才能はすべてを巻き込む   作:メガシャキ

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マインはガープたちと同年代です


閑話(マインの復讐2回目)

「うわぁここお城大きいですねー」

 

現在お玉を不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)内を案内中だ

 

「ええ、ここは私の自信作なの。最初は私が住んでいた城を参考にしていたんだけど、エヴァが持っているダイオラマ魔法球の白亜の城を見たとき感動したのよね」

 

だから、この城は白亜の城に似ているのよとアイリーンはお玉に話している

 

このように、お玉は他の嫁さんたちとも交流しており、傾国の文字通り取り入るのが、もとい仲良くなるのが早かった

 

うんうん、嫁さんたちが仲良さそうで良かったよ

 

ゴジョウは知らないが、嫁たちの間で条約を定めていて、基本的に正妻のルカの言うこと優先である

 

でも、嫁たち同士が無闇にいがみ合わないようにしていて、ゴジョウと過ごすのはスケジュールを合わせてもいる

 

だからこそ、人に取り入るのが得意な玉藻の前ことお玉はすぐに馴染んでいった

 

そうして、みんなで案内をしていると、マインが俺に話があると言って呼んできた

 

俺達は2人になれるところに行き、話を進める

 

「珍しいな、マインから俺を誘うなんて」

 

「はい、急で申し訳ございません」

 

「いやいや、俺は頼ってくれて嬉しいんだよ」

 

そう言うと、マインは嬉しそうな顔で笑顔を向けてくる。いつも通り目にハイライトはないが

 

「それで、話ってのはなんだ?」

 

「はい。私がいた世界があったでしょう?そこで大規模な戦争があるみたいなんです」

 

「戦争ねぇ」

 

「どうやら、海軍と四皇白ひげが全面戦争をするみたいなんです。原因は白ひげ2番隊隊長を海軍が公開処刑すると決めたからだそうです」

 

ふむふむと納得しながら聞く

 

「そこで、私も2番隊隊長を助けるために参加してもよろしいでしょうか?」

 

「うん?その隊長さんと親密な仲だったの?」

 

もしそうなら、俺悲しいよと顔で表しながら聞く

 

「い、いえっ!見たことも会ったこともありませんし、私が愛しいと思う男性はゴジョウ様だけですからっ」

 

「それはめっちゃ嬉しいんだけど、でもなんでわざわざマインが助けに行くんだ?」

 

「それはですね」

 

「それは?」

 

マインがすごく真剣な顔で見てくる。どんな壮大なことなんだと考える

 

そしてマインが口を開いた

 

「それは私が海軍の悔しそうな表情を見たいからです」

 

時が止まった

 

「え?それだけ?」

 

「はい」

 

怖ぇ

 

言った時のマインの顔が今までよりもハイライト消えてて恐ろしすぎる

 

こんなハイライト消えてるの、大将灰熊や王弟に復讐したときと同じくらい光がなかったぞ

 

「そ、そっか。うん、マインの好きにしたらいいよ。あ、何か手助け必要だったら遠慮なく言ってね」

 

「はい、ありがとうございますゴジョウ様♡」

 

そうして、ある程度準備を終えたマインは数日後、戦争に向かうのであった

 

ーーー

 

「お前の父親は海賊王ゴールドロジャーだぁ!!!」

 

ドン

 

「俺の息子は無事なんだろうなぁ」

 

ドンッ

 

「俺は弟だっ!!!」

 

ドンッ

 

「それでも俺はバカな息子を愛そう」

 

ドンッ

 

「エースを助けたければ、儂を殺していけぇ!!!」

 

ドンッ

 

「お前はいつも心配させやがって」

 

ドンッ

 

………

 

「はぁはぁ、おいっルフィ大丈夫か!?」

 

「ししし、ああ!ここから逃げるまで倒れねぇよ!」

 

一緒に海兵をなぎ倒しながら、エースとルフィの義兄弟は海へと走っていく

 

捕まった兄を奇跡的に救出した弟、あとはここ海軍本部から逃げるだけだ

 

そうして走っていると、後ろから声が聞こえてきた

 

「ほぉ、逃げるのか?」

 

