才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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王とは!


fate/zeroはRTAで1

あれから魔法世界の問題も解決して、火星の緑化活動を開始しているらしい

 

そうして、俺たちも中等部を卒業して子どもたちの世話にかかりきりになった

 

ネギたちは英雄として、魔法世界と地球を生き来して活躍しているとのこと

 

かわったことといえば、ネギと長谷川、アルカと那波、小太郎と村上が結婚したことだろうか

 

しかも那波に関してはもう子どもを3人産んでいて、『発』の誓約も達成するのは近そうだ

 

まぁ、彼女はもっと子どもがほしいと言っているが

 

頑張れアルカ。君の精力は強いと信じているぞ

 

他のメンバーも各々次世代の中心人物として活躍しているとのことだ

 

あ、1つ頼まれごとをされて

 

なんかネギとアルカの母親である厄災の女王アリカの名誉を回復させてほしいと言われたので、裏で暗躍していた政治家や組織、その他諸々を1人単位で証拠を集めて世間に公表してやった

 

結果として、どこかの政治家が高笑いをあげて報酬の珍しい魔導具をくれたので、俺もこれにはにっこりだった

 

だって、アイリーンとエヴァもにっこりだったので夫冥利に尽きるというものだ

 

そうして、細かいこともしながら子どもたちも麻帆良の中等部に入学したのを確認して、俺は新しい世界を開拓することにした

 

ーーー

 

「くくく、今日も楽しい解剖の時間だよぉ」

 

そういう男は狂気を感じさせる顔で、ベッドに寝かされている少女に声をかけた

 

「んんんぅぅぅううううんんん!!!!!!!!?」

 

その少女は四肢を完全に拘束されていて、口も舌だけが出る口枷をされている

 

少女の全身は片目がなく、四肢の至るところが欠損している

 

少女はここに監禁されてから、もう1ヶ月間も拷問がまいの解剖をされていた

 

なぜこんな残酷なことをされているのか

 

この狂気を感じさせる男は、魔術師という人種であり、ある目的を目指して少女を傷つけているのだ

 

この男は少女だけでなく、若く容姿の優れた女性のみを誘拐しては、魔術の探求をしているのだ

 

男の目的、それは魔術のすべてを到達すると言われている根源への干渉をすることだった

 

こうして男が数十人の女性を使って、自身の魔術、本を媒介にした人間の完全な創造をもって根源へと至ろうとしているのだ

 

そして本日も魔術の探求のために少女を媒介に、魔術を発動していると、外からノック音が聞こえてきた

 

「…」

 

その音を聞いた男は、少女解剖を止めて、隅にあったコートとアタッシュケースを取ると、隠し扉を開けて逃げようとしていた

 

男はある組織から追われていて、見つかると封印指定という名誉なものが待っている

 

名誉と言われているが、それは他に例をみないレアな魔術師として、脳みそだけを取り出されて永遠にホルマリン漬けにされて保管されるという意味であった

 

いくら、あなたは魔術師としてすごいんですよと言われても、ホルマリン漬けは誰だって勘弁だろう

 

この男も大概外道だが、追っている組織、魔術師教会も外道である

 

魔術師教会に所属しているほとんどの魔術師は、他人など自分の目的のためにある道具としか考えていない人格破綻者だ

 

だからこそ、封印指定されている男は逃げる

 

そうして、隠し扉に入ろうとした瞬間、目の前に大柄の男がいた

 

「お、お前っ誰だ!?」

 

目の前にいた男が魔術師の男に向かって問うと、返答が来た

 

「うーん。まぁいいか」

 

大柄な男が気安く言うと

 

「いやぁ、君みたいな封印指定人って俺の収集癖にグッと来たんだよね。だからここに来たんだ」

 

と、あいさつするような感じで説明してきた

 

それを聞いた魔術師の男は考えたあと、なにか思い至ったのか驚いた目を大柄な男に向ける

 

「ま、まさか、貴様最近有名な封印指定狩りの魔術師かっ!?」

 

