ミリィ達の前にまたしても現れたリヴィス。メイデンへ襲いかかるものの、まるでメイデンの相手にはならず、終始メイデンが圧倒する展開となっていたのであった………
メイデンから現実を突き付けられ、これ以上に無い焦りの声を漏らす………だが、リヴィスは地面に拳を打ち付けた後、すぐさまシャドーガンスターにセットされた鍵を立て、再び回した。現実から目を背け、必殺技を狙うリヴィスを見たメイデンは呆れの声を漏らすと………
「………呆れた。最早貴女にかける言葉なんて無いわ………ならいっそ葬ってあげる」
そう言ってゼンマイを取り出し、メルヘンボウにセットする。
『アリス!』
メルヘンボウから待機音が鳴る中、メイデンは冷静に照準を構える。そして、リヴィスがシャドーガンスターのトリガーを引いたタイミングと同時に、自身もエネルギーの矢を放った。
『アリスメルヘンシュート!!』
『ワーイングバースト!!』
2人の必殺技のエネルギーが中央で衝突する中、必死の声を上げるリヴィス。しかし、メイデンは冷静な様子でリヴィスを見ており………
「………前はその必殺技に驚かされたけど………今の私にはもう通じない………!!」
そう言い放つと同時にエネルギーの矢がリヴィスの放った銃撃を押し返し、そのままリヴィスへ直撃させた。
「うわあああああ!!」
リヴィスは大きく吹っ飛ばされてしまい、近くの木にぶつかったと同時に変身が解除されてしまい、ダメージに苦しむ様子を見せていた。メイデンは変身を解除すると………
「………無様ね」
そう言って、リヴィスに冷たい言葉をかけた。だがその直後にミリィがメイデンに駆け寄ると………
「………もういいよ、メイデンちゃん。これ以上痛めつけたら本当にリヴィスさんを殺しちゃう………私、リヴィスさんが死ぬ所までは見たくないよ………」
そう言って、リヴィスにこれ以上手を出さないよう懇願する様子を見せた。それを聞いたメイデンは溜息を漏らすと………
「………全く、貴女は優しいものね………」
そう言って、呆れとミリィの甘さに思わず微笑みを零す様子を見せた。メイデンはリヴィスに視線を向けると………
「………今日はミリィに免じて見逃してあげる。でも次は殺すかもしれない………私達に手を出すなら覚悟しておく事ね」
そう言ってこの場は見逃す事に決め、ミリィと共にその場を去った………2人が去った後、リヴィスは声を荒らげる形で慟哭するしか出来なかったのであった………
一方その頃、少し離れた場所から少年のような姿の人物がリヴィスの様子を目にしており………
「………彼女、もしかしたら使えるかもしれないね………ゴシックを倒すための駒として………フフッ………」
リヴィスに対する利用価値を感じていたのだった………
メイデンvsリヴィスの対決は、メイデンの一方的な勝負に終わってしまった。ミリィによる温情からリヴィスは見逃されたが、この敗北は彼女にとてつもない屈辱を与える事となった。そして、この敗北から間もなくして、リヴィスの今後の命運を決める分岐点が訪れる事を、この場にいた誰もは知る由も無かったのであった………
To Be Continued………
次回予告
『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへ戻ったミリィ達は、リヴィスの事について話し合っていた。2人から事の顛末を聞いたUは、リヴィスとの和解の道を望んでいるのであれば早くしないと取り返しがつかなくなる可能性を感じ始めていたのだった………
次回「取り返しのつくタイムリミット」