あ、それはそれとしてアンケート使います。
公安局の地下、照明を落とされた一室。その中央のスクリーンには、一つの古びた映像が映し出されていた。
機械の駆動音と共に、ザラついた画質の中で誰かが呟いた。
『…さて』
『ほんじゃぁ…』
――そして、画面の中で二つの声が重なった。
『『始めようか!!』』
緊張が走る中、映像は過去のある戦いを映し出していた。それは10年以上前、世界を揺るがせた“魔王”と、ひとりの少年の戦いを記録した映像だった。
部屋に沈黙が戻ると、前方に立つ公安の職員が静かに口を開いた。
「…これは、風間大学で起きた事件の日の記録です。」
年配の男が眉をひそめながら問い返す。
「…この映像がなんだというのだね」
職員は頷くと、緊張した声で続けた。
「この映像には、我々にとって有力な力が隠されているのです。」
スクリーンの中で、少年の声が響いた。
『Air!!』
金属的な電子音が追うように鳴り響く。
『キュイン…』
公安たちは、その映像がただの“魔王殴殺”の記録だと思っていた。だが、状況は違っていた。
『…へぇ、まだ生きてるんだ?』
『自分でもビビってるよ』
少年は立ち上がっていた。魔王の一撃を受けてなお、生き延びていたのだ。
「…この少年は何者だ?」
一人が驚きを抑えきれずに声を上げる。
「彼は日録章太郎――雄英高校の生徒で、かつてオールマイトと同期だった少年です。」
「…すさまじいな。彼は今、何をしているんだ?」
しかし、職員の口から返されたのは無情な言葉だった。
「…残念ながら、行方不明です。」
一同が沈黙する。だが、年配の男は疑念を込めて問うた。
「…何だ、それでは“有力な力”とはいったい何なんだね?」
職員は資料の束を持ち上げ、一枚の報告書を示した。
「彼の個性は“ガイアメモリ”と言い、『見たもの・聞いたものを元に特定の姿に変身できる』能力です。…要約すれば、自身の個性を自在に変化させる個性。」
だが、彼はそこで言葉を区切り、表情を険しくした。
「しかし、私はこう考えています――これはただの“個性”ではない、と。」
ざわめきが起こる。年配の男が食いつくように身を乗り出す。
「…ほう?」
「日録章太郎のいとこ、事件の日に風間大学で命を落とした人物――覆 創(オオイ ソウ)。彼女はこの時代のロボット工学と個性因子の権威であり、“シュラウド博士”の名で知られていました。彼女の遺したレポートの中に、こんな記述があったのです。」
映像が切り替わり、手書きの図面と英文混じりの解析資料が映し出された。
「個性を媒介に武器とするシステム――『ライダーシステム』。これは、大学の監視カメラ映像とも照らし合わせて、ある特異な個性と深く関係していることが分かりました。」
それとは別の映像がながれ、その中で赤色の装置と変身シークエンスが映し出されていた。
「映像には、戦いの中心にいた“この少年”が、はっきりと映り込んでいました。」
誰かが息を呑んだ。
「……まさか」
「えぇ。彼の個性はこの“ライダーシステム”に深く関与していました。そして、最近――この個性に酷似した能力を持つ者が発見されたのです。」
職員は映像を一時停止させると、明かりをつけ資料を配った。
「この力があれば、我々は魔王に立ち向かえる。もはや、オールマイトに頼る必要はありません。我々自身の手で――平和な世界を維持できるのです!」
手元の資料には日録章太郎とは別の男と子供が写っていた……
ーー宮城県
《覚まして…目を覚まして》
Zzzz
…ん?眠いんだが
《目を覚まして…勇者よ》
○ンクじゃないんだが?
