やはり、まだまだ語彙力が足りんと思う今日この頃
というか燈矢君の炎、青なの完全に忘れたは
今回もコラムを出します。
内容は「轟 炎司」と「ショウタロウ」の関係です。
黒スーツを着込んだ男が今もなお燃えている瀬古杜岳に立っている。
解けかけている氷の道を進みながら。目的の場所に進んだ
しかし、その先には抜け落ちた歯しか残っていなかった。
「……誰もいない?」
男が探していた物は――――
「さて、これをどう治療できるのか…」
ある組の地下にある
「ま、上手く行かずとも」
パサッ…
「俺の個性の実験台として優秀かもしれないな」
それの前に立っていた男は素手でそれに触れたのだった。
そして
-約1年後-
燈矢14歳
燃え死んだはずのそれの目が開いた。
「……?」
(ここは…?俺生きている…?なんで)
その少年はベットから降りて足を進め廊下に出ていったのだった。
死穢八斎會のリビング
「…出来たのです――!!」
そこにはホットケーキと飲み物が二人分おかれたのだった。
「おぉー、結が来てから食が豊になった気がするぜ」
「えっへへ…そうですかね?」
「そんじゃ…いただきます!!」
パンッ!!
「いただきますです。」
モグモグ
「…うめぇ」
「そうでしょ、そうでしょシロップ掛けたらもっと美味くなるのですよー」
そのつぶやきの後、黙々と食事を進め、最後の一切れになったとき翔太郎は口を開いた。
「そういや、ここ一年色々と忙しかったけどよ…結、聴きたい事がある」
「いいですよ、知りたい事なんでも教えましょー」
どっかで聞いたことあるセリフ
「なんで、お前は何十年も眠ってたんだ?」
「え?…今更ですか?」
「あー、変な理由だったら困るし二人きりになるタイミングが欲しかったからさ」
「!…///ま、まぁいいです。」
あー…やっぱそう言う感じか
「理由は、二つですかね?一つはあの時代で私が望んだ事が満足に出来そうになかったから、もう一つは」
「あなたに恩を返したいからです」
「俺に恩…?」
「え"?!嘘でしょ…自覚がない?」
「…お前をあの家から救い出したが結局最悪な目に合わせちまったし、前世の最期の戦いの時、お前の願いを無視したし、それなのに全てを捨てて未来まで眠るほどの恩なのか?」
ハッキリと翔太郎は考えてた事を伝えた。
ジトー…
「…ノンデリ」
「事実だろ?それにノンデリの使い方違くね?」
ジト目を向けながら結は口を開いた。
「…貴方がいなくなった後、貴方が望む生き方をしました。例え、満足しなくてもそれを貫き通すそのつもりでいました。」
「しかし、あの男『八木俊典』に偶然出会い、貴方のメッセージを聞きました。そして、もしかしたらまた転生するんじゃないかと淡い夢を持ってしまいました。」
「けど、ふとこう感じる事があるのです。もし、貴方が転生しても独りぼっちなんじゃないのか…と」
「…独りってのはどういう意味だ?」
俺ボッチになるつもりねーし
「…時間に取り残されるという意味の独りです。例え昔の顔なじみに出会ったとしてもその人々は自分の時間よりも先にいる。永遠の命があまり良い物でないという話に似ているのです。」
その話を聞いて翔太郎は少し驚いた。
「…気づかなかったのですか?」
「…」
正直気づいてなかった…嫌、気付こうとしなかったの方が正しいかもな。だが、おかげで話は見えた。
「『私くらい貴方と一緒に取り残されよう』そう思ったから眠ったのです…あの時代から逃げたと言われてもおかしくないですけどね」
その顔には少し曇っていた。
「嫌、正直すごくうれしいぜ。おかげで納得した、話してくれてありがとうな」
ニコッ!!
「…はい!!」
いい笑顔だな
そう思いながら冷めた一切れを食べた。
「さてと、日課に行きますか」
「おねむりさんの世話ですね、お供するのです。」
そして、二人は屋敷の地下に向かった。
「…けど、あの子ホントに大丈夫なんですか?…もう一年位ねむっていますよね?」
「さぁ…でも廻がしっかり治療しt…」
曲がり角を曲がるとなんとそこには噂の当人が立っていたのであった。
「ウワーーーー!!起きたーーー!!」
「ちょ、翔太郎様!静かに!!」
「…ここはどこ?」
(!?…これ俺の声か?)
「ここはー…えっとですねー」
(組事務所って言っていいんですかね?)
