偽アハウの奮闘記   作:有神要素

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ペルクリ大好きだよ……来世ではなく今世も幸せになれ!そんな思いをアハウも持っていますので、今回はフォンテーヌに行く方法を考えています。


アハウ、ペルクリを救う策を考える。

あの事件以降、オレはアハウとして生きていくと決めて、霊体である今の状態でも戦闘や戦闘のサポートなどができるように特訓するようになった。

運よくテペトル竜の親子がいたからどうにかなったが、今の状態だと話せるだけ、燃素で操って軽いものを動かすだけだから今のままだとこの先強敵が現れた時、大切な人を守れないと感じたからだ。

後、一人称は「オレ」と統一することになった。

 

最初にキィニチと出会った時は「吾輩」なんて言ってたけど、やっぱりしっくりこなかったから、一人称は「オレ」の方がいいと思い、元来のアハウの口調となったのだ。

前世で好きだったキャラだし、なによりアハウの個性や良いところを奪いたくないからな……

 

……まぁ、アハウの悪いところはあんまりしないようにするけど。

そんなことを思っていると、ふと気づいたことがあった。

 

「そういえば……前世で好きなカップルになる予定だった2人の女の子の1人が死んでしまう日に近づいてきてるんだよな……」

 

オレが思い浮かべたのはゲームの原神の本編開始から約10年前にフォンテーヌという国の孤児院『壁炉の家(ハウス・オブ・ハウス)』という場所で、そこで過ごす孤児の「ペルヴェーレ」と「クリーヴ」が、クリーヴの実母であり、ファデュイ執行官第4位である「クルセビナ」に殺し合いを命じられて、ペルヴェーレはクリーヴを殺してしまうのだ。

しかもだぞ?ペルヴェーレとクリーヴはお互い思いやっていて、2人でオーロラを見ようとクリーヴがペルヴェーレに約束するほど仲が良かったにもかかわらずだぞ?順調に育っていればそのうちカップルになってたかもしれないんだぞ!2人のてぇてぇやり取りをしてるのを木の陰からこっそりと見れたはずなんだぞ!寿命が1000年延びるほど尊い成分を感じとる予定だったんだぞ!その未来を奪う?殺す?……やばい、考えてくるとだんだん怒りが込み上げてきた。

 

「あの年増ババァ!!!!ふっざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

「きゅい!?」

 

オレの大声でユムカ竜*1を驚かせてしまった。すまねぇ……

 

「フゥー……フゥー……」

 

深呼吸をしてどうにか落ち着いたオレはなぜこんな悲劇になってしまうのか原作の知識をまとめた。

 

ペルヴェーレとクリーヴの悲劇となる経緯はこうだ。

 

①クリーヴはクルセビナ(クリーヴの母)壁炉の家(ハウス・オブ・ハウス)という孤児院に連れてかれた。クリーヴは母が仕事で忙しいから、一緒に面倒を見てくれると思っていたが、実はクルセビナは工作員を育成するために実の娘さえも利用する、孤児院とは名ばかりの一見すると温厚な施設だが、工作員養成のために孤児たちの洗脳や殺し合いを行わせるという狂った組織運営だった。

 

②そのことを知ったクリーヴはクルセビナに反抗したり、周囲の人を知らせるべく脱走して周りの大人に知らせたが、子どもの妄想話だと聞き入れてもらえず、クルセビナに体罰をされたのだ。*2

 

③クリーヴはペルヴェーレ(後のファデュイ執行官第4位のアルレッキーノとなる。)という女子と出会う。クリーヴは明るく前向きな性格の子で、ペルヴェーレは自身の呪い*3のせいで暗い性格の子という真逆の性格だが、次第に親友同然の関係となっていく。……だが、

 

④約10年後、クルセビナが仕上げとして強いた「後継者を決める子供達の殺し合い」の末、クリーヴはペルヴェーレを生かすために自らペルヴェーレに殺されたのだ。ペルヴェーレは当然怒り、1年後にクルセビナと戦い、クルセビナを殺すが、彼女を殺した罪でファデュイに連れてかれ、ペルヴェーレはファデュイ執行官第4位の「召使」、またの名を「アルレッキーノ」として生きていくことになったのだ……

 

 

……改めて思うと酷ぇなぁ、クルセビナと運営は人の心とかねぇのか?

