔法球というおもしろい魔道具を見せてもらった
このダイオラマ魔法球というのは、俺の不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)と同じ、一つの世界を展開している魔道具であり、その見た目はスノードームのような小さなものだった
ダイオラマ魔法球の良いところとして、持ち運びがしやすいこと、中の時間を自由に調節出来ることだろう
1日を1時間にしたり、逆に時間を遅くしたりとある程度調節出来るのだ
俺の不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)と違って使い勝手がいい
だが、欠点としてスノードームを壊されたら強制的に中にいた者が排出されるところだろうか
そんなダイオラマ魔法球の中に入っていた俺は、感動していた
中は、自然や海が広がっていて、中央には巨大な城が建っている
「これは、アイリーンが喜びそうだな」
「む?アイリーンとは誰だ?」
「嫁」
「…お前が言っていた妻の一人か」
エヴァは不機嫌な顔で納得していないよう言う
「はは、改造が大好きないい女だよ」
俺はエヴァの感情をわかっていながらも嫁自慢は止めない
「いいなぁこれ。在庫とかないの?」
「ふん、ない。というよりダイオラマ魔法球は希少なんだ。持っている奴のほうが珍しいくらいだろう」
「なーんだ」
俺はそういいながら、いつか手に入れようと考えていたのだった
…
「それよりもだ、ゴジョウ来週から修学旅行だぞっ」
ダイオラマ魔法球で海水浴をしていると、急にエヴァがテンション高めで学校行事について説明してきた
「修学旅行?あぁ、そういえば俺たち今中学生だったね」
「そうだ。中学生なんだ!私は中学生なのに呪いのせいで麻帆良から出れなかったからな、やっと中学生らしいことが出来るということだ」
「よかったね、それで修学旅行先は?」
「…反応がうすい。旅行先は京都だ!あぁ、久しぶりの京都!どれだけこのときを待ち望んだことか!」
エヴァがいつもよりも3倍増しで機嫌が良い
「まぁ、たまにはいいか。いつもはルカたちと旅行だけだったから一人で行くのも新鮮な気分だ」
「修学旅行だから、学校のやつらもいるけどな」
わかっとるわい
ーーーーー
ゴォー
ここは新幹線の中
普段は聞こえない姦しい声が車両のいたるところから出ている
「…うるさいな。ガキどもめ旅行の楽しみかたをわかっていないな」
「まあまあ、いいじゃないエヴァ。若い子はこれくらい元気なほうがいいもんでしょ」
なんだかんだいって、俺も新幹線などの乗り物に乗るのは久しぶりだった
だいたいは自分で移動するか、転移で移動できるからだ
最後に乗り物に乗ったのは、FAILYTAILがあった世界の列車だ
だからこそ、俺は結構楽しみながら新幹線に乗っている
のほほんと席に座って外の景色を見ながらエヴァと会話をしていると、何かの術を行使した気配を感じ取った
横でエヴァも感じたらしく、目付きが変わっていた
前方の席で、女子生徒のキャーキャーという声が聞こえてくるが、どうやら戦闘は発生していないみたいなので特に何もしない
そうこうしているうちに、俺たちの横を通り過ぎていった女が去ったと思えば、騒ぎは終息したらしく、元の話し声が聞こえてくるだけであった
「ちっやはり向こうから接触があったか」
「どういうこと?」
「京都には、麻帆良と同じく裏の関係者が収めている組織があるんだが、そこの組織のトップが近衛木乃香の父親なんだ」
「ふむふむ」
「…続けるぞ。本来、麻帆良と関西の組織は仲が悪いんだ。だが、麻帆良に学園長ジジイが赴任することとなり、表向きのいざこざは収まったとされている。しかし、関西の一部の奴らはいまだに麻帆良、いや、その上の奴らを憎んでいる。なぜかは知らんがな。まあそういうわけで今回も関西の一部の過激派がちょっかいをかけてきたんだろう」
「じゃあ、この修学旅行は騒がしくなるかもねぇ」
「ふん、そんなものぼーやたちが勝手に介入するだろうよ。私たちには関係ない。私は久しぶりに京都を堪能したいんだ」
まぁ、そうだよね
ただ、この修学旅行で俺たちが巻き込まれるような気配がするんだよね
はぁ、神殺しの勘は当たりやすいんだ
はぁ
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