そうこの大柄な男は封印指定をかけられた魔術師を、狩ってそれを魔術師教会に売り渡しているのだ

 

「うんうん。半分正解。俺は魔術師じゃないよ。まだね」

 

「なっ、それはどういうーーー」

 

魔術の男が言う終わる前に、胸にナイフが刺さっていた

 

「ふぅ、なんで魔術師ってのは敵にあったら長々と話そうとするのかね」

 

そう言いつつ、大柄な男、ゴジョウは不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)に魔術師の男を収納した

 

「おっ!20人目にしてやっとゲットだぜっ」

 

ゴジョウは久しぶりの能力にテンションが上がっていた

 

ーーー

 

名前:ゴジョウ・ガードナー 

 

年齢:159歳 

 

体力:EX(F) 

 

力:EX 

 

知力:A

 

素早さ:S

 

神力:C

 

才能:EX(E)

 

能力:不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)

   絶対遵守(ギアス)

   大人の空間(ラブホテル)

   どこでも祭り(レッツパーティ)

   不思議な出口(ランダム・ドア)

   物語を操る程度の能力

   マーキング

   転嫁

   昇華

   快楽

   精霊魔法

   セロセロの実

   万華鏡写輪眼

   迦具土

   櫛名田比売

   大国主

   固有結界(アリスの図書館)

 

備考:転生者、不老、神殺し

 

ーーー

 

俺は自身のステータスを見ながら、1つの発見に驚いていた

 

「おっと、この封印指定の魔術師って本を媒介に人生の収集をして、その人物の人形を出すものだと聞いていたが、まさか固有結界結界持ちだとはな」

 

そう、この魔術師、現実を書き換えて自分の世界を作り出す魔術師の大禁呪である固有結界持ちだったのだ

 

「魔術師の要素が欲しかっただけなんだが、プラスで固有結界が手に入るなんてラッキーだね」

 

しかも、こいつの魔術特性は本だったらしく、俺とも相性が良いみたいだ

 

でもこの魔術師、魔術回路の質はまあまあなんだが、量が物足りない

 

この魔術回路というのは、魔術師が魔術を使用するために必要な魂に根ざした疑似神経だ

 

これの量と質、そして魔術属性によって魔術師としての才能が変わってくる

 

一般の魔術師で魔術回路の数が50で、属性が1つだ

 

これが魔術回路の数が500で、属性が5つだとありえないくらい才能あることにある

 

属性が2つあるだけでも天才と言われるのだ、どれだけすごいことかわかるだろう

 

さて、俺が収集した魔術師は、魔術回路の数が30で質がBといったところか

 

「だが、俺はカンピオーネだ。こんなもの増やしてやるわ」

 

そう言って俺は魔術回路の数を500にして、質をEXにしてやった

 

伊達に改造系の異能使いこなしてないわ

 

「さーて、知識もインプット出来たし、早速この固有結界の訓練でもーーーっと先に少女助けないとな」

 

俺は拷問されていた少女のそばによって、拘束を外し、欠損を完全に治療する

 

少女は呆然としていたが、サービスとして記憶も操作しておく

 

拷問の記憶なんてない方がいいでしょ

 

俺は自分の嫁さんで、拷問の記憶を残したままにしている狂信者を思い出しながらそう考えた

 

そして、この世界に来てから懇意にしている魔術教会の人物に連絡を入れて、今回の後始末を頼む

 

俺は何もしなくて楽チン、相手も封印指定の魔術師と研究成果を得られてばんばんざいというわけだ

 

そうして、すべてが終わったあと、不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)内に入ろうとすると、手に痛みが走った

 

「なんぞこれ?」

 

痛みが走った手の甲には、赤色の独特な刺青が画かれていたのだった

 

ーーー

 

日本のある都市

 

ここは一軒家だった

 

普通の家族が暮らすには十分な大きさの一軒家だが、今ここでは普通ではないことが起きていた

 