というか、実の娘を工作員に育成しようとしているのに、自分の娘が死ぬリスクがあるのに何で殺し合いとか命じたのか一番の謎だ。

 

……もしかしたらクルセビナも幼少の頃はクリーヴのような環境で過ごしていたんじゃないか?

公式では(多分)出ていないが、推測したら彼女はこうすることでしか愛を貰えなかったからクリーヴもこうして接したのではないか?とオレは思ったけど……

 

(まぁ、たとえクルセビナの過去が辛くても娘を辛くあたっていい訳じゃねぇけどな……)

 

だがオレはそれはそれ、これはこれという精神ですぐにその考えを消し飛ばした。仮に辛い過去があってもそれを人のせいにしてはいけないと改めて思いなおした。

それにクリーヴとペルヴェーレを救う方法が1つ思いついている。それはファデュイ執行官第1位『カピターノ』に助けを求めることだ。

 

カピターノは「隊長」とも呼ばれていて、ファデュイ執行官のリーダーである。その中でカピターノは人に寄り添う心優しい人だ。そんな彼がクルセビナが人道から背いた行動をしていると知れば、すぐに捕えてくれるはずだ。

実際、カピターノはナタに住む人達のためにわざわざ遠くの地のスネージナヤからやってきたしな。

そんな彼がなぜ、ファデュイに属しているのかは後で話すとして……問題はここからだ。

 

「オレの体ってナタから離れることはできるのか……?」

 

ゲームでのオレ(アハウ)の場合は、燃素を体内に貯めておくことができるだろうが、最大何gまで貯めておけるかが知らないからな……

下手したら燃素が尽きてしまい、このまま動くことができずに二度とナタに戻れないってなるのかもしれねぇ……

 

「いったいどうすれば……?」

 

そう思いながら歩いて――というか浮いて――移動していると……

 

う……うぅ……

 

かすむような男の声が川の近くにある茂みの方に聞こえてきたのだ。

 

「あん?いったい誰が……」

 

不審に思ったオレは茂みの方へ行くとそこには……

 

「……ッ!おい!大丈夫か!」

 

オレは男が血が流れている腹を抑えて呻いているのを見て、慌てて駆け寄った。

 

だ……誰……だ……?

 

「しゃべるな!今、止血を……」

 

オレは燃素を操り、近くにあった清潔な葉っぱを千切り取って、川で洗い流して燃素で燃えない程度に温めて乾かし、出血している傷口へ圧迫止血を試みた。しかし……

 

「クソ!血が止まらねぇ……!」

 

ドクドクと男の腹から血が止まらないことにオレは腹を立てた。すると、男が口を開いた。

 

「もういい……君は十分よくやってくれたよ。」

 

「何言ってんだ!お前が死んだら後味悪ぃんだよ!生きろ!」

 

「はは……優しいな。私のことを心配してくれないアイツらとは違って……君は優しいんだな。もし隣にいてくれれば、私は君と親友になれたんだろうか……」

 

「遺言は聞きたくねぇぞ!生きろよ!お前だってまだしたいことがあんだろうがよぉ!」

 

「したいことか……「失翼者(しつよくしゃ)*4がこれ以上増えないために…私の発明で彼らを救おうと思っていたのだ……だが……ここまでか……」

 

そして、男が徐々に正常な呼吸をしなくなってきたことに気づき、オレは冷や汗を掻き始めた。

 

(マズいマズいマズい!このままだと本当に死んじまうぞ!何か……何か……そうか!)

