やっぱこの世界野蛮だわ   作:厄介女ホイホイ

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強引に展開を作ってくスタイル!


迷い込んだのは新たな門出

 

 

 

「「「「うおおおおおおッ!!」」」」

 

 

響き渡る雄叫び。

 

「おい!俺は受験生だ!」

「嘘つくんじゃねえ!!」

 

行き交う怒号。

 

──ドドドドドッ!!

──バンッ!バンッ!

 

鳴り響く銃声。

 

そんな中座席の下に隠れる俺氏。

どうしてこうなった…。そんなことを思いながら俺は頭を押えた。

 

 

▼▼▼

 

 

我が家はちょっとした旅行に出かけた。

大佛にはお土産買ってきてやるぜ!なんで伝えてかなり満喫した旅行を過ごした。

 

帰り際、空港内。

 

人が多くてまあ親とはぐれたわけだ。

まずここで慌ててはいけない。そう思ってトイレに行き用を足し、精神を整える。

 

そのままトイレから出てスマホを取りだし親に連絡。

どこいるの?という問いにトイレから出たと回答。

 

親も親でお気楽マイペースな基本放任主義な故に息子である俺の管理が甘いところがある。

まあしっかりしてるし大丈夫だろ、がお決まりのセリフだ。

 

もう飛行機乗るよ〜なんて言われるもんだからすぐ向かう〜と、返事。少し慌てながら乗る飛行機を探して、そうして乗ったのが──

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃああああッ!」

「こ、殺さないでくれ」

「あ、あいつ!あいつ銃弾持ってるぞ!」

 

──どうしてJCCの編入試験用の飛行機なんですか?

 

間違えた俺が悪いし、はぐれた俺が悪い。

子供から目を離した親も悪いっちゃ悪いけど、何よりいちばん悪いのが公共施設から乗れる場所に編入用の飛行機を待機させてた殺し屋側の方々なんだよなあ。

 

どうしてこんなことに巻き込まれないといけないんですか?ガバガバシステムかよ、はーつっかえ……ひぃ!今銃弾掠った!

 

試験内容は原作で出てたもの。紛れ込んでるプロの殺し屋から指定された銃弾を奪えってやつ。巫山戯んな、無理だわ。

 

ふぅ、にしても良かったぜ。人生二周目の俺だから泣き喚かないでいられた。いや、現在進行形で泣き喚きたいけどね?

 

お父様お母様、本日、私あの世へ旅立たかせていただきます。さよならー……ぎゃあ!目の前に死体が!

 

……うーむ、グロい。誰か収拾つけてー。

親も心配してるだろうし、連絡したいなあ。

 

エッホエッホ、わりぃ、俺死んだ(ニコッ)って伝えなきゃ。

大佛ィ!ヘルプ!俺を助けろ!

 

……はあ、現実逃避も一旦ここまでだ。落ち着け、餅つけ、ペッタンペッタンだ。

 

ひとまず波風立てずにこのまま生き残り、試験に落ちる。そのまま地元へアイルビーバックだ。

 

……あれ?目の前に落ちてるの指定の銃弾じゃね?

 

思わず手を伸ばし、それをキャッチ。その瞬間──

 

「1次試験終了です。お荷物を纏めて降りる準備を始めて下さい」

 

あ、終わった。

とりあえずこの銃弾、誰か生き残ってるやつに押し付けて………だいたい死んでるやんけ!

いやまあ、待て。このまま中で待機だ。そしたら元の空港に戻れ──

 

 

 

「なお、この飛行機は着陸とともに爆発しますのでお気をつけ下さい」

 

 

 

──ねえじゃねえか!

おら降りるんだよ!あくしろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二次試験、スニーキング試験。

到着した島で行われる試験。

日が暮れるまでの間に試験官に見つからずにやりすごせという内容。つまりかくれんぼである。

 

要は殺気やら気配を殺してやり過ごしましょうってこった。

かくれんぼは得意だぜ。

 

……てか待てよ?ここで自分間違ってここに来ちゃったって言えばいいんじゃないか?

……いや、一般人にバレちまったら殺すしかなくなっちゃったよ展開が待ち受けてるかもしれん。こうなれば正式に試験に落ちて何事もなく帰らせて頂こう。

 

 

 

「えー、なお見つけ次第発砲していくので覚悟しておいてくださーい」

 

 

 

見つかってやるかバカめ!隠れきるわコンチキショー!!

 

その後、完全に気配を殺し、身動ぎひとつすることなく森の木々や土と同化すること数時間。隠れ切ることに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、三次試験だ。何故ここまで俺が生きているのか分からない。誰か帰らせて。

周りにいた他の受験生たちもかなり数を減らして俺を入れてもはや両手で足りる数になっていた。

 

もはや、俺を原作介入させようとするなにかの陰謀が働いてるように感じる。やめてくれ、頼むから。

 

なんか周りもなんでこんな子供がここになんて目を送ってくる。いやほんとにね。俺もそう思う。

試験官の方々は俺を訝しむような視線。そりゃね。受験生の名簿とかに居ないでしょこんなガキ。

 

「えーそれでは、最後は競走です。とある地点で私が待ってるので、今現在のこの場所からそこまで来てください。以上」

 

端的な説明素晴らしいね。全く理解できないという点を除けばな。

説明不足すぎ。とある地点ってどこ?競走だけ?

 

「地点の場所は教えません。各自、自力で見つけ出してください。ちなみに試験中は試験官の妨害ありです。至る所にトラップもあるので死なないよう気をつけてくださーい」

 

あらヤダ、丁寧な説明ありがとうございます。

つまり、ワシに死ねと言うんじゃな?

 

「それでは散開」

 

その一声共に周りの人達は一斉に飛び出した。

やだもう、みんな見えなくなっちゃった。どうするってこれ。終わりです。生き残る道が見えません。たしゅけてたしゅけて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──生き残って辿り着いたのは一名と……君、合格ね」

 

なんか合格しちゃったんだが?

 

私の人生これからどうなっちゃうのぉ?




えーありえなくないこれー、と思う人もいるでしょう。私もそう思います。
でもね、話に展開作ろうとしたらこうなったの。色々許して。
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