ロンドを追い込むミリィ達の姿に感情が爆発したリヴィスは闇の力によって暴走してしまった。それを止める術は、シャドーガンスターから鍵を外すしか手段が無い事が明らかとなったのであった………
ミリィは素早い動きでリヴィスへ接近するものの、リヴィスは身体から闇のエネルギーを放出し、ミリィを近づかせなかった。
「っ!?」
ミリィはこのエネルギーに軽く押され、よろめく様子を見せた。
「まっ、楽になるとは思えないよな。ならこっちだ」
Uは冷静な様子でベルトから鍵を取り出し、紫のカバーを一旦下ろす直後、もう片方の紫色のパーツを手にしこれを上げる。これによって持ち手が水色一色の大型の鍵となり、Uはこれをディメンションドライバーの右側の鍵穴にセットし、鍵を回した。
『ブリザードソードマスター! ブリザードソードマン!!』
これにより生成された氷はUの身体を覆う。少ししてUの身体を覆った氷が爆発。水色かつ透明さを感じさせる鎧が装着され、Uは持っていたディメンションソードのグリップを斜めに変形。すると直後に刀身がガラスのように割れ、ブリザードガンへと変形させた。暴走するリヴィスはUに向かって接近してパンチを放ってくるが、Uはこれを左手で軽く受け止めると、すぐさま鍵をベルトから抜き、ブリザードガンに搭載された装填部分に鍵をセットし、これを回す。
『ブリザードチャージ!』
これにより、銃口に水色のエネルギーが集束し、Uは素早くトリガーを引いた。
『ブリザードヘルブラスト!!』
これにより、巨大な氷塊がゼロ距離で直撃。Uは発車の直前にリヴィスを壁替わりに蹴る事で下がり、凍結の被害から逃れる事に成功する。しかし、中から闇のエネルギーが立ちこめているのを目にしたUは………
「メイデン、あの煙のゼンマイあったよな? あの氷が砕けるのと同時にそれを使ってくれ」
メイデンに対し、次の手を頼む様子を見せる。
「煙………ジュノのゼンマイね」
メイデンはそう言って、求められている能力が宿ったゼンマイをメルヘンボウへセットする。
『マッチウリ!』
これによりメルヘンボウの先端に煙のエネルギーが集束。メイデンは氷の中から音を立てている状況となるが、メイデンはタイミングを読み続け、リヴィスの抵抗で氷が中から割れ出したまさにその直後………
『マッチウリメルヘンシュート!!』
メルヘンボウから煙の矢が放たれる。これがリヴィスの身体に直撃すると、彼女の周囲を煙が覆い尽くし、煙の一部の2グループがメイデンの変身するメルヘンの幻影に変貌。暴走するリヴィスは勢い任せに幻影を殴り続けたが、幻影はそれを前提としたものであり、リヴィスの足が止まる。その隙にミリィが煙に紛れてリヴィスへ接近し………
「リヴィスさん、少し痛いと思うけど我慢して………!」
接近中に鍵を1度立て、すぐさま倒した。
『ジャスティングストライク!!』
ミリィは強烈なアッパーカットをリヴィスの腕に叩きつけ、リヴィスの腕からシャドーガンスターを吹き飛ばし、煙の外へ出た。シャドーガンスターを失ったリヴィスは本能から闇のエネルギーを放出して煙を晴らし、シャドーガンスターを拾おうと走るものの、直前に飛び出したUがシャドーガンスターをメイデンの方へ投げ渡した。これを受け取ったメイデンはすぐさまシャドーガンスターから鍵を取り外す。するとその直後にリヴィスの身体に電流が走り、闇のエネルギーを放出する形で変身が解除された。
「うあっ………ああっ………」
リヴィスはそのまま地面へと倒れた。
「………! リヴィス!!」
ロンドは変身が解除されたリヴィスの身体を抱えると、そのままその場から逃げ出した。
「リヴィスさん………!」
ミリィはリヴィスが連れていかれる事に同様の声を漏らしたが………
「待ちなさい………あの子は無意味に殺人を犯す子じゃない………今はあのリヴィスって女をどうやって救うのか………それを考えるべきじゃないかしら………?」
メイデンはロンドの性格を知っているからこそ、今はリヴィスを本当の意味で救うにはどうするべきかを考える必要があると語った。
「………うん」
ミリィは複雑な心境を抱きながらも、ここはメイデンの言葉を聞き入れたのであった………
暴走するリヴィスを救う事は出来たものの、依然としてリヴィスの事はまだ安心出来ない状況であった。果たして、本当の意味でリヴィスを救う事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
一度アジトへ戻ったミリィ達は、シャドーガンスターと例の鍵をピンクに調べてもらう事となった。それを待つ時間において、Uはリヴィスにシャドーガンスターをそのまま与えた時の事を思い返していたのであった………
次回「最後のトリガー」