 

オレは燃素を操り、燃素でできた針と糸をイメージした。すると、オレンジ色の透明な糸と針がでてきた。成功だ。続いて、清潔なカエデのような大きい葉っぱを千切り取り、コップのようにした。その間に鍋に燃素で煮沸消毒するための水を入れた。鍋は川にちょうど流れていたから綺麗にしてから川の水を燃素で茹でたんだ。

 

「よし!成功だ!痛いが我慢しろよ!」

 

オレは男に呼びかけると、鍋に入っている煮沸消毒した水を川に浸して冷まして、ちょうどいい温度にすると、その水で傷口を洗浄した。そして針の穴に糸を通したまま、腹から血が出ている傷口の向かって左端のまだ血が出ていない皮膚に針を刺した。

 

「ガァ……!クッ……アァ!」

 

「あと半分だ!頑張れ!」

 

そうオレが今しているのは「縫合」――現代の医術で傷口を縫うことでこれ以上出血しないようにする技術のことだ。

オレは前世は医者じゃない。ただの会社員だ。だから、専門的なことは分からないし、医者が見たら卒倒するほどのお粗末なものだが……それでもちゃんとした医療機関へ受診するまでの命をつなぎとめられるはずだ!

 

そして、針を皮膚に刺し、糸を通して結び目を作ると、なるべく均等に間隔を保ちながら早く、だけど正確に縫い進めて行った。そして5分後……

 

「よし……これで命を繋ぎとめた。応急処置だから今すぐ医者に診せな。オレは人を連れてくる。」

 

そしてオレは呼びに行こうとすると男が呼び止めた。

 

「待ってくれ……」

 

「あん?」

 

「その……姿が見えないのだが……」

 

「あ~……呪いで姿が見えなくなってんだよ。(呪いはウソ)」

 

「そうか……じゃなかった。私が言いたかったのはそれではなくて……」

 

「何だ?」

 

「……虫のいいことを言っている自覚はあるのだが、こだまの子と花翼の集の人たちには知らせないでくれ……」

 

「……んでだよ。」

 

オレが男に問うと、男は話し始めた。

 

「……私が研究しているのは、クク竜に乗れない失翼者(しつよくしゃ)のために空を自由に飛ぶことができる機械――「燃素の翼」だ。そのために必要な燃料が足りないんだ。そこで私はクク竜の体内にある燃素を抽出できる装置を作成した。」

 

男の声、そして失翼者(しつよくしゃ)のことを思う男の情熱を聞いたオレはふと前世で得た知識を思い出した。

 

「(思い出した。コイツはテパル……失翼者(しつよくしゃ)のために誰でも空を飛べるジェットパック――「燃素の翼」を作成した男だ。チャスカの伝説任務で名前が初登場し、その時は故人だったんだが……)……それで?」

 

「私は革命的な発明をしたはずだ。「燃素の翼」があれば失翼者でも、自由に空を飛ぶことができる……だが、その燃料の確保ができずにいたところ、クク竜の燃素を抽出することによって燃料を確保する手段を手に入れることができた!」

 

「……待てよ、それだとクク竜の安全はどうなる?燃素が無いと竜は衰弱状態となり、最悪の場合死ぬだろ!」

 

「……責められるのは分かっている。だが、人類とナタに対する思いは本当だ!本能のまま襲い掛かる竜はたくさんいる!そのせいで亡くなる人が出る!だから…」

 

「だから竜に何したっていいってか?ハハ…………ふざけるな

 

オレは自分勝手なことをのたまうテパルに殺気を浴びせると、テパルは怯んだ。

 

「お前が今言っている言葉分かってんのか?邪魔だし、ウザイから手を下す……それだとお前が嫌っている竜と同じ行為をしてんだよ!」

 

「だ、だが……」

 

「だがもタガーでもねぇ!お前は人類のために努力してんのは認めよう。だけど、本来人類は翼が無いから空を飛ぶ必要はねぇ!そんなお前らが空を飛べるのはクク竜が一生懸命乗っている人のために安全に気を付けて飛んでんだよ!お前は自分の体重の半分以上ある重い荷物を背中に載せて全力で走れるか?」

 

「……いや。」

 

「そうだ。クク竜は重い物を持ち続けるストレスを感じながらもそれでも人のために頑張ってくれる無くてはならない存在だ。」

 

「だけど……あいつらは強者の呼びかけにしか応じないし……弱者には目もくれない……本当に人のことを思いやれるのなら何故私のような「失翼者」が出るんだ!知っているのなら答えてほしい!」

 

