鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
U達の前に現れたローブの人物の正体は、メルヘン総帥であり
彼は全てのメイデンを生み出し、メイデンゲームを開幕した張本人であった。しかし、彼は突如として、ゲームマスターでありながら、ゴシック=メイデンに肩入れする立場である事を口にしたのであった………


第130話 禁忌の真実

メルヘン総帥はゴシック=メイデンがこのメイデンゲームを制すると宣言してから少し経ち、近くで様子を見ていたビリジアンは動揺の声を漏らすと共に………

 

「どうして………!? 貴方はこの戦いを主催している張本人なんじゃ………!?」

 

ゲームマスターポジションに立つ彼の立場に疑念を抱く様子を見せた。メルヘン総帥はそんなビリジアンの疑問を鼻で笑うと………

 

「私が特定のメイデンに肩入れしてはならないといったルールはない。このゲームを作り出したのは私だ。全ての決定権は私にある」

 

横暴を口にするかの如く、自身の理念を語った。それを聞いたビリジアンはまるで理解出来ない様子を見せ………

 

「………とんだ独裁者だな」

 

Uはそんな彼を独裁者と吐き捨てた。

 

「なんとでも言えばいい。このゲームはお前達には止められない」

 

だが、メルヘン総帥は開き直るようにそう吐き捨てる。そんな彼に何を言っても無駄………そう判断したUは………

 

「そうか。このゲームはメイデンの為のものである事は分かったが………僕はあの子が貴様の愚かな計画を喜ぶとは到底思えないな」

 

そう言って、メイデンゲームの愚かしさを毒突いた。それを聞いたメルヘン総帥は再び表情を歪ませる。

 

「黙れ。ゴシックなら私の崇高な計画を受けいれてくれる………貴様如きの言葉など何の意味も無い!!」

 

メルヘン総帥は彼の言葉を否定するかのように、ゴシックなら受け入れてくれると考えていた。

 

「そうか。なら実際に試してみるしかないだろうな、それは」

 

Uはそれが事実となるか嘘となるか………最早試す事でしか分からない事を感じていた。それを聞いたメルヘン総帥は………

 

「あの子に告発する気か? ………無駄だ。あの子は戦いを止める事など無い」

 

Uがこの真実をメイデンに告発するつもりであると考え、そんな事をしても意味は無いと突き付けた。

 

「………告発じゃないよ。というか、多分言っても止めようとはしないだろうよ………既に半数近くのメイデンの死を見届けているあの子だ………今更のうのうと戦いから逃げる訳が無い………だから、この先で本当にメイデンが勝ち残った時………あの子がどのような結末を選ぶかを目にする………それが僕に出来る数少ない判断材料だ」

 

しかしUは告発では無く、メイデンゲームを乗り越えた先で、ゴシック=メイデンはどのような判断を選ぶのか………彼女自身の選択に身を委ねる事を宣言する。それを聞いたメルヘン総帥はそんな彼の歩みを鼻で笑うと………

 

「ならば見届けられるように生き残る事だな………!」

 

そう言って、高笑いしながらその場から立ち去った。Uはブリザードガンの銃口を向けつつも、トリガーは引かずに彼が立ち去るのを目にするだけだった。

 

「………追わなくて良かったの?」

 

その中で、ビリジアンはUに対して、メルヘン総帥をみすみす逃がして良かったのか疑問を感じていた。Uはベルトから鍵を抜き取って変身を解除すると………

 

「今は殺すべきじゃない………分からない真実がまだ幾つか残っているしな。それに………今の会話で分かった事が1つある」

 

Uはメルヘン総帥を殺すべきでは無い理由と共に、この会話で何かを察知した様子を見せる。

 

「分かった事………?」

 

ビリジアンは首を傾げながらその疑問を問いかける。

 

「多分………あの男にとってメイデンの話は爆弾だ………禁忌とも言える何かが………奴の中に隠されている………そんな気がする」

 

Uはメルヘン総帥にとって、ゴシック=メイデンの話は禁忌とも言える何かがあると察知した事を明かす。それを聞いたビリジアンは、あまり理解出来ない様子を見せたが、Uは心の中でその可能性を信じていたのであった………

 

 

 

メルヘン総帥との会話で、彼にとって、ゴシック=メイデンの話には禁忌とも言える核心の話が混じっている事を察知するU。果たして、彼は如何なる秘密の話を隠しているのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
調査に戻る為、Uとは再び別行動を取るビリジアン。一方でUはディメンションキーの力を使って即座にアジトへと帰還。そこでUはビリジアンから貰ったUSBメモリの情報を目にするのであった………
次回「メイデンシリーズの真実」
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