「ねぇ、知ってる?この儀式をすると悪魔が出てくるんだってさ。なんかうちの爺さんがそういうオカルト大好きだったらしくてさ、倉庫にいろんな魔法関係の道具があったんだよね」

 

話しているのは20代の茶髪の男だった

 

「まぁ、俺はさオカルトなんて信じてないけど、1回くらい悪魔って見てみたかったんだよね」

 

男は地面に何かの液体で魔法陣を描いていく

 

「君もさぁ、悪魔見てみたいよね?」

 

そういう男の視線の先には縛られて口も塞がれた小学校低学年くらいの男児がいる

 

よく見ると男が魔法陣を描いている液体も血液で、男児以外の家族の血で描かれていた

 

この男は世間を騒がせている連続殺人鬼で、いろんな家に侵入しては住人を殺して、魔法陣を描いているという今有名な男であった

 

今回も普通の一軒家に侵入して、男児以外の家族を殺したところだった

 

「そんでさぁ、もし悪魔が出てきたらお願いがあるんだけど、…1つ殺されてくんない?」

 

「んんんむぅぅぅうううううううう!!!!!!!????」

 

男の世間話するような残酷な言葉に男児は涙を流して暴れる

 

その様子を見て、男は笑い転げているが、ここで男と男児以外に声が聞こえてきた

 

「へぇ、殺人が趣味か。いい身分だな」

 

「あはっっはっはははっ、は?」

 

突然の第3者の声に驚いた男が振り向こうとしたが、その前に頸動脈絞められ気絶した

 

哀れ、顔から気絶した男にも目を向けず、第3者の声の主、ゴジョウが縛られている男児の拘束を解いてやり、安否を確認する

 

「大丈夫だったか少年」

 

絶体絶命のときに助けが来たせいか、男児は呆然としている

 

そうして、時間が経って、自分が助かったことがわかったのか、滂沱のような涙を流してゴジョウに抱きつくのだった

 

あの後、俺は警察に連絡を入れて来るように言って、離れない男児の相手をしていた

 

「そうか、これが家の宝物だったんだな」

 

男児がコクコクと頷く

 

今俺が男児に見せられているのは、代々家の宝とされている櫛だった

 

なんでも随分昔の偉い人が使っていた櫛だそうだ

 

ゆっくり話す男児の説明を聞きながら、櫛を見ていると、床に描かれていた魔法陣が急に光り出した

 

「うおっ!?」

 

突然の現象に驚いていると、魔法陣から何かが現れた

 

「お呼びとあれば即参上、あなたの良妻キャスターここに見参っ!」

 

シーン

 

場が静かになった

 

そこにいたのは、青い着物を着てピンクの髪をした絶世の美女だった

 

だが、おかしいところが1つあった

 

なぜかその美女の頭には狐耳と尻尾があったのだ

 

俺と男児がぽかーんとしていると、恥ずかしかったのか美女が声を荒げる

 

「も、もうご主人様っ!何か反応して下さいよ!これじゃあ私が頭のおかしい人みたいじゃないですかっ!?」

 

流石にかわいそうなって来たので応答する

 

「あー、なるほどこの殺人鬼が描いた魔法陣がスイッチになったのか」

 

どうやら、殺人鬼が遊びで描いていた魔法陣が英霊を召喚するとは思わなかった

 

そう、俺は知っている

 

先日イギリスにいたときに、手に赤い刺青が入っていたので調べてみたら、これは日本で行われる聖杯戦争というあらゆる時代の偉人を召喚して戦わせて、聖杯を獲得する儀式らしい

 

この聖杯を獲得した者はあらゆる願いが叶うというものだ

 

そして、今俺が偶然召喚したのは、その英霊というわけだ

 

「えっと、キャスターだっけ?」

 

「はい。わたくし今回の聖杯戦争でキャスターのクラスで顕現致しました」

 

この聖杯戦争は英霊を召喚する際にクラスという枠に当てはめている

 

そうしないと、情報量が多い英霊を召喚出来なかったのだ

 