その人物は身体から煙を出し、溢れ出るものは地面に落ちれば高温で溶けていく

 

そうこの人物の名前はサカズキ

 

海軍本部大将、通称赤犬と呼ばれている自然系マグマグの実の溶岩人間だ

 

その実力はこの世界でもトップクラスで、能力を活かした攻撃は追随を許さないくらい強力だ

 

そんな赤犬が、逃げるエースとルフィを見つけて追ってきたのだった

 

「赤犬っ!?」

 

「目的のものが手に入ったら逃げる。まるで敗残兵じゃな」

 

「なんだとっ!?」

 

「おいっ、落ち着けエース!」

 

エースとルフィの近くにいる同じ海賊団の仲間が、エースを落ち着かせようと腕を掴んでいる

 

「ライバルだったロジャーにも負けて、ここでも負けて逃げる。とんだ負け犬じゃな白ひげは」

 

「ああっ!?」

 

これには、エース以外の白ひげ海賊団のメンバーも一斉に青筋をたてて赤犬を見る

 

「取り消せよ今の言葉」

 

「ああ?」

 

「この時代の名前は白ひげだぁーーー!!!」

 

「海賊どもは悪っ!白ひげの時代なぞもう終わりじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

振り向いたエースが赤犬に向かって、炎を拳に灯して殴りかかる

 

赤犬も拳を溶岩に変えて、迎え撃つ

 

そうして2人の拳が合わさった瞬間大きな衝撃波が発生して、拮抗したかと思えば炎を溶岩が覆って、エースに火傷を負わせた

 

「ぐああああああぁぁぁ!」

 

「エース!言わんこっちゃない!いいから今は逃げるんだよ!」

 

倒れたエースに仲間が駆け寄るが、怪我の具合は重傷だ

 

そうして、エースが悶えている間に、赤犬はターゲットを変えたようだった

 

赤犬の視線の先には、戦いを続けていたルフィに限界が来たようで、足をもつれさせていた様子が見えた

 

ダッ

 

「今から貴様の弟を殺しちゃるけぇの。悪の芽はここで摘んでおくっ」

 

「なっ!」

 

まさか、弟が狙われると思っていなかったのだろう。エースは反射的にルフィを助けようと、自ら盾になるようかばう

 

そうして赤犬の溶岩を纏った攻撃がルフィを庇ったエースに当たるかといったときに、割り込みがあった

 

「ぐっ!?」

 

その陰は、攻撃をしようとした赤犬を横から吹き飛ばし、赤犬が血反吐を吐くくらいの攻撃を繰り出した

 

「なっ、誰だ!?」

 

急な助けにエースが振り向いて相手を見る

 

相手の外見は青髪に爆乳、そしてなぜか目のハイライトがない美人だった

 

そんな女にエース思わず誰何する

 

そうすると青髪美女からも返答が来た

 

「あなたがポートガス・D・エースですね?」

 

「あ、ああ」

 

「私の名前はマイン。マイン・クラウトです。今回、あなたを助けるのは海軍に対する復讐一環なので気にしないでこのまま逃げてください」

 

「は?復讐?」

 

美女、マインの言葉に惚けてしまったエースだが、そこに赤犬の声が響く

 

「おんどりゃあ、貴様何者じゃ。覚悟は出来とるんじゃけえの」

 

「いえ、ただの復讐者です。ただの嫌がらせなので、大人しく私に倒されてください」

 

「ふん、随分大口を叩く小娘じゃ」

 

「いいから、早くかかってきたらどうですか少年」

 

マインのその言葉に溶岩をさらに溢れ出した赤犬は、流石は大将と言える覇気で突っ込んできた

 

そして、マインも身体を水銀のスライムに変えて、赤犬を迎え撃つ

 

2人が衝突した瞬間に、先ほどのエースのときよりもさらに大きな衝撃波が周りの者たちを吹き飛ばした

 

「なるほど、威勢を飛ばすだけはあるようじゃのぉ」

 

「ふふ、あなたも中々ですね」

 

そう言ってさらに2人の戦いは激化していく

 

「ぎゃあ!?」

 

「うわぁー!」

 

戦いの余波で周りの海兵も海賊も吹き飛んでいく

 

