鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ロンドの暴走の対処に追われるミリィ達。そして、ポイズの追い討ちでリヴィスは絶望を感じさせられてしまう。そんな中、Uが勝負に乱入。彼はリヴィスに向けて厳しい言動をかけるのであった………


第115話 戦いの理由

Uはベルトから鍵を取り外して変身を解除。リヴィスの胸倉を掴むと………

 

「………! 何の真似よ………!?」

 

リヴィスはUの行動に声を荒らげたが………

 

「今から僕の質問に答えろ。拒否権は無い」

 

Uは冷静に言葉を口にする。彼の様子にリヴィスは動揺の声を漏らした………

 

「………君はどうしてここまで戦っていた………?」

 

そしてUは問いかけた。リヴィスにこれまで戦っていた理由を。

 

「………それは………」

 

リヴィスは言葉を詰まらせる様子を見せた。そんな彼女を見たUは、突如としてリヴィスを突き飛ばした。

 

「うわあっ!? ………な、何するのよ………!?」

 

これにはリヴィスも苛立ちを見せたが、Uはシャドーガンスターの銃口をリヴィスに向けると………

 

「さっさと言え………返答の内容やこのまま沈黙を貫くようなら、君をここで殺したっていいんだぞ………?」

 

リヴィスに対し殺害の脅しをかけた。Uの目は本気のものであり、リヴィスは本能的に死を予感していた。その光景は近くで様子を見ていたミリィも驚いており………

 

「ゆ、Uさん!! やり過ぎだよ!!」

 

思わずUに抗議の言葉をかけたが………

 

「ミリィは黙ってろ!! これはリヴィスの問題だ………!!」

 

Uはとてつもない剣幕でミリィに言葉を返した。彼の様子に、ミリィは思わず怯えた声を漏らしてしまった。

 

「………んで、結局の所どうなんだよ、リヴィス? 君はどうして戦っていた………?」

 

Uはリヴィスに対し、これまでの戦いの理由を問いかける。リヴィスは震えを隠せない様子であったが………

 

「………私は………ミリィちゃんの為に戦う道を選んだ………私はただ………人を守れる力が欲しかった………それだけなのに………!!」

 

リヴィスは目から涙を零しながら自身の戦う理由を思い返していた。それを聞いたUは………

 

「………そうだな。それだけの為に君は沢山の人に迷惑をかけた。まあ、この道に引き込む事になった僕が言えた事でもないが………」

 

そう言ってリヴィスの罪を語る。しかし、Uも彼女を戦いの世界に引っ張った事について言及し、やや浮かない顔をしていた。

 

「貴方が私を引き込んだってどういう………うぐっ!?」

 

リヴィスはUの言葉を聞いた直後こそ、身に覚えが無さそうな様子を見せていたが、すぐさま頭痛を感じた。その頭痛の中で彼女はUからシャドーガンスターを奪取した時の事、初めて変身した時の事を完全に思い出した。

 

「………記憶が戻ったか」

 

Uは彼女の様子を目にし、彼女の記憶が戻った事を察知する。直後にUはシャドーガンスターを地面に落とすと共に、新たな装置が外付けされたワーイングキーを地面に落とした。

 

「………! これは………!?」

 

リヴィスは新たな形のワーイングキーに目を向けていた。Uは彼女に背を向けると………

 

「………あのロンドってメイデンも君にとっては大事なんだろう? なら戦え。戦って彼女の魂を救え」

 

そう言って、彼女に戦うよう促す様子を見せた。それを聞いたリヴィスは静かに頷くと共に身体を起こし、シャドーガンスターに新たな鍵をセットする。

 

『ガンスター!』

 

これにより、荘厳な待機音がシャドーガンスターから鳴る。リヴィスは左手で握り拳を作り、目を閉じる様子を見せる。その中でリヴィスはこれまでの自身の過ちと、これからの自身がやるべき事を悟る様子を見せると、彼女は目を開き………

 

「………変身!!」

 

そう言ってシャドーガンスターのトリガーを引く。それにより白いエネルギーが放出。エネルギーはUターンする形でリヴィスに直撃し、リヴィスの身体に白を基調とした鎧が装着された。

 

『ガンスターオン! ガンスター!!』

 

リヴィスの新たな姿を目にしたUは、先程までの表情から一転して優しい表情を見せており………

 

「リヴィスさん………!!」

 

ミリィも嬉しそうな表情でリヴィスに視線を向けていたのであった………

 

 

 

Uとの対話で自身が戦う理由を思い出したリヴィス。Uから渡された新たな変身アイテムで強化形態を獲得したリヴィスは、新形態ガンスターフォームへと変身。今度こそ力を正しい事へ使う決意で、リヴィスは戦いの場へと立ったのであった………

To Be Continued………




次回予告
ロンドを暴走から救う為、意を決して戦いを挑むリヴィス。ロンドのスピードに苦戦させられつつも、彼女はガンスターフォームの特性をフルに活かして対抗するのであった………
次回「正の力を宿した弾丸」
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