そのクラスというのは、剣の英霊セイバー、弓の英霊アーチャー、槍の英霊ランサー、騎兵の英霊ライダー、魔術師の英霊キャスター、暗殺者の英霊アサシン、狂戦士の英霊バーサーカーがある

 

そして俺が今回召喚したのがキャスターだったというわけだ

 

「俺の名前はゴジョウという。今回の聖杯戦争はたまたまマスターに選ばれただけの数合わせだ。よろしく」

 

「はいっよろしくお願い致しますねご主人様」

 

そう言った瞬間俺とキャスターの間にパスが繋がった感じがした

 

「それでご主人様、この部屋の状況ですが」

 

キャスターが部屋の惨状にその綺麗な眉を顰めている

 

「ああ、俺が来たときにはこの男児以外殺されていてな。ギリギリでそこの気絶している殺人鬼から助けたんだ」

 

俺は男児の頭を撫でながら説明する

 

「なるほど。そんなことがあったのですか」

 

うんうんと納得しているキャスターに状況を理解してもらえたようだ

 

「ただ、自分の欲で人を殺すなんて信じられないよな。せめて自分の大切な人を守るためとかの目的を付けろよって感じだ」

 

え?俺も欲で人を殺してるって?

 

いやいや、基本俺が手をかけるのは悪人だけだし、例外も嫁と子どもたちを危険にさらされたときくらいだよ

 

「きゃっご主人様超イケ魂!」

 

なんかキャスターが頬を赤らめながらこちらを見てくるが、イケ魂ってなんだろう?

 

「っとそれよりも召喚される英霊は何か縁があるものを供物にしないといけないって聞いたんだが、なんかそんなのあったか?」

 

そう、俺とキャスターとの間には何か縁があるとは思えない

 

だから、何がキャスターを召喚する指標になったのか見当がつかない

 

「うーん、そうですねぇ…あっこれですね」

 

そう言ってキャスターが指差したのは男児が持っていた櫛だった

 

「これ、昔わたくしが贈り物でもらったものの1つですね。これがわたくしを呼び出したんでしょう」

 

俺はほぅっと思いながら、考えごとをしていた

 

「(櫛が贈り物?それに着物で狐耳に尻尾。まさかキャスターの真名って)」

 

俺が考えついたことをキャスターに聞いてみる

 

「なぁキャスター、もしかしてお前の真名って玉藻の前か?」

 

「えっ?ご主人様気づくの早すぎません?」

 

真名がバレるとは思わなかったのか、驚いている様子だった

 

「いや、着物に狐耳の時点でだいぶわかったが」

 

「みこーん!?」

 

なんかキャスターはショックを受けたようだった

 

っていうかみこーんってなんだよと思ったが、ショックを受けたときに出てしまうらしい

 

「まぁ、これから聖杯戦争始まるがお互いサポートしつつ生き残ろうな」

 

「はいっよろしくお願いしますご主人様」

 

ーーー

 

キャスターとの挨拶を終えた後、警察が来たので認識を操って、後始末をさせた

 

生き残った男児も認識を操って、俺たちのことを忘れさせた

 

そうして、本格的に聖杯戦争が始まるまでに超高級ホテルでキャスターと遊んでいた

 

その中でお互いのことを話したり、他の勢力の情報も集めていた

 

「魔術師殺しの衛宮切嗣、時計塔のエルメロイ、そのエルメロイの生徒のウェイバー・ベルベット、聖堂協会の言峰綺礼、後は御三家の遠坂と間桐か」

 

どうやら、今回アインツベルンは外部からマスターを呼び寄せたらしい

 

「随分綺麗に写真が撮れていますね」

 

キャスターが高画質の写真に驚いている

 

「ふふん、すごいでしょこれ。魔導具作るのが大好きな嫁さん2人が作ったんだよ」

 

そう言ってキャスターに教えたら、へぇと言いつつ小声で何か言っていた

 

「確かお嫁さんが5人いると言っていましたね。いや、でもわたくしの昔の男も何人も女性を侍らせていました。うぅん、出来ればわたくしだけを見てほしいですが、でもあれほどのイケ魂の殿方って会える方が奇跡なくらいなんですよね」

