メイデンに関する残酷な事実を知ったU達。ミリィ達にはとても話せるものではない事から、U達はそれを自分達の間でのみ共有する判断を下したのであった………
第133話 最後のメイデン
それから数日。ミリィ達は再びメイデンの捜索に動いていた。Uはまたしても捜索に付いてこず、仕事を理由にアジトへ残った。
「………なんだか最近、Uさん忙しそうだよね………」
そんな経緯があったからか、外に出て少し経った頃にミリィはそんな事を呟いた。
「彼は元からメイデンゲームに関連した事実を調べ続けていたもの。メイデンゲームの攻略はその過程の上でしか無いわ」
メイデンはUの都合や動向を理解している為、メイデンの捜索や討伐を最優先に出来ない事を理解していた。
「………今度Uを労う為の何かをした方がいいかもね。彼には何かとお世話になったし………」
そんな中で、リヴィスはUを労う企画を考えようとしていた。それを聞いたミリィは………
「いいね。何をしたらUさんが喜んでくれるかな………?」
リヴィスの提案に乗り気になり、どのような企画をしようか考え出した。そんな彼女の様子を見たリヴィスとメイデンは微笑ましそうにミリィを見ていたが………
「………なんだか楽しそうな話をしているな………私も混ぜろよ」
そんな中、聞き慣れない声がミリィ達の耳に届いた。ミリィとリヴィスが周囲を慌てながら見る中、メイデンは溜息を漏らすと………
「やはりまだ生き残っていたのね………アイアン」
そう言って、声の主の名を口にする。ミリィ達が声の聞こえた方に視線を向けると、そこには岩石を想起させる服装に、銀髪の少女が立っていた。
「メイデンちゃんがそう呼ぶって事は………!!」
メイデンの言葉に目の前のアイアンと呼ばれた女性の正体に勘づくミリィ。
「………そうさ、私はアイアン=メイデン。メイデンシリーズのNo.5だ」
その直後にアイアン=メイデンは自らの素性を明かすと共に、メルヘンドライバーを取り出し、腰に装着すると………
「見定めさせてもらうぜ………アンタ達の力で私が倒せるのか………!」
そう言ってゼンマイを取り出し、ベルト左部にセットする。
『オノオノ!』
アイアンはゼンマイを回す。そしてそのまま彼女は身構えると………
「………変身」
その一言を口にすると共に、ベルト内部に装備されたプロペラ型のモーターが回転。これにより岩石のエネルギーが放出され、アイアンの身体に直撃する。その直後にエネルギーは金の斧銀の斧に登場する斧の意匠を想起させる鎧を生成し、アイアンの身体に装備される。
『トゥルーオアライレジェンド! オノオノヒストリー!!』
それにより、アイアンはメルヘンの姿へと変身したのであった………
ミリィ達の前に最後のメイデン、アイアン=メイデンが現れる。彼女が変身したメルヘンの実力は果たしていかなるものであろうか………?
To Be Continued………
次回予告
アイアンの変身したメルヘンに挑むミリィ達。アイアンは何故か会話をしながら攻撃を仕掛けてくるが、これはアイアンの戦略であった………
次回「正直と嘘のエネルギー」