結が悩んでいると燈矢の背後からその答えが届いた
「休憩室だ。」
「!…あなたは?」
そこには少しいらだっている治崎 廻が立っていた。
「けが人がうろうろするな…色々と話さなくちゃならない事はあるが、まずは」
「目覚めて、何よりだ轟 燈矢。」
「?!…なんでおれのなまえ」
(し、舌が上手く回らない…)
「…まずは、部屋に戻れ」
そう、促され燈矢はその3人と共に部屋に戻った。
「いいか?落ち着いて聞いけ、お前が燃えてから約1年経過した。」
(1年…!?何だ、何が起きた?何が起きている?…俺は瀬古杜岳で…燃えて…それで)
ハァハァ
「落ち着け…このまま話すぞ、まずお前の肉体だが」
「お前の今の身体は3割はお前の物だ。そして、残りの7割だがベースは死体から再生している。」
「した…え?」
「安心しろ、まだ腐敗していない死にたての死体だ。その死体を…」
「廻ストップストップ」
その言葉を遮るように翔太郎が口をはさみ、治崎は不機嫌になりながら話すのを止めた
「何だ兄者?」
「嫌、あれ」
翔太郎が指さした先には
ハァハァ
燈矢はより息を荒げていた。それを一緒に見ていた結は席を立ち
「お、お茶持ってくるのです。」
「待て氷叢さん、持ってくるなら水だ」
「は、はい!!」
水を飲み少し落ち着いた燈矢に彼自身の状態を治崎は順をおって説明した。
要約すると
燈矢の身体はほとんどは燃え尽きており、治崎の個性であろうともそれだけでは治すことは出来ない。
そこで、脳に深刻なケガを負い死んでしまった組員の臓器を利用。(死んでまもなくの死体)
個性『オーバーホール』で彼のサイズに合わせて臓器を調整、そして、炎系の耐性を付けるために炎の個性を持っている組員(ちゃんと生きているし、治療後も生きている)の皮膚や頭髪から細胞を採取、それを使い臓器をコーティング。
焼け落ちた皮膚も臓器と同じように個性で付け合わせ肉体的には完治させた。
ただ、治療の際、二つの問題があった。
1つは瀕死の渋滞から個性を使った治療を行ったので体力の問題。無駄な損耗を避けるために迅速かつ丁寧に個性を使用したのだがここから一年間、目覚める事はなかったのだが今日目が覚めてその問題は解決した。
もう1つは顔が物理的に変わった事。燈矢の容態で最も深刻な状態になっていたのは顔と喉であり、下顎は既に外れかけていた。故に、ほぼ治崎のイメージで顔を形成、喉は例の遺体からそのまま利用したので声帯そのものが変化していた。過ぎてしまった事なのでどうしようもない事である。唯一の救いは瞳が残っていた事ぐらいである。
更に、治療後の問題も山積みであり
主に、個性の使用についてである。いくらコーティングしたとは言え治崎も自身の個性を知る際に論理的に出来る事を知ってただけで、初めて試みなので恐らくそこまでの効果は期待できない。個性自体も弱体化しているが、耐性も弱体化しているであろう。
つまり――――
「個性を使うな、使うと死ぬぞ」
「…!?そん、な」
個性を使用禁止である。
「ま、まぁまぁ一旦家に帰ってから考えればいいのです」
「家…!!そうだ、帰らなきゃ!!」
燈矢はまるで正気に戻ったかのように声を荒げた。
「待て」
「お医者さん…なんで?!」
「俺は医者じゃない、だが、経過観察を見たい…それ次第でお前の個性の許容範囲が分かるからな、禁止も解けるかもしれない」
何を考えているのか気付いた翔太郎は半口が自然に開いた
「…あー」
(ヒーロー嫌いだから、家に行きたくないし、ここなら、俺の個性について調べるのが楽になるな)って考えてるな、廻
「…なら、それならお父さんに見てもらった方が良い!!炎の個性で右に出る物にいないし!!それにお母さんたちに謝らないと!!…ひどいことしたし、…言ったし」
「…燈矢君」
燈矢の事を見つめながら結は心配そうにつぶやいた。
「…駄目だ」
「治崎君?!」
「…個性による災害によって行方不明になった人間の死亡認定の期間はどれくらいか知っているか?」
「?」
「一年だ、一年経過したら死亡と認識される。まだ一年経っていないが、ほぼ死んだと思われていてもおかしくない…俺の元に来い、ちゃんと治療してやる」
「……ッ!」
燈矢は顔を手で覆った
「ちょ!廻?!」
向きになってもそれはアウトだろ!!
