才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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さすが主人公


主人公にお任せ

最終日となった麻帆良学園祭

 

本日で最後の催し物である学園生全員での鬼ごっこだ

 

生徒は協力して鬼から逃げて、鬼を倒すという少し改変された催し物だ

 

だが、ここで超が横やりを入れたらしい

 

超の目的は魔法を全世界にバラすことらしい。武闘祭もインターネットで拡散されていたとのこと

 

裏では超の魔法を拡散したい側と魔法先生たちによる魔法を秘匿したい側で電脳戦が繰り広げていたらしい

 

俺は大変だねぇと思いながら、超が横やりを入れた鬼ごっこが開始された

 

学園生はただの催し物だと認識をしているが、まさか裏で本当の戦争が繰り広がれているとは思うまい

 

この戦争で負ければ世界樹を使って、全世界に魔法が拡散されてしまう

 

それを防ぐためにネギとゆかいな仲間達は動いているらしい

 

そんな様子を俺とエヴァと学園長は上空に浮かびながら観察している

 

「おいジジイ、貴様は超を止めなくていいのか?」

 

「ふぉっふぉっふぉ、大丈夫じゃよ。麻帆良には頼もしい魔法使いが多くおる。それに一般の生徒たちもみんなよく励んでおるからのぉ。わざわざ儂が出るまでもあるまいて」

 

そういう学園長の態度は好々爺としたもので、余裕を感じさせるものだった

 

「余裕だねぇ学園長、いざとなれば自分が出ればいいとでも思っているのかな?」

 

俺が少し試すように学園長に問うてみると

 

「何、儂は子供たちを信じておる。彼らがなんとかしてくれるだろう」

 

なんか軽く躱されてしまったが、一応学園長の本音っぽいのも聞けた

 

いや、これは聞かされたってところかな

 

「(子供たちを信じてる、ねぇ)」

 

普通こういう騒動の対処は魔法先生が中心に行うだろう

 

しかし、学園長は子供たちと言った

 

つまり学園長は今回の騒動をネギやアルカに解決してほしいと思っているのだろう

 

英雄の息子というのも大変だと俺は心の中で思いながらネギとゆかいな仲間達が超と相対しているのを見ていた

 

ーーー

 

sideアルカ

 

「超さん!なぜこんなことをしたんですか!?今ならまだ怒られるだけで済みます。どうか騒動を収めてくれませんか!?」

 

ネギがそう言って超を説得しようとしている

 

しかし超はネギの言葉には了承せず、俺たちと戦う選択をした

 

「もう遅いネ。私は止まらない。いや止められないんだヨ。今日この日のためだけに私は行動してきた」

 

そういう超は中学生がする顔をしていなく、切羽詰まった、覚悟を決めた者の顔をしている

 

「(やはり、原作通りに進むか)」

 

そう、この展開を俺は知っていた

 

最初は俺という異分子混ざったせいで、原作が変化する可能性があったが、ここまでほとんど展開に変わりはない

 

まぁ、修行を開始する日にちとか、魔法を知るメンバーが増えたりと多少変化あったが、大幅には変わっていない

 

防人五条という、おそらく俺以外の転生者もいたが、奴はほとんど原作に関わらず、逆に俺たちを鍛えてくれるなど、お助けキャラみたいな感じだった

 

しかも奴は強かった。そう、とんでもなく強かった。修行を見てもらっているときに手合わせをしたが、俺たちが全員でかかっても傷1つ付けられないくらい強かった

 

あのときはみんな結構強くなったと感じるくらい自身ついていたので、ショックも大きいものだった

 

話は戻るが、俺や防人が混ざっても展開は変わっていないのならばやることは1つだ

 

「(超をネギと一緒に止めて、魔法世界編に行かなきゃいけない)」

 

そう、まだ魔法を世界へバラすときじゃない

 

今バラせば、魔法世界と地球での戦争が勃発してしまう

 

なんと言っても、魔法世界は崩壊の一途を進んでいる。そうして魔法世界が崩壊すれば、住む場所を求めて多くの人が地球へとポーターを通って来てしまうだろう

 

そうすれば戦争の始まりだ

 

各国に場所を提供しろといっても、普通は自分の土地を渡しはしない

 

そうすれば、魔法使い側は武力を用いて土地を奪いにくるだろう

 

そして、今魔法を全世界にバラすことなれば、地球側から土地や資源を求めて逆進行をするだろう

 

どっちにしろ戦争の危険があるが、今戦争をするのは犠牲が多すぎる

 

魔法をバラすのであれば、魔法世界の問題を解決したときだ

 

だからこそ、今ここで超を止めるのは決定事項なのだ

 

あーほんとはネギだけで解決してほしいが、サボったら後でマスターに折檻されそうだから命がけでやるとしますか!

