先の戦いのダメージに苦しむロンドの前に現れたポイズは、黒い鍵の使用を勧めてきた。しかしポイズはエレガンの死とポイズへの信用の無さからこれを拒否するのであった………
それから少し経ち、リヴィスは声を漏らしながら瞼を開く。目を覚まして間もなくは彼女も混乱していたが、少しして身体を起こすと、近くから音楽が聞こえた。
「この音は………」
リヴィスは音楽の聞こえた方に視線を向ける。するとそこにはフルートを演奏するロンドの姿があった。一見するとプロの域の腕前だが、彼女の手は震えていた。そして少しして彼女の手からフルートが落ち、音色が止まると………
「………そうか、僕は………」
ロンドは気を落としながら何かを察する様子を見せた。少ししてリヴィスは彼女の落としたフルートを拾い上げると………
「………大丈夫?」
彼女を心配する様子を見せた。
「………ああ大丈夫。でもどうかな、今の僕はどれまで持つか」
ロンドは現状が無事であると呟きつつも、今の状態がどれだけ持つだろうかも考えていた。
「どういう事………?」
リヴィスは彼女の言葉の意図に首を傾げた。
「僕達メイデンは確かにメイデンじゃなければ殺せない………だけど、あの3人は何かがおかしい………僕からすればメイデン3体と相手をしていた気分だ………それに、僕達メイデンはメイデンじゃないと殺せないだけで………負ったダメージまでそう簡単に無効化出来る訳じゃ無い………僕の腕はこう見えてボロボロだろう………次戦った時、果たして僕は生きていられるだろうかね………?」
ロンドは自身の身体が傷付いている事を感じており、次の戦いにおいて自身の身体が持つかどうかを危惧していた。それを聞いたリヴィスは思わずロンドを抱きしめると………
「………私が貴女を守る………! 私は、貴女の為に出来る事をするわ………!!」
そう言って、彼女を守ろうと考えていた。
「無茶言うなよ………君は変身するアイテムを取られてしまったじゃないか………」
ロンドは、彼女がシャドーガンスターを失った事を指摘した。だがリヴィスは笑いを零すと………
「それでも貴女を庇う事くらいは出来るわ」
そう言って自身に出来る事を言及する。それを聞いたロンドは思わず笑いを零し………
「変わってるな、君は………アハハ………じゃあ、本当に困ったら頼らせてもらおうかな………」
そう言って、彼女の意思を尊重するかのように彼女に頼る言葉をかけるのであった………
先の戦いのダメージから自らの運命を悟り始めるロンド。しかし、リヴィスはそんな彼女を守ろうと奮起する様子を見せた。だが、そんな2人に残酷な運命が待ち受けている事など、この時のリヴィスは知る由も無かったのだった………
To Be Continued………
次回予告
それから少し経ち、リヴィスとロンドを捜索するミリィ達。ミリィ達はロンドと対決するが、リヴィスが完全にロンドの味方に立っていた為に、迂闊に攻撃が出来ない様子を見せたのであった………
次回「人間と人形の絆」