メイデンの言葉に耳を塞ぐリヴィスだったが、メイデンの必殺技を前に完敗を喫する。ミリィの言葉で見逃されるリヴィスだったが、それは彼女にとって屈辱とも言える結果となったのであった………
その後、ミリィ達は一旦『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへ戻り、Uに事の顛末を説明する。
「………成程、リヴィスがそこまで………」
Uはリヴィスとの事を聞き、考え込む様子を見せた。
「………別に強さはどうって事ないわ」
メイデンはリヴィスの強さに言及するが………
「そうじゃない………僕が懸念しているのはリヴィスの心だ」
Uが言及したのは、リヴィスの精神にまつわる話だった。
「心………? どういう事?」
それを聞いたミリィはUの言葉に首を傾げた。
「リヴィスはミリィへの想いだけを頼りに戦い続けている………そんな彼女の心が折れた時はどうなるか………間違いなく手が付けられなくなる」
Uはリヴィスの行動原理と、それが壊れた時の懸念を口にする。それを聞いたミリィはハッとさせられる様子を見せる。
「そんなリヴィスさんをUさんが見たら………どうするの?」
ミリィは万一の際に、Uがどのような選択を取るか問いかける。
「………手が付けられないなら殺すしかなくなる。少なくとも僕ならそういう選択を取る………」
Uは殺害も手段として厭わない様子だった。それを聞いたミリィは暗い表情のまま俯いたが………
「………多分期待通りの回答じゃないんだろうってのは分かってるよ。でも、僕は戦士だし………そもそもの話恨みの中心的な存在だ………間違いなく僕やメイデンならその選択を取るしか無くなる………でもミリィはそんな結末は望んでいないはず………この件については悪いが僕では幸せの結末に持ち込めない………ミリィ、幸せの結末に動かせるかどうかは………君に賭かっている」
Uは自身やメイデンではリヴィスを救えない事を提示し、それを変えられるのはミリィしかいない事を語る。それを聞いたミリィは………
「………考えてみる。リヴィスをどうしたら救えるか………」
そう言って、自身がリヴィスを救うにはどうすればいいかを考える猶予を欲した。それを聞いたUは静かに頷き………
「なるべく早く頼む。話を聞いているだけじゃいつまで持つかは分からんが………遅すぎては取り返しがつかなくなるからな………メイデンもいいよな、それで?」
メイデンにも了承を求めた。
「ミリィの頼みなら仕方ないわね………」
メイデンは渋々ながらもこれを受けいれた。これにより猶予時間を獲得したミリィは2人に対して頭を下げると………
「ありがとう、2人共………!!」
2人に向けて感謝の言葉を口にするのであった………
リヴィスを救おうと奮闘するミリィは、どうすれば彼女を救えるかを考える事となった。その猶予時間はUの予想通り僅かへと迫っていた。果たして、ミリィにその答えは見つけられるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
一方その頃、精神的に疲弊するリヴィスの前に、謎の少女が現れる。しかし、その少女もまた、メイデンの1人であり、リヴィスを利用する目的で近づいてきたのであった………
次回「音のメイデン」