「お前の帰る場所はもうnドゴッ!!」
「…言い過ぎだ、馬鹿!!」
バタンッ
「あ、あにじゃ…」
治崎は呟きながら気を失った。
「あー…燈矢君、コイツが言った事は気にしないで…」
「うるさい…」
おっと、これは
「俺は他の人間から教えを乞う気はない…」
「俺に教えられるのは…!!」
シュボッ
「お父さんだけだ!!」
ボウッ
まるで怒りに反応するかのように炎が腕から噴き出て、部屋を飲み込もうとしていた。
「…」
結構、火力高いな、流石炎司の息子ってか?こういう時は
Heat!!
キュイン…
「
」
キィィィインン!!
ガシ
ボウッ!!
翔太郎は燈矢の腕をつかみ、波打つ炎を球体の形にした。
「バーンフィールド!!」
…より強力な炎で包み込むに限る。熱量はちゃんと抑えたし大丈夫だろう
「…?!お父さんの炎?」
「…あ」
もしかして、炎で分かるのか?!や、ヤバイ
「…そんなわけあるもんか」
「あ、そ、ソウ!!キミノオトオサンノホノオヲコエラレルワケナイジャン!!!」
その驚きがあったせいなのか燈矢は落ち着きを取り戻した。
「ま、まぁそんな事より轟ちょっと落ち着いてくれ、帰る場所が無いとかコイツが言ってるだけだから大丈夫、大丈夫だから」
「…え?翔太郎様?」
(治崎君は言い切っていない事はっきり言って大丈夫でしょうか?)
「…けど、事実ここに長居すると、そうなりかねないよ。だから、家に帰る事は俺も賛成かな?」
「…おじさんは誰?」
「…あー俺は君をここまで運んだオジサン、一応今気絶しているコイツの義理の兄。」
「んで、帰る場合、一つお願いがあるんだ」
「…お願い?」
「あぁ、気付いていると思うがここは病院じゃない」
「…ッ?!」
あれこれ気付いてなかった?
「んで、ここの事を知られると色々とマズイ…だから…まぁ約束してほしいのは二つ」
「一つは実家まで車で送るけど眠らせて送る事になるのを了承してほしい」
「そしてもう一つはここの事を話さないで欲しい、何かを聞かれたら『気が付いたらココにいた』と頑なに通して欲しい…約束してくれるか?」
「…分かった。」
「…良し!!それじゃぁ準備すっか!!」
そうして燈矢は家の近くに送ったのだった
-その夜-
そこでは毎週行われている翔太郎、治崎、鳴海、そして結の四人での会議が行われていた。
今日の出来事を聞いた鳴海は話があっているか確認を含めて口にした
「つまり轟の坊ちゃんは何とかなったんだな」
「まぁ、そんな所、良かったぜ」
「…意味ないと思うが」
頬杖をつきながら治崎は呟いた。
「嫌ー治崎君って意外とKY何ですねー」
「…」
治埼は結から目をそらした。
「ま、まぁまぁ廻がいなかったら俺たち二人じゃ助けられなかったし、そこまで言わなくても」
「…そうですけど!あんなことハッキリ言っちゃだめですよ!!」
「……」
廻はそっぽ向いたままだった。
「…しかし、あの坊ちゃんには悪いがようやく動けるな」
「あー…うーん確かに」
過程がどうであれ、文脈的にはヒーローの息子を攫ったっていう大問題だったから。マジで表立って動けんかった
「今一番の問題は…All For Oneとオールマイトの決戦の準備だがな」
「…確かにな」
「今から5年後にあるかもしれないって事でいいんだよな?」
「はい!私が八木君にそれっぽく聞いてみた情報と」
「俺が仕入れた裏の情報を統合して出た予測だ、信じてもいいと思うぜ」
この一年、別に燈矢の世話だけしかしてこなかったわけじゃない、
結が復活した事はオールマイト…まぁとっしーの奴に彼女自身が知らせていたらしい、もちろん俺が復活した事は伝えずな。多分、異形差別で疲れて自らを封じたんだと勘違いしてんだろうなー
鳴海の親父は裏の情報収集、治崎は燈矢の治療以外何も分からない、アイツ秘密主義過ぎるよな
…え、俺?スタンダールの愚痴を聞いたり、ヒーロー免許の試験落ちたり…送崎や香山は忙しくなったからあのお茶会の回数も減った…ナニモシテナイナンテイワナイデネ
「それで課題は何だと思う?兄者」
「え?…んー一番の課題で俺達でしか対応できないのって絞るなら魔王様はきっと引き連れるであろうドーパントだな」
「…理由は?」
「まず、ドーパントにはガイアメモリしか解決策が無い事、んで俺と廻が公安にいた頃にも既にドーパントがちらほらいたから…今、相当いるって考えてもおかしくはない」
公安も有効打になる手段のほとんどが使えなくなったからほったらかしだろうし
「…俺も同じ理由だ、流石兄者。…だがそこからどうするべきが問題だな」
