ミリィから鍵を奪取したホワイトソードマンの正体はUだった。Uが手に入れた鍵と、ピンクの作成した『シャドーガンスター』。この2つがミリィと同等の力を実現する事を、ピンクは語ったのだった………
視点はミリィに戻り………ホワイトソードマンこと、Uに鍵を奪取されてしまったミリィは、翌日の時点で漸く森を抜ける事ができ、現在は草原を歩いていた。しかし、ミリィには気がかりな事が多く、周囲の草や花には興味が無さそうだった。
「はぁ、結局あのホワイトソードマンって人は何だったんだろう………?」
ミリィは首を傾げながらホワイトソードマンの事を考えていた。
「………あれ? おーい! ミリィちゃーん!!」
そんな中、ミリィの後ろから男の声が聞こえた。ミリィが後ろを向くと、そこには白髪の方であるUがアタッシュケースを右手に持ちながら、ミリィの方へ向かって来ていた。
「Uさん………の方でいいんだよね………?」
しかし、ミリィは昨日の事を考えていた為か、反射的に身構えてしまった。
「………え? なんでそんな警戒姿勢なのさ………?」
Uは何故ミリィが警戒しているのか分からない様子を見せた………ただ、内心ではよく分かっている為か、とても白々しいものだった。
「あっ………ごめん………実は昨日、ホワイトソードマンと名乗るUさんそっくりの人に会ったんだ。髪の色は黒だったんだけどね………」
当然ミリィはUがホワイトソードマンだとは気付いていない為、Uに事情を説明する。
「はあ………つまり僕そっくりの野郎に遭遇したって訳か」
Uは訳が分からなそうなフリをしながらミリィの事情に頷く様子を見せる。
「そういう事になるね………その人に鍵を取られちゃったんだ。倒したばかりの怪人の鍵だったから、私としてはそこまで影響は無かったけど………」
ミリィは同時に鍵を取られた事も語る。この犯人は言うまでもなくUなので、Uも一瞬口を閉じたが………
「………君程の子が鍵を取られるとは、多分相当のやり手だな。目的が何かは知らんが、怪人の事を嗅ぎ付けてるのかもな」
少しして他人事のような様子を見せながらホワイトソードマンの事について予想のような事を語った。
「そうかもね………」
ミリィは詳しい事までは知らない為、溜息混じりにそう呟いた。その様子を見たUは………
「そう落ち込むなって………そうだ、この間借りてた鍵、返すよ。調べたい事は調べた」
そう言って、以前にミリィから借りていた銀色の鉱石のアクリルが付いた鍵を渡した。
「この鍵………もういいの?」
ミリィは首を傾げながらUに問いかける。
「ああ。調べたけど、僕には分からない………未知のテクノロジーだ」
Uはミリィに思惑を悟られたくないのか、何も分からなかったと嘘をついた。
「そう………残念」
ミリィはそれを残念そうに考えていたのだった………
そんな2人が会話する中、偶然近くを捜索していたリヴィスが、近くにミリィとUがいるのを見かけた。
「あれはミリィちゃんと………誰? あの白髪の男は………?」
リヴィスは2人の会話をする光景を見るなり、Uを警戒する様子を見せる。それに加えてUが怪しいアタッシュケースを持っているのを目にし………
「………それにあれは何………? 見た感じ怪しそうだけど………」
その怪しさを感じる様子を見せたのだった………
Uの正体を知らないミリィは、知らず知らずの内に彼の裏の顔について相談する事となっていた。そして、Uの事を怪しむリヴィス。果たして、Uを怪しむリヴィスは、何を考えているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
Uはミリィと別れた後、偶然にも怪人に遭遇ふる。持っていたアタッシュケースの中からシャドーガンスターを取り出そうとするが、そこにリヴィスが乱入。Uからシャドーガンスターを奪取してしまったのだった………
次回「無鉄砲な変身」