 

キャスターがすごい早口で何か言っているが、俺はアイリーンとエヴァが作った特製の連絡用の魔導具から送られてきた子どもたちの写真に目を奪われていて、気づかなかった

 

ーーー

 

それからは、聖杯戦争の参加者が日本に来るまで、暇だった

 

参加者全員が来日して聖杯戦争がやっと始まったと思えば、アーチャーがアサシンを早々に撃破したし、なんかその戦闘がわざとらしいなとキャスターと話したりとダラダラしながら観察していた

 

「うーん、アサシンのマスターである言峰綺礼はアーチャーのマスターの遠坂時臣の弟子なんだよなぁ」

 

「ご主人様何か気になることでも?」

 

「ああ、アサシンの奇襲もお粗末だったし、わざわざ他の陣営が使い魔で見ている中であんな堂々とアサシンを使うのも演技臭かったんだよね」

 

そう、普通暗殺者はあんな使い方はしない

 

まるで見てくださいと言わんばかりに

 

「確かに、戦いにすらなっていませんでしたね」

 

「だよな?」

 

キャスターと話して、あれは遠坂と言峰の演技だった。もしかしたら聖堂協会の監督役も一口噛んでいるかもしれないということに落ち着いた

 

そして次の日の倉庫街、そこではセイバーとランサーの戦いが始まろうとしていた

 

ーーー

 

そこにいるのは、立ち姿だけで強者だとわかる男装の王と女性であれば誰もが見惚れるくらいの騎士だった

 

「嬉しいぞ、俺の挑発に乗ってきたのはお前だけだセイバー」

 

「ふっ、私も騎士として応えないわけにはいかないからな」

 

どうやら、今からセイバーとランサーの戦いが始まる様子だ

 

セイバーがマスターと思われる白髪の女性に下がるよう言い、スーツから鎧の姿へと変わった

 

そうして2人の騎士が構え、戦闘が始まろうとしたときに倉庫街に声が響いた

 

「さぁ始まりました。セイバー対ランサーの戦闘が開始されます。見たところどちらも騎士のようですが、解説のキャスターさん、彼らの真名は何だと思いますか?」

 

「はい、解説のキャスターです。そうですね、私の見解ではセイバーはヨーロッパ圏の英霊でランサーはヨーロッパか北欧ですかね」

 

「ほほぅ?根拠などはあるんでしょうか?」

 

「顔です」

 

「おっと、まさかの人種での判断だ!これは適当すぎる」

 

「てへっ」

 

思わずセイバーとランサーは声した方向をみてしまう

 

そこにはビデオカメラを構えたマスター男と、そのサーヴァントであろう狐耳の女性がいた

 

2人も周りで息を潜めている者たちも全員なんだこいつらという気持ちになった

 

そして我に帰ったセイバーが怒鳴る

 

「お前たちは何者だっ!?見たところマスターとサーヴァントのようだが、我々の死合に水を差すとは何様のつもりだ?」

 

咎めるように問うセイバーだったが、乱入者であるゴジョウとキャスターは気にせず解説を続ける

 

「あ、気にしないでください。ただ解説者ごっこをしているだけなので」

 

「なっ、貴様騎士の立ち会いを舐めているのか!?」

 

「いえいえとんでもない。誇り高い騎士同士の死合だからこそ見る価値がある。だから俺たちのことは気にせず続けてください。手とか出しませんから」

 

そういうゴジョウを睨みつけるセイバーだったが、思わぬところからゴジョウたちに援護が来た

 

「まぁいいだろうセイバー。こいつらは手は出さぬようだしな」

 

ランサーの言葉に黙ってしまうセイバーだったが、ゴジョウたちに釘を刺してから立ち会いに戻る

 

「まぁいい。だが、その解説はやめろ」

 

「はーい」

 

そうしてセイバーとランサーの立ち会いは再会された

 

ーーー

 

2人の対決は壮絶だった

 