《落ち着いて…聞いて…あなたが…眠ってから1000年経過しました。》
「色々混ざってんじゃねーか?!ってあ!?」
ガタッ
…し、しまった。
「…ショウタロウ君、この問題は?」
う、うわー…怒ってらっしゃる
「え、えと31」
「…正解、けど、次寝たら廊下に立たせるよ!!」
「はーい…」
クスクス
三回目の転生から1年後
俺は今、宮城県の小学校にいる。
三度目の小学校は大分キツイ、細かな変化がある歴史はともかく給食後の数学…じゃなかった算数が眠い事眠い事
ま、そんな事より何故、宮城なのかというと、死穢八斎會と俺…正確には二回目の人生の俺が原因である。
簡単に言うと、公安や政府がガイアメモリに興味を持っているという事らしい、どんな方法で知ったのかまるで分からないがある大学での魔王と俺の戦いの映像や記録を入手したらしい、そこを中心に昔の俺の戸籍からガイアメモリという個性に目を付け始めた。
そして、死穢八斎會がロストドライバーやらメモリガジェットを秘密裏に開発している事が知られている。さらには、今回の俺もガイアメモリという個性を持っている。
ガイアメモリに関係していた物の開発をした組織がそのメモリを生み出すことが出来る子供を引き取った……はたから見ればどう見えるのかおおよそ察しが付くだろう?
公安がすでに死穢八斎會の動きを探っているのは明白だった。実際、ここ最近になってやたらと“内偵”が増えているらしい。まぁ、そもそもあの組が簡単に尻尾を掴まれるとは思えないが…俺がいると、話は別だろうな。
…ま、そんなこんなでこのままだと死穢八斎會の解体という最悪の事態が目に見えるもんだから。東北にある、死穢八斎會の別の事務所から、小学校に通っている。ちなみに足が付かないようにはしている…まぁ、無駄な抵抗だったが。
ちなみに小学校に通う理由は鳴海のおっさんが一回やったとしても学校には行くべきだという事らしい、ちなみに廻は渋々神奈川の小学校に通っているらしい。鳴海のおっさん曰く、『二人が一緒にいたら目立つから』って話だが…
まぁ、廻は廻でそれなりに生活できてるだろうな電話もちょくちょくしているし
と、こんな感じで理由をべらべらと心でしゃべっていたがそんなことはどうでもよくて、問題は…
翔太郎は何かを描いた小さい紙を隣にいる、目が髪で隠れている女の子に渡した。女の子はその紙を開くとこう書かれていた。
『どういうつもりだ信乃!!』
それを読んだ少女はクスリと笑い個性で返事をした。
《授業中に眠っていた翔太郎のお仕置き。》
あ、あの野郎、正義の味方のつもりか?
《それと、こういうことしちゃいけないんだよ!!》
全く…コイツは送崎 信乃。宮城の小学校で仲良くなった隣の女の子だ。個性はテレパスと言い他者の脳に直接伝達する物でそれを使って良く会話している。
隣の席というのものあってかよく遊んでいて、みょーに身体能力が高くて時々驚かされてる。
それはそうとコイツ、内気でシャイなくせして個性を上手く使って会話っぽい事をしてくる…口全然開かないけどな。んでもって妙に正義感が強い変な奴だ。これがおもしれ―女という奴なんだろうか?
なんでも、昔は明るい子だったんだが、うるさいだの騒がしいだの悪口言われて、んで……まぁなんやかんやあって今に至るらしい。
《授業聞いてないね》
俺の事気にしている時点でお前もだろうが…
まぁ、そんな日常も…
そんなこんなで授業は進んでいった。
「きりーつ」
「れーい」
「…はい、それでは帰りの会を始めます。」
「来週は算数のテストですちゃんと予習してくるように」
算数のテスト…範囲どこだっけ?
