鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uと再会したミリィは、Uがホワイトソードマンだと気付かないまま、ホワイトソードマンの動向などを相談していた。そんな中、2人の会話を見ていたリヴィスは、Uを怪しむ様子を見せていたのだった………


第12話 無鉄砲な変身

リヴィスがUを怪しみ続ける中、ミリィとUは会話を終え………

 

「………それじゃあ。少し届け物があるんでね」

 

Uは荷物の配達を理由にミリィの前を去った。

 

「うん、また会おうね、Uさん」

 

ミリィは別れの言葉を告げてその場を去った。

 

「(どこかに逃げちゃう………!)」

 

リヴィスは慌てた様子でUの後を追いかけたのだった………

 

 

 

その後、アタッシュケースを片手に持つUの後を追いかけるリヴィス。Uはその気配を薄々察知していたのか………

 

「(………誰かに付けられているな………走って逃げるか………?)」

 

走ってリヴィスを巻く事を考え始めていた。そんな中、突如としてUの正面から大砲を右手に装備した怪人が飛びかかってきた。

 

「………!? (何なのあの怪人………!?)」

 

リヴィスは怪人の姿に驚く様子を見せる。しかし、Uは怯む事無く怪人に蹴りを入れて返り討ちにした。

 

「………丁度いい。コイツを試させてもらうか」

 

Uはそう言うと、アタッシュケースを空ける。中にはピンクに開発してもらったシャドーガンスターと、ガトリングのアクリルが付いた鍵を取り出す。

 

「………!! (あの鍵………確か助けて貰った人と同じ物………!?)」

 

リヴィスはそれを見て、以前ミリィに助けてもらった時の事を思い出していた。

 

「………確か、ここの鍵穴に差すんだったな………変身」

 

Uはシャドーガンスターに鍵をセットしようとする。だが、その瞬間、突如としてリヴィスがUの後ろから飛び出し、彼からシャドーガンスターと鍵を奪取してしまった。

 

「………! 何をする………!?」

 

これには当然Uも動揺する様子を見せていた。

 

「これさえあれば………助けて貰った人と同じになれる………!」

 

しかし、リヴィスにはUの声は聞こえていなかった。リヴィスは手元にあった鍵をシャドーガンスターの鍵穴にセットし、鍵を回す。

 

『ガンマス!』

 

それにより待機音が起動。リヴィスはそのままシャドーガンスターのトリガーを引いた。すると、シャドーガンスターの銃口部分からエネルギーが発射。目の前の怪人にエネルギー弾が直撃した後、リヴィスの方にエネルギー弾が戻る。このエネルギー弾がリヴィスに直撃すると、リヴィスの身体に黒い鎧が形成され、リヴィスの顔等全身を覆った。

 

『ガンスターオン! ガンマス!!』

 

変身音と共に変身が完了するリヴィス。リヴィスは自身の姿に戸惑う様子を見せていたが………

 

「これが私の力。名付けて………モンスターウォーリアーエルディアよ………!!」

 

リヴィスはモンスターウォーリアーエルディアを自称する名を語り、怪人へ接近し、拙いパンチで怪人を吹き飛ばした。しかし、Uにとってこの計算外の事態は問題だったらしく………

 

「はぁ………何してくれてんだか」

 

リヴィスの行為を溜息混じりに呟いた。それを知らないリヴィスはひたすらに攻撃を仕掛け続けていた。しかし、怪人は右手から砲弾を発射させ、リヴィスに直撃させる事で彼女を吹き飛ばした。

 

「ううっ………! やったわね………!!」

 

これを受けたリヴィスは、シャドーガンスターのトリガーを連射。これにより銃撃が放たれた事で怪人に直撃。怪人二ダメージを与える事に成功した。しかし、怪人はしぶとく、リヴィスに接近し、掴みかかってきた。

 

「ぐうっ!? しつこいわね………!?」

 

掴み掛かられた事に声を漏らすリヴィス。そんな中、怪人の手によって意図せずシャドーガンスターの鍵が元の向きになってしまうが………

 

『フィニッシュコマンド!』

 

突如としてシャドーガンスターから音声が流れた。

 

「フィニッシュコマンド………!? ………そうか!」

 

偶然にもそれは必殺技を発動する為に必要なものだった。音声を聴いたリヴィスは反射的に鍵を元に戻す。これにより銃口にエネルギーが集束。リヴィスは銃口を怪人に押し付けると、そのままトリガーを引いた。

 

『ガンマスバースト!!』

 

これにより、銃口から無数の弾丸が発射。ゼロ距離で受けた怪人は人間の身体から切り離されると同時に、取り憑かれていた人間が分離。マテリアルのみとなってリヴィスの左手に落下した。

 

「倒した………!」

 

リヴィスは怪人の撃破に安堵する様子を見せる。だが、怪人を倒して間もなく、彼女は漸くUの方に視線を向けた。

 

「………怪人のみを倒す力は確かにあるらしい………博士はちゃんとその技術を完成させたんだな………それを知れただけで個人的には大変満足だ」

 

Uはシャドーガンスターを奪われたものの、ピンクが怪人を分離する術を完成させた事に、無表情ながら喜ぶ様子を見せていた。

 

「………なんで貴方がこれを持っていたのか知らないけど………これはもう私の力よ………!」

 

リヴィスはシャドーガンスターによって得た力を自分のものだと発言する。しかし、Uはまるで動じておらず………

 

「………確かに常人にはとてつもない力かもしれないな。しかし自惚れるなよ。力を手に入れただけで何とかなると思ってるならこの先死ぬぞ」

 

それどころかリヴィスに警告の言葉をかけてきた。

 

「………ふざけないで。私は負けない………!!」

 

しかし、リヴィスにはこの言葉は届かず、Uに向けてシャドーガンスターを向けながら走り出したのだった………

 

 

 

Uが持っていたシャドーガンスターと鍵を奪取して戦う力を得たリヴィス。しかし、変身アイテム一式を奪われたUは、怒るのではなく、警告の言葉をかけた。果たして、Uは何故警告の言葉を口にしたのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
変身して得た力を持ってUと戦闘する事になるが、Uは生身の状態でもリヴィスを圧倒する力を見せる。そしてUは、リヴィスに生半可な覚悟で戦う事の危険さを説くのだった………
次回「覚悟無き危険」
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