 

ーーー

 

「あ、超とネギがカシオペアを使って時間操作対決をしているね」

 

疑似時間操作をそれぞれ使いこなしながら、相手の後ろを突くように戦闘をしている

 

「ほぉ、ぼーやはあれを手に入れてからそう期間はなかったはずだが、結構使いこなしているじゃないか」

 

エヴァの言う通り、ネギは学園祭が始まってから手に入れカシオペアをあれだけ使いこなすのは流石というところだろう

 

「ふぉっふぉっふぉ、流石ナギの息子というところかのぉ」

 

学園長が孫を見るように褒めている

 

「あっちではアルカが葉加瀬が作ったロボットに苦戦している感じかな」

 

「あいつは手を抜く癖があるからな。事が終わったら特別メニューをプレゼントしよう」

 

邪悪な顔をしながらアルカを見るエヴァは怖かった

 

そうこうしているうちに、戦いも佳境に入ったようだ

 

「あ、アルカが葉加瀬倒して超の隙を作った」

 

視線の先には、オーバーフローを起こした超を動けなくしたアルカがネギにトドメを指示して戦いが終わった

 

そうして、ここまでは聞こえてこないが、何かをネギとアルカに話したあと今回の騒動は終わるのであった

 

ーーー

 

「ねぇアルカ、超さんが言っていた最後のあの言葉だけど」

 

場所は変わって超と和解をして騒動が終わったあと、超が未来へ行くパーティの際にふとネギがアルカに聞く

 

「ああ、あの超のいた未来には防人五条という人物は記録になかったっやつか」

 

「うん」

 

「うーん、文字通り超のいた未来には防人五条は存在していなかった。つまり、防人五条いない世界線だったんじゃねーかな?」

 

「それってどういう意味なの?」

 

アルカの哲学的な言葉にネギは疑問が増えてしまった

 

「それはーーー」

 

「文字通り私がいないってことだよ」

 

アルカ答えようと口を動かす瞬間、気配もなく後ろから誰かが話に入ってきた

 

バッとネギとアルカはすごく驚いた顔で振り向く

 

そこには話題の人物、防人五条が笑顔で立っていた

 

「やぁ、私の話をしていたみたいだね」

 

「えっと、あの」

 

「…」

 

突然の本人の登場にネギは気まずいようなどうしようという顔をしていて、アルカは警戒するように五条を見ている

 

「ふむふむ、要約すると超に私に関して警戒しろとでも言われたのかな?」

 

「…ああ、そうだ」

 

「ちょ、ちょっとアルカっ」

 

正直に答えるアルカにネギはあわあわしているが、アルカはそんなネギを無視して口を開いた

 

「あんたいったい何者なんだ?」

 

「うん?」

 

「あんたは突然麻帆良に来た。そして何が目的かはわからないが俺たちを鍛えてくれた。そして600年以上を生きる闇の福音たるマスターとも旧知の仲のように親密だ。俺はあんたを知れば知るほど余計にあんたがわからなくなる。なぁあんた誰なんだ?」

 

今まで抑えていたものが湧き出すようにアルカの口から言葉が溢れていた

 

「ちょっとアルカ、急に教えてくれって言っても普通教えてくれないよ」

 

アルカよりも冷静だったネギが口を挟むが、アルカはそれを無視して五条を見つめる

 

「異世界人」

 

「は?」

 

「だから異世界人だよ。私はこことは違う世界から来た者だよ。あ、もちろん魔法世界とかじゃなくて、世界の成り立ち自体がまったく違う異世界から来たのさ」

 

まさか答えてくれるとは思わなかったのか、ネギもアルカも戸惑いを隠せていない

 

「それを信じろというのか?」

 

「そうだね。私としてはどちらでもいいんだけど、今回君たちの戦闘が良いものだったから特別に教えてあげたんだが」

 

五条は苦笑しながら言う

 

そんな五条を見つめるアルカは、ふぅと息を吐いて警戒を解いた

 

「まぁ、多分本当なんだろうな。今まであんたと接していて、筋は通す人だということはわかっているからな」

 

「おや、意外と評価が良いのは驚きだ」

 

「ふん、こちとら一応先生なんでね」

 

2人の雰囲気が弛緩したものになって、隣で見ていたネギも笑顔になった

 

「って、五条さん!異世界人ってことは、魔法みたいな技術とかはないんでしょうか!?あ、そういえば那波さんが未知の技術を戦闘で使っていましたね!よろしければ僕にも教えて頂けませんか!?」

 

「おぉう、テンション高いねネギ先生。でもね、サービスはここまでだよ。もし知りたいなら私が満足出来るなにかを見せてくれ」

 

そう言って五条はパーティへと戻っていったのであった




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