「あぁ…いくら俺でも大量のドーパント全員にメモリブレイク必ずするってのは無理だから、行動としては…そうだなロストドライバーの量産、もしくは複数個作る事をまず、するべきだろう」
「量産…出来るか?」
「そこは…ほらオヤジに頑張ってもらって、大量生産ってわけじゃないし」
「…親父出来るか?」
「…俺が知るか、だが検討してみよう。」
「あの、そもそも5年あるのですよ?流石に急ぎ過ぎじゃぁ…」
「ドライバーの量産を考えればこれ位妥当だろ」
「そう…なんですかね?」
「…兄者、量産の問題は他にもある、ガイアメモリの使用者だ。」
「あー…そっか」
その問題に対し疑問を感じた、結はひそひそ声で鳴海に聞いた
「?…ガイアメモリって似た能力の物なら個性を持っていても使えるんじゃないんですか?」
「…確かに問題はないがメモリの力を十全に使いこなせないという事らしい」
「へーそうなんですね」
「んー…」
俺はあの時のマグマドーパントの兄ちゃんに違和感を感じたし、治崎も同じメモリで個性持ちと無個性で戦闘能力の差があると感じていたから、あながち間違えでもない…はず
「ま、メモリに関しては試したい事もあるしそこは置いといて、戦う奴はメモリを使わずとも十分に強い奴を選びたい」
「…ん?という事はここにいる俺を除いた、翔太郎、結、治崎の三人だけで戦うって事か?」
「そ、後、俺のツテで頼りになる奴も呼ぼうと思う『スタンダール』って言うんだけど」
「…!!最近オールマイトのサイドキックになったヒーローか、知り合いなのか?」
「あー…偶然な」
「成程…だがまだ少なくないか?」
4人対多数しかも内3人はメモリの力半減って考えっと…やっぱ厳しいかな
4人であーでもないこーでもないと悩んでいると会議室の扉が突然開き衝撃の人物が入って来た。
「…あ、いたいた。さっきぶりだなお前ら」
「「「は?!」」」
開けたのは送り届けたはずの轟 燈矢だったのだ。
「轟の坊主、お前なんで…」
「それ以上言うなら燃やす、俺の名は"荼毘"だ」
「ゑゑ…」
この数秒で燈矢…否、荼毘が恐ろしいオーラを出し、部屋に緊張を走らせた。一人を除いて
「…やはり来たか」
「廻?!…お前ちょっと来い」
治崎と翔太郎は緊張で動きが止まっている二人を置いて少し離れた
ヒソヒソ
「もしかして、こうなると予想していたのか?!」
「まさか、ヤマはっただけだ」
「ヤマって事は何か知っているじゃねーか!!事前に教えてくれよ」
「兄者直球で伝えるし、結は小言で漏れる、親父は単純にオブラートに包むのが下手」
「ま、まぁともかく今でも良いから俺にも教えてくれ」
ヒソヒソ
「…これだ」
「…?何この雑誌?半年以上前の刊じゃん」
「20ページを見ろ」
「20ページ…『エンデバーの息子のやはり死亡か?』!?」
その記事には焼けた瀬古杜岳で"下顎"が発見されたという事が書かれており、息子の死亡したのではないかという事をほのめかされていた。
「…おかしい」
下顎は外れないように何とか俺が押さえつけて運んだ。歯は抜けてたし最終的に下顎外れたけど。それが山に見つかった…?
「…ともかく、"何者"かの手が入っている事が確定…そして、2ヶ月前に轟の家に侵入したが既に仏壇が添えられていた。」
「…だからあの勧誘か、お前も十二分に下手じゃねーか!!」
「うるさい、送り届けた車をそのままに待機させて今に至るってわけだ」
「終わったか?」
一方、荼毘はくつろいでいた。
「あ、あぁ悪い悪い取りあえず荼毘って呼べばいいんだな」
「そうだ。」
「んで、何で戻って来たんだ?俺達に何かを求めているからここに来たんだろ?」
「…俺に練習台になれ」
…要は強くしてくれか
「…へぇ、『教えられるのはお父さんだけだ』って言ってたのにどういう気持ちの変化?」
「…あの炎、やはりお父さんの物に近いからなサンドボックスとしてとても優秀だと感じた、でそこの医者さんに肉体の状態に確認する」
「勘違いしているみたいだからもう一度言うが、練習台だお前に教えてもらうつもりはない」
「強くなって何をするんだ?」
「…別にどうでもいいだろう?」
ヒッ
…さっきの、ちっちゃな悲鳴は結のだな。というか言わなくても分かる炎司に復讐するつもりだな…利用する事しか考えなくなったって感じか?……なら
「分かった、だが条件がある」
「…」
「5年後、でかい戦いが起きる。その時に力を貸してくれ。」
「ハハ…約束は出来ねぇな」
「大丈夫その時は」
Heat!!