そうした中で1つの声がマインたちに届いた

 

「貴様っ!まさか、マイン・クラウトか!?」

 

その場に響いた声は、少し離れたところから発せられたようだった

 

「うん?この声には聞き覚えがありますね」

 

マインが振り向いた先には、海軍本部元帥のセンゴクがいた

 

「ああ、あなたでしたか」

 

「やはりマイン・クラウトか。インペルダウンから消えたと言われたときは、もう生存はしていないだろうと思ってはいたが、まさか生きて会うことになろうとはな」

 

「ふふ、ええ、あなたたちが私を冤罪でインペルダウンに収監してくれたので命が危ないところでしたよ」

 

センゴクの言葉にマインは嫌味で返して、海軍の負の部分を言いふらしていく

 

「…なんのことだ。貴様が王を殺害してインペルダウンに収監されたのは事実だ」

 

「本気で言っているんですか?…ああ、知っていて闇に葬るしかないんですね。大変ですね元帥というのも」

 

「…」

 

「でも、結界的には良かったですよ。だって、海軍なんてどんな犯罪者よりもクソみたいな組織だと気づけれたんですから」

 

「なんだと?」

 

「だってそうじゃないですか。汚職が蔓延る実力もない階級社会、天竜人という本来世界から唾棄すべき存在たち、そして、レッドラインのパンゲア城にいるイmーー

ー」

 

ドオンッ

 

マインがある存在について話そうとした瞬間に、センゴクから衝撃波が飛んできた

 

「…それ以上、根拠のないことをベラベラと吹聴しないでもらおうか」

 

「流石、元帥まで上り詰めただけはありますね。同年代としては誇り高いと言えば良いんですかね?」

 

「黙れ。貴様はここで押さえる」

 

「出来るならやってみるといいですよ。出来るならですが」

 

そう言ったマインは、赤犬からセンゴクへと相手が変わって戦っていくのであった

 

ーーー

 

「はぁはぁ、ルフィは無事かっ!?」

 

現在エースはルフィと別ルートで逃げていた

 

ルフィと離れて、見聞色の覇気でも人が多すぎて場所がわからない

 

「はぁはぁ、赤犬と戦っていた奴は誰だったんだ。あそこまでの実力者聞いたこともねぇ」

 

自分たちを助けてくれたマインについて、エースは考えるが、今はそれを止めて逃げることを優先する

 

途中で、マインからターゲットをエースに変更した赤犬が追ってきたが、途中で白ひげが相手をして、グラグラの実の能力で自分と自分以外の海賊たちの間に境界線をつけて、それ以上被害が出来ないようにした

 

「親父ぃーーーーーーーーーーーー!」

 

白ひげ海賊団が白ひげに向かって、涙を流しながら背を向けて走り出した

 

そうして、白ひげが海軍を1人で押さえ込んでいるとき、マインも白ひげ海賊団側向かって走っていた

 

ある程度逃げたところで、なぜか黒ひげ名乗る者が仲間連れて白ひげを殺してグラグラの実の能力を奪っていった

 

その力で海軍本部は壊滅状態になって、戦争はさらに混乱の一途を辿る

 

「そこまでだぁーーーーーー!」

 

白ひげ海賊団、海軍、黒ひげ海賊団と混戦を極めた戦争はたった1人の若い海兵の大声が響く

 

「もう止めましょうよ!」

 

「なんじゃあ貴様は」

 

「海兵1人1人にも待っている家族がいる、今助けられる命を救わないでなんなんですかっ!?それじゃあ、命がもったいないっ!!!」

 

若い海兵は圧倒的強者である赤犬に言い切った

 

普通じゃありえない蛮行だ

 

そして、赤犬の溶岩を纏った拳が若い海兵に向けられる

 

もう少しで当たるといったところで、介入者があった

 

「よくやった、若い海兵。お前が勝ち取った数秒は世界の行く末を幸か不幸か変えた」

 

そこにいたのは、ここいるはずがない四皇赤髪海賊団であった

 

「白ひげはもういない。それでもまだ続けるというのなら、ここからは俺たちが相手だ」

 

赤髪は圧倒的な覇気で場にいる全員を見る

 