テパルは悲鳴をあげるような緊迫した声でオレに言った。……そうだよな、お前は誰よりも空を愛し、空に興味があったんだよな。だからこそ自分のような空を飛べない人を出さないようにしたんだよな。でも、今のままでは竜に対する誤った認識のまま竜を憎み……破滅していく道に進むしかなくなってしまう。だから、オレは隠さず本心で感じたことを言うことにした。

 

「それはだな……お前がクク竜のことを信用していないからだよ。」

 

「は……?」

 

「竜は繊細な生き物だ。搭乗する人の心を理解することだってできる。お前は心のどこかでクク竜に対して墜落するかもしれないとかそういう恐怖を感じていたんじゃないか?」

 

「違う!私は本当に……本当……に……」

 

「自信が無いんだろ?なら、それを感じ取ったクク竜は断るのも当然……なぜなら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だからだ。とっさの判断ができずにそのまま心中したくないから断ったんだよ。」

 

「じゃあ……私は……勝手に絶望して、クク竜にとんでもない過ちを……あ…あぁ……」

 

自身がした行為に自己嫌悪し、泣きそうになっているテパルをオレは伝えた。

 

「まだクク竜は死んでねぇんだろ?まだやり直せる。今すぐ檻に閉じ込めているクク竜を解放するんだな。そして、罪を償ってまたここに戻ってきたら今度は人も竜も幸せにできるそんな発明品を作るんだ。それがオレとの契約(約束)だ。」

 

オレがそう言うと、テパルは苦笑した。

 

「契約って……そんな古代の龍が使うようなこと言うなよ……でも、ありがとう。」

 

そうオレに感謝したテパルはまるで憑き物が落ちたかのように顔が清々しかった。

 

「これから私は族長の所に行って私がした罪を話す……何年かかるか分からないけど、いつかあなたの呪いを解く発明品を作るよ。」

 

「おう。楽しみにしている。」

 

「ああ……待ってくれ。まだ名前を言ってなかったな。私の名はテパル。もしよければあなたの名前も教えてくれないか?」

 

そう言われたからには名前を名乗らないと不敬だよな!オレは二度目の自己紹介をテパルにすることになった。

 

「オレは偉大なる聖龍――クフル・アハウだ!今は燃素でしか操れないが、いつか汝の元に発明品を見ることを誓おう。」

 

「本当に……古代の龍……なのか?」

 

「まぁ、肩書きは今となってはどうでもいい。大切なのは今を生き、何を為すのかが大事だ!」

 

「そうか……そうだよな……肩書きよりも今を生きる……か。」

 

そしてテパルが去ろうとしたが、すぐに足を止めた。

 

「そうだ。もしも発明品に興味があるのなら「ナタの工房」に向かうといい。そこには私が作ったものより良い発明品があるはずだ。」

 

「(いやまぁ知ってたんだけど……)……ありがとな。行ってみる。」

 

「今度こそさようなら、アハウ。今日のことは忘れない。」

 

「さよなら、テパル。ちゃんと医者に見せに行くんだぞ!」

 

分かってる―と声が聞こえたからきっと忠告通り医者に傷口を見せに行くんだろうな。そう思いながらオレはナタの工房へ向かうことにした。そこなら燃素を貯蔵できるかもしれない……そう思いながらオレはこだまの子の方へ駆けて行った。

 

 

 

 

「そして、私は罪を償い、今はシロネンさんの弟子として働くことになったんだ。」

 

「そうだったのか……知らなかったぞ!まさかテパルがそんなことをしてたなんてな!」

 

「パイモン、お口チャック。」

 

「あ……ごめん。」

 

「気にしないでくれ。前に何度も聞かれてたし……そう思われることをしでかしたんだからな。」

 

テパルはそう言うと、あの時の出来事を思い出すかのように目を細めた。

 

「あの時、アハウに出会わなければ私は親父とプマー…母さん、そしてこだまの子の人たちを憎みながら死んでいったんだろう。それに一命をとりとめたとしても私は竜に対する認識を歪んだまま発明を行い、大勢の人に迷惑をかけたにちがいない……そう考えるとアハウは私の命の恩人だよ。」

 