一般人が間に入ったら、その身体は一瞬で木っ端微塵になるほどだろう

 

「やるなセイバー、流石最優の英霊といったところか」

 

「貴公もどこの英雄かはわからないが、素晴らしい槍捌きだ」

 

おお、昔の人って戦闘のときでさえ礼儀正しいんだね

 

「キャスターあの2人に勝てる?」

 

「無理です(きゃぴっ)」

 

「ふっ、大丈夫君は俺が絶対に守るさ(キラン)」

 

「きゃっご主人様ってばイケ魂(きゅん)」

 

俺とキャスターが漫才をしているときにも、2人の騎士の戦いは続いていて、今ちょうどランサーがセイバーの腕の腱を切った

 

どうやら、戦いは佳境に入ったようだ

 

「(これはもうすぐ決着かな?)」

 

そう考えたとき、空から雷とともにチャリオットが降ってきた

 

「Aaaalalalalalalalalaーーーーーーi!!!!!!!!!!!!」

 

「いーーーーやぁーーーーーーー!!!!!!」

 

轟音とともに来たのは、英霊であった

 

「双方剣を引けぃ!王の御前であるぞ!」

 

急な登場にセイバーもランサーもそして周りで潜んでいる者たちも全員が驚いていた

 

「我が名は征服王イスカンダル!此度はライダーのクラスにて現界した。セイバー、そしてランサーよ先の死合見事であった。そこで提案なのだが、今回の聖杯を余に献上し、我が軍門に加わる気はないか?」

 

あまりにもな口上に全員口をあんぐりさせている

 

「ぶわはははっはははははwww」

 

いや、ゴジョウだけ爆笑していた

 

「私も王だ。私を信じて付いてきてくれた騎士に対する冒涜となる。ゆえに貴様の戯言など聞くはずがなかろう」

 

「俺もだ。我が槍は、今生の主に捧げている。貴様なんぞに預ける槍はない」

 

さすが、騎士だ。イスカンダル王の勧誘を一刀両断だ

 

「うーむ。待遇は要相談するぞ?」

 

そう言ったイスカンダル王は指を銭マークにしている

 

「「くどいっ!」」

 

2人の再度の一刀両断にイスカンダル王は今は身を引いたようだった

 

「ライダーあああああああああ!」

 

なんかイスカンダル王のマスターが叫んでいるが、俺はそれどころじゃなかった

 

「ぶわはははwwwやばっ、聖杯戦争参加して正解だったわ!こんなの見れただけで収穫だわ!」

 

「ご主人様、良かったですね」

 

「うん、本当聖杯戦争って楽しいね!こんな素晴らしい人材がこんなにいるなんて思いもしなかったよ」

 

いやー今までの世界よりもおもしろい人材がわんさか出てきているのだ

 

人材の収集家としては、こんなにも楽しい世界はないだろう

 

言ってしまえばキャスターを召喚したときから、期待していたのだ

 

これからもどんどんおもしろい人材が出てくるだろう。それが楽しみでならない

 

そうこうしていると、イスカンダル王が覗き見している者たちを挑発したらなんか金ピカな奴が出てきた

 

「俺の他に、王を名乗る雑種が一晩に2匹も出るとはな。天上天下王とは俺だけが名乗ることができるのだがな」

 

すごいキャラが濃い英霊が出てきた

 

口上もとんでもなく傲慢なものだが、それに見合うだけの覇気があの英霊からは出ていた

 

「おう、貴様も王ならば名を名乗らんかいっ」

 

「…貴様風情の雑種が俺に名を名乗れだと?大きく出たな」

 

「でもなぁ、名を知らんと王の格付けが出来ないんだがなぁ」

 

「ふん、そんなもの比べるべくもない。俺より格が上なものなどいないのだからな」

 

すっげー傲慢だ

 

そんな感想を持っていたら、新たな英霊が乱入してきた

 

「…」

 

「誰の許可を得て俺を見上げている?」

 

「Aaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!」

 

