Uと再会したミリィは、Uがホワイトソードマンだと気付かないまま、ホワイトソードマンの動向などを相談していた。そんな中、2人の会話を見ていたリヴィスは、Uを怪しむ様子を見せていたのだった………
リヴィスがUを怪しみ続ける中、ミリィとUは会話を終え………
「………それじゃあ。少し届け物があるんでね」
Uは荷物の配達を理由にミリィの前を去った。
「うん、また会おうね、Uさん」
ミリィは別れの言葉を告げてその場を去った。
「(どこかに逃げちゃう………!)」
リヴィスは慌てた様子でUの後を追いかけたのだった………
その後、アタッシュケースを片手に持つUの後を追いかけるリヴィス。Uはその気配を薄々察知していたのか………
「(………誰かに付けられているな………走って逃げるか………?)」
走ってリヴィスを巻く事を考え始めていた。そんな中、突如としてUの正面から大砲を右手に装備した怪人が飛びかかってきた。
「………!? (何なのあの怪人………!?)」
リヴィスは怪人の姿に驚く様子を見せる。しかし、Uは怯む事無く怪人に蹴りを入れて返り討ちにした。
「………丁度いい。コイツを試させてもらうか」
Uはそう言うと、アタッシュケースを空ける。中にはピンクに開発してもらったシャドーガンスターと、ガトリングのアクリルが付いた鍵を取り出す。
「………!! (あの鍵………確か助けて貰った人と同じ物………!?)」
リヴィスはそれを見て、以前ミリィに助けてもらった時の事を思い出していた。
「………確か、ここの鍵穴に差すんだったな………変身」
Uはシャドーガンスターに鍵をセットしようとする。だが、その瞬間、突如としてリヴィスがUの後ろから飛び出し、彼からシャドーガンスターと鍵を奪取してしまった。
「………! 何をする………!?」
これには当然Uも動揺する様子を見せていた。
「これさえあれば………助けて貰った人と同じになれる………!」
しかし、リヴィスにはUの声は聞こえていなかった。リヴィスは手元にあった鍵をシャドーガンスターの鍵穴にセットし、鍵を回す。
『ガンマス!』
それにより待機音が起動。リヴィスはそのままシャドーガンスターのトリガーを引いた。すると、シャドーガンスターの銃口部分からエネルギーが発射。目の前の怪人にエネルギー弾が直撃した後、リヴィスの方にエネルギー弾が戻る。このエネルギー弾がリヴィスに直撃すると、リヴィスの身体に黒い鎧が形成され、リヴィスの顔等全身を覆った。
『ガンスターオン! ガンマス!!』
変身音と共に変身が完了するリヴィス。リヴィスは自身の姿に戸惑う様子を見せていたが………
「これが私の力。名付けて………モンスターウォーリアーエルディアよ………!!」
リヴィスはモンスターウォーリアーエルディアを自称する名を語り、怪人へ接近し、拙いパンチで怪人を吹き飛ばした。しかし、Uにとってこの計算外の事態は問題だったらしく………
「はぁ………何してくれてんだか」
リヴィスの行為を溜息混じりに呟いた。それを知らないリヴィスはひたすらに攻撃を仕掛け続けていた。しかし、怪人は右手から砲弾を発射させ、リヴィスに直撃させる事で彼女を吹き飛ばした。
「ううっ………! やったわね………!!」
これを受けたリヴィスは、シャドーガンスターのトリガーを連射。これにより銃撃が放たれた事で怪人に直撃。怪人二ダメージを与える事に成功した。しかし、怪人はしぶとく、リヴィスに接近し、掴みかかってきた。
「ぐうっ!? しつこいわね………!?」
掴み掛かられた事に声を漏らすリヴィス。そんな中、怪人の手によって意図せずシャドーガンスターの鍵が元の向きになってしまうが………
『フィニッシュコマンド!』
突如としてシャドーガンスターから音声が流れた。
「フィニッシュコマンド………!? ………そうか!」
偶然にもそれは必殺技を発動する為に必要なものだった。音声を聴いたリヴィスは反射的に鍵を元に戻す。これにより銃口にエネルギーが集束。リヴィスは銃口を怪人に押し付けると、そのままトリガーを引いた。
『ガンマスバースト!!』
これにより、銃口から無数の弾丸が発射。ゼロ距離で受けた怪人は人間の身体から切り離されると同時に、取り憑かれていた人間が分離。マテリアルのみとなってリヴィスの左手に落下した。
「倒した………!」
リヴィスは怪人の撃破に安堵する様子を見せる。だが、怪人を倒して間もなく、彼女は漸くUの方に視線を向けた。
「………怪人のみを倒す力は確かにあるらしい………博士はちゃんとその技術を完成させたんだな………それを知れただけで個人的には大変満足だ」
Uはシャドーガンスターを奪われたものの、ピンクが怪人を分離する術を完成させた事に、無表情ながら喜ぶ様子を見せていた。
「………なんで貴方がこれを持っていたのか知らないけど………これはもう私の力よ………!」
リヴィスはシャドーガンスターによって得た力を自分のものだと発言する。しかし、Uはまるで動じておらず………
「………確かに常人にはとてつもない力かもしれないな。しかし自惚れるなよ。力を手に入れただけで何とかなると思ってるならこの先死ぬぞ」
それどころかリヴィスに警告の言葉をかけてきた。
「………ふざけないで。私は負けない………!!」
しかし、リヴィスにはこの言葉は届かず、Uに向けてシャドーガンスターを向けながら走り出したのだった………
Uが持っていたシャドーガンスターと鍵を奪取して戦う力を得たリヴィス。しかし、変身アイテム一式を奪われたUは、怒るのではなく、警告の言葉をかけた。果たして、Uは何故警告の言葉を口にしたのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
変身して得た力を持ってUと戦闘する事になるが、Uは生身の状態でもリヴィスを圧倒する力を見せる。そしてUは、リヴィスに生半可な覚悟で戦う事の危険さを説くのだった………
次回「覚悟無き危険」