那波の精孔を開けてから現実時間でまぁまぁの期間が過ぎて、もうすぐ学園祭といった頃になった
今までダイオラマ魔法球内でネギとゆかいな仲間達はかなりの時間を修行してきた
それぞれ結構戦闘力が上がって、エヴァとしても及第点を出しているくらいだった
俺のほうでも那波に付きっきりで教えていたせいか、結構な力を持ったと思う
やっぱり才能がある奴の成長は早い
それに『発』の作成も終えていた。能力の詳細を聞いたときはそれってありなんか?と思ってしまうぐらいであったが
まぁ、強い分にはいいことだと思うことにしたが
他にも、最初は他のメンバーに精孔が開かないように試合等を禁止させていたが、那波が『発』を作ってからはそれも心配がなくなったので、実戦訓練とばかりに対人戦闘をさせまくった
やはり、一番の訓練は実戦だね
そろそろ学園祭なので、ダイオラマ魔法球内での修行は中止しているが、俺やエヴァも学園祭に向けてやるお化け屋敷の準備を手伝っているところであった
ーーー
「なぜ私がこんな作業をしなければならんのだ」
そう言ったエヴァは画用紙にお化け屋敷で必要なお化けの飾りを描いている最中だった
「まぁまぁたまにはこういう作業もいいじゃないの。私は結構楽しいよ?」
そう、俺はこういう学校行事でクラスメートと一緒に何かをするということが久しぶりで楽しく思っていた
「ふん、お前は今年だけだからいいだろうが、私は十数年中学生をやっていたんだ。もう飽き飽きしているんだ」
「ははは、中学何年生でちゅかー?」
「バカにしとんのか!?」
エヴァが怒るので俺はあばよとっつあーんと言いながら教室の外へと駆けていく
それをエヴァはペンを持ちながら、追いかけてくる
そうしてクラスメートに怒られるまで俺とエヴァは追いかけっこを楽しんでいた
ーーー
そうこうしているうちに学園祭が始まって、エヴァ組、ネギ組などそれぞれグループを作りながら学園祭を楽しんでいた
「マスター!僕武闘祭に参加したいんです!」
突然学園祭を楽しんでいた俺とエヴァの元にネギが来て、毎年開催される武闘祭に参加したいと許可を申し出てきた
何でも、今年の武闘祭はどこかの金持ちが買収したそうで、龍宮神社にて大規模の開催となるらしい
また、この麻帆良武闘祭の初代優勝者はネギとアルカの父親であるナギ・スプリングフィールドとのことだ
そんなことどこで知ったのかというと、魔法先生に追われていたクラスメートの超に聞いたとのこと
いや、魔法先生に追われていた時点で怪しいし、なんで超がネギとアルカの父親のことを知ってるんだよと思ったが、別に俺たちに関係ないので、いいんじゃないかと言っておいた
エヴァもこの武闘祭を通じて修行の成果を知りたいとのことで許可出していたし
出場するのは、ネギ、アルカ、小太郎、神楽坂、桜崎、古菲、那波らしい
俺とエヴァは見学席で高みの見物ということになった
そしてなんでか茶々丸が解説側として招待されているとのこと
なんで?と思いはしたが、エヴァによると学園祭の間は茶々丸は開発者に返却されているらしくその結果とのこと
ーーー
そうして麻帆良武闘祭当日
予選を順調に勝ち上がっていったネギたちは、大勢の観客が見ている中で本選に向けて闘志を燃やしている
俺とエヴァは招待席に通されて、寛ぎながら試合を見る形になった
まぁ、エヴァの招待に俺が付いてきただけだが
「エヴァ〜あいつらの対戦相手ってどんな感じ?」
そう言ってエヴァを見ると、黙って対戦表を見せてくる
「うっわ、ネギの初戦の相手って高畑先生かぁ〜」
最初から高畑先生が相手とはネギもかわいそうに。高畑先生といえば俺も一目置いている存在だ
この麻帆良でも5本の指に入るくらい強者だろう
「まぁ、タカミチの奴ならば、手加減が上手いから大丈夫だろう」
エヴァはそう言っているが、自分の弟子が勝てるとは思わないんだね
俺もそう思うけど
他の対戦表だと、神楽坂vs桜崎、古菲vs長瀬、アルカvs小太郎、那波vs同年代の少女など見事に身内で固まっている
「なんか仕組まれているくらいにおもしろい対戦表だねぇ」
「はん、仕組んでいるんだよ。なんていったって主催者は超だからな」
しれを聞いて俺はなるほどと思った
金の力ってすげーと思いながら試合が始まるのを待っていた
ーーー
「あ、勝っちゃった」
今見ている先ではネギが高畑先生に渾身の一撃を入れて勝利したのが見えた
「手加減したな」
「手加減したね」
俺とエヴァが2人揃って、高畑先生がネギに花を持たせたことが見え見えだった
普通だったらネギじゃ高畑先生に勝てないだろう。ふーむ、ネギに成功体験させたかったのかな
まぁいいや。ネギもボロボロだが、近衛とか誰かが治療するだろう
次の試合はアルカvs小太郎だ
柔術vs獣の対決といったところか
「おーおー、小太郎くん初っ端から獣神化使ってる。短期決戦狙っているのかな?」
「だろうな。アルカは柔術使いだ。時間が経てば経つほど小太郎奴には不利になっていく。だからこその短期決戦狙いだろう」
俺とエヴァの予想通りに小太郎の勢いはどんどん苛烈になっていく
だが、アルカは小太郎の怒涛の攻撃をいなし続けていく
そうして、制限時間の15分間近となってアルカが仕掛けた
今まで身体強化していなかったのか、一気にボルテージが上がったアルカの一撃が決まってそのまま勝利した
少年同士の固い握手に観客席から拍手が巻き起こった
2人は周りに手を振り替えしながら選手控室へと戻っていった
次の神楽坂vs桜崎と那波vs同年代の少女の試合は開始数秒で終わってしまった
観客が唖然とするくらい綺麗に一発がそれぞれ決まって、試合が決着してしまった
神楽坂vs桜崎、勝者桜崎
那波vs同年代の少女、勝者那波
そうして、古菲vs長瀬の試合もそれぞれの国の技の応酬だったが最終的に古菲が勝った
忘れていたが、同じクラスメートの龍宮も出ていて、結構強かった
第2試合目ではネギが対戦相手を全裸にさせるなど、教員としてどうなのと思うことがあったが順調に試合が進み、準決勝ではネギvsクーネルサンダースというふざけた名前の奴と戦ったと思えば、そいつがネギとアルカの父親のナギ・スプリングフィールドに変わったりなど、怒涛の展開になっていたが、最終的に、クーネルサンダースが決勝でもアルカを破って優勝していった
「っていうか、武闘祭なのに勝ち上がった奴のほとんどが魔法使いだったね」
「まぁ、何でもありの武闘祭だからな」
なんか釈然とせずに俺の麻帆良武闘祭見学は終わった
那波には『発』を使うなと言ったが、まぁまぁ勝ち上がっていったし合格とするか
そうして俺とエヴァは最後の催し物が始まるまで、学園祭を全力で楽しんだ
チート出てきたらダメじゃね