才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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弟子は師匠を超えるもの


なんか弟子が英雄になってた

ネギたちが魔法世界へ行ってからだいぶ時間が経っていた

 

あれから、何の音沙汰もないけど、音沙汰がないってことは元気な証拠だろう

 

エヴァは情があったのか毎日魔法のネット、まほねっとで情報を集めていた

 

そしてある記事を見つけたのか、ある闘技場の情報を見てふっと笑っていた

 

「なんか良いことでもあったの?」

 

「ああ、あいつらよもや闇の魔法(マギア・エレベア)を習得するとはな」

 

「ああ、あの魔法か」

 

闇の魔法(マギア・エレベア)といえば、発動前の魔法をわざと固定して身体に取り込む高難易度の魔法だ

 

一歩間違えれば、異形として怪物に成り果てるものなのに、やはりあの兄弟は才能があったらしい

 

「だが、次の対戦相手はジャックだ。勝てるほうが奇跡だ」

 

「そのジャック・ラカンだっけ?強いの?」

 

「ああ、強い。奴は奴隷剣闘士として、身一つで剣闘士の伝説となった男だ。私でもあいつとは戦いたくない」

 

「ふーん。じゃあ私とどっちが強いかな?」

 

俺は好奇心でエヴァに聞いてみる

 

「はん、お前が誰かに負ける姿が思い浮かばんわ」

 

「え、嬉しいこと言ってくれるじゃないの」

 

うりうりとエヴァの頭を撫で回しながら、可愛い奥さんを褒めていると

 

「あんな戦闘を見せられたら、否が応でもジャックの奴が完封される未来しかないだろうが」

 

とボソボソと呟くのであった

 

あれぇ?少し本気でみんなと模擬戦しただけなのになー

 

ーーー

 

翌日起きたらエヴァがまたまほねっとを閲覧していて、口元がにやにやしているのが見えた

 

「ふわぁ〜エヴァおはよう」

 

「うん?ああもう昼だがな」

 

口調は厳しいがにやにやが止まらない

 

「なんかすごいにやにやしてるけど、何か良いことでもあったの?」

 

「ああ、これを見てみろ」

 

そう言って差し出されたまほねっとには、ネギ&アルカvsラカン&カゲタロウの対決はネギたちの勝利で終わったらしい

 

まほねっと掲示板には、伝説の剣闘士負けるという文字がデカデカと載っていた

 

「なるほどね」

 

確かに弟子がこんなに成長すれば、ツンツンなエヴァもにやにやするのはわかるな

 

「よかったね。手塩にかけた弟子が活躍しているみたいで」

 

「ふんっ一応ゴジョウも師匠の1人だろう」

 

「まぁそうなんだけどさ」

 

俺はエヴァが嬉しそうでよかったよ

 

ーーー

 

なんか魔法世界で対戦があった

 

は?っとなるだろう

 

俺もなった

 

なんでも、魔法世界を崩壊させようとしている勢力がいて、それを食い止めようとネギとゆかいな仲間達が中心となって連合軍が組まれたとのこと

 

そうして、世界対戦ぐらいの規模で戦争が始まった

 

ネギたちもようやるわと考えていたら、エヴァがちょっと魔法世界行ってくるというので、流石に奥さんだけ行かせるわけにはいかない

 

そうして、エヴァと2人魔法世界へと飛ぶのだった

 

ーーー

 

「っく!これじゃあ、こっちの戦力が減っていくだけだぜっ」

 

そういうのは連合軍で総指揮を任された男だ

 

敵は現在、不可思議な魔導具を使って、こちらの味方をどんどん消している

 

文字通り存在そのものが消えているのだ

 

当たればどんな強者でも肉体そのものが消失するのだ。こっちからしたらたまったもんじゃない

 

しかも当たっても消えない者もいるから何が何だかわからない

 

判明しているのは、消えているのは魔法世界出身者が多く、消えないのは地球出身者が多いということくらいだろう

 

「くそっあんな攻撃どうすりゃいいんだよ!」

 

そう自問自答していると、隣から声が聞こえてきた

 

「こんにちは。エヴァからこっち任されたんで来ました」

 

「は?お前誰だ!?」

 

男が驚くのも当然だろう

 

今男の周りには護衛や警備のものなど、多くの者がいるのだ

 

しかもここは大型戦艦だ。容易には侵入することは出来ない

 

なのにこの少女はいとも簡単に男のそばまで来た

 

男はその事実に戦慄しながらも、戦闘の構えをとる

 

「ああ、別にあなたたちと戦いに来たわけじゃないよ。私ネギたちの味方だから、武器抑えて抑えて」

 

「なにネギのぼーずのか?」

 

「そうそう。それで大抵のことなら出来るから何かしてほしいことない?」

 

少女はそう言って、魅力的な笑顔を向けてくる

 

男はまだ警戒しながらも、もしかしたらと思い、味方を消していっている魔導具を持った悪魔を倒してほしいと言った

 

「おっけー、じゃあはい」

 

一瞬だった。まばたきが終わったら悪魔の対処は終わっていた

 

「なぁ!?」

 

ありえない光景に男は硬直しているが無理はないだろう。彼の護衛さえも固まってしまっている

 

「じゃ、おつかれー」

 

あまりにも軽い挨拶をした少女は来たときと同様、始めからいなかったように消えていたのだった

 

ーーー

 

「はぁ、エヴァの頼みとはいえなんで俺がこんなことしなくちゃならんのだ」

 

今俺はエヴァ頼まれた連合軍を守るという任務をある程度終わったので

 

敵の本拠地の最深部に向かっているエヴァ下へと急いでいた

 

普段ならすぐに着くのだが、ところどころに敵がいるにでそれを倒していたら時間がかかってしまった

 

そしてそろそろエヴァの下へと着くというところで、大きな光と爆発音がここまで聞こえてきた

 

「まさか…」

 

俺はさらに急いで最深部に着くと、もう決着はついていて、みんながそこにはいた

 

「はぁ、なんで俺は大事なときにいれないのかねぇ」

 

俺はいいところで介入出来ない呪いでもあるのか、とことんこういうイベントに参加出来ないのだ

 

俺はみんなが戦いが終わって和んでいる場所へと、気まずく思いながら歩いて近づくのであった




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