「へぇー!アハウってそんなことしてたんだな!いっつも偉大なる~とか、聖龍~って言ってて、最初は嘘だろって思ってたけど、本当に凄いことしてたんだな!」

 

「あぁ……私も最初に出会った時はそう思った……だけど、彼が人と竜を思いやる心は本物だよ。」

 

「だったら、偉そうな態度を取らなきゃいいのにな!そうすればもっと尊敬されるのに……「だったらお前も直す口があるだろうが!」わぁ!?」

 

突如、聞こえた声の方に振り返るとそこには()()()()姿()のアハウが顔を真っ赤にしながら怒っていた。

 

「何だぁ!?コソコソとオレに対する陰口を言いやがって!その減らず口をオレが針で縫ってやろうか!?」

 

「ひぃ!?ご、ごめんって!」

 

「はぁ……まぁいい。不躾な態度は今の謝罪で許してやる。んで、テパル。シロネンに頼んだデスクトップミュージックパソコンはもうできてるか?」

 

「あぁ、それなら先日完成したばかりだよ……ほら。」

 

テパルが工房の奥へ引っ込み、何やら探した後、再び前に出ていくとテパルが持っていたのは四角くて、厚さが薄く、両手を広げても収まりきらないほどの鉄のような金属を使っている不思議な物体だった。

 

「おお!!これこれ!電源ボタンに薄いキーボード!そしてマイクも搭載……最高だな!テパルもありがとな!感謝の意を示すためにシロネンにチョコレート持ってってやろうかな……テパルは何か欲しいものは無いか?この偉大なる聖龍クフル・アハウ様が叶えてやろう。ただし、叶えられる願いだけだがな!」

 

「いや、私はもう十分にもらったから大丈夫だ。ありがとう。」

 

「そうか?なら、今後も依頼するからな!また思いついたら来るからな!」

 

アハウはそう言うと、持ってたバックの中へパソコン?をしまい、去って行った。

いつも思うけど、どうやってアハウが持てるサイズにしてるのかな……?

 

「はぁ……びっくりしたぁ。まさか聞かれるなんてな。」

 

「パイモンがそんな風に言わなければいいと思うけど……」

 

「もう!空もそう言うなよ!」

 

「ハハハ、君たちは仲が良いんだね。またおいでよ。」

 

「はい、ありがとうございました。」

 

「ありがとな!」

 

そう言うと、僕たちはナタの工房から出た。今度キィニチにもアハウがテパルを救っていたことを教えてあげよう……そう思いながら僕は「懸木の民」へ向かった。

*1
強靭な後腿とふわふわのしっぽを持つ竜。頬袋に隠したフレイムグレネードの繊維を吐き出して、遠くの物体に巻きつけることができる。

伝説によると、かつてのユムカ竜は現在の姿とは全く異なり、非常に小さく、見つけるのが難しいほどだったという。彼らは風に乗って飛んだり、他の巨大な竜の体表に付着したり、雲のように群れをなしたりして移動していた。しかし、その能力が退化した後、現在の形態を維持するためにこの姿を選ばざるを得なかった。

*2
尚、実の娘のクリーヴだから体罰で済んだ。もしも他の孤児が反抗や脱走しようとしたらその時点で秘密裏に殺される。

*3
「凶月血炎」と呼ばれる奇怪な炎を操る力を持っており、邪眼や神の目を使わず共に元素力を引き出すことが可能。彼女の力の根源や赤黒い月についての詳細は未だに明かされていないが、記憶を抹消したり、殺した人間が残影として現世に残り続けるなどの効果がある模様。

*4
飛行試練で失敗し続け、クク竜に認められなかった者は、最後にはやる気を失い、挑戦を諦めてしまう。「花翼の集」では、そういう者を「失翼者」と呼ぶ。




ねじれポイント

テパルを救ったため、チャスカの伝説任務で起きたいざこざが起きなくなった。

テパルは飛べない人のために頑張っていたから救われてほしいと思い、この話になりました。次回はペルヴェーレとクリーヴを救うために工房に依頼する予定です。
シロネンの父を少し改ざんするかもしれません。
(シロネンの両親について調べても情報が少なかったので。)
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