リヴィスを連れてアジトに戻った後、リヴィスは改めて仲間として迎え入れられる。しかし、メイデンだけはこれに懐疑的であり、これを良しとしない様子を見せていたのであった………
第119話 不安を残した出張
リヴィスが仲間となってから数日が経った頃、ミリィ達はUに呼び出される事となっていた………
「………前に無線で話したビリジアンニンジャ………って覚えてるか?」
Uは会話を進める中で、以前に無線で会話を行っていた人物、ビリジアンニンジャの名を出した。
「勿論だよ。『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のメンバーの1人で、メルヘン財団の事を調べている人だよね?」
ミリィは確認するように言葉を返した。Uはその返答に頷くと………
「そのビリジアンが新たな情報を得たらしくてな。中間報告って事で僕が報告を聞きに行かなきゃいけなくなったんだ」
Uはビリジアンが行っている調査の関係で、一時的に留守にする事を語る。
「それはUじゃ無ければ駄目なのかしら?」
メイデンはUに対し、何故Uがその役割を担う必要があるのかを問いかける。
「この作戦を立案する過程で取り決めた事なんだ。無線じゃデータが送れないし、コンピュータで送信しようにも機械音痴のあの子じゃ無理だ………必然的に僕が行くしかないのよ」
Uは作戦の取り決めや、ビリジアンが機械音痴である事を理由に、Uでなければならない事を説明した。
「………分かった、だから私達に任せるって解釈でいいのよね?」
リヴィスはUの説明を聞き、自分達が彼の留守を任されかけている事を察知する。
「鋭いな。そういう事だから、3人とも仲良くやっててくれ。順調に行けば1週間で帰って来れる仕事だ。それまで、3人で力を合わせて戦っててくれよ」
Uは3人に留守を頼む様子を見せた。それを聞いたミリィとリヴィスは素直に頷いたが………
「………仕方ないわね。でもU、1つ勘違いしないで欲しいわ………私はそこの馬鹿女と手を組んだ覚えは無いわ」
メイデンは留守にこそ頷きつつも、リヴィスとは仲間ではないと言い放った。
「なっ………!? 何よそれ………そんなに私の事が気に食わないわけ!?」
リヴィスは動揺の声を上げた後、メイデンに対してそう問いかける。
「ええ、思ってるわよ。それに強さもまだ認めていない。Uやミリィみたいに覚悟が無い奴と手を組むなんて私はお断りだわ」
メイデンは特に否定もせず、終いにはリヴィスには覚悟が無いとまで言い放った。
「………期待するだけ無駄そうかな………まあいいや。ミリィ、この2人が喧嘩するようなら最悪実力行使でもいいから止めてくれな」
Uは呆れ混じりにそう呟くと、素早い足取りで3人の前を離れ、外へと向かった。ミリィはUが外へ出たのを見届けると、思わず溜息を漏らし………
「………これから大丈夫かな………」
そう言って、今後の動向に不安を感じる様子を見せたのであった………
Uがビリジアンの元へ向かう関係で一時的にミリィ達と別行動を取り始めるU。しかし、協力してやれるかについては不安が大きく、特にUやミリィはこれを不安視する様子を見せていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
ミリィ達はブルーやグレーと共に特訓をする事となり、それぞれがレベルアップの為に努力を重ねていた。しかし、ここでもリヴィスとメイデンが対立する様子を見せるのであった………
次回「相容れない関係性」