出てきた英霊は全身を黒い霧に包まれていて、英霊のステータスが読み取れなかった

 

英霊、多分バーサーカーが金ピカの奴に突っ込もうとしたときに金ピカの後ろの空間に波紋が出てきたと思えば、中から宝具らしき武器が出て来てバーサーカーを襲った

 

「おっマジか」

 

「な、なにが起こったんだ!?」

 

イスカンダル王のマスターは見えなかったようだが、金ピカが射出した宝具をバーサーカーが狂っているとは思えない剣捌きで打ち払ったのだ

 

「すげーな。1本目の剣を掴んで、2本目の槍を打ち払うか。あれがバーサーカーっておかしくね?」

 

「なっ本当なのかライダー?」

 

俺の言葉にイスカンダル王のマスターが確認をとっている

 

「うむ、そやつの言う通りだ」

 

「きゃあ!ご主人様カッコいい!さすがわたくしのマスターですぅ」

 

「はっはっは。うむ、もっと褒めるが良い」

 

「なんだこいつら」

 

俺とキャスターがふざけていると、イスカンダル王のマスターが飽きれていた

 

「薄汚いその手で我が宝物を取るか雑種!それは万死に値するぞっ!」

 

金ピカが激おこで先ほどよりも多くの波紋を展開して、1英霊としては多すぎる宝具をバーサーカーに射出した

 

普通の英霊は基本的に宝具は1つか2つだ

 

それが数え切れないくらい持っているとか、それもう最強クラスじゃん

 

宝具とはその英霊が持っていた武器や英霊の生き方がそのまま宝具になるなど様々あるが、あの金ピカはその常識が通用しない

 

そんな金ピカ攻撃だが、バーサーカーは洗練された剣技ですべてを打ち払う

 

「すっげ」

 

しまいには反撃をして、街灯から金ピカを地面に引き下ろした

 

「貴様風情がこの俺を地に下ろすなど、これ以上容赦はせんぞっ!」

 

そう言った金ピカの背後の波紋の数は最早多いどころの話じゃなかった

 

そんな激おこの金ピカの背後に俺はいた

 

「まあまあ、今日はこのくらいでみんな帰りませんか?」

 

俺は金ピカの肩を叩きながら提案してみる

 

「貴様…」

 

金ピカがすごい顔で睨んでくるが、攻撃はされない

 

「えっ?えっ?いつの間に?」

 

イスカンダル王のマスターが元の俺がいた場所と俺とを何度も見比べながら呟いている

 

「ううむ。小僧、あれはちと厄介かもしれんぞ」

 

「どういうことだよライダー?」

 

「あのキャスターのマスターが動いたのが余でも見えなかった」

 

「は?」

 

「おいセイバーとランサーよ、貴様らはどうだ」

 

「「…」」

 

「その様子じゃ見えんかったようだな」

 

そう、英霊でも知覚出来なかった歩法に金ピカは警戒しているのだ

 

「!?時臣、貴様我に退けとは大きく出たな」

 

急に金ピカが宙に向かって話し出す

 

恐らく金ピカのマスターが令呪を使って、金ピカを呼び戻したのであろう

 

「そこな狂犬も、そしてキャスターのマスターよ、命拾いしたな。雑種ども我が来る前に貴様らで間引きをしておけよ」

 

そう言って、金ピカは黄金の粒子となって消えていった

 

「いやー、今日はいいもんが見れたぜ。あ、良かったら記念に握手して下さい」

 

俺はふぃーと汗を拭きつつ、ここに集まった英霊に握手を求めた

 

全員呆れた顔をしながら握手してくれたので、俺は笑顔でお礼を言って離れた

 

ーーー

 

あの後、暴走したバーサーカーと漁夫の利を得ようとしたランサーのマスターのおかげで、セイバーが危機に陥ったが、イスカンダル王の介入によって、それも未遂になりその日は解散となった

 

俺とキャスターもビデオカメラなどを片付けてから、転移で連泊している超高級ホテルに帰った




握手したのには理由があります
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