《少数使う問題》
!?…あの野郎、置き攻めしやがった
「それと、悲しいお知らせです。」
「?」
「志柄希 翔太郎君が来週転校します。」
「「「「「え~~~~!?」」」」」
「……ッ?!」
「そうで~す。」
さっきも少し言いかけたが、どうやら死穢八斎會と俺の動きは意味がなかったらしく、東北で暮らしているのが逆に怪しくなったらしい。という訳で急遽、東京に戻る事になったのだった。
まぁ父親役を買って出た男があれはバレるよな
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「坊ちゃんは俺の子でさぁ!!」
「おー少なくとも自分の子供を坊ちゃんとは呼ぶことないだろ」
「え?!…じゃぁ若?」
「ランク上がったな」
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「それじゃあみんな気をつけて帰ってねー」
ん?そんな回想をしていたら終わったな帰りの会
その瞬間
ガタガタ
ガヤガヤ
「ねぇ引っ越すって本当?!」
「どこ引っ越すの?」
「さびしくなるなー」
「もしかして、敵騒動が関係しているの?」
ガヤガヤ
「おぉお?!ってん?」
ぐいぐい来るなと思っていたけど、今なんか気になる事言ってたな…ッてあら?
「信乃どうしたんだ?」
「…ッ」
ダッ
「あ…」
行っちまったな…なんで女子陣頭に手を当てて「あちゃー」してるんだ?
「あー引っ越すのは本当で理由は親の都合、んで場所は東京、みんな今までありがとうな。それと、敵騒動って何が起きているんだ?」
「え?あっ実は最近女子児童の行方不明事件が多発していて、帰りは気を付けてねって言ってたよ…さっき先生が」
全然聞いてない事があだになったな。
「ふーん…じゃっ俺も帰るか」
「追いかけるの?」
「え?」
「頑張って!!」
そう言うと女子陣は全員サムズアップしていた。
「お、おう」
…やっぱ女って分からん。
「まさか…って切り捨てるわけにもいかねーか。」
そんな独り言をつぶやきながら俺は調査しに行った。
私は話すのが好きだった。
「ねぇねぇ今日は何をしようか?」
「え、えっと…」
会話が好きだった。
「授業中会話しないでください。」
「はい…」
《おにごっこかなー?》
個性は楽しく話す事の延長線上の物だった。
けど
「お前さ、うるさいんだよ」
「…え?」
「個性でも話しかけていてうざいんだよ!」
「…そんな」
「そうやって、男子にもこびてるんでしょ?」
「ち、ちがう!!」
「先生もね、送崎さんの良い所だと思うんだけど、時と場所考えよっか」
みんなはちがった。
それを気づいてから
「…ぁ」
学校でしゃべられなくなった。
みんながもっとはなれていった。
会話が無くなって。
学校が行くのもいやになってきた時
アイツが転校して来た。
「あのさ、なんでずっと一人でいるんだ。」
(なんか話したそうな雰囲気しているのにおもし…じゃねーな変な奴だな)
急に話しかけられてビックリした。けど
「…ぁ」
「ん、カオナ…あー嫌、もしかして、ちょっと待ってろ。」
そう言うとあいつはメモちょうとえんぴつをくれた。
「ほい、何があったか知らねーけど、これに言いたい事を書いてくれ、ゆっくりでいいからな。」
あれからはじめて会話をしてくれた。
ポロ・・・
「え?!ちょちょっとどうした、俺なんか失礼なことしたか?!」
《ちがう…ちがうの…》
「?!…コイツ脳内に直接!?」
そこから私もみんなもかわっていった
「あのさ、送崎さんお前の今の状態を先生に伝えてもいいか?」
私の気持ちも確認されたうえで
「先生…コイツしゃべろうとしてもしゃべられないんだよ。心理的な病気なんじゃねーの?」
「え?!志柄希君それ本当?」
「おーいみんな、俺達も混ぜてくれー、何してんだ?」
みんなが戻って来た。
《私も…混ぜて》
まだ、口から声は出なかったけど、いつの間にか個性から話せられるようになっていた。
「お!しゃべれるようになったじゃん!!」
みんなとまた会話できるようにしたあの子が気になった
そして、その子と友達になった。
変に大人っぽい変な男の子
名前は志柄希 翔太郎
漢字は頑張って覚えた。
その子の好きな物を知った。
ゲームも一緒に遊んだ。
そうやって、知れることが遊べることが
ほっぺたが熱くなるくらい、うれしかった。
ほかの子となかよくしていると、むねがムカムカした。
ずっとそんな日がつづくと思っていた。けどちがった
「…いやだ…」
「…いやだよぉ」
なみだがとめようとしてもとめられなかった。
「ねぇ、君1人?」
「え…う、うん」
この人だれ?