「おんどりゃあ、まだ火拳のエースが残っちょる。それを仕留めなぁ海軍の名声に傷がつく。どけ赤髪!」

 

赤犬がそう言うと、周りの海兵もそれに同調して戦闘を再会させようとしている

 

そうしてピリピリした雰囲気が流れたかと思えば、どこからともなく海軍本部にいる全員に声が聞こえてきた

 

『だったら、エースくんはここから離れたところに送っちゃおっか』

 

男の声だと思うが、その声が聞こえたあとにエースが消えた

 

「えっ!?」

 

突然のことに、どの陣営も固まってしまった

 

『あっはっはっはwwwこれで戦争は終わりだね』

 

じゃ、あとはそっちでやっといてねという声とともにその人物の声はしなくなった

 

全員、微妙な顔をしているが、1人だけハイライトなのに目をキラキラさせている青髪美女がいたとか

 

ーーー

 

戦争の終了をセンゴク元帥が宣言したことで、各陣営が負傷者の手当てをしている

 

そんな野戦病院のようなところでセンゴクは瓦礫に座りながらある人物と会話していた

 

「それで、マイン貴様今までどこにいた」

 

「ふふ、センゴクは戦っていた私と話したいなんて相変わらずお人好しですね」

 

「御託はいい。どこでそこまで強くなったのだ。それになぜ、なぜ歳をとっていない?」

 

センゴクは聞きたかった。自分たちの正義のために犠牲にした女が、インペルダウンからどうやって消えて、なぜ外見が変わっていないのかを

 

「そうですね。まぁいいでしょう。私って結婚したんですよ」

 

「は?」

 

それが今なにか関係あるのかと思ったセンゴクだったが、マインは続ける

 

「私の旦那様は世界一強くて、世界一カッコよくて、世界一艶やかで、世界一優雅で、世界一魅力的で、世界一華やかで、世界一優しくて、世界一賢くて…」

 

「ちょ、ちょっと待て。お前の夫が魅力的なのはわかった。なぜ結婚したのが関係あるのだ」

 

陶酔するようなマインの旦那語りにセンゴクは頬を引き攣らせながら先を促す

 

「はあ、まだまだ旦那様のすごいところはたくさんあるのですが、まあいいでしょう。要するに旦那様に鍛えてもらって不老の存在になっただけの話ですよ」

 

「不老だとっ!?」

 

長々と旦那語りのあとに、いきなりぶっこまれたセンゴクは目を剥いた

 

「は?不老くらいでなんだというのですか?旦那様ならばこんなこと簡単なことです」

 

マインの狂信的な目を見てあながち間違いでもないのだろうと考えたセンゴクは、さらに問いただす

 

「まさか、戦場に響いた声は…」

 

「ここからはもう教えません。それじゃあ私は帰りますので」

 

そう言って、マインは空間に扉を出現させて入っていく

 

「待て、マイン!なぜ貴様が戦争に参加したのだっ!?」

 

扉が閉まる直前の質問に、マインが答える

 

「ただの復讐ですよ」

 

マインはそう言って扉の奥へと消えていったのだった

 

そうこうしているうちに、扉も空間に溶けるようになくなったのだった

 

ーーー

 

ここは不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)内の城の寝室にて、マインは裸でベッドに寝転がっていた

 

「ゴジョウ様、今回は私の願いを叶えてくれてありがとうございました」

 

「いいんだよマイン。お前のためだったら、俺は世界だって手に入れてみせるさ」

 

「ゴ、ゴジョウ様♡」

 

マインはゴジョウのなんとでもなるという風な言葉に、身体のある部分が湿ってしまった

 

「それよりも、段取り通りやったけどあれで大丈夫だった?」

 

「はい、今回は海軍の最重要目的を崩してやりたかっただけですので」

 

「そうか」

 

ゴジョウは自分に抱きつくマインの頭を撫でてやり、労ってやる

 

マインも目を蕩けさせてゴジョウの手に頭を押し付けるようにする

 

2人のバカップルのような雰囲気は、ミラがご飯が出来たと呼びに来るまで続いたのだった

 

ミラにご飯が冷めると超怒られた




マインはルカの次に激しいです
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