キ"ィィィインン!!
「力づくてお前を無力化して元の場所に戻す。それだけだ」
「…ッ!!」
「は…ハハ…ハハハ!!いいな!それだ、その力が欲しい!!精々壊れるなよ!!サンドバッグ!!!」
震えを無理やり武者震いに変えたか…いいねぇ
「…(兄者が戦う時の目になったか、これは忙しくなりそうだ)」
この夜、不始末の火が一員に加わったのだった。
「志柄希 翔太郎」
医療機関に頼るのではなく弟に頼った男。
実際、死体とほぼ同然の死にかけだったので医者に診てもらっても意味はなかった。
それはそれとして、表立って行動できなくなって頭は抱えたが、何とか助けられたので良かった良かった。
5年間に何をするべきか話し合い、何もかも足りないがまずは今いる戦力の強化をする事にした。
「轟炎司との関係」
彼とは兄弟弟子の様な関係である。
前作でショウタロウはインターンや職場体験先として炎司の父親『イグナイター』の所を選び、彼の技『赤熱炎拳(セキネツエンケン)』を見ているだけで習得し、イグナイターはとても気に入り自分の息子と会わせた。それが、炎司と翔太郎との出会いである。
炎司はショウタロウを兄弟子とは口では認めていなかったが尊敬していた。
前作に登場した炎系の技である。
「赤熱炎拳(セキネツエンケン)」
かつて炎系の個性は、
使えば使うほど制御を失い、
最悪の場合は自らが燃え尽きてしまうという致命的な欠点を抱えており、
ヒーローには不向きな個性とされていた。
そんな中、ヒーロー「イグナイター」は
『確実に制御下で、強力な炎を扱う技』として
『赤熱炎拳』を開発した。
ただしこの技は、
『最大火力ではない』『使用にわずかなインターバルが生じる』という弱点も抱えていた。
その点に物足りなさを感じた翔太郎は、
無理やり火力を引き上げる改良を加え、
この技を『赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)』と名付ける。
結果として翔太郎は、
意図せずして『赫灼熱拳』の発案者となっていたのだった。
「氷叢 結(ヒムラムスビ)」
要は「自分の夢と貴方の為に眠りについた」という事でコールドスリープをした女。
それまでの間、料理が出来るようにしていた。
この一年で戸籍の回復を行い、オールマイトと連絡を取った。懐かしみながらそれはそれとして情報を聞き出した。
燈矢が暴走した際、自分も氷の個性で抑えようとしたが翔太郎の方が早かった。
燈矢の事はちょっと苦手かもしれない。
5年間に何をするべきか話し合い、出来る事は限られているが個性の勘を戻すことや個性の強化を図る事にした。
「治崎 廻」
今回のMVP。
本人としては個性のポテンシャルについて試してみたいからと理由付けて、治療を行った。
死体と個性を使った方法だからか、本人の認識としては死体遊びなので、「医者」と呼ばれるのは心外である。
兄者よりも交渉上手いと思っているが、交渉する姿はインテリ〇クザのそれである。
4人では足りないので人材集めが今後の目標である。とはいえ、自分たちと同じレベルの少なくともヒーローではないやつがいるのか…?
「荼毘」
家に帰ったら既に仏壇が用意されていたし、家は変わってなかった。壊れてしまった男。
行く当てもない所、待機していた車を見つけ、組に戻って来た。
あの時、翔太郎に受けた炎が父親とチラつくレベルだったので彼が丁度いいサンドバックになる。その上、治崎の腕でより治療が出来るのであの取引を持ち掛けた。
正直、翔太郎の脅しはビビった。
自分の強化が今後の目標である。
「鳴海 覇道」
地道に情報を集めていた男。
ドライバーの量産をたまれた時、困った。そして、荼毘が帰ってきてもっと困った。
取りあえず量産について色々と試行錯誤をする事にした。
正直5年でも足りない、出来るか……?
……お察しかもしれないですが、次回相当時間が飛びます。