送崎の前にマントを羽織った男がいた。
「へーそっか、それじゃぁおじさんとお人形遊びをしないかい?」
「お人形遊び?」
ここ車がいつも止まっているに…あれ、車がない?
バサッ
「僕が遊ぶ人で…君がお人形ね♩」
バッ
「ヒッ!!」
送崎はその男の顔とマントに中につけていた数多の人形に恐怖を覚えた。そして、ある事を思い出した。
『最近、の行方不明事件が多発しています。情報によるとマントを羽織っている怪しい人が居るらしいです。なので団体行動で下校してください。』
「ぁ…あ…」
マズい!!に、にげな
「おぉっと」
ガシ
「あう!!」
「気づくのが遅かったね~けど、君はこれでもう何も出来ない」
て、手が…何これ?!
「もう少しで人形になれるからね!!」
こ、個性を!!誰か助けて!!…あれ?
「個性を作ろうとしても無駄だよ。人形になった人間は個性の効力が弱まるんだ」
こ、怖い、た、助けを…どうやって?
『あのさー信乃、お前発音は出来るか?もしもってときはちゃんと声出せる様にしておけよ』
『…あ!無理に会話しなくてもいいけどな!!』
!…そうだ、口はまだ動く!!なら
「!!」
(この子、口がまだ動く?!マズい!!)
「たすけてぇ!」
「…はっ?…く、クフフフあひゃひゃひゃひゃひゃ!!!なぁにそのかわいらしい声?」
こ、声がでない…
「ッ!!だ、だれかぁ」
「そんなの誰も届かず!ただ僕の!!」
分かってた…このままじゃいけない事は、口から会話しなくちゃいけないって…
「情欲を!!」
「あ…あぁ」
そっか、ばちが当たったんだ。直さなくちゃいけないのにこれでいいって直さなかった。翔太郎の転校を知ってにげた。にげてばっかの私にかみさまがばちを当てたんだ…
「そそるだけだぁ!!」
「…たすけてぇ」
ごめんなさい…
「いいや、届くぜ」
「!」
この声は!!
ヒュッ
バッ
その声と共に、送崎を庇うようにあの男が割り込んできた!!
「案外な!!」
「志柄希翔太郎」
公安の事に気付き宮城に移動したが大した効果がなかった男。初対面の少女がだいぶマズい状態になっている事に気付き、メンタルケアをした。前世でも同じような事をしていたので、本片手に上手く対応出来た。なんか嫌な予感がしたので敵騒動の情報を事務所で少し調べて辺りを探索していたら案の定だった。
「送崎 信乃(ソウザキ シノ)」
色々あってシャイになってしまった少女。大分マズい心理状態ではあったが翔太郎におかげで大分回復している。翔太郎に好意を持っている。個性はテレパス。
「人形敵」
現在敵騒動で話題になっている敵。普段はコートで全身を隠していたのに、幼女前にコートを開けるという絵面の時点で大分やばい大人である。
「治崎 廻」
出番がない男。小学校では基本的に本を読んでいる寡黙な子なのだが、親の事を馬鹿にされるとたん容赦なく喧嘩をしているらしい。翔太郎に会えなくて寂しいらしい。
さて、アンケート何ですが「前作ヒロインをメインキャラにするかどうか」です。
実は前作「俺のヒーローオブメモリーズ」にオリキャラのヒロインがいるのですが。どうするかスゲー悩んでます。現在の案としては、メインキャラにする場合は「コールドスリープ状態で登場」、しない場合は「養護施設の園長として登場」という二択です。
(どんな奴かというと「異形型の氷個性で元敵系の少女。多分かわいい」)
期間は翔太郎が原作にたどり着くまでとします。
ぜひご協力をよろしくお願いします!
前作ヒロインをメインキャラにするかどうか
-
する!
-
しない!
-
してもいいけど説明ちゃんとしてね