特訓を行うミリィ達。だが、リヴィスとメイデンは足並みが揃わない状況であり、終いには喧嘩をするという救えない状況となっていたのであった………
それから数日後、ミリィ達は他のメイデンの捜索に赴いていたが、リヴィスとメイデンの関係は悪いままであった。
「(さっきから2人の空気が悪すぎるような………どうしよう)」
ミリィは2人の様子を目にし、どうすれば事が解決するか分からない様子を見せていた。そんな中、近くの草むらが揺れる音が聞こえ、3人は身構える様子を見せた。3人が草むらの音が聞こえた方に視線を向けると、そこには左右の模様がシンメトリーかつ、豪勢な服を着た少女がいた。
「………その姿、もしやゴシック?」
少女はメイデンの顔を見るなりそう問いかけた。
「………久しぶりね、ミューチュ。相変わらず左右が対称になってて面白くない見た目ね」
メイデンはミューチュと呼んだ少女に対してそう呟いた。
「メイデンちゃんの知り合いって事は………メイデン!?」
ミリィはミューチュに対して素早く身構えた。
「その通り! 私はメイデンシリーズのNo.8、ミューチュ=メイデン!! ゴシックの1つ後に生まれたメイデンよ!」
ミューチュは自身の素性を明かし、自身がメイデンの後に作られたメイデンである事を明かした。
「………所謂後期型のメイデンね。でも彼女はどちらかと言うとメイデンゲームについては消極派………ロンドと同じで芸術に興味を抱えているタイプのメイデンね………」
メイデン曰く、彼女はロンドと同じでメイデンゲーム消極派であり、芸術に興味を持っているタイプだった。
「そして私が好きな芸術はリバーシブル!! 物は相互であり、美しい形となっているのが理想的とも言えるのよ!!」
そしてミューチュが好意を持っている芸術はリバーシブル………左右対称であったり、表裏どちらでも使える物を志向として見ている人物であった。しかし、メイデンはこれを呆れた目で見ており………
「………言っとくけど彼女はメイデンシリーズの中でも随一の変人、ロンド以上に私には理解が及ばないメイデンよ………」
思わずミューチュの芸術を理解出来ないと評した。それを聞いたミューチュはムッとした表情を浮かべると………
「ゴシックは相変わらず意地悪だね………」
そう言って、メイデンに対し自身の好む芸術が理解されない事を嘆いていた。
「それに、私達の目的はもう分かっているでしょう?」
メイデンは呆れつつも、メルヘンドライバーを手にする。
「私を倒しに来たんだ………そうだよね、もうメイデンシリーズは3人倒されてる………残りは4人、最近は特にゴジックとポイズの2人が動いているね………後1人………アイアンは今何をしているのかな………」
ミューチュは今の状況に首を傾げる様子を見せていた。その中で、まだミリィ達が知らない1人のメイデンの名が出てくるが………
「さてね。出来れば会いたくは無いのだけど」
メイデンは会いたくないの一言で一蹴し、メルヘンドライバーを装着する。ミューチュもメルヘンドライバーを装着すると、ゼンマイを取り出し、これをセットする。
『ウサギカメ!』
ミューチュはゼンマイを回し、身構えると………
「変身………!」
すると、ベルト内部に装備されたプロペラ型のモーターが回転し、ベルトから2つのエネルギーが放出。これがミューチュの身体に直撃すると、そのエネルギーはウサギとカメを混ぜ合わせた造形の鎧を生成し、そのまま装着された。
『コンフリクトレジェンド! ウサギカメヒストリー!!』
ミューチュの変身した姿を目にし、3人は身構える。そしてミリィは光を身に纏い、ベルトを装着。リヴィスはシャドーガンスターを装備し、3人は変身アイテムをセットする。そして………
「「「変身!」」」
3人は変身の掛け声を口にする。
『アーマーオン!! ………ジャスティスウォーリアー! ヒーロイック!!』
『ガンスターオン! ガンマス!!』
『ドリームレジェンド! アリスヒストリー!!』
3人は鎧を装着する形で変身を完了させる。3人は身構える。その中でもミリィはジャスティングブレード、メイデンはメルヘンボウを身構えると………3人同時にミューチュに向けて走り出すのであった………
ミリィ達の前に現れた6人目のメイデン、ミューチュ。消極派ながらもミリィ達との対立を選んだミューチュの実力は果たして如何なるものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミューチュの変身するメルヘンは、跳躍力と防御力に長けており、ミリィ達は苦戦を強いられる上に、リヴィスとメイデンの波長が合わないトラブルに見舞われるのであった………
次回「硬い鎧と脆い共闘」