一方、疲弊するリヴィスの前に、音楽を演奏する少女が現れる。彼女の名はロンド=メイデン。No.6の番号を持つメイデンシリーズの1人であったのだった………
その後リヴィスは、メイデンゲームとは何か。メイデンの名を持つ少女は何人か。そして彼女達が向かう先とは何かをロンドから説明された。その説明を聞く度にリヴィスの表情は歪んでいき………
「………信じられない………!!」
やがてそれは怒りへと変化していた。
「信じられない………? 人間の感性ではこれは良くない事なのかい?」
ロンドはリヴィスの様子に首を傾げる様子を見せた。それを聞いたリヴィスは頷き………
「そうよ………殺し合いなんておかしい………! それで最強のメイデンを決めるとでも言うの? バカバカしい以外の何物でもないわ………!」
メイデンゲームをバカバカしいと評した。それを聞いたロンドは少し考える様子を見せると………
「成程、それは貴重な事を聞いた。人間からの情報はお父様以外に無かったからね………普通の人間にとってメイデンゲームがどのように見えるのかが知れただけでも話した甲斐があるものだよ」
そう言って、どこか満足そうにそう呟いた。それを聞いたリヴィスはロンドの感性に理解が出来ない様子を見せていたが………
「………でも、勘違いはしないで欲しい。僕達は確かに姉妹殺しとも取れる事をやろうとしているし、実際起きている………けれど僕が求めているのは平穏だ………将来、僕に後ろ指を指す者は幾らでも現れるだろうし、僕が勝ち残ってもお父様が僕に振り向いてくれるかは分からない………けれどやり遂げるんだ………自分がどんなに最低で救えない存在となったとしても………未来を求めてひたすら歩く………それこそが僕がこのゲームを戦うに当たっての心構え………信念だ」
同時にロンドは自身が戦う信念を語った。自分の求める未来にならない可能性を感じつつも戦う道を選択したロンドの様子にリヴィスは思わず感情移入をしていた………
「………まあ、バカにしたければしていいさ。僕は今まで音楽だけを信じて生きてきた………音楽だけは僕を裏切らない………そう信じて生きてきたからね………」
ロンドはリヴィスに理解されようとはしていなかった。しかし、リヴィスはロンドの横に腰掛けると………
「………なら、私が信じてあげる。私も丁度信じられるものが薄れてきていた所だし………」
そう言って、ロンドを信じる言葉をかけた。それを聞いたロンドは………
「………変わってるね、君は………」
リヴィスが自身を信用しようとしている様子に対し、思わずそう語ったのであった………
ロンドからの話でメイデンゲームに纏わる話を知る事となったリヴィス。メイデンゲームに対する怒りを覚えつつもロンドへの共感を覚え始めたリヴィスが、今後行き着く未来はどのようなものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
それから数日、メイデン捜索に赴いていたミリィとメイデンの前に、リヴィスとロンドが現れた。ミリィ達はリヴィスがメイデンの名を持つ少女と手を組む選択をした事に驚かされる様子を見せていたのであった………
次